通販で見つけた「プレリュード 専用」の品を、車名の表記だけを見て買ってしまうのが、この車で起きやすい選び間違いだ。プレリュードという車名は1987年の3代目など過去の世代にもあり、車名だけでは2025年9月に出た6代目(BF1)に合うとは限らない。BF1 のカスタムは、純正アクセサリーの品ぞろえと人気の順で方向を決め、社外品は型式と年式の表記、取り付け位置まで読んでから選ぶと迷わない。
最初に押さえる2つ:純正の人気順と社外品の型式表記
ホンダアクセスの純正アクセサリー情報によると、6代目プレリュード用のアクセサリーは、外装の「スタイリング」と「インテリア」に分けて設定されている。どこから手を付けるか迷ったら、ホンダアクセスが発表した人気アイテムランキングを目安にするのが早い。2025年9月から12月上旬までの受注を集計したもので、フロアマットやドライブレコーダーなど新車時の付属品系の品は対象外だ。
| 順位 | 品名 | 載っているページ |
|---|---|---|
| 1位 | テールゲートスポイラー | スタイリング |
| 2位 | フロントロアースカート | スタイリング |
| 3位 | サイドステップガーニッシュ | インテリア |
| 4位 | パーセルカバー | インテリア |
| 5位 | センターコンソールボックス用ドリンクホルダーイルミネーション | インテリア |
| 6位 | フットライト・シートアンダーライト | インテリア |
| 8位 | LEDテールゲートライト | インテリア |
| 9位 | ラゲッジトレー | インテリア |
| 10位 | アルミホイールセンターキャップ(ブラックHマーク) | スタイリング |
7位は今回の資料で品名を確認できていないため、表から外した。1位はテールゲートスポイラーで、上位は外装のエアロと、室内の照明・荷室の実用品が占めた。純正品は部品代とは別に取付工賃がかかる(ランキングの発表の注記)。社外品は、商品名と商品説明に型式「BF1」と年式の表記があるかを最初に見る。
BF1 はどんな車か:カスタムの前に知っておく成り立ち
ホンダのニュースリリースによると、6代目プレリュードは2025年9月4日に発表、9月5日に発売された。パワートレインは2.0L 直噴アトキンソンサイクルエンジン+2モーターハイブリッド、トランスミッションは電気式無段変速機、駆動方式はFF、乗車定員は4名。e:HEV にホンダ独自の制御技術 Honda S+ Shift を初めて組み合わせたモデルで、月間販売計画は300台とされる。
同じリリースは装備として、ノイズリデューシングタイプの高剛性19インチ大径ホイール、Brembo社製大容量フロントブレーキ、ダンパー減衰力を制御するアダプティブ・ダンパー・システム、9インチHonda CONNECTディスプレーを挙げている。ホンダの公式サイトでは走りについて「TYPE R譲りのシャシー搭載」とされ、ベストカーWebの紹介ではシビックタイプRの足回りやブレーキの技術を採用したとある。足回りとブレーキは最初から作り込まれているので、カスタムは見た目と使い勝手から考えるのが筋だ。
車体は、ホンダのウェブカタログで「クーペスタイル」、ニュースリリースの関連リンクで「ハイブリッドクーペ」とされ、荷室はハッチバックスタイルのテールゲート式になっている。ドア数は、ベストカーWebが「2ドアクーペ」と紹介している一方、今回確認したホンダの資料には明記が無い。この点は社外品の取り付け位置を読むときに効いてくる。
純正の外装アクセサリー「Sports Style」
くるまのニュースの紹介では、純正アクセサリーの開発テーマは「UNLIMITED GLIDE PLUS SPORTS ESSENCE」で、外装のコーディネートは「Sports Style」と呼ばれる。2025年1月の東京オートサロン2025で公開されたプロトタイプに付いていたエアロパーツを市販化したものだ。
ホンダアクセスの純正アクセサリー情報では、スタイリングのページに次の11品目が載っている。
- フロントロアースカート、フロントグリルモールディング、テールゲートスポイラー
- アルミホイール(19インチ)、アルミホイールセンターキャップ、アルミホイール用ホイールロックナット
