ヴェルファイアのバルブ型番一覧|20/30/40系の適合早見表

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切れたフォグを交換しようとバルブを注文したら、ソケットの形が合わずに刺さらなかった——ヴェルファイアでいちばん起きやすい失敗がこれです。同じヴェルファイアでも、20系はハロゲンとHIDが中心で交換できる箇所が多く、30系はヘッドライトが純正LEDになり、40系にいたってはバルブ単位で替えられるのがフォグだけになります。しかも30系はマイナーチェンジを挟んで前期と後期でフォグの構造そのものが変わります。ここでは世代・型式・年式ごとのバルブ規格を、メーカー適合表で裏が取れた範囲に絞って一覧にします。

目次

ヴェルファイアのバルブ規格 早見表(20系・30系・40系)

まず自分の車がどの世代・どの時期かを確定させます。車検証の「型式」と「初度登録年月」を見れば一意に決まります。

世代・型式・年式の対応

世代 型式 年式
20系 前期 ANH20W/ANH25W/GGH20W/GGH25W H20.5〜H23.10
20系 後期 上記+ATH20W(ハイブリッド) H23.11〜H26.12
30系 前期 AGH30W/AGH35W/GGH30W/GGH35W/AYH30W H27.1〜H29.12
30系 後期 同上 H30.1〜R5.5
40系 AGH40W/AGH45W/TAHA40W/TAHA45W/AAHH40W/AAHH45W R5.6〜

40系はガソリン(AGH)・2.4Lターボ(TAHA)・ハイブリッド(AAHH)の3系統がありますが、灯火類はいずれも共通で全て純正LEDです。

外装灯火のバルブ規格 一覧

部位 20系 前期 20系 後期 30系 前期 30系 後期 40系
ヘッドライト ロー D4S(HID) D4S(HID) 純正LED 純正LED 純正LED
ヘッドライト ハイ HB3 HB3 純正LED 純正LED 純正LED
フォグランプ HB4 H11 H16(ハロゲン仕様) 純正LED・ユニット一体 L1B(LEDバルブ)
ポジション(車幅灯) T10 T10 純正LED 純正LED 純正LED
フロント/リアウインカー T20 ピンチ部違い T20 ピンチ部違い T20 ピンチ部違い 適合表で記載が割れる 純正LED
バックランプ T16 T16 T16 適合表で記載が割れる 純正LED
ナンバー灯 T10 T10 純正LED 純正LED 純正LED

バルブ交換で手が入れられる範囲は、20系>30系前期>30系後期>40系の順に狭くなります。 グレードや特別仕様車では表と異なる装備が付くことがあるため、購入前の現車確認は省けません。

ルームランプは30系までT10が基本

室内側は外装ほど世代差がありません。30系の適合表では、フロント・サイド(センター)・ラゲッジのいずれもT10が基本とされています。40系は純正LEDの箇所とT10の箇所が混在するため、ここだけは実車で外して確かめるのが早道です。

20系(ANH20W・GGH20W・ATH20W)のバルブ型番

20系は交換できる箇所がもっとも多い世代です。ヘッドライトがHID、フォグがハロゲンという構成のため、フォグのLED化やバルブ交換の効果を体感しやすいのもこの世代です。

ヘッドライトはロー D4S/ハイ HB3

ロービームはHIDバルブのD4S、ハイビームはハロゲンのHB3です。トヨタモビリティパーツの適合表では、ヴェルファイア「ANH,GGH2#系 08.06〜11.10 HID車」の欄がハイ=HB3、ロー=D4S、フォグ=HB4と記載されています。

D4Sは高電圧を扱うHIDバルブなので、DIYで触るならバッテリー端子を外してから作業します。 HB3は「9005」という別名で流通していることもありますが、指すものは同じ規格です。

フォグは前期HB4・後期H11で分かれる

20系でもっとも取り違えが多いのがフォグです。

  • 前期(H20.5〜H23.10):HB4(別名9006)
  • 後期(H23.11〜H26.12):H11

マイナーチェンジを境に規格そのものが変わっているため、「20系だからHB4」と決め打ちすると合いません。初度登録年月がH23年のあたりに掛かる車は、年式だけで判断せず現車のバルブ刻印を読むほうが安全です。

