EQE(セダンのV295)のフロアマットを通販で替えるとき、選べる物はハンドルの位置で分かれる。右ハンドルの車なら、型式V295と年式が書かれた足元用の2点から表面の好みで選べばよい。左ハンドルのAMG EQE 53や、名前の似たEQE SUVに乗っているなら、ここで扱う商品の記載の対象から外れるので、まず自分の車がどちらかを確かめてから読み進めてほしい。
EQE V295向けに今選べるフロアマットはAvilesの2点
型式V295と年式の記載がある足元用のフロアマットは、Avilesの2点だ。1つは16色から色を選べる標準のマット、もう1つは商品名で防水とうたうカーボン柄のマットになる。
2点とも、販売ページの商品説明で適合車種をベンツEQE、適合型式をV295、適合年式をR04.09~(令和4年9月以降)としていて、枚数は5枚、留め具は専用樹脂リングで、備考は「右ハンドル用」と同じだ。違いは表面で、色を内装に合わせたいなら16色の標準、雨の日の汚れを重く見るなら防水のカーボン柄を選ぶ。商品説明に他のマットと重ねて使わない注意書きが在るのはカーボン柄のほうになる。
注文前に押さえておく点は2つある。1つは、2点とも備考が「右ハンドル用」で、左ハンドルのEQEは記載の対象から外れること。もう1つは、2点とも樹脂リングの車体側フックが付属しないことだ。荷室の汚れも防ぎたいなら、V295型(セダン)22-26年に適合とうたうNBVNBVのトランクマットを1枚足す形になる。
EQE V295の国内仕様のうちマット選びに関わる点
メルセデス・ベンツ日本は2022年9月29日に、EQシリーズで初めてのミドルサイズセダンとしてEQEを発表し、予約受付を始めた。ラインナップは「EQE 350+」とメルセデスAMG「EQE 53 4MATIC+」の2種類で、納車開始は2022年11月頃の予定とされた。
マット選びで効くのはハンドル位置だ。2022年9月の国内発表を伝えた報道では、EQE 350+は右ハンドルのみ、EQE 53 4MATIC+は右と左のハンドルのどちらも選べるとされた。発表時の報道どおりなら350+は右ハンドルだが、53は車ごとに確かめる必要がある。
もう1つは車の取り違えだ。Wikipedia英語版の項目では、EQEの型式(モデルコード)はV295で4ドアのセダン、生産は2022年から続いていて、駆動は後輪駆動と前後2つのモーターの四輪駆動(4MATIC)がある。SUV版は「EQE SUV」として別の項目で扱われている。同じEQEの名でも別の車として扱い、商品の型式の欄にV295と書かれているかを見る。EQE SUVに乗っているなら、こちらの記事で別に確かめてほしい。
EQE V295のフロアマットの選び方
EQE V295のフロアマットは、次の4つの順に見ていけば迷わない。
1. 型式・年式・ハンドル位置の記載
最初に見るのは適合の記載だ。型式V295、年式、右ハンドル用か左ハンドル用かが商品説明に書かれているかを確かめる。どれか1つでも書かれていない物は、自分の車に合うかを注文前に判断できない。
2. 枚数
足元を何枚で覆うかを見る。セットの枚数と、どの席の分かが書かれているかを確かめる。
3. 固定のしかた
車体側の固定具に留める方式か、車体側のフックが商品に付くかを見る。国民生活センターの2010年の調査を伝えた報道では、固定していない純正マットや市販マットがずれると、アクセルペダルがマットに干渉することがあった。その助言として、固定する構造の市販マットは車の形に合った物を選び、ペダルに干渉しないことを十分に確かめて使うこと、純正マットでも固定フックが外れてずれていないかを確かめることが挙げられている。
4. 表面(色・柄・防水)
最後に表面を見る。内装に合わせた色にするか、柄にするか、防水をうたう物にするかは好みと使い方で決めてよい。適合と固定の条件がそろったうえでの選択だ。
足元用2点の比較表
