GLC X254 のサンシェードは、日差しを遮りたいのが前のフロントガラスか横の窓かで選ぶ。前なら純正のフロントサンシェード GLC(X254) か傘型、横ならマグネット式の1点になる。3点とも商品名に X254 の字はあるが、どれも販売ページの記載なので、記載が無い所を知ったうえで選びたい。
GLC X254 のサンシェードは前用2点と横用1点から選ぶ
前(フロントガラス)用は純正品と傘型の2点、横の窓用はマグネット式の1点だ。純正の品で選びたいなら純正品、たたんでしまえる形を販売ページの記載で選ぶなら傘型、横の窓を駐車中に覆いたいならマグネット式を選ぶ。
| 商品 | 使う位置 | 商品名の型式の表記 | 形と収納(販売ページの記載) | 記載が無い項目 |
|---|---|---|---|---|
| 純正のフロントサンシェード | 前 | GLC(X254)・「純正」の字あり | 記載が無い | 形・寸法・素材・収納袋の有無 |
| 傘型 | 前 | GLC X254/C254 2023年~ | 傘型。たたんで付属の収納ケースに入れる | 広げたときの寸法・骨の本数 |
| マグネット式 | 横の窓 | GLC X254(商品説明は「汎用的な製品」とも書く) | マグネットで留め、工具なしで数秒で付け外し | 枚数・対象の窓・寸法 |
3点とも商品名に X254 の字があるが、どれも販売ページの記載で、メーカーの適合表で確かめた値ではない。価格は変わるので、商品リンクの先で確かめてほしい。
扱う車は2023年発表の新型 GLC(X254)
ドイツの自動車誌 auto motor und sport は、2022年3月の記事で GLC の新しい世代を X254 と呼び、同じ年の6月に世界初公開されると伝えていた。同じ記事は、新しい GLC は先代より全長が伸びたとも書いている。
日本ではメルセデス・ベンツ日本が2023年3月16日に新型 GLC を発表し、同じ日に予約注文の受け付けを始めた。納車は3月下旬ごろから順に始める予定とされ、発表の時点で日本に導入されたのは GLC 220 d 4MATIC の右ハンドル仕様だった。
サンシェードの商品名には、SUV の X254 とクーペの C254 を並べて書く品がある(傘型もその一つ)。ここで扱うのは SUV の X254 なので、商品名の型式の並びに X254 が入っているかを見る。X254 の字が無い品を X254 用として選ばない。
X254 のサンシェードを選ぶ4つの基準
前(フロントガラス)用か横の窓用か
最初に、日差しを遮りたいのが前か横かを決める。前ならダッシュボードやハンドルに当たる日差しを遮るフロント用、横なら側面ガラス用になる。3点のうち純正品と傘型はフロント用、マグネット式は横の窓用だ。
商品名の型式の表記と書き手
商品名の型式の表記と、それを誰が書いたかを見る。純正品は「GLC(X254)」、傘型は「GLC X254/C254」、マグネット式は「GLC X254」と、3点とも商品名に X254 の字がある。ただし、どれも販売ページの記載で、メーカーの適合表で確かめた値ではない。純正品は商品名に「純正」とあり、ブランドの欄が Mercedes-Benz だ。
形と収納
傘型は、たたんで付属の収納ケースに入れられると商品説明に書かれている。純正品は、形と収納の記載が商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも無い。マグネット式は、工具なしで数秒で付け外しできると商品説明に書かれている。
駐車中だけか走行中も使うか
フロント用は駐車中に広げて使う。マグネット式は窓を少し開けられるとしているが、運転席・助手席の窓には走行中に付けない(理由は後の「走行中」の節で書く)。
純正のフロントサンシェード GLC(X254)
販売ページの商品名と商品説明では、商品名は「メルセデス・ベンツ アクセサリー 純正 フロントサンシェード GLC(X254)」で、純正・フロント用・GLC(X254) の字がある。ブランドの欄は Mercedes-Benz、確認した時点の販売者の欄はメルセデス・ベンツ日本だった。
一方で、商品説明の箇条書きは空だ。形(折りたたみ式か傘型か)・寸法・素材・収納袋の有無は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。形や寸法を知りたいときは、買う前に正規販売店で確かめる。
フロント用は、広げたときにルームミラーやその周りの装備、ナビの画面、ダッシュボードに無理な力がかからないかを確かめて使う。純正の品にこだわる人が、形を確かめてから選ぶ1点だ。
メルセデス・ベンツ アクセサリー 純正 フロントサンシェード GLC(X254)
傘型のフロント用(GLC X254/C254 2023年〜表記)
販売ページの記載
販売ページの商品名と商品説明では、この傘型は「メルセデス ベンツ GLC X254/C254 2023年~ に適合する」と書かれ、商品名には「車種専用」「折りたたみ式」「曲がる中棒」「収納ポーチ付き」の字もある。商品説明では、フロントガラスの日除けとしている。
同じ商品説明では、6層構造のナノポリマー断熱材の表面にチタンシルバーのコーティングを施し、紫外線を99%カットするとしている(別の箇条では「99%以上」と書く)。柄(シャフト)は360度回転して角度を変えられ、車種やダッシュボードの高さに合わせられる、中央のシャフトの作りでカーナビやダッシュボードに当たりにくくしている、使った後は傘のようにたたんで付属の収納ケースに入れ、ドアポケットやグローブボックスなどにしまえる、とも書く。いずれも出品者の記載だ。
適合の書き方と記載が無い項目