ポジション・ウインカー・バックランプ・ナンバー灯

前期・後期で共通です。

  • ポジション(車幅灯):T10
  • フロント/リアウインカー:T20 ピンチ部違い(アンバー)
  • バックランプ:T16
  • ナンバー灯:T10

なお前期にはリアフォグの設定があり、こちらはT20シングルです。ポジションとナンバー灯が同じT10なので、LED化するときは4個セットで揃えると色味が揃います。

30系(AGH30W・GGH30W・AYH30W)のバルブ型番

30系は前期と後期の差がもっとも大きい世代です。ヘッドライトは全車が純正LEDになり、フォグの扱いが前期と後期でまったく変わります。

ヘッドライトは全車純正LEDで交換不可

30系のヘッドライトはロー・ハイともに純正LEDです。バルブメーカーの適合表でもロービーム・ハイビームの欄は「設定なし」となっており、バルブ単体での交換はできません。 明るさを変えたい場合はヘッドライトユニットごとの交換になります。

フォグは前期がH16、後期はユニット一体型

ここが30系の最大の分岐点です。

  • 前期(H27.1〜H29.12):H16のハロゲンバルブ。バルブを抜いて差し替えられます。トヨタモビリティパーツの適合表でも「AGH30系,GGH30系 15.01〜17.12 LED車」の欄にフォグ=H16と記載があります。
  • 後期(H30.1〜R5.5):純正LEDのレンズユニット一体型。バルブだけを抜くという構造になっておらず、交換するならユニットごと替えることになります。

トヨタモビリティパーツのヘッド&フォグ適合表で30系の記載が17年12月までで途切れているのも、後期にバルブ交換の設定が存在しないためです。「30系ヴェルファイアのフォグはH16」という情報を見かけたら、それは前期の話だと考えてください。

30系後期のウインカー・バックランプは適合表で記載が割れる

正直に書きます。30系後期のウインカーとバックランプについては、参照する適合表によって記載が食い違います。

  • バルブメーカーfcl.の適合解説:後期もウインカー=T20ピンチ部違い、バックランプ=T16
  • 車種別電球適合表(複数の販売店系):後期は灯火類が純正LEDで、ウインカー・バックランプにバルブの設定なし

前期がT20/T16である点は全ての適合表が一致していますが、後期は割れています。どちらか一方を鵜呑みにして注文する前に、実車のソケットを見て確かめてください。 バックランプならバックドアの内張りを外せばソケットに手が届き、バルブが入っていればT16、コネクタだけで基板が見えるなら純正LEDです。

40系(AGH40W・TAHA40W・AAHH40W)のバルブ型番

R5.6以降の40系は、灯火類の純正LED化がほぼ完了しています。カスタムの自由度という点では、歴代でもっとも手を入れる余地が小さい世代です。

交換できるのはフォグのL1Bだけ

40系でバルブ単位の交換ができるのはフォグランプのみで、規格はL1Bです。L1Bは近年トヨタ車が採用しているLEDバルブの規格で、純正の時点でLEDが入っていますが、ハロゲンバルブと同じようにバルブ単体で抜き差しできます。トヨタモビリティパーツの適合表でも、40系(AAHH/AGH 40・45、23.06〜)は純正ヘッド・フォグがいずれもLEDでありながら、フォグには交換用LEDバルブの設定があります。

ホワイトからイエローへ替える、2色切り替えにする、といったカスタムはこのL1Bで行います。

ヘッドライト以下はすべて純正LED

ヘッドライト(ロー・ハイ)、ポジション、ウインカー、テール/ストップ、バックランプ、ナンバー灯は、いずれも純正LEDでバルブが存在しません。40系で「バルブを買って明るくする」という発想が通じるのはフォグだけで、それ以外の箇所を変えたい場合はユニット交換やLEDバルブ以外の手段になります。

自分の車のバルブ型番を正しく調べる3つの方法

適合表はあくまで代表的な仕様をまとめたものです。グレード・メーカーオプション・特別仕様車で装備が変わるため、最終確認は車両側で行います。

取扱説明書の電球交換ページを見る

もっとも手軽で外れが少ない方法です。取扱説明書には「電球(バルブ)の交換」の項があり、交換可能な箇所とワット数・規格が一覧になっています。ここに載っていない箇所は、そもそも純正LEDでバルブが存在しないと判断できます。

