シフォン LA600F サンシェード おすすめ4選

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夏の駐車場に停めておいたシフォンに乗り込むと、ハンドルもシートベルトの金具も触れないほど熱くなっている。同じ車に乗っていても、買い物で1時間停めるだけなのか、車中泊で丸1日停めるのかで、買うべきサンシェードは変わる。ここでは初代シフォン(LA600F / LA610F)に付く4点を、使い方の分岐と法令上の扱いまで含めて整理する。

目次

使い方で分かれる、買うべきタイプ

毎日の通勤や買い物で停めるだけなら前面ガラス1枚で足りる。車中泊や丸1日の駐車が目的なら全部の窓を覆うセット、サイドの視線だけ止めたいならサイド用と、目的で答えが分かれる。値段も前面1枚が数千円、全窓セットが1万円前後と開きが大きいので、両方欲しい場合はまず前面1枚を使ってみてからセットを足すほうが無駄が出にくい。

使い方 タイプ 商品 価格(確認時点)
毎日の駐車・着け外しの速さ 前面1枚(ガラス上部に磁石) 趣味職人 ワイヤーシェード 単品 M 2,580円
毎日の駐車・収納の小ささ 前面1枚(サンバイザー磁石ベルト) 趣味職人 14s-e009-fu 3,980円
車中泊・長時間の駐車 全窓10枚セット(吸盤) 趣味職人 シームレスライト 9,800円
サイドの視線だけ止めたい サイド用(窓枠に磁石) ZTIUR サイドウインドー用 2,399円

もう1つの分かれ目が、前面ガラス上部に付くステレオカメラを避けられる形かどうか。表の金額はいずれもAmazonの実売価格を確認した時点の値で、読者が見る時点の値ではない。

LA600F と LA610F、そしてベース車のタント

型式の違いは駆動方式であってグレードではない

スバル公式のカタログでは、FF(2WD)が DBA-LA600F、フルタイム4WD が DBA-LA610F と記載されている。頭に付く DBA- は排出ガス規制の区分を示す記号だ。カスタムは型式ではなくグレード名で、公式カタログのグレード欄には L スマートアシスト・G スマートアシストと並んで、カスタムR スマートアシストやカスタムRS リミテッド スマートアシストが載っている。2WD と 4WD でガラスの形が変わるわけではないので、サンシェード選びでは同じ扱いでよい。適合表記が「LA600F/610F系」とまとめて書かれるのもこれが理由。

この世代は2016年12月13日に発売され、2019年7月まで販売された5ドア4人乗り。全長×全幅×全高は3395×1475×1750mm、ホイールベースは2455mmで、調べた3グレードで共通だった。全高1750mmの軽トールワゴンで、ガラス面が立っているぶん前面に日が当たりやすい。

中身はダイハツ タント

スバルが発売時に出した公式発表には「※シフォンはダイハツ工業株式会社からのOEM供給です」と明記されている。シフォン用が見つからないときにタント用まで探す、という広げ方はできる。ただしタント側は世代・年式の幅が広く、安全装備の世代も混在するので、タント用の表記をそのまま当てはめてはいけない。実際、シフォン用としながら「2013年12月~」と書かれた出品もあった。シフォンの発売は2016年12月13日なので、タント側の年式が流用されている可能性が高い。

全車がステレオカメラ付きだから、カメラ逃げの形が要る

発売時の公式発表では「新開発のスマートアシストⅢを全車に標準装備」とされている。スマートアシストⅢはステレオカメラを使う方式で、カメラは前面ガラス上部の室内側に付く。前面用サンシェードは、この張り出しを避ける形になっているかどうかが取り付けの成否を分ける。

専用品の適合欄には「スマアシ3対応」「スマアシ2に装着すると単眼カメラ付近に隙間ができる」といった注意書きが並ぶことが多い。シフォンは2016年12月の発売時点から全車がステレオカメラなので、スマアシ2側の但し書きは自分には関係ないと読んでよい。ベース車のタントで装備世代に迷う部分が、この車では消える。

サンシェードで変わるのは、どこの温度か

JAF の測定値

JAF が行った真夏の車内温度テスト(2012年8月22日・23日、埼玉県戸田市、晴れ、外気温35度)の値は次のとおり。

条件 車内最高温度 ダッシュボード最高温度
対策なし(黒い車) 57℃ 79℃
対策なし(白い車) 52℃ 74℃
サンシェード装着 50℃ 52℃
窓を3cm開ける 45℃ 75℃
エアコン作動 27℃ 61℃

大きく下がっているのはダッシュボードの表面温度(79℃→52℃)であって、車内の空気は50℃。白い車の対策なし52℃と2℃しか違わない。同じテストで JAF は「サンシェード対策や窓開け対策をしていても温度抑制効果は低く、人や動物が耐えられない温度となり、車内温度の上昇を防ぐことはできない。」と結論づけている。別のテストでは「エアコン停止からわずか15分で、熱中症指数が危険レベルに達した。」とも書かれている。人やペットを車内に残す理由には決してならない。

