フレアクロスオーバーMS31S サンシェード|方式別4選

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夏場に屋外へ数時間駐車すれば、ダッシュボードもハンドルも熱を持つ。MS31S に合うフロント用サンシェードは、商品名に入っている車種表記ではなく、製品説明の適合欄と固定方式の2つで決まる。毎日の通勤駐車なら片手で留められる磁石式、置き場所を取られたくないなら巻き取り式、費用を抑えたいなら傘式、という分け方でほぼ決着する。

目次

使い方で選べば候補は4点に絞れる

毎日の通勤駐車で使うなら、着脱が速い磁石式を選ぶ。乗るたびに外す回数が多いほど、この差がそのまま使い続けられるかどうかに直結する。使わないときの置き場所を取られたくないなら、巻き取って小さく収まるタイプ。車中泊や仮眠のときだけ使うなら、価格を抑えた傘式でも用は足りる。

そのうえで商品名の車種表記だけで選ばない。フレアクロスオーバー MS31S 向けとして売られている商品には、製品説明で車種専用設計をうたうものと、販売元自身が汎用品だと書いているものが混在している。

商品 固定方式 適合欄の表記 価格(確認時点)
ruiya フロントガラス用 サンバイザーで挟む 初代 MS31S/MS41S の車種専用設計 ¥2,450
趣味職人 小さく軽いタイプ サンバイザーに磁石ベルト 専用設計の明記なし ¥3,980
趣味職人 ワイヤー単品 Sサイズ 上部を磁石で留める 汎用品と明記 ¥2,480
趣味職人 傘式 Sサイズ 開いて立てかける 汎用品と明記 ¥1,980

価格はいずれも Amazon の実売価格で、確認時点の値。変動するので購入前に販売ページで見直してほしい。

MS31S はハスラーのOEM車という前提

フレアクロスオーバーはマツダが独自に開発した車ではなく、スズキから供給を受けて販売しているOEM車で、ベース車は2013年12月に発表されたハスラーである。サンシェードを探すとハスラー用の情報ばかり出てくるのはこのためだ。ただしハスラー用として売られている商品がそのまま MS31S に適合するとは限らないので、適合の判断は商品ごとの表記で行う。

ボディサイズは全長3,395mm・全幅1,475mm・全高1,665mm。全長と全幅は軽自動車規格の上限いっぱいにあたり、車内の置き場所は限られる。収納したときの大きさを軽視できないのはここが効いてくるからだ。

マツダの発表資料によると、SUVタイプの軽乗用車として2014年1月31日に発売され、レーダーブレーキサポートを全車に標準装備している。フロントガラスまわりに検知系の装備を持つ車だという前提は、シェードの形を見るときに関わってくる。

MS31S と MS41S はどこで分かれるか

初代フレアクロスオーバーの型式は MS31S と MS41S の2つ。分かれ目は S-エネチャージの搭載で、自然吸気車は2015年5月、ターボ車は2015年12月の一部改良で MS41S へ移った。MS31S は2014年1月の発売からこの改良までの前期側にあたる。マツダが一部商品改良を発表した際の資料では、ノンターボの660cc DOHCエンジン(R06A型)にISG付きの S-エネチャージを採用したと説明されている。

市販のサンシェードは、適合表記を「MS31S/MS41S」とまとめているものが多い。これは商品側が両方をまとめて対象にしているという事実であって、2つの型式でフロントガラスの形や寸法が同じだと確認できたわけではない。自分の車がどちらかは車検証の型式欄で分かる。

なお初代は2020年1月生産分まで続き、2020年2月に2代目(MS52S/MS92S型)へ切り替わっている。

サンシェードで下がるのはどこの温度か

JAF が実施した真夏の車内温度テスト(2012年8月、気温35℃、正午から4時間、ミニバン5台)では、対策なしの黒い車が車内平均51℃・ダッシュボード最高79℃だったのに対し、サンシェードを装着した車は車内平均45℃・ダッシュボード最高52℃だった。

つまり大きく下がるのはダッシュボードの表面温度で、車内の空気の温度はそこまで落ちない。見込めるのは、乗り込んだ直後のダッシュボードやハンドルの熱さが和らぐこと、内装の日焼けと劣化が抑えられること、エアコンが効き始めるまでの体感が変わることの3つ。車内が涼しくなると考えて買うと当てが外れる。

このテストは2012年にミニバンで行われたもので、軽クロスオーバーの MS31S で同じ数値が出るとは限らない。同じテストでは、窓を3cm開けた車が車内平均42℃、エアコンを作動させた車が26℃という結果も出ている。

MS31S で外さないための4つの基準

適合欄を読む順番

商品名ではなく製品説明の適合欄を見る。順番は、(1)適合欄に専用品か汎用品かの記載があるか、(2)適用車種に型式と年式が書かれているか、(3)サイズ表記が自分の車のガラスに対して妥当か、の3つ。汎用品が悪いという話ではなく、選ぶなら自分でガラスの寸法を確認する前提が要るという違いだ。

