2018年に新型が出る前のGクラス W463(1990年から2018年までの型)のサンシェードは、駐車中の日差しを遮りたいのか、車中泊の目隠しが欲しいのかで選ぶ物が変わる。日差し対策ならフロント・ウインドー用の純正プレミアムフロントサンシェード、目隠しなら2009年MC後~2018年MC前の G350d G350 G550 対応をうたう磁石式の4枚組が候補だ。ただ、純正品は適合車種の書き方が「Gクラス W463」で年式の記載が無く、2018年の新型より前の W463 向けか新型向けかは販売ページからは決められない。4枚組はどの窓に付けるかが書かれていない。どちらも年式と付ける窓を確かめてから買いたい。
W463 のサンシェードは使い道で2点から選ぶ
販売中の商品から次の2点を取り上げる。純正品は適合車種が「Gクラス W463」で年式の記載が無く、2018年の新型より前の W463 向けか新型向けかは販売ページからは決められない。4枚組は対応を「GクラスW463型 2009年MC後~2018年MC前 G350d G350 G550 対応」と書いていて(出品者の記載)、2009年より前の W463 はこの書き方の範囲に入っていない。
| 使い道 | 候補 | 買う前に確かめること |
|---|---|---|
| 駐車中にダッシュボードやハンドルへの日差しを遮る | 純正 プレミアムフロントサンシェード(フロント・ウインドー用) | 年式の記載が無い。自分の車に合うか販売店で確かめる |
| 車中泊や仮眠で外からの視線を遮る | 磁石式サンシェード 4枚組(商品説明が車中泊や仮眠の目隠しにも使えるとうたう) | 対応の書き方は2009年MC後~2018年MC前の G350d G350 G550。どの窓用かの記載が無い |
どちらを選ぶにしても、先に自分の車が2018年の新型より前の型かを確かめる。新型も同じ「W463」の名で呼ばれることがあり、商品名の字だけでは世代を決められないからだ。確かめ方は次の節で説明する。
旧型 W463 と2018年の新型の見分け方
W463 は1990年から2018年までの型
英語版ウィキペディアの解説では、1990年に W460 が大きく改められて W463 という新しい車台番号が与えられ、初代 W463 の期間は1990年から2018年とされる。2018年には2代目の W463 が登場し、こちらには W463A という別の呼び方がある。BE FORWARD のブログの新旧比較の表も、旧型を「W463, pre-2018」(2018年より前の W463)、新型を「W463A, 2018+」と分けて書いている。
ややこしいのは、2018年の新型も型式は「463」のままということだ。グーネットマガジンの新型Gクラスの紹介記事では、新型の型式は旧型と同じ「463」だとしている。
一方で中身は大きく変わった。新型はドアの取っ手、後部のスペアタイヤカバー、ヘッドライトの洗浄装置の3つ以外の外装をすべて改め、リヤウインドウを除いて曲面ガラスを採用した。ボディも従来モデルより全長が53mm、全幅が64mm大きい。ガラスもボディの寸法も違うので、新型向けのサンシェードを旧型に使える前提では考えないほうがいい。
2018年前後の車は車検証で確かめる
メルセデス・ベンツ日本は2018年6月6日に新型の発表会を開き、同日から G 550 と メルセデスAMG G 63 の注文受付を始めたが、日本では従来型もしばらく併売するとした。モーターファンの車両カタログの掲載でも、G550 は2018年4月までの発売として載る型式と2018年6月からの発売として載る型式が別になっていて、G350d には2018年7月までの発売として載る型式がある。
つまり、2018年に登録された車は年式だけでは世代を決められない。車検証の型式と初度登録年月を見て、分からなければ購入した販売店かメルセデス・ベンツの正規販売店に、2018年の新型より前の型か確かめる。商品名に「W463」とだけある商品も、同じ理由で字だけでは世代を決めない。
W463 のサンシェードを選ぶ4つの基準
世代の書き方
商品名と商品説明に書かれた年式の範囲が、2018年の新型より前の W463 を指しているかを見る。「2018年6月~現行」「2018年モデル~現行」は新型に向けた書き方で、旧型とは違う型を指す。