サンシェードは、直射日光が当たる面の表面温度と内装の日焼けを抑える道具だと考えたほうがいい。乗り込んだ直後にハンドルや金具が熱い、ダッシュボードが白っぽく退色してきた、という困りごとに効く。

販売ページの数値をどう読むか

「車内温度を18℃以上低下」「紫外線を99.8%遮断」「6層構造」といった数値は、出品者が自分で載せている説明であって第三者の測定ではない。外気温・時間帯・どこを測ったのかも書かれていない。JAF の実測と食い違う以上、そのまま事実として受け取らないほうがいい。

純正のUVカットガラスとの役割分担

スバル公式のグレード別スペックでは、調べた3グレードのいずれもUVカットガラスとプライバシーガラスが標準だった。後席から後ろは新車の時点で色が付いていて、外からの視線はある程度止まる。ただし遮熱性能の数値は公開資料にない。紫外線を止めることと日射の熱を止めることは別の話で、プライバシーガラス付きでも前面ガラス側の対策には価値が残る

買う前に決めておく5つの軸

1. カバー範囲

前面1枚か、全窓セットか、サイドだけか。ここが決まらないと価格帯も決まらない。

2. 固定方式

今回の候補に出てくるのは、サンバイザーに磁石ベルト、ガラス上部に磁石、吸盤、窓枠に磁石の4通り。着け外しの速さと、跡が残らないかが変わる。

3. 収納性と重量

毎日出し入れするなら、畳んだ大きさと重さがそのまま手間になる。

4. 専用か汎用か

商品名に車種と型式が入っていても、説明文で汎用品と明記されているものがある。次の節で詳しく見る。

5. 価格と在庫

同じブランドでも品番によって取り寄せ扱いがあり、すぐ手に入るとは限らない。

車種名が入っていても専用品とは限らない

今回調べた中には、商品名に「シフォン LA600F/610F系」と掲げながら、説明文の先頭で「【適合】本商品は汎用品です。“表題に記載している車種”に対する専用品ではありません。」と自ら断っているものがあった。別の商品には「フロントガラスの曲率が異なるため、取り付け後にフロントガラスの両側に隙間ができる場合があります」と書かれている。

逆に、セット内容をガラス1枚ずつ列挙していたり、安全装備の世代ごとの合う合わないに触れていたりする商品は、専用設計として作られている可能性が高い。見分ける手がかりは商品名ではなく説明文の適合欄にある。ここだけは買う前に必ず読んでほしい。

前面ガラス用の2点を比べる

趣味職人 ワイヤーシェード 単品 Mサイズ(17s-e009-fu)

販売ページの説明によると、広げて前面ガラスに合わせ、上部を磁石で固定するだけで着く。サンバイザーで挟む手間が要らないぶん、毎日の駐車でも着け外しが速い。重さは約180gで、使い終わったらワイヤーのフレームをひねって畳み、付属の収納袋に入れてドアポケットやシート背面にしまえる。光を反射する多層構造の生地としている。ただし同じ説明文の冒頭に「本商品は汎用品です」と明記されている。曲率の差で端に隙間が出ても許容できるかどうかが、この商品を選ぶ分かれ目になる。価格は確認時点で2,580円。

趣味職人 シフォン LA600F/610F系 フロント ワイヤーサンシェード 単品 Mサイズ 磁石固定・約180g

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趣味職人 前面ガラス用サンシェード(14s-e009-fu)

販売ページの説明によると、重さ72gで使用時の約2%まで小さく畳める。30Dの極細糸を使った日本縫製の生地で、高密度の遮光生地としている。取り付けはサンバイザーに磁石ベルトを装着し、ネオジム磁石で留める方式。傘型と違って柄や骨がダッシュボードに当たらないので内装を傷つけにくい、とも書かれている。形状記憶フレームなので、収納はフレームを芯にして巻き取るだけ、広げるときは自動で復元する。ドライブレコーダー対応の記載もある。「日本一小さく軽い」は日本記録の認定を受けたという出品者側の説明で、当サイトが測った値ではない。価格は確認時点で3,980円。毎日出し入れするなら、72gという軽さと畳んだときの小ささが効いてくる

趣味職人 シフォン LA600F/610F系 前面ガラス用サンシェード 72g・サンバイザー磁石ベルト式

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車中泊なら全窓10枚セット

趣味職人 シームレスライト(05s-e009-sa)は、適合が「シフォン&シフォンカスタムLA600F/610F系」。セット内容はフロントガラス1枚/サイドドアガラス2枚/ピラーガラス2枚/後部座席ドア2枚/クォーターガラス2枚/リアガラス1枚の計10枚で、取り付けは簡易吸盤。表面はシボ加工で、収納時のシワが目立ちにくいとしている。適合欄には「本製品はスマアシ3対応品です」と書かれていて、シフォンはここに当てはまる。

助手席側はBピラーをドアに内蔵したミラクルオープンドアで、公式発表では1,490mmの大きなドア開口部と説明されている。開けたときに広く取れる構造なので、後席で着替えるような使い方では外からの視線を全部止められるかどうかが効いてくる。価格は確認時点で9,800円。なお同じブランドの公式ショップには、フロント1枚・サイドドア2枚・ピラー部2枚・リア1枚の6枚組(02s-e009-sa、吸盤式、Made in Japan)もある。品番が違えばセット枚数も取り付け方式も別物として確認したい。

