フレアクロスオーバーMS52S サンシェード4点を比較

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真夏の駐車場に戻ってドアを開けると、ダッシュボードの上が熱を持っていて、ハンドルに手を置けない。MS52S に付けるサンシェードは、遮光率の数字より先に固定方式で決めたほうが早い。サンバイザーで挟む、吸盤で貼る、磁石で留めるの3通りがあり、どれを取るかで畳んだときの大きさも値段も変わる。フロントガラスだけで足りるのか、後席とリアまで覆うのかも先に決めておく。

目次

固定方式で分かれる4点

商品 固定方式 覆う範囲 価格(確認時点)
RAIDOU(汎用・サイズ選択式) サンバイザーで挟む フロント 1,980円
ruiya(車種専用) サンバイザーで挟む・吸盤不要 フロント 2,450円
趣味職人(マグネット式) 磁石ベルト フロント 3,980円
atmys リアセット 簡易吸盤 後席ドア2枚・クォーター2枚・リア1枚 13,500円

価格はいずれも Amazon の実売価格で、確認した時点の値。値段を抑えたくて実車を測る手間を引き受けられるなら RAIDOU、測らずに買いたいなら車種専用の ruiya、出し入れの回数が多くて収納の小ささを取るなら趣味職人になる。車中泊や後席の目隠しが目的なら atmys だが、この5枚セットにフロントガラス用は含まれないので、両方欲しければ2つ買う形になる。

MS52S と MS92S で違うのはエンジン

マツダが2代目の発表時に出した資料によると、2代目は2020年1月29日に発表され、同年2月27日に発売された。型式は MS52S と MS92S の2つで、発表時のグレードは HYBRID XG・HYBRID XS・HYBRID XT、それぞれに2WDと4WDが設定されている。

MS52S がターボ、MS92S が自然吸気

型式ごとにグレードを並べた中古車カタログでは、MS52S に属するのは XT と ZT の系統だけで、マツダ公式サイトの車種ページではこの2グレードのエンジンが「660 DOHC VVT ターボ」と記載されている。MS92S 側は XG・XS・ZS の系統で「660 DOHC VVT」の自然吸気。排気量表記も658ccと657ccで分かれる。数字が大きい MS92S のほうが自然吸気で、型式の数字から受ける印象とは逆になる。

車検証の型式欄で自分の車を確かめる

自分の車がどちらかは車検証の型式欄で分かる。サンシェード側は適合を「MS52S/MS92S」とまとめて表記している商品が多いが、これは商品が両方の型式を対象にしているという事実であって、2つの型式でフロントガラスの形や寸法が同じだと確認できる資料があるわけではない。片方の型式しか書かれていない商品を選ぶときは、販売元に問い合わせて確かめる。

ボディサイズは2つの型式で共通

マツダ公式サイトの車種ページの表記では、全長3,395mm・全幅1,475mm・全高1,680mm(ルーフアンテナを折り畳んだ状態)、ホイールベースは2,460mm。発表資料では先代からホイールベースを35mm延ばし、前席の左右乗員間距離を30mm広げたと説明されていて、最小回転半径は先代と同じ4.6mを保っている。全長と全幅は軽自動車規格の上限いっぱいで、この寸法は MS52S と MS92S で変わらない。

商品を探すときに知っておく2つのこと

ベース車はスズキ ハスラー

公開されている車種情報によると、フレアクロスオーバーはスズキから OEM 供給を受けている車で、2代目のベース車はハスラー MR52S/MR92S。そのため、ハスラー用として売られているサンシェードの中に、適用車種としてフレアクロスオーバー2代目を併記している製品がある。フレアクロスオーバーという車名だけで検索すると候補を取りこぼす。なおスズキ側も MR52S がターボ、MR92S が自然吸気という同じ並びになっている。

初代 MS31S 用をそのまま流用しない

公開されている車種情報では、初代(MS31S / MS41S)は2014年1月から2020年2月までの生産で、全高1,665mm・ホイールベース2,425mm。2代目は全高1,680mm・ホイールベース2,460mmで、寸法が変わっている。フロントガラスの形まで違うと確認できたわけではないが、同じだとも確認できない。初代向けと書かれた品を2代目に流用する前提では選ばない。

買う前に決める5つの軸

先に断っておくと、「遮光率99%」「日本一小さく軽い」といった表現はいずれも販売元が自社で示している値や主張で、第三者機関の実測ではない。数字の大きい商品ほど車内温度が下がる、という読み方はしない

