プロボックスNCP50V フロアマット|前期後期とAT/MT

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同じ50系プロボックスバン用と書かれたフロアマットでも、品番は前期か後期か、2WDか4WDか、AT車かMT車かで分かれる。ただしNCP50Vは1298ccのFF専用型式なので、4WD用として設定された品番は最初から候補から外せる。残る変数は年式区分とミッションの2つだけだ。この2つを車検証と運転席の足元で確定させれば、届いてから合わないという買い直しは避けられる。

目次

NCP50Vで確定させる2つの軸

先に答えを書く。車種専用品を1台分だけ敷き、固定フックで留める。これが安全側の使い方であり、トヨタも取扱説明書で運転席には専用品を使い、重ね敷きをしないよう指示している。

そのうえでNCP50Vの場合、選ぶときに迷う軸は次の表の2行目と3行目だけになる。

確認する軸 NCP50Vでの答え 確認するところ
駆動方式 FF(2WD)で確定。4WD用は選ばない 型式そのもの
年式区分 前期(平成14年7月〜24年4月)か後期(平成24年4月〜25年10月)か 車検証の初度登録年月
ミッション AT車かMT車か 運転席のペダルの本数
枚数 フロント2枚+リア3枚の5枚組 乗車定員5名

駆動方式が最初から決まっている分、50系の他の型式より選択肢を絞りやすい。逆に言えば、年式区分とミッションを曖昧にしたまま買うと、そこで外す。

型式が示している車両側の条件

プロボックスは2002年7月2日に発売された商用バンで、そのうちNCP50Vは排気量1298cc、駆動方式はFF、乗車定員5名。ミッションはATとMTの両方が設定されている。型式別の諸元では製造年月は2002年7月から2014年9月までとなっている。

初代プロボックスで4WD(Vフレックスフルタイム4WD)が設定されていたのは1.5リッターガソリンエンジン車で、1298ccのNCP50Vは4WDに該当しない。マットの適合表に2WD用と4WD用が並んでいても、見るのは2WD用の側だけでよい。

車体寸法は全長4195mm、全幅1690〜1695mm、全高1525mm、ホイールベース2550mm。バン仕様の2名乗車時で荷室長1310mm、最大積載量400kg。荷物を積むことを前提にした数値で、この使い方が後段の素材選びに効いてくる。

品番が分かれる3つの軸を読み解く

カーマット専門店が公開している50系プロボックスバン用の適合情報では、注文画面に前期・後期の別、2WD・4WDの別、AT車・MT車の別がそれぞれ選択項目として並んでいる。この3つが品番を決めている。

前期か後期か

区切りは平成24年4月。それ以前が前期、以降が後期という分け方になっている。手元の車検証の初度登録年月で判断すればよく、平成24年の登録だけは月まで見る必要がある。

なお同店の適合表示では、NCP50V用マットの適合年式は2002年7月から2013年10月まで、全グレード対応とされている。型式別の諸元にある製造年月の終わり(2014年9月)とは表示の終期が一致しないので、2013年秋以降に登録された個体では販売店に適合を問い合わせたほうが確実だ。

AT車かMT車か

NCP50VにはAT車とMT車の両方が存在し、マットもAT車用とMT車用で品番が分かれている。判別は運転席の足元を見るのが早い。ペダルが3本あればMT車、2本ならAT車だ。中古で買った個体でも、これなら書類を探さずに確認できる。

商品タイトルの見方

商品名に「50系」とだけ書かれていて、対応年式・駆動方式・ミッションの区分が示されていないマットは、NCP50Vに合うかどうかが確定しない。型式(NCP50V)と対応年式が明記され、前期・後期やAT・MTの選択肢が用意されている商品を選ぶ。選択肢が出てくる商品のほうが、売る側も適合を管理していると読める。

何枚必要で、どこまでを守るのか

50系プロボックスバン用の車種専用マットは、フロントシート用2枚とリアシート用3枚の合計5枚組が標準的な構成になっている。乗車定員5名のNCP50Vの室内をひととおり覆う枚数だ。1枚単位で売られているものを組み合わせるより、5枚組で買ったほうが形が揃う。

一方で、フロアマットが覆うのは前席と後席の足元までで、荷室の床は範囲外になる。資材や工具を直接積んで床を傷めたくないなら、ラゲッジマットを別に用意する。荷物を積む頻度が高い車なので、ここを分けて考えておくと買い漏らしがない。

素材はカーペット系かラバー系か

適合が決まったら、次は素材で分かれる。判断の基準は見た目ではなく、その車でどんな汚れが乗るかだ。

カーペット系

カーマット専門店が扱う50系プロボックスバン用の一例では、表地がPP(ポリプロピレン)、裏面がスパイクゴム、目付は700g/m2と記載されている。裏面がスパイク状のゴムになっているのは、敷いたマットが動きにくくするための構造だ。足触りと見た目は乗用車寄りで、乾いた砂や土は掃除機で吸い出せる。ただし泥や水がしみ込むと乾きにくい。

ラバー・樹脂系

水や泥をはじき、外して丸ごと洗える。現場に出入りして靴の裏が濡れている、資材を積み下ろしするという使い方なら、手入れの手間で選ぶならラバー系を推したい。乗り心地の質感より、洗って戻せることのほうが効いてくる使い方だからだ。なお同店の仕様表では、ヒールパッドはラバータイプには取り付けできないとされている。

NCP50Vに使える実売品を見る

適合型式が商品名に並んでいる例として、次の1点を挙げる。

BRIGHTZ プロボックスバン 50/51/52/55 フロアマット(FLOOR-MAT-072)

