GLE W167 用とうたうサンシェードでも、商品名の年式の書き方は品ごとに違い、横の窓に磁石で付ける品には「2020~2022」とだけ書いたものもある。年式を見ずに選ぶと、2019年の車や2023年9月以降の刷新後の車では、記載の範囲から外れた品を選ぶことになる。前の窓は商品名に型式の入った前用3点から、年式の記載を自分の車と照らして形式で1つ選び、横の窓も覆いたいなら年式の記載を確かめてから磁石式を足す、という順で考えるとよい。適合はどれも出品者の記載で、メーカーの適合表で確かめた物ではない。
GLE W167 用サンシェード4点の早見表
前の窓には、商品名に GLE と W167 の字が入る前用の3点から、年式の記載を自分の車と照らして1つ選ぶ。開くだけで使える傘型の MegaDefend、広げてサンバイザーで押さえる折り畳み式の KOKATO、商品名に「パラソル」とある並行輸入品の akarin だ。横の窓まで覆いたいなら、磁石で窓枠に付けるメッシュの FXXKOE を足す。ただし FXXKOE の適用年式の記載は「2020~2022」で、日本で2019年6月に注文受付が始まった最初の年の車と、2023年9月に内外装を刷新して発売された新型 GLE 以降の車は、この記載の範囲に入っていない。その年式の車では、出品者に適合を問い合わせてから選ぶ。前の窓用と横の窓用は役目が違うので、まずどの窓を覆いたいかを決める。
見るところは、型式と年式の記載、形式、ミラーとドライブレコーダーの周りの3つ。年式の書き方は4点で違い、どれも出品者の記載だ。前の窓と運転席・助手席の窓に付けたものは、走る前に外す。
| 商品 | 覆う窓 | 形式 | 年式の記載(出品者) | ミラー周りの記載 |
|---|---|---|---|---|
| KOKATO | 前の窓 | 折り畳み式・サンバイザーで押さえる | 2019年6月~現行 | ルームミラーの後ろに固定できる |
| MegaDefend | 前の窓 | 傘型 | 2019~現行 | 上部中央に切れ目(バックミラー開き口) |
| akarin(並行輸入品) | 前の窓 | 商品名は「パラソル」、箇条書きは弾性記憶鋼線 | 箇条書きで2019~ | 切り欠きの記載が無い |
| FXXKOE | 横の窓 | 磁石式のメッシュ | 2020~2022 | ― |
W167 の年式と、合う品の見分け方
GLE W167 は5ドアの SUV だ。英語版の百科事典の記載では、W167 の生産は2018年10月に始まって今も続き、2023年1月に2024年モデルとして前後のライト・ハンドル・バンパー・ホイールなどを変える改良を受けた。日本では、2019年6月19日にメルセデス・ベンツ日本が新型 GLE を発表し、同日に注文受付を始めたと自動車メディアが報じている。さらにメルセデス・ベンツ日本の発表によると、2023年9月28日に内外装のデザインを刷新して全モデルを電動化した新型の GLE と GLEクーペが発売された。
早見表の年式の記載は、この流れと照らして読む。どれも出品者の記載なので、自分の車の年式と照らし、2023年9月の日本での発売以降の刷新後の車なら、記載の範囲に入るかを確かめる。
もう1つ取り違えやすいのがクーペだ。英語版の百科事典では、SUV の GLE は型式 W167、GLEクーペは型式 C167 と別の型式として書かれている。商品名や商品説明に W167 の字があるかを見て、クーペ(C167)用とだけ書かれた品と取り違えない。クーペ側の記事は次のとおり。
サンシェードで暑さはどこまで和らぐか
ダッシュボードの熱は下がり、車内の空気はそれほど下がらない
JAF のユーザーテストでは、2012年8月の晴れて気温35度の日に、ミニバン5台を正午から4時間置いて比べた。GLE W167 で測った値ではない。ダッシュボードの最高温度は、対策なしの黒い車で79℃、白い車で74℃だったのに対し、サンシェードを付けた車は52℃だった。一方で車内の最高温度は、黒い車が57℃、白い車が52℃、サンシェードを付けた車が50℃で、空気の温度の差は小さかった。