- ブラックエンブレム、ドアミラーカバー、ドアバイザー、マッドガード、ライセンスフレーム
ページからは品名以外の説明や装着条件は確認できなかったので、付けられる条件は販売店で品名を指して確かめる。
テールゲートスポイラー
くるまのニュースは、1987年の3代目プレリュード用に初めて発売された純正スポイラーの伝統を受け継ぎ、立体的な造形でリアに存在感を与える品と紹介している。ベストカーWebは、新型用は中央部が低くえぐれたデザインで、見かけだけでなく空力も考えられたパーツだと書く。後ろ姿を変えたいなら、ランキング1位のこの品から検討するのが順当だ。
フロントロアースカートとフロントまわりの部品
くるまのニュースは、フロントロアースカートをフロントに迫力を加えて低重心な印象を演出する品、フロントグリルモールディングとブラックエンブレムをフロントマスクの統一感を高める品として紹介している。フロントロアースカートはランキング2位。前の印象を変えたいならこちらが先になる。
ドアバイザー・マッドガードなど実用寄りの外装
同じくくるまのニュースは、ドアバイザーとドアミラーカバーを実用性と外観の両立を図る品、マッドガードを走行時の泥はねを抑える品として紹介している。エアロほど見た目を変えずに、日常の使い勝手を整えたい人はこちらから入るとよい。
純正の内装・照明アクセサリー
ホンダアクセスの純正アクセサリー情報によると、インテリアのページに載る品目は12点。照明で室内を演出する品と、荷室や塗装面を守る実用品が並ぶ。
| 分け方 | 品目 |
|---|---|
| 照明 | センターコンソールボックス&ドリンクホルダーイルミネーション、フットライト&シートアンダーライト、パターンプロジェクター、LEDテールゲートライト |
| 保護 | フロアカーペットマット、サイドシル プロテクションフィルム、リアバンパー プロテクションフィルム |
| 荷室 | パーセルカバー、ラゲッジトレー |
| その他 | サイドステップガーニッシュ、キーカバー、ペットキーカバー(肉球) |
ランキングでは5位と6位に照明の品が入った。くるまのニュースの紹介では、ドアを開けると足元に「Prelude」の文字を照らすライト、サイドシルのPreludeロゴが光るスカッフプレート、リング状に照らすドリンクホルダーの照明、Preludeロゴ入りのラゲッジトレーが挙がっている。ただ、記事の紹介文と一覧の品名(パターンプロジェクターやサイドステップガーニッシュなど)がどう対応するかは一対一では確定できない。欲しい光り方があるなら、販売店で品名を指して確かめてから頼む。
キーカバーは純正のほかに社外品も選べるので、別の記事で比べている。
テールゲート式の荷室を使いやすくする実用品
ホンダの資料では、荷室にはスーツケースを2個載せられ(形状によっては積めない場合がある)、後席を倒すと9.5型のゴルフバッグが2個載るとされる。リアシートは「いざという時に使える」という位置づけで説明されているので、荷物は主に荷室に積む使い方になる。
そのぶん、荷室まわりの実用品は日々の使い勝手に直結する。純正のパーセルカバーはランキング4位、LEDテールゲートライトは8位、ラゲッジトレーは9位に入った。見た目のカスタムと並べて、荷室を整える使い勝手のカスタムも候補に入れておきたい。
社外のカスタムパーツを選ぶ物差し
型式BF1と年式の表記を確かめる
社外品は、商品名と商品説明に型式「BF1」と年式(2025年9月〜)の表記があるかを最初に見る。導入で触れたとおり、車名だけの表記では6代目に合うとは限らない。適合の表記は出品者が書いたもので、ホンダが認めたものではないことも頭に置いておく。
商品説明の取り付け位置が自分の車に当てはまるか
「専用」と書かれていても、取り付け位置の説明が汎用の書き方になっている商品がある。商品名で絞り込んだら、商品説明まで読んで、自分の車のどこに付けるのかを確かめる。後で紹介するドアクッションが実例だ。
貼る・置くだけで付けられて元に戻せるか
貼り付け式の部品は、貼る前に脱脂が要るか、どこに貼る前提かを商品説明で確かめる。穴あけや配線を伴う部品は、取り付けを販売店や専門店に任せる前提で費用を見ておく。新車のうちは、置く・敷く・貼るだけで付けられる品から始めると、気に入らなかったときに戻しやすい。