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商品名にNCP50Vを含む50系の複数型式が並んでいるとおり、これは1つの形状で50系をまとめて受ける設計にあたる。前期・後期やミッションの違いを形状側で吸収しているため、装着後にアクセル・ブレーキ位置での干渉確認をより丁寧に行う。踏み込んでみて動きが妨げられていないことを確かめてから走り出す、という一手間を省かないほうがいい。

もう1点、届くまでの日数も見ておく。同じ50系用でも、在庫を持って売られている既製品と、注文を受けてから作る受注生産品がある。急いで替えたいときは、価格と合わせて商品ページの発送目安の表示を購入前に確認する。どちらも購入時点の表示が正しい。

固定と点検を安全側に寄せる理由

ここまで「専用品を1枚だけ敷いて固定する」と書いてきた根拠を整理しておく。

トヨタが取扱説明書で示していること

トヨタは取扱説明書で、運転席のフロアマットについて、純正品であっても他車種および異なる年式のものは使用しない、運転席専用のフロアマットを使用する、固定フック(クリップ)を使って常に固定する、他のフロアマット類と重ねて使用しない、前後逆さまにしたり裏返して使用しない、と指示している。同じトヨタ車どうしでも、車種や年式が違うマットの流用は認められていない。手元に余っている他車のマットを流用する発想は、ここで消える。

運転前の確認としても、すべての固定フックで正しい位置に固定されているかを定期的に確認すること、特に洗車後は必ず確認することを求めている。あわせて、シフトポジションがPの状態で各ペダルを奥まで踏み込み、マットと干渉しないことを確認するよう書かれている。

なお、ここで引いたのはトヨタ車に共通して置かれている注意事項であり、50系プロボックスの取扱説明書の逐語ではない。

国の注意喚起と調査結果

国土交通省もフロアマットについて、固定して使うこと、重ね敷きを行わないこと、運転前に正しく固定されているか確認することを呼びかけている。加えて、フロアマットとアクセルペダルが干渉して加速した場合にブレーキ操作を繰り返すと、ブレーキ倍力装置の機能が大幅に低下し、ブレーキ操作に大きな踏力が必要になると注意している。踏み直しを繰り返すのではなく、強く踏み続けて止めるという行動につながる話だ。

国民生活センターが2010年3月30日に公表した調査では、26車種を対象にテストが行われ、つり下げ式アクセルペダルの車両では、固定していない純正マットや市販マットがずれた場合にアクセルペダルがマットに干渉することがあったと報告されている。オルガン式では、市販マットがずれるとアクセルペダルが戻りにくくなったり、意図せずアクセルペダルが押し込まれることがあったとされる。消費者への助言として、純正マットは固定フックが外れてマットがずれていないか十分確認すること、市販マットは車両の形状にあったものを選び、ペダルに干渉しないことを十分に確認して使用することが挙げられている。

古いマットの上に新しいマットを重ねるのは、国土交通省の呼びかけともトヨタの指示とも合わない。入れ替えるときは古いほうを必ず外す。

取り付けと確認の手順

  1. いま敷いてあるマットをすべて外す。
  2. 車両側の固定フック(クリップ)の位置を確認し、新しいマットの穴を合わせる。
  3. すべての固定フックで留める。1か所でも留めずに残さない。
  4. エンジンを止めてシフトポジションをPにしたうえで、アクセルとブレーキ(MT車はクラッチも)を奥まで踏み込み、マットと干渉しないことを確認する。
  5. 洗車後や、荷物の積み下ろしでマットがずれた可能性があるときは、固定位置を改めて確認する。

作業そのものは長くかからない。時間を使うべきなのは4番の踏み込み確認で、ここを飛ばすと専用品を選んだ意味が薄くなる。

よくある質問

NCP50Vに4WD用のフロアマットは使えますか

NCP50VはFF(2WD)専用の型式なので、4WD用として設定された品番は選ぶ必要がない。初代プロボックスで4WDが設定されていたのは1.5リッターガソリンエンジン車であり、1298ccのNCP50Vはそれに当たらない。適合表で駆動方式を選ぶ場面では2WDを選ぶ。

AT車とMT車でフロアマットは違いますか

違う。50系プロボックスバン用のマットはAT車用とMT車用で品番が分かれている。運転席のペダルが3本ならMT車、2本ならAT車と判別できるので、注文前に足元を見て確定させる。

純正マットの上に重ねて敷いてもいいですか

重ねない。国土交通省は重ね敷きを行わないよう呼びかけており、トヨタの取扱説明書も他のフロアマット類と重ねて使用しないよう指示している。入れ替えるときは古いマットを外し、1枚だけを敷いて固定する。

中古で買った個体のマットが合っているか確認するには

前のオーナーが別の型式用や汎用品を流用している場合がある。納車直後に、マットのサイズが足元の形に収まっているか、固定フックの位置と穴が合っているか、ペダルに近い側が浮いていないかを確かめておきたい。合っていなければ、車検証の初度登録年月とペダル本数を控えて買い直す。

まとめ

NCP50Vのフロアマット選びは、駆動方式が型式で決まっている分だけ楽だ。決めるのは前期か後期か、AT車かMT車かの2つ。車検証の初度登録年月と運転席のペダル本数を控え、その条件が商品側に明記されているものへ候補を1つに絞る。そのうえで販売元の適合情報で型式と年式を最終確認してから注文する、という順で進めれば外れにくい。

届いたら古いマットを外し、すべての固定フックで留め、ペダルを踏み込んで干渉がないことを確かめる。専用品を1枚だけ、確実に固定して敷く——結局のところ、これに尽きる。

BRIGHTZ プロボックスバン 50/51/52/55 フロアマット(FLOOR-MAT-072)

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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