JAF の解説でも、フロントガラス全面を覆うサンシェードは直射日光を遮る効果は高いが、15時の時点で車内は約50℃に達し、温度を抑える効果はあまり期待できないとしている。サンシェードは日差しを直接受けるダッシュボードの熱を抑える道具で、車内の空気を涼しく保つ道具ではない。
乗る前と離れるときの注意
JAF の解説によると、サンシェードを付けても車内は高温になるので、子どもや高齢者を車内に残さない。直射日光を受けた車に乗る前は、窓やドアを開けて換気し、熱くなったハンドルでの火傷に気をつける。
紫外線と窓のガラス
JAF の紫外線のテスト(2018年4月)では、フロントガラスを通る紫外線はオープンカーを除きすべて数値が1桁以下だった一方、UVカット機能のないクリアガラス(前席の横窓・リアガラスなど)では1,000μW/㎠を超えた。同じ車種でも年式やグレードで付いているガラスが違う場合がある、と JAF はしている。GLE W167 のガラスがどの種類かは確かめられていない。このテストを見るかぎり、紫外線で気にかけたいのはフロントガラスより、UVカット機能のないクリアガラスの窓の方だ。
GLE W167 用サンシェードの選び方
覆う窓と形式で選ぶ
前の窓用は形が3通りある。MegaDefend は開くだけで使える傘型、KOKATO は折り畳んでしまい、サンバイザーで押さえて固定する形、akarin は商品名に「パラソル」とあり、箇条書きでは弾性記憶鋼線で作られていると書く。横の窓用の FXXKOE は、磁石で金属の窓枠に付けるメッシュだ。付け外しの手間を減らしたいなら傘型、広げて押さえる形が好みなら KOKATO と考えるとよい。
型式・年式の記載と並行輸入品かどうか
4点とも商品名に GLE と W167 の字が入るが、年式の書き方は早見表のとおり品ごとに違う。適合はどれも出品者の記載で、メーカーの適合表で確かめた物ではない。akarin は並行輸入品で、GLS X167 にも向けた品と書いている。
ミラーとドライブレコーダーの周り
ミラー周りの作りは、MegaDefend が上部中央の切れ目、KOKATO がルームミラーの後ろに固定する形を書く。akarin は商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも、ミラー周りの切り欠きの記載が無い。ドライブレコーダーを付けているなら、まずこの欄で比べる。
しまいやすさ
前用の3点は、KOKATO と MegaDefend が商品名に「収納ポーチ付き」、akarin が「収納袋付」と書く。磁石式の FXXKOE は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも収納袋の記載が無い。
KOKATO のフロント用(折り畳み式)
KOKATO は、商品名に「メルセデス・ベンツ GLE W167 2019年6月~現行 車種専用設計」「フロント」「折り畳み式」とある前の窓用だ。販売ページの商品説明では、高密度生地に多数層のチタンシルバーコーティングを施したとし、収納袋付きで折り畳んでコンパクトにしまえると書いている。
取り付けは、販売ページの商品説明によると、サンバイザーで押さえて固定し、ルームミラーの後ろに固定する形だ。傘のように開く形の記載は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも無い。適合は出品者の記載の「GLE W167 2019年6月~現行」で、メーカーの適合表で確かめた物ではない。紫外線カット率が99.99%に達したともうたうが、これも出品者の記載で、どこで測った値かは書かれていない。
年式を月まで書いているので、自分の車の年式と照らしやすい。傘を開く動作より、広げてサンバイザーで押さえる使い方が合う人は、これを選ぶ。
KOKATO GLE W167用 フロントサンシェード(折り畳み式・収納ポーチ付き)
MegaDefend の傘型(バックミラー開き口付き)