Avilesの2点を、販売ページの商品説明の記載で並べた。
| 項目 | Aviles 16色から選択 | Aviles 防水マット カーボン柄 |
|---|---|---|
| 適合車種・型式 | ベンツEQE・V295 | ベンツEQE・V295 |
| 適合年式 | R04.09~ | R04.09~ |
| ハンドル位置 | 右ハンドル用 | 右ハンドル用 |
| 枚数 | 5枚 | 5枚 |
| 留め具 | 専用樹脂リング | 専用樹脂リング |
| 車体側フック | 付属しない | 付属しない |
| 表面 | 16色から選択 | カーボン柄・商品名で防水とうたう |
| 重ねて使わない注意書き | ― | 商品説明に記載あり |
| 素材の名称・厚み | 記載が無い | 記載が無い |
| 5枚の内訳 | 記載が無い | 記載が無い |
表のとおり、適合の記載・枚数・留め具は同じで、分かれるのは表面だ。2点とも、マットの素材の名称と厚みの数値は商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無く、5枚の内訳(どの席の分か)も記載が無い。厚みや席ごとの分け方が気になる人は、注文前に出品者に確かめるとよい。
Aviles 16色から選べるフロアマット(標準)
内装の色に合わせてマットを選びたい人には、こちらを勧める。販売ページの商品説明では、適合車種をベンツEQE、適合型式をV295、適合年式をR04.09~とし、備考は「右ハンドル用」。商品内容はフロアマット5枚、留め具は専用樹脂リングだ。商品名は「ベンツ 互換品」で、メルセデス・ベンツの純正品ではない。
色は商品名のとおり16色から選ぶ形で、リンク先の表示は「無地×ブラック」になっている。樹脂リングの車体側フックは付属しないと書かれているので、車体の床に固定用の受けがあるかは、今敷いているマットを外して自分の車で確かめる。
Aviles EQE V295 フロアマット 16色から選択(右ハンドル用・5枚)
Aviles 防水マット カーボン柄
雨の日の乗り降りや汚れ対策を重く見るなら、こちらだ。商品名で「防水マット」とうたい、柄はカーボン柄になる。素材ではなく柄の名前なので、そこは取り違えないようにしたい。
販売ページの商品説明では、適合車種・型式・年式(ベンツEQE・V295・R04.09~)、右ハンドル用、5枚、専用樹脂リングで車体側フックは付属しない点が16色の標準と同じだ。商品名は「ベンツ 互換品」で、純正品ではない。標準と違うのは、商品説明に「他のフロアマット類と重ねて使用しないでください」という注意があることだ。
Aviles EQE V295 防水フロアマット カーボン柄(右ハンドル用・5枚)
荷室も守るならトランクマット
足元のマットとは役割が別の、荷室(トランク)用の1枚がNBVNBVのトランクマットだ。商品名には「フロアマット」の字も並ぶが、商品説明はトランクマットとして書かれていて、足元のフロアマットの代わりにはならない。足元用と組み合わせて荷室の汚れも防ぎたい人向けになる。
販売ページの商品説明では、メルセデス・ベンツ EQE V295型(セダン)22-26年に適合するトランクマットとし、純正トランクの凹凸・段差・曲線を実車から採寸した専用設計とうたっている。適合の記載は出品者のものだ。
素材はPUレザーで、表面に防水コーティングを施し、水拭きのほか取り外して水洗いもできるとしている。裏面に滑り止めの加工があり、付属のベルクロで位置を合わせて貼り付けて固定する形で、工具は要らない。折り畳んで送るため、開けたときに折りシワや素材のにおいが出ることがあり、シワは数日敷いておくと和らぎ、においは風通しのよい所で陰干しすると消える、と書かれている。
NBVNBV EQE V295型 セダン用 トランクマット(PUレザー・1枚)
フロアマットを敷くときに守ること