外装は純正、室内の小物は社外も候補にする
純正はプレリュード用として設定された品で、外装のエアロやホイールから室内の照明、荷室の実用品までそろう。社外品は通販で買えて自分で付けられる品が多い一方、適合の確認は自分で行う。見た目を大きく変える外装は純正から選び、室内の保護や小物は社外品も候補にする、という分け方が考えやすい。
ホイール交換や車高の変更は、今回 BF1 の適合値をホンダの一次の資料で確かめていないので、ここでは扱わない。純正のアクセサリーには19インチのアルミホイールとホイールロックナットが設定されている。社外のホイールや足回りの部品は、販売店や専門店で適合を確かめてから選ぶ。
自分で付けられる社外品の例:BF1 を名指しするドアクッション
販売ページの商品説明では、TSYXIXS のドアクッション(商品名はドアショックアブソーバー)は、商品名に「プレリュード 専用」「新型 プレリュード BF1型 6代目」とある、ドアなどに貼る緩衝クッションだ。8個セットのブラックで、専用ロゴ入りのデザインとされる。取り付けは、貼る場所のほこりや油分を取り除き、専用両面テープを剥がして貼り付けるだけ。出品者は、ドアを閉めるときの音や開閉時の振動の低減、ドアの端の小さなへこみや塗装の剥がれの防止をうたっているが、これらは出品者の記載で、確かめられた効果ではない。
TSYXIXS プレリュード BF1型 専用 ドアショックアブソーバー 8個セット ブラック
注意したいのは取り付け位置だ。商品説明に並ぶ例は、フロントドア・リアドア・バックドア・ボンネット・リアリッドボックス、フロントバンパーとリアバンパー、各ドアの側面などの汎用の書き方で、リアドアのように、2ドアクーペと紹介されるプレリュードには無い部位も含む。商品説明には中古車のドア周りに触れた記載もあり、BF1 の車体に合わせて形を作った品かどうかは読み取れない。8個をどこに貼るかは、自分の車のドアやテールゲートの当たり面を見て決める。型式の表記があり、貼るだけで付けられる品なので、汎用の作りと割り切れば最初の1点として試しやすい。
カスタムを進める順番と費用の見方
進める順番は、費用と手間の小さい順にすると失敗が少ない。
- 室内の保護や小物(マット、保護フィルム、クッションなど自分で付けられる品)
- 純正の照明や荷室の実用品
- 外装のエアロやホイール
室内の小物は、日差し対策のサンシェードも同じ段階で選べる。
外装の純正品は、部品代と取付工賃を分けて販売店で見積もりを取ってから決める。エアロは品数が多いので、欲しい品をまとめて見積もると全体の費用をつかみやすい。
よくある質問
プレリュード BF1 の純正アクセサリーで人気が高いのはどれ?
ホンダアクセスのランキングでは、1位がテールゲートスポイラー、2位がフロントロアースカートだった。上位の一覧は冒頭の表のとおりだ。
純正アクセサリーの取り付けに工賃はかかる?
かかる。ランキングの発表でも、示された価格は参考価格で取付工賃は別途とされている。
社外のカスタムパーツはどう選べばいい?
型式「BF1」と年式の表記、商品説明の取り付け位置、元に戻せるかの3つで絞る。型番で選ぶ消耗品の確かめ方は、次の記事で扱っている。
ホイール交換や車高の変更はできる?
今回は BF1 の適合値を確かめていないので扱わない。社外のホイールや足回りは、販売店や専門店で適合を確かめてから選ぶ。
ドアクッションは何個入りで、どこに貼る?
紹介した品は8個セット。商品説明の取り付け位置は汎用の書き方なので、貼る場所は自分の車のドアやテールゲートの当たり面を見て決める。
まとめ:買う前に確かめること
- 純正のスタイリングとインテリアの品目、ランキングの順位で、どこから手を付けるかを決めたか
- 純正品の見積もりで、部品代と取付工賃を分けて見たか
- 社外品の商品名と商品説明に「BF1」と年式の表記があるか
- 商品説明の取り付け位置が、自分の車のドアやテールゲートに当てはまるか
- 置く・敷く・貼るだけで付けられ、元に戻せる品か
- ホイールや足回りは、販売店や専門店で適合を確かめたか
この順で見ていけば、発売から日が浅い BF1 でも、合わない品を選ぶ失敗は減らせる。
この記事にはAmazonアソシエイトを含むアフィリエイト広告を含みます。

コメント