専用設計か汎用か

汎用品はサイズを自分で選ぶ。専用設計品は測らずに買える代わりに値段が上がる。

固定方式は3通り

サンバイザーで挟む、吸盤で貼る、磁石で留める。吸盤は跡が残ったり夏場に外れたりすることがあるので、挟むか磁石かで迷う人が多い。

畳んだときの大きさと重さ

軽自動車は室内の置き場所が限られる。毎日使うなら、広げやすさより畳んだあとの収まりを優先する。

ミラーとドライブレコーダーに当たらないか

ルームミラーの根元とドライブレコーダーの本体は、上端の切り欠きの有無で当たり方が変わる。

フロントだけか、後席まで覆うか

日中の駐車でダッシュボードとハンドルの熱さを抑えたいだけならフロント用1枚で足りる。車中泊で外からの視線を切りたい、後席の人の日差しを避けたいなら後席側の目隠しが別に要る。

サンシェードでどこまで下がるのか

JAF が実施した真夏の車内温度テストでは、2012年8月22日・23日に気温35度の屋外駐車場(埼玉県戸田市)へミニバン5台を正午から4時間置いている。サンシェードを装着した車は車内最高温度50℃・車内平均温度45℃・ダッシュボード最高温度52℃。対策なしの黒い車は57℃・51℃・79℃、白い車は52℃・47℃・74℃、窓を3cm開けた条件は45℃・42℃・75℃、エアコンを作動させた条件は27℃・26℃・61℃だった。

この並びから読み取れるのは、効くのが主に日射の直接当たる面だということ。ダッシュボード最高温度は79℃から52℃へ27℃下がる一方、車内平均温度の差は51℃と45℃で6℃にとどまる。しかも2012年にミニバン5台で得られた結果で、軽クロスオーバーであるフレアクロスオーバーで同じ数値になるとは限らない。日射が当たる面の温度上昇を抑えるもので、車内が涼しくなるわけではない。

方式別に選ぶフロントガラス用3点

汎用サイズ選択式で値段を抑える

RAIDOU のフロント用について、販売元は製品説明に「専用設計ではなく汎用品です」と明記している。サイズは大(横145cm×縦80cm)と小(横140cm×縦70cm)の選択式で、「必ずフロントガラスのサイズをご確認下さい」という案内も付く。遮光率99%は販売元の表示。収納袋は付属するが取扱説明書は付かない。商品タイトルにはフレアクロスオーバー MS92/MS52S と書かれている。サイズを自分で決める代わりに1,980円(確認時点)で、今回の4点では最も安い。

RAIDOU フレアクロスオーバー MS52S/MS92S フロント用サンシェード(汎用・サイズ選択式)

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専用設計のワイヤー式は吸盤を使わない

ruiya の製品説明には、適用車種としてスズキ ハスラー MR52S/MR92S の2代目(2020年2月から現行)、ハスラー JスタイルII系(2022年5月から現行)、マツダ フレアクロスオーバー2代目 MS52/92S型(2020年2月から現行)が明記されている。構造は4層で、表側がアルミメッキの遮光シート、次に紫外線を防ぐ反射層、その内側が吸熱の層、裏側がポリウレタンの断熱シートという説明。装着は本体を広げて下部をガラスに押し当て、サンバイザーを下げて挟む方式で、吸盤を使わない。ワイヤータイプなので折り畳んで収納できる。ドライブレコーダーの駐車監視ができミラーが干渉しないという記載もあるが、これは販売元の説明で第三者の実測ではない。価格は確認時点で2,450円。実車を測らずに買いたいならここ

ruiya フレアクロスオーバー MS52S/MS92S 専用 フロントガラス用サンシェード(4層構造・吸盤不要)

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マグネット式は収納の小ささで選ぶ

趣味職人のマグネット式は、重さ72g・使用時の約2%まで小さく収納できることを UA 日本記録認定で取得したと販売元が説明している。30D の極細糸と日本縫製をうたい、高密度の遮光生地で紫外線と日差しを99%遮断するという表示。装着はサンバイザーに磁石ベルトを付け、ネオジム磁石で吸着させる方式。形状記憶フレームを芯にして巻き取るだけで畳めて、傘式と違って柄や骨がダッシュボードや内装に当たらないため傷の心配がない、という説明も付く。ドライブレコーダーにも対応。適合表記はフレアクロスオーバー MS52S系・MS92S系で、価格は確認時点で3,980円。