「GLC X254/C254 2023年~」の適合は出品者の記載で、メーカーの適合表で確かめた値ではない。商品説明には「様々な車種にフィットするよう設計」とも書かれていて、X254 の形に合わせて作った品か、多くの車に使える形の品かは、販売ページの字からは決められない。広げたときの寸法と骨の本数も、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。
広げるときにルームミラーまわりやナビの画面に無理な力がかからないかは、純正品と同じく見ておく。使わないときはたたんでしまいたい人に向く1点だ。
傘型の車用サンシェード(GLC X254/C254 2023年〜表記・360°回転の柄)
マグネット式の横の窓用(GLC X254 対応表記)
販売ページの記載
販売ページの商品名には「ベンツ 新型 GLC X254 対応」「マグネット吸着」の字があり、色は黒。商品説明では、車の側面ガラスに合わせてマグネットで固定する横の窓用としている。
同じ商品説明では、マグネットのカーテン式で車のボディのフレームに直接吸着し、工具を使わずに数秒で付け外しできるとしている。マグネットで固定する構造なので、遮光したまま窓を少し開けて換気できる、適度な遮光性で車の外から車内を見えにくくする、とも書く。
専用か汎用かは販売ページの中で食い違う
販売ページの字では、商品名は「対応ベンツ 新型 GLC X254」と書く一方、商品説明は「軽自動車を含む多くの車種の側面ガラスに対応し」「汎用的な製品」と書いている。X254 の窓の形に合わせた品か汎用品かは、どちらとも言い切れない。枚数・どの窓(前席の横か後席の横か)に使う品か・寸法も、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。
買う前と使うときの確かめ
マグネット式は、磁石が付く金属の部分に吸着させて留める方式だ。買う前に、自分の車の窓まわりの枠に磁石が付くかを確かめておく。商品説明は「日常運転」での使用もうたっているが、運転席・助手席の横の窓に付けたまま走らない。
マグネット式の横の窓用サンシェード(GLC X254 対応表記・黒)
サンシェードの効き目と限界(JAF の実測)
JAF のユーザーテスト「真夏の車内温度」では、2012年8月の晴れた日(気温35度)に、ミニバン5台の室温を25℃にそろえて、正午から4時間の温度を測っている。そのうち次の3台の最高温度は、こうだった。
| 車の条件 | 車内の最高温度 | ダッシュボードの最高温度 |
|---|---|---|
| 対策なしの黒い車 | 57℃ | 79℃ |
| 対策なしの白い車 | 52℃ | 74℃ |
| サンシェードを付けた車 | 50℃ | 52℃ |
ダッシュボードの最高温度は、サンシェードを付けた車が対策なしの2台より低い。ただ、JAF は同じテストのまとめで「サンシェード対策や窓開け対策をしていても温度抑制効果は低く、人や動物が耐えられない温度となり、車内温度の上昇を防ぐことはできない」としている。
サンシェードは、ダッシュボードやハンドルなど日の当たる所の熱さを抑えるための道具として選ぶ。車内の空気の温度は大きくは下がらないので、子どもやペットを車内に残してよくなる道具ではない。
走行中は運転席・助手席の窓に付けない
くるまのニュースのサンシェードの選び方の記事では、道路交通法第55条2項の「運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ」という条文を挙げ、運転席や助手席の窓やフロントガラスにサンシェードを付けて走ると、視界が十分に確保できず、法令違反とみなされる可能性が高いとしている。
フロント用の2点は駐車中に広げて使い、走り出す前にしまう。マグネット式は商品説明が「日常運転」での使用もうたっているが、運転席・助手席の窓に付けるのは、駐車中や車中泊のときに限る。
よくある質問
X254 と C254 を並べて書いた品は X254 に使える?
傘型のように商品名に「GLC X254/C254 2023年~」と書く品は、型式の並びに X254 が入っている。ただ、その適合は出品者の記載でメーカーの適合表で確かめた値ではなく、傘型の商品説明には多くの車に合うとも読める書き方がある。X254 の形に合わせた品かは、販売ページの字からは決められない。
横の窓用を付けたまま走ってもいい?
運転席・助手席の窓には、付けたまま走らない。法令違反とみなされる可能性が高いという指摘があり、運転席・助手席の窓に付けるのは駐車中や車中泊のときに限る。
サンシェードを付ければ車内に人やペットを残しても大丈夫?
大丈夫ではない。JAF はサンシェードを付けても車内温度の上昇は防げないと結論づけている。子どもやペットは車内に残さない。
純正のフロントサンシェードはどんな形?
販売ページの商品名と商品説明の箇条書きには、形(折りたたみ式か傘型か)・寸法・素材・収納袋の有無の記載が無い。形を知りたいときは、正規販売店に聞くのが確実だ。
マグネット式が付くかはどう確かめる?
磁石が付く金属の部分に吸着させる方式なので、自分の車の窓まわりの枠に磁石が付くかを、買う前に確かめる。
まとめ:買う前に確かめること
- 遮りたいのは前か横か(前は純正品か傘型、横はマグネット式)
- 商品名の型式の並びに X254 があるか(3点とも商品名に X254 の字があるが、どれも販売ページの記載で、メーカーの適合表で確かめた値ではない)
- 純正品の形・寸法は正規販売店で、マグネット式は窓まわりの枠に磁石が付くかを確かめたか
- 運転席・助手席の窓に付けるのは駐車中や車中泊のときだけにするか
- 価格は商品リンクの先で見たか
ほかのメルセデスのサンシェード比較も参考にしてほしい。
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