付ける窓と使い道
フロントガラスを覆う1枚ものか、横の窓に付ける複数枚の組か。駐車中の暑さやダッシュボード・ハンドルの日焼けを抑えたいならフロント・ウインドー用を先に考え、車中泊や仮眠で外からの視線を遮りたいなら横の窓に付ける組を考える。両方の目的があるなら、付ける窓が違うので組み合わせて使うこともできる。
取り付け方と収納
フロント・ウインドーに広げて付ける形か、窓枠の金属部分に磁石で付ける形か。使わないときに収納袋に入れたり折りたたんだりして、車内のどこに置けるかも見ておく。
適合の確かめやすさ
型式・年式・グレード・付ける窓が、商品名と商品説明にどこまで書かれているか。書かれていない部分は、買う前に販売ページの出品者や販売店に確かめる。
販売中の2点の比較表
| 項目 | 純正 プレミアムフロントサンシェード | 磁石式サンシェード 4枚組 |
|---|---|---|
| 付ける窓 | フロント・ウインドー | 商品名と商品説明に記載が無い(商品名に「フロント」の字はある) |
| 取り付け方 | フロント・ウインドーに取り付け | 窓枠の金属部分に磁石で付ける。工具不要 |
| 収納 | 収納袋付き | 折りたたんでグローブボックスなどへ |
| 年式の書き方 | 記載が無い(適合車種は「Gクラス W463」) | 2009年MC後~2018年MC前 |
| 商品名と商品説明に書かれていないこと | 素材・枚数・寸法 | 4枚を付ける窓 |
価格は変わるので、それぞれの商品リンクの先で確かめてほしい。
純正のプレミアムフロントサンシェード
販売ページの商品説明では、メルセデス・ベンツ純正アクセサリーで、フロント・ウインドーに簡単に取り付けできるとしている。収納袋付きで、袋に入れるとコンパクトになり、収納時に場所をとらないとも書く。素材・枚数・寸法は、商品名と商品説明のどちらにも書かれていない。
気をつけたいのは適合の書き方だ。販売ページの商品説明の適合車種は「Gクラス W463」で、「必ず適合車種をご確認下さい」「写真の取付車両は実際と異なる場合があります」と添えている。年式は商品名と商品説明のどちらにも書かれておらず、新型も型式は463なので、2018年の新型より前の W463 向けか、新型向けかは販売ページからは決められない。買う前に、販売店かメルセデス・ベンツの正規販売店へ車検証の情報を伝えて、自分の車に合うか確かめる。
駐車中の日差し対策を純正アクセサリーで済ませたい人は、まずこちらを販売店に問い合わせるとよい。
メルセデス・ベンツ純正 プレミアムフロントサンシェード Gクラス(W463)
2009年MC後~2018年MC前をうたう磁石式4枚組
販売ページの商品名には「4枚」とあり、対応を「メルセデス・ベンツ・GクラスW463型 2009年MC後~2018年MC前 G350d G350 G550 対応」と書いている(出品者の記載。MC はマイナーチェンジの略)。2009年より前の W463 は、この書き方の範囲に入っていない。
販売ページの商品説明では、マグネット固定式で窓枠の金属部分に吸着させるので、吸盤式のように吸盤の劣化や日差しで外れる煩わしさがなく、専用工具は要らず取り付け・取り外しが数秒で終わるとしている。生地は加厚塗銀布で、塗銀層・中間の断熱層・内側の黒色層の多層構造とうたい、外からの視線を遮るので車中泊や仮眠時のプライバシー保護にも使えるとする。使わないときは折りたたんで、グローブボックスやドアポケット、シートバックポケットなどに収納できる。
確かめどころは付ける窓だ。商品名には「フロント」とあるが、商品説明は窓枠の金属部分に磁石で付け、付けたままでも窓ガラスを開け閉めできると書いていて、4枚がどの窓に付けるものかは、商品名と商品説明のどちらにも書かれていない。どの窓用か、自分の車の窓枠に付くかを、買う前に販売ページの出品者に確かめたい。
GクラスW463型(2009年MC後~2018年MC前)対応 マグネット式サンシェード 4枚組
「W463」の名で売られる新型向けの専用品に注意
「Gクラス W463」の名で売られている車種専用のサンシェードには、商品名や商品説明に「W463 2018年6月~現行」や「W463(W464)型 2代目 2018年モデル~現行」と書かれ、2018年の新型向けをうたう物がある(出品者の記載)。これらは2018年の新型より前の W463 とは違う型に向けた商品で、旧型の W463 に合うとは販売ページに書かれていない。