趣味職人 シームレスライト シフォン LA600F/610F系 全窓10枚セット 吸盤式・スマアシ3対応

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サイドの窓だけ隠したいとき

ZTIUR のサイドウインドー用は、販売ページの説明によると磁石が車の窓枠に吸着する方式で、工具も接着剤も要らない。磁石がずれないため、取り付けたままでも窓の開閉ができるとしている。ポリエステル素材で、畳んで付属の収納バッグに入る。商品名では「スバルシフォンLA600F LA610F 2016年12月~2019年7月 対応」とうたっている。「外からの視線を完全に遮る」といった表現は出品者の言い方で、遮光率の測定値が示されているわけではない。

この商品は在庫が少ない表示だったので、時間が経つと買えなくなっている可能性がある。価格は確認時点で2,399円。後席側のガラスが規制の対象から外れている点は、次の節で触れる。

ZTIUR シフォン LA600F/LA610F 対応 サイドウインドー サンシェード 磁石式・窓の開閉可

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走り出す前に外す

道路運送車両の保安基準 第29条第3項は、前面ガラスと告示で定める部分を除く側面ガラスについて、運転者の視野を妨げないものとして可視光線の透過率等に関し告示で定める基準に適合しなければならないと定めている。第4項は、そこに検査標章や自賠責の保険標章など列挙されたもの以外を装着してはならないとしている。条文に「サンシェード」という語は出てこない。

求められているのは透過率70%以上

中身を決めているのが国土交通省の細目告示 第195条で、第3項は「運転者が交通状況を確認するために必要な視野の範囲に係る部分における可視光線の透過率が70%以上のものであること」としている。第5項が列挙する装着してよいものにも、第6号として透明かつ透過率70%以上という条件が付く。日差しを遮るサンシェードは不透明でこの条件を満たさないので、前面ガラスと運転席まわりに付けたまま走ることは保安基準の枠に収まらない。駐車しているあいだだけ使い、走り出す前に必ず外す。

運転者席より後方は事情が違う

一方、細目告示 第195条第4項は「保安基準第29条第3項の告示で定める部分は、運転者席より後方の部分とする」と定め、運転者席より後方の座席の側面ガラスをそこに含めている。後席側やリアゲートに付けるタイプは、この点で前席まわりと事情が違う。とはいえ後方の視界やドアミラーの見え方を妨げない範囲で使う、という判断は別に要る。なお罰則や反則金の額は、この2つの条文には書かれていない。

「常時取付型」の読み方と、使い方の流れ

ロール式や自動巻き取り式に「常時取付型」と書かれていても、前面ガラスでは付けたまま走ってよい意味にはならない。この記事でそのタイプを候補に入れなかったのはこれが理由だ。使い方の流れは、駐車してエンジンを止めたら広げて前面ガラスに当て、磁石式なら上部を留める(サンバイザー式は挟み、吸盤式は押し付ける)、走り出す前に外して畳み収納袋へ、の3段階。畳んだものをダッシュボードに置いたままにすると前が見えにくいうえ急ブレーキで飛ぶ。吸盤式は真夏の高温でガラスから落ちることがあるので、駐車のたびに付き具合を見ておく。

よくある質問

タント用のサンシェードはシフォンに使えますか

中身は同じ車なので、探す幅を広げる手としては使える。ただしタントは世代・年式の幅が広く安全装備の世代も混在するため、タント用の年式表記をそのまま当てはめない。型式(LA600F / LA610F)とセット内容、ステレオカメラへの対応を突き合わせて確かめる。

サンシェードを付けておけば車内は涼しくなりますか

ならない。JAF の測定では装着時の車内最高温度は50℃で、対策なし(白い車)の52℃との差は2℃だった。下がるのはダッシュボードなど直射日光が当たる面の表面温度で、そこが本来の役目になる。

サンシェードを付けたまま走ってもいいですか

前面ガラスと運転席まわりでは成り立たない。細目告示が求める透過率70%以上を満たさないからだ。運転者席より後方の側面ガラスは規制の対象から外れているが、後方視界を妨げない範囲で使う判断は別に必要になる。

プライバシーガラスが付いているのにサンシェードは要りますか

色が付いているのは後席から後ろで、前面ガラスは対象外。しかも遮熱性能の数値は公開されていない。日射がいちばん当たる前面ガラスの対策は、別に用意することになる。

まとめ

買う前に確認するのは次の4つ。

  • 使い方: 毎日の駐車なら前面1枚、車中泊や長時間の駐車なら全窓セット、サイドの視線だけならサイド用
  • 適合欄: 商品名ではなく説明文を読む。汎用品と明記されたものが混ざっている
  • カメラ: この世代は全車がステレオカメラ。前面用は上部の張り出しを避ける形か
  • 価格と在庫: この記事の金額は確認時点の表示。販売ページで今の値と在庫を確かめる

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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