実車のバルブを外して刻印を読む

抜いたバルブの根元には「H16」「T16」といった規格が刻印されています。これがいちばん間違いのない情報源です。ポジションやナンバー灯のように工具なしで抜ける箇所もあるので、注文前に一度抜いてみる価値があります。

型式と初度登録年月でメーカー適合表を引く

車検証の型式(AGH30Wなど)と初度登録年月を控えて、バルブメーカーの車種別適合表に当てます。「30系」までしか分からない状態で検索すると前期と後期が混ざるので、年月まで押さえるのが分かれ目です。

バルブ選びで間違えやすいポイント

T20の「ピンチ部違い」とT16・T10の互換

ヴェルファイアのウインカーはT20の「ピンチ部違い」です。T20には根元の突起(ピンチ部)が左右対称のものと非対称のものがあり、非対称品でないと入りません。商品ページの表記を確認して選びます。

バックランプのT16は、口金の形状がT10と共通のため、T10のバルブも物理的には入ります。ただし純正はT16規格であり、明るさを求めるならT16対応品を選ぶのが筋です。

HB3=9005、HB4=9006 は同じ規格の別名

適合表によってはHB3・HB4ではなく「9005」「9006」と書かれています。HB3と9005、HB4と9006はそれぞれ同じ規格の別名なので、どちらの表記で売られていても20系には適合します。表記が違うだけで別物だと思い込み、買い直してしまうのがありがちな失敗です。

車検基準(色・明るさ)とハイフラ対策

ヘッドライトとフォグの色は白色(フォグは白色または淡黄色)に限られ、色温度が高すぎる青白い製品は車検で落ちることがあります。ウインカーをLED化すると消費電力が下がって点滅が速くなる「ハイフラ」が起きるため、抵抗内蔵タイプかリレー交換で対処します。

よくある質問

30系ヴェルファイアのヘッドライトはバルブ交換できますか

できません。30系は前期・後期ともロービーム・ハイビームが純正LEDで、バルブという交換部品が存在しません。適合表でもロー・ハイの欄は「設定なし」です。明るさを変えたい場合はヘッドライトユニットごとの交換になります。

40系ヴェルファイアでLED化できる箇所はどこですか

外装灯火はすでに全て純正LEDなので、「ハロゲンからLEDに替える」という意味での作業は残っていません。バルブ単位で手を入れられるのはフォグランプ(L1B規格)だけで、白から黄色への変更や2色切り替え化がここでの主なカスタムになります。

20系のフォグがH11とHB4のどちらか分かりません

初度登録年月で判断します。H20.5〜H23.10の前期がHB4(9006)、H23.11〜H26.12の後期がH11です。年式が境目に近い車は、フォグバルブを抜いて根元の刻印を読むのが最短です。

バックランプのT16はT10で代用できますか

口金の形状が同じなので物理的には装着できます。ただし純正指定はT16であり、T10は本来もっと小さな灯火向けの規格です。バック時の視界と後続車への被視認性を考えると、T16対応をうたう製品を選ぶほうが目的に合います。

30系後期のバックランプは結局T16なのですか

適合表によって記載が分かれており、断定できないというのが現時点で正確な答えです。T16と記載する資料もあれば、純正LEDでバルブ設定なしとする資料もあります。バックドアの内張りを外してソケットを直接見れば、バルブが刺さっているかどうかで判別できます。

まとめ|世代を先に確定させてからバルブを選ぶ

ヴェルファイアのバルブ選びは、世代と前期・後期を先に確定させれば大半の失敗を避けられます。

  • 20系:ロー=D4S、ハイ=HB3、フォグは前期HB4・後期H11。ポジションとナンバー灯がT10、ウインカーがT20ピンチ部違い、バックランプがT16
  • 30系:ヘッドライトは全車純正LEDで交換不可。フォグは前期がH16、後期はレンズユニット一体型で交換不可
  • 40系:外装灯火は全て純正LED。バルブ交換ができるのはフォグのL1Bのみ
  • 30系後期のウインカー・バックランプは資料間で記載が割れるため、現車のソケット確認が前提

車検証の型式と初度登録年月を控え、取扱説明書か実車の刻印で裏を取る。この二段構えなら、届いたバルブが刺さらないという事態はほぼ起きません。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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