新型はリヤウインドウを除いて曲面ガラスになり、ボディの寸法も変わっている。型式の「W463」の字だけで選ばず、年式の書き方を見る。
前席の窓とフロント用は走る前に外す
JAF の会報誌のウェブ版の解説では、運転席や助手席の窓にサンシェードやカーテンを取り付けることは、ドライバーの視野を妨げることになるとされる。道路交通法は、運転者の視野を妨げたり、ハンドルなどの操作を妨げたりするものの積載を禁止している。窓ガラスの性能も保安基準(道路運送車両の保安基準第29条3項)で定められ、運転席・助手席の窓ガラスは、可視光線透過率(光を通す割合)が70%以上であることが必要とされている。
同じ解説は、後部座席の窓ガラスにサンシェードやカーフィルムを取り付けることは禁止されていないとする。ただし後方確認のときの視界を妨げるので、同乗者がいない場合は運転中は外すことが望ましいとしている。
フロント・ウインドー用のサンシェードと、運転席・助手席の窓に付けたサンシェードは、駐車中や車中泊のときに使い、走り出す前に外す。磁石式の4枚組の商品説明が付けたまま窓を開け閉めできるとうたっていても、前席の窓に付けたまま走ってよいという意味ではない。
サンシェードで下がるのはダッシュボードの温度
JAF のユーザーテスト(2012年8月22日・23日、気温35度、正午から4時間)では、サンシェード装着車のダッシュボード最高温度は52℃で、対策なし(白)の74℃、対策なし(黒)の79℃より低かった。一方、車内最高温度はサンシェード装着車が50℃、対策なし(白)が52℃、対策なし(黒)が57℃で、テストは、サンシェード対策をしていても温度抑制効果は低く、人や動物が耐えられない温度となり、車内温度の上昇を防ぐことはできないとしている。
サンシェードはダッシュボードなど日差しの当たる所の温度上昇を抑えるのに役立つが、車内の空気の温度上昇は防げない。サンシェードを付けていても、子どもやペットを車内に残さない。
よくある質問
2018年式のGクラスはどちらの世代か
2018年は新型の発表後も旧型が併売された年で、年式だけでは決められない。車検証の型式と初度登録年月を見て、分からなければ購入した販売店か正規販売店に確かめる。詳しくは「旧型 W463 と2018年の新型の見分け方」の節に書いた。
新型向けのサンシェードは旧型 W463 に使えるか
「2018年6月~現行」「2018年モデル~現行」と書かれた専用品は2018年の新型向けをうたう商品で、旧型の W463 に合うとは販売ページに書かれていない。旧型に付けるなら、年式の書き方が2018年の新型より前の W463 を指す商品から選ぶ。
サンシェードを付けたまま走ってよいか
フロント・ウインドー用と、運転席・助手席の窓に付けた物は、走る前に外す。後部座席の窓は禁止されていないが、同乗者がいなければ運転中は外すのが望ましいと JAF の解説は書いている。
サンシェードで車内の温度はどこまで下がるか
JAF のテストでは、ダッシュボードの最高温度は対策なしより大きく下がった一方、車内最高温度はあまり下がらなかった。車内の暑さそのものは防げないので、子どもやペットを車内に残さないことが前提になる。
W463 のサンシェード選びのまとめ
まず使い道で候補を1つに絞り、そのうえで販売店や正規販売店、販売ページの出品者に、自分の車に合うかを最後に確かめる。この順番なら迷わない。
- 駐車中の日差し対策なら、純正のプレミアムフロントサンシェード(適合車種の書き方は「Gクラス W463」で、年式の記載が無い。2018年の新型より前の W463 向けか新型向けかは販売ページからは決められない)
- 車中泊や仮眠の目隠しなら、磁石式の4枚組(対応の書き方は2009年MC後~2018年MC前の G350d G350 G550 で、2009年より前の W463 はこの範囲に入っていない。どの窓用かの記載が無い)
- 2018年前後の車は、車検証の型式と初度登録年月で2018年の新型より前の型かを確かめる
- フロント用と前席の窓に付けた物は、走る前に外す
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