MegaDefend は、商品名に「W167型 2019~現行」「傘型パラソル」「バックミラー開き口」「折り畳み式 10本骨」とあり、サイズの選びは「GLEクラス W167」だ。販売ページの商品説明では、傘型で開くだけで使え、面倒な取り付け作業が無く、閉じたら収納バッグに入れてドアのポケットやグローブボックスにしまえるとしている。
上部中央の切れ目で、ミラーやドライブレコーダーに干渉せず、駐車中もドライブレコーダーで撮影できるとも書いている。ただしドライブレコーダーの付け位置は車ごとに違う。切れ目の位置と自分の車のドライブレコーダーの位置を、販売ページの写真で照らしてから選ぶ。
数字には食い違いがある。断熱の層の数は、商品名では「10層断熱素材」、商品説明の箇条書きでは「11層のナノ高分子断熱材」だ。紫外線カット率も、箇条書きの見出しでは99.9%、本文では99.99%とそろっていない。どちらの数字も出品者の記載として受け取り、決め手にはしない。
駐車中もドライブレコーダーで撮りたい人が、最初に見る品だ。
MegaDefend GLE W167用 傘型サンシェード(バックミラー開き口付き)
akarin のフロント用(並行輸入品)
akarin は、商品名に「ベンツGLEクラスW167 サンシェード フロントガラス用 パラソル」「収納袋付」「並行輸入品」とある前の窓用だ。販売ページの商品説明では、240Tのチタンシルバー反射素材で、2層の反射層と2層の断熱層で作られ、保管袋が付くとしている。
商品説明では、メルセデス ベンツ GLEクラス W167型と GLSクラス X167型の2019年以降に向けた品と書き、GLE W167 だけの専用設計とは書いていない。適合は出品者の記載で、メーカーの適合表で確かめた物ではない。
形式の言い方もそろっていない。商品名は「パラソル」だが、箇条書きでは弾性記憶鋼線で作られていると書き、傘の骨の記載は無い。どの形かは販売ページの写真で確かめてから選ぶ。 箇条書きには、非常に強い素材で作られているので、開くときは車の前の部分の飾りに触れないよう注意する、ともある。
並行輸入品であることと形式の言い方を、写真で確かめて納得できる人が選ぶ品だ。
akarin GLE W167用 フロントガラス用サンシェード(並行輸入品)
FXXKOE の磁石式メッシュ(横の窓用)
FXXKOE は、商品名に「メルセデス ベンツ GLEクラス W167型 2020~2022 に適用」「メッシュカーテン」「マグネット吸着」「簡単着脱」とある横の窓用の日よけだ。販売ページの商品説明では、磁石で車の金属の窓枠に付き、2層の断熱メッシュ素材で、メッシュなので窓を下げて風を入れながら虫の入りを防げ、外からは車内が見えにくいとしている。熱を97%以上遮るともうたうが、出品者の記載で、どこで測った値かは書かれていない。
年式の記載は2020~2022
適用年式は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらでも「2020~2022」だ。日本で2019年6月に注文受付が始まった最初の年の車と、2023年9月に内外装を刷新して発売された新型 GLE 以降の車は、この記載の範囲に入っていない。 記載の範囲の外の年式なら、出品者に適合を問い合わせてから選ぶ。
枚数とどの窓用かは記載が無い
商品説明では、一部の車両には金属でない窓枠があり、その場合はクリップで固定する必要があるとしている。何枚入りか、前席・後席のどの窓用かは、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。販売ページの写真や出品者への問い合わせで確かめる。
走行中の扱い
商品説明は走行中のサイドガラスからの日差しも防ぐとうたうが、運転席・助手席の窓に付けた分は走る前に外す(理由は次の節)。駐車中や停車中の休憩で、窓を下げて風を通したいときの品と考えるとよい。
FXXKOE GLE W167用 磁石式メッシュの窓用サンシェード