趣味職人 フレアクロスオーバー MS52S系/MS92S系 マグネット式サンシェード(72g・巻き取り収納)

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3点とも価格と在庫は確認した時点のもので、同じ商品でも時期によって変わる。金額は目安として読み、購入前に販売ページで見直す。

後席とリアまで覆うなら別のセット

atmys のリアセットについて、販売元は「本製品は【リアセット】です。フルセットではありません」と明記している。中身は後部座席のドアガラス2枚・クォーターガラス2枚・リアガラス1枚の計5枚で、フロントガラス用は含まない。簡易吸盤で脱着し、使わないときは折り畳んで収納する。各車種に合わせた専用設計で、日本の職人が1つずつ縫製しているという説明。適合表記は新型フレアクロスオーバー MS52S・MS92S、価格は確認時点で13,500円と、今回の4点では最も高い。

注文の前に見るのはクォーターガラスの小窓。販売元は端子有りタイプ向けに作っていて、グレードが HYBRID・Gターボ等の端子なしタイプでは隙間が生じると明記している(この点についてのクレームは受けられないとしている)。自分の車の小窓に端子があるかどうかを実車で確かめてから注文する。

atmys フレアクロスオーバー MS52S系/MS92S系 リア専用 プライバシーサンシェード5枚セット

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車中泊まで考えているなら、寝る面の作り方と荷物の置き場も同時に決めておくと買い直しが減る。

汎用品を選ぶなら先に実車を測る

測るのは3か所。1つ目はフロントガラスの横幅と縦、2つ目はルームミラーとドライブレコーダーの取り付け位置、3つ目はガラスからダッシュボードまでの奥行き。この3点を控えてからサイズを選べば、届いてから寸法が合わないという失敗は避けられる。専用設計品との価格差は、この手間を自分で引き受けるかどうかの差でもある

走り出す前に外す

道路運送車両の保安基準第29条では、第3項が前面ガラスと側面ガラスは運転者の視野を妨げないものであることを求め、第4項が整備命令標章・臨時検査合格標章・検査標章・保安基準適合標章・自動車損害賠償保障法関連の標章など条文の挙げるもの以外を窓ガラスに装着し、貼り付け、塗装し、または刻印してはならないと定めている。サンシェードは駐停車中に使うもので、走り出す前に外す。畳んだ大きさを軸のひとつに置く理由もここにある。

よくある質問

MS92S 用としか書かれていない商品は MS52S に使えるか

販売元に問い合わせて確かめる。両方の型式をまとめて書いた商品が多いなかで片方しか書かれていないなら、書かれていない側は対象外という可能性が残る。

家にある初代 MS31S 用を2代目に使えるか

使える前提では選ばない。初代と2代目で全高とホイールベースが違い、フロントガラスまで同じかどうかを示す資料がない。手元にあるなら当ててみて、上下左右が余る、あるいは届かないなら、そこで見切る。

2026年6月の商品改良後の車でも同じものが使えるか

2代目は2026年8月時点でも現行として売られていて、直近では2026年6月25日に商品改良版が発売されている。マツダが商品改良を発表した資料では、変更点として挙がっているのはフロントグリルとバンパーの意匠変更、新色の追加、デュアルセンサーブレーキサポートIIの全車標準装備、電動パーキングブレーキとオート格納ドアミラーの全車採用など。ボディサイズの表記も全長3,395mm・全幅1,475mm・全高1,680mmのまま。ただしガラスが変わっていないと確認できたわけではないので、改良後の車なら初度登録年月を伝えて販売元に確かめる。

ハスラー用と書かれた商品でもいいのか

適用車種欄にフレアクロスオーバー2代目が併記されていれば候補になる。車名が違うという理由だけで外さず、適用車種欄を開いて型式まで見る。

MS52S のサンシェード選びのまとめ

  • 型式で迷ったら車検証の型式欄と初度登録年月を確認する。MS52S がターボ、MS92S が自然吸気で、ボディサイズは共通。
  • フロント用は固定方式で決める。値段なら汎用サイズ選択式、測る手間を省くなら車種専用、収納の小ささなら磁石式。
  • 後席とリアの目隠しはフロント用とは別の商品で、クォーターガラスの端子の有無を先に見る。
  • 効くのは日射の当たる面で、車内全体の温度が下がるわけではない。走り出す前に外す。

最初の1点は、フロントだけで足りるのか後席まで要るのかを決めてから選ぶ。そこさえ決まれば、残りは方式と値段の話になる。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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