固定方式

サンバイザー挟み込み式は、シェードの下部をガラスに当ててサンバイザーを下ろして挟む方式で、吸盤も磁石も使わない。磁石式は、サンバイザーに磁石ベルトを付けるか、シェード上部の磁石をガラス上部に留める方式で、片手で素早く着脱できる。傘式は開いて立てかける方式で価格を抑えやすい一方、柄や骨が内装に当たる可能性は製品説明でも触れられている。

収納した大きさと重量

軽自動車で置き場所が限られる以上、使わないときにどこへしまうかで実用性が変わる。今回の候補には、巻き取り式で小さく収まるもの、ワイヤーを畳んで収納袋に入れるもの、傘式で棒状に畳むものがある。製品説明に書かれている重量は72gと約180g(いずれも販売元の公称値)。ドアポケットに入る大きさかどうかが、毎日の出し入れの手間を分ける。

ミラーとドライブレコーダーとの干渉

MS31S は発売時からレーダーブレーキサポートを全車に標準装備しており、フロントガラスまわりに検知系の装備がある。ルームミラーに加えて後付けのドライブレコーダーが付いている車も多い。シェードを広げたときにこれらへ当たらないか、ミラー部の切り欠き形状と商品写真を突き合わせて確認する。干渉しないと書かれている商品もあるが、いずれも販売元の説明である。

フロント用4点を固定方式別に見る

車種専用設計をうたうワイヤータイプ

ruiya のフロントガラス用は、製品説明で適用車種を「マツダ フレアクロスオーバー 初代 MS31S / MS41S(2014.1〜2020.1)」と明記し、車種専用設計をうたっている。今回の4点で、適合欄に型式と年式を書いて専用設計を明示しているのはこれだけだ。構造はアルミメッキの遮光シート・紫外線を防ぐ反射層・吸熱の層・ポリウレタンの断熱シートによる4層と説明され、装着は本体を広げて下部をガラスに押し当て、サンバイザーを下ろして挟むだけ。ワイヤータイプなので折り畳んで収納袋に入る。ミラーが干渉せずドライブレコーダーの駐車監視もできるという記載もあるが、これらはいずれも販売元の説明で、第三者による実測ではない。価格は¥2,450(確認時点)。

ruiya フレアクロスオーバー MS31S/MS41S 専用 フロントガラス用サンシェード(4層構造・吸盤不要)

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収納の小ささで選ぶ磁石式

趣味職人の小さく軽いタイプは、サンバイザーに磁石ベルトを付けて留める方式。製品説明では、軽さ72gと使用時の約2%まで小さく収納できることをUA日本記録認定で達成したとされ、30D極細糸の日本縫製による高密度遮光生地で紫外線と日差しを99%遮断するとしている。いずれも販売元の公称値だ。収納はフレームを芯にして巻き取るだけで、広げるときはフレームが自動で戻る。傘式と違って柄や骨がダッシュボードや内装に当たらない点と、ドライブレコーダーに対応する点も製品説明に書かれている。商品名には MS31S/41S系タイプとあるが、製品説明に専用設計の明記は無い。価格は¥3,980(確認時点)。

趣味職人 日本一小さく軽いサンシェード フレアクロスオーバー MS31S/41S系タイプ(磁石式・巻き取り収納)

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磁石で留めるワイヤーシェード単品

趣味職人のフロント用ワイヤーサンシェード単品(Sサイズ)は、シェードを広げてフロントガラスに合わせ、上部を磁石で固定する方式で、サンバイザーを使わない。生地は光を反射する多層構造と説明され、駐車中の車内温度の上昇に加えて、ダッシュボードやハンドル、シートの熱さと内装の日焼け・劣化を軽減するとされる。重量は約180gの公称。使ったあとはワイヤーフレームをひねって畳み、付属の収納袋に入れる。ただし適合欄には「本商品は汎用品です。表題に記載している車種に対する専用品ではありません」と販売元自身が書いている。価格は¥2,480(確認時点)。

趣味職人 フロント ワイヤーサンシェード 単品 Sサイズ フレアクロスオーバー MS31S/41S系対応

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価格を抑えたい人向けの傘式

趣味職人の傘式(Sサイズ)は¥1,980(確認時点)。同梱は本体1個と収納袋1個で、こちらも適合欄に汎用品である旨が明記されている。さらに警告として、商品のサイズとフロントガラスのサイズ、ガラスからインパネ・ダッシュボードまでの寸法を確認したうえで判断するようにと書かれている。買う前に測るという手順を踏める人向けだ。ストッパーを外すときに指や手を挟まないよう注意する旨も記載されている。

趣味職人 傘式サンシェード Sサイズ フレアクロスオーバー MS31S/41S系対応(収納袋付き)