走る前に外す窓と、使うときの決まり
JAF Mate の交通ルールの解説では、運転席や助手席の窓にサンシェードやカーテンを付けたまま走ると、運転者の視野を妨げるため道路交通法第55条2項の違反になるとしている。同じ解説は、道路運送車両の保安基準第29条3項で、前面ガラスや側面ガラスは運転者の視野を妨げないことが求められるとしている。
後ろの席の窓は扱いが違う。JAF Mate の解説では、後部座席の窓へのサンシェードやフィルムは禁止されていない。ただし後ろの確認の妨げになるので、同乗者がいなければ運転中は外しておくのが望ましく、同乗者の日よけにはアームカバーやストールのように窓に付けない物を勧めている。
貼ったまま走るフィルムには別の決まりがある。国土交通省の案内では、前面ガラスと運転席・助手席の側面ガラスに、可視光線の透過率が70%未満になる着色フィルム等を貼ることを禁止している(保安基準第29条)。前面ガラスや側面ガラス(運転者席より後ろの部分を除く)に装飾板を付けると、運転者の死角が増え大変危険だともしている。
窓の場所ごとにまとめると次のとおり。
- 前の窓: 駐車中だけ前用のサンシェードで覆い、走る前に外す
- 運転席・助手席の窓: 横の窓用は駐車中や停車中の休憩に使い、付けたまま走らない
- 後席の窓: 付けたまま走ることも禁止されていないが、同乗者がいなければ外すのが望ましい
よくある質問
サンシェードを付ければ車内は涼しくなる?
ダッシュボードの熱は大きく下がるが、車内の空気の温度はそれほど下がらない。JAF のテストはミニバンで測った値で、GLE W167 の値ではない。数字は暑さの節に書いた。
2023年の刷新後の GLE にも合う?
前用の3点は、KOKATO が「2019年6月~現行」、MegaDefend が「2019~現行」、akarin が箇条書きで「2019~」と書く。刷新後(2023年9月の日本での発売以降)の車なら、自分の車の年式と照らし、この記載の範囲に入るかを確かめる。適合はどれも出品者の記載で、メーカーの適合表で確かめた物ではない。FXXKOE は「2020~2022」と書き、2023年9月以降の刷新後の車はこの記載の範囲に入っていないので、出品者に適合を問い合わせてから選ぶ。
GLEクーペ用の品は W167 に使える?
GLE は型式 W167、GLEクーペは型式 C167 と別の型式として書かれている。クーペ(C167)用とだけ書かれた品は選ばず、商品名や商品説明に W167 の字がある品を選ぶ。
横の窓用は走行中も付けたままでいい?
運転席・助手席の窓に付けた分は、走る前に外す。後席の窓は禁止されていないが、JAF Mate の解説では、同乗者がいなければ運転中は外すのが望ましいとしている。
フロントガラスに紫外線対策は要る?
JAF の紫外線のテストでは、フロントガラスを通る紫外線はオープンカーを除き数値が1桁以下だった。前の窓のサンシェードは、紫外線よりダッシュボードの熱を抑える役目で考える。GLE W167 の窓ガラスがどの種類かは確かめられていない。
まとめ
まず車検証で型式と初度登録年月を確認する。そのうえで、前の窓は型式入りの前用3点から、年式の記載と照らして形式で選ぶ(適合はどれも出品者の記載)。ドライブレコーダーを付けているなら MegaDefend の傘型(切れ目の位置は写真で照らす)、広げてサンバイザーで押さえる形がよければ KOKATO、GLS X167 にも向けた並行輸入品でよければ akarin(形は写真で確かめる)だ。
横の窓も覆いたいなら FXXKOE の磁石式を足す。ただし年式の記載は「2020~2022」で、日本で2019年6月に注文受付が始まった最初の年の車と、2023年9月以降の刷新後の車は記載の範囲に入っていないので、その年式なら出品者に適合を問い合わせてから選ぶ。どれを選んでも、前の窓と運転席・助手席の窓に付けた分は走る前に外す。
ほかの車種のサンシェード比較は次のとおり。
この記事にはAmazonアソシエイトを含むアフィリエイト広告を含みます。

コメント