国土交通省の注意喚起では、フロアマットを固定せずに重ね敷きするなど不適切に使うと、アクセルペダルがマットに引っかかり、車の急加速につながる不具合が起きることがある、としている。注意事項として挙げているのは、フロアマットを固定して使うこと、重ね敷きをしないこと、運転前にマットが正しく固定されているかを確かめることの3つだ。
国土交通省の平成21年分の事故・火災情報のとりまとめ(平成22年4月23日発表)では、マットの不適切な使い方による事故が13件あり、内訳は社外品フロアマットの二重敷きが11件、未固定が2件だった。二重敷きや未固定のマットは乗り降りや運転のときに前へずれ、ペダルを踏み込んだときに引っかかって、運転者の意図しない加速が起きる可能性がある、とした。運転中にマットのずれを確かめるのは難しい、ともしている。
社外品のマットに替えるときは、純正マットや今のマットの上に重ねて敷かず、外してから敷く。これが一番の決まりだ。
届いたマットに替える手順
手順1: 今のマットを外す
今敷いているマットを外す。新しいマットを上に重ねない。
手順2: 固定具を確かめて運転席用を留める
車体の床の固定用の受けを確かめ、運転席用のマットを位置に合わせて、留め具で固定する。Avilesの2点の留め具は専用樹脂リングで、車体側フックは商品に付かないので、受けが見当たらないときは出品者に確かめる。
手順3: ペダルとの干渉を確かめる
アクセルペダルを奥まで踏み、マットの端や表面にペダルが干渉しないかを確かめる。国民生活センターの助言にもある確かめ方だ。
手順4: 運転前にずれを確かめる
その後も、運転前にマットが固定されていてずれていないかを確かめる習慣をつける。
よくある質問
左ハンドルのAMG EQE 53にも使える?
Avilesの2点は、どちらも商品説明の備考が「右ハンドル用」で、左ハンドルのEQEは記載の対象から外れる。AMG EQE 53 4MATIC+は国内発表の時点で左ハンドルも選べたので、注文前に自分の車のハンドル位置を確かめてほしい。
EQE SUVにも使える?
ここで紹介した3点は、商品名と商品説明にV295(またはV295型のセダン)の記載がある物で、EQE SUVはセダンのV295とは別の車として扱われている。EQE SUVのマットは、上の節で案内したEQE SUVの記事で確かめてほしい。
純正マットの上に重ねて敷いてもいい?
重ねて敷かない。国土交通省は重ね敷きをしないよう求めていて、Avilesの防水マット カーボン柄の商品説明にも他のフロアマット類と重ねて使わないように、とある。今のマットは外してから敷く。
車体側の固定フックは付いてくる?
Avilesの2点は、留め具が専用樹脂リングで、樹脂リングの車体側フックは付属しないと商品説明に書かれている。床に固定用の受けがあるかは、今のマットを外して自分の車で確かめる。
年式はいつ以降の車が対象?
Avilesの2点の適合年式の記載はR04.09~で、令和4年(2022年)9月以降を指す。国内でEQEが発表されたのは2022年9月29日だ。年式の記載は出品者のもので、メーカーの適合表ではない。
まとめ
注文の前に、まず運転席に座って、ハンドルが右か左かと、今のマットを外したときの床の固定用の受けを自分の目で確かめる。書類の確認は、その次に車検証で初度登録の年月を見ておけばよい。
そのうえで、右ハンドルのEQE V295(Avilesの2点の年式の記載はR04.09~)なら、Avilesの2点から表面の好みで選ぶ。内装の色に合わせるなら16色の標準、防水を重く見るならカーボン柄だ。荷室も守りたいならトランクマットを足す。届いたら今のマットを外して固定し、ペダルとの干渉と、運転前の固定を確かめる。
同じEQ系やEクラスのマット選びは、次の記事も参考にしてほしい。
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