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商品名に型式が入っていても汎用品のことがある

今回の4点のうち2点は、商品名にフレアクロスオーバー MS31S/41S系と入っていながら、製品説明の適合欄で販売元自身が汎用品であり表題の車種に対する専用品ではないと明記している。商品名の車種表記は、その車種向けとして探している人に見つけてもらうための表記であって、専用設計の証明ではない。

汎用品を選ぶなら、購入前に3か所を測る。フロントガラスの横幅と縦、そしてガラスからダッシュボードまでの奥行きだ。奥行きは傘式でとくに効き、足りないと開いたときに柄や骨が内装へ当たる。傘式の販売元が警告として同じ3か所を挙げているのは、汎用品を汎用品として使うための最低条件がそこだからだろう。測って合うなら、汎用品でも選択肢に入れてよい。

走り出す前に必ず外す

道路運送車両の保安基準第29条では、自動車の前面ガラスと側面ガラスについて、運転者の視野を妨げないものとして告示で定める基準に適合しなければならないと定めている。同条はさらに、これらの窓ガラスに、検査標章や自動車損害賠償保障法の保険標章など列挙されたもの以外を装着・貼付・塗装・刻印してはならないと定めている。サンシェードは駐停車中に使うもので、走り出す前に外す。

装着したまま走った場合の罰則の内容や金額は条文からは読み取れないので、ここでは扱わない。それより現実的なのは、「必ず外す」という動作を毎日続けられる方式かどうかである。通勤で毎日使うなら、着脱の速さは好みではなく前提条件になる。

サイドやリアまで隠したいとき

車中泊や仮眠で目隠しまで欲しい場合、フロント用のシェードだけでは運転席まわりしか覆えない。サイドとリアを汎用サイズで揃えるなら、窓の縦横をメジャーで実測し、開口部より一回り大きい寸法を選ぶ。全長3,395mm・全幅1,475mmという軽規格いっぱいの車体でも、窓の大きさと形は面ごとに違うので、面ごとに測る。夏場の仮眠では、目隠しと同時に換気をどう確保するかも合わせて考えたい。

取り付けから保管までの流れ

サンバイザー挟み込み式は、シェードを広げて下部をフロントガラスに押し当て、サンバイザーを下ろして上端を挟む。磁石式は、先にサンバイザーへ磁石ベルトを付けておくか、シェード上部の磁石をガラス上部に当てて留める。傘式は開いてからガラスに沿わせて立てかけ、サンバイザーで押さえる。

取り外しはいずれも逆の手順をたどる。外したあとは、ワイヤー式はフレームをひねって畳み、巻き取り式はフレームを芯にして巻き、傘式は閉じて収納袋に入れる。置き場所は運転席から手が届くところに決めておく。走り出す前に外すのが前提である以上、置き場所が遠いほど動作が増え、そのうち使わなくなる。

よくある質問

MS41S 用と書かれた商品は MS31S に使えるか

市販のサンシェードは適合表記を「MS31S/MS41S」とまとめているものが多く、その表記があれば商品側は両方を対象にしている。ただし2つの型式でガラス形状が同一だと確認できる資料は見当たらないので、片方だけの表記なら販売元に問い合わせて確かめたい。自分の型式は車検証の型式欄で分かる。

サンシェードを付ければ車内は涼しくなるか

涼しくはならない。JAF のテスト(2012年・ミニバン)でも車内平均温度の低下は51℃から45℃までにとどまる。下がるのはダッシュボードの表面温度で、乗り込んだ直後の熱さが和らぐという受け止め方が実態に合う。

ドライブレコーダーやルームミラーに当たらないか

取り付け位置が車ごとに違うので一律には言えない。MS31S はレーダーブレーキサポートを標準装備し、後付けのドライブレコーダーが加わっている車も多い。ミラー部の切り欠き形状と商品写真を突き合わせて判断する。

付けたまま走ってもよいか

走らせない。保安基準第29条が前面ガラスと側面ガラスに視野の基準と装着物の制限を定めている以上、駐停車中に使うものとして扱う。

商品名に車種名が入っていれば専用品か

限らない。今回の4点でも、商品名に車種と型式が入りながら適合欄で汎用品と明記されているものがある。判断は必ず製品説明の適合欄で行う。

まとめ

先に実車のフロントガラスまわりを見る。ミラーとドライブレコーダーの位置、ガラスの横幅と縦、ガラスからダッシュボードまでの奥行きを測っておけば、汎用品を選んでも外さない。そのうえで車検証の型式欄で MS31S か MS41S かを確かめる。

絞り込む基準は3つ。適合欄が専用設計か汎用品か、固定方式が使う頻度に合うか、収納したときの置き場所を確保できるか。毎日使うなら着脱の速さ、たまに使うなら価格と収納性を優先すれば、4点のどれかに落ち着く。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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