プレリュード(型式 BF1)のエアコンフィルターは、デンソーの適合品番検索に載るスタンダードの DCC3008 か、プレミアムの DCP3008 を選べば型番で迷わない。同じ適合表には純正品番 80292-TZA-J01 も載っている。花粉・PM2.5 の除塵と脱臭で足りるならスタンダード、抗ウイルス加工などまで欲しいならプレミアムだ。
BF1 に合うエアコンフィルターの型番
デンソーの適合品番検索は、ホンダ プレリュードの型式 BF1(2025年9月~)を適合グレード「全車」として載せ、次の品番を挙げている。
| 種類 | 型式 | 適合品番(純正は純正品番) |
|---|---|---|
| デンソー クリーンエアフィルター(スタンダード) | DCC3008 | 014535-2220 |
| デンソー クリーンエアフィルタープレミアム | DCP3008 | 014535-4040 |
| 純正品 | ― | 80292-TZA-J01 |
通販や店頭で探すときは、デンソー品なら型式か適合品番、純正品なら 80292-TZA-J01 で検索すると取り違えにくい。 型式の DCC3008 と DCP3008 は1文字違いなので、スタンダードとプレミアムのどちらを買うのかを先に決めておく。
自分のプレリュードが BF1 か確かめる
デンソーの適合表は、型式の末尾のアルファベットを省略して載せている、とページに注記している。車検証の型式欄に「BF1」の字が入っていれば、この表の対象として読んでよい。
年式やグレードで迷うとき、純正品を選びたいときは、Honda 販売店に車台番号を伝えて確かめるのが早い。
デンソーのスタンダードとプレミアムの違い
スタンダード(DCC3008)の機能
デンソーの製品情報では、スタンダードは帯電不織布ろ材を使った2層の除塵フィルターで、スギやヒノキなどの花粉や PM2.5 を捕らえる。添着剤付きの活性炭で車室内を脱臭し、緑色の層の抗菌剤でフィルターに付いた菌の繁殖を減らす(試験で生菌数を1/100以下に減少)。防カビ剤と活性炭でカビの発生も抑える。
プレミアム(DCP3008)で加わる機能
デンソーのプレミアムの製品情報では、プレミアムも2層の除塵(花粉・PM2.5)、添着剤付き活性炭の脱臭(食事臭・排ガス臭・ペット臭を挙げている)、抗菌・防カビを持ち、そのうえで次の3つが加わる。
- 黄色のろ材に塗った抑制剤で、スギ花粉・ダニの死骸由来のたんぱく質を減らす
- 特定の2種のウイルスを対象にした抗ウイルス加工
- フィルターに塗ったセラミックスからビタミンCを放出し、エアコンの風で届ける
メーカー自身は、抗菌の結果は試験室での試験で実車での試験ではないこと、抗ウイルスは病気の治療や予防を目的とするものではないことを注記している。ろ過効率は粒子の大きさや種類で変わり、0.3μm 未満の微粒子は除去の確認ができていない、という注記は2種に共通して付いている。
選び方は単純で、花粉・PM2.5 の除塵と、脱臭・抗菌・防カビで足りるならスタンダードで十分だ。 プレミアムを選ぶのは、たんぱく質を減らす機能や抗ウイルス加工、ビタミンCの機能まで求めるときになる。なお、デンソーはカーエアコン用フィルターの模倣品に注意するよう呼びかけている。デンソー品を買うときは、商品名の型式が適合表どおりかを見ておきたい。
純正品番 80292-TZA-J01 と Honda 純正フィルターの種類
純正品で交換するなら、デンソーの適合表に載る 80292-TZA-J01 が手がかりになる。Honda の純正部品の案内では、純正エアクリーンフィルターは、エアコンを通して車内に送る空気を浄化し、粉じんや花粉などを低減・除去するフィルターとされている。タイプは次の3つだ。
| タイプ | Honda の説明 |
|---|---|
| PM2.5対応高集塵タイプ | 集じん機能に特化 |
| アレルフリー高脱臭タイプ | 抗アレルゲン剤でアレルゲンの活動を抑える |
| ロングライフタイプ | 花粉がとれて長寿命 |
車種により適用するタイプが異なり、詳しくは Honda 販売店に問い合わせるよう案内されている。BF1 の 80292-TZA-J01 がこの3つのどれに当たるかは、今回確かめた資料には書かれていない。 純正品のタイプは Honda 販売店で確かめてほしい。
Amazon で BF1 対応と書かれたエアコンフィルター
Amazon では、BF1 対応と書かれたエアコンフィルターが販売されている。ここで紹介する4商品の適合は、どれも出品者の記載だ。価格は変動するので、商品リンクの先で確かめてほしい。
INEX の活性炭入りフィルター
INEX のエアコンフィルター(キャビンフィルター・1個・活性炭入)は、商品名に「014535-2220」「BF1」「プレリュード」「R7.9-」の字を入れている。販売ページの商品説明では、ホコリや花粉をガードし、活性炭で抗菌・消臭するとし、交換時期の目安を1年としている。車種により表示写真とフィルター形状が異なること、一部の車種は加工が必要な場合があることも注記されている。
商品名の 014535-2220 はデンソーのスタンダードの適合品番と同じ字だが、商品名にも商品説明の箇条書きにも製造元の記載は無い。 番号が同じ字でも、それだけで製造元や中身が同じとは言えない。
INEX エアコンフィルター 活性炭入 014535-2220(BF1 プレリュード R7.9- と記載)
BF1 対応と書かれた互換品(PC-514B・PC-514S・EB-514)
PC-514B・PC-514S・EB-514 の3商品は、商品名に「互換品」とある。販売ページの商品説明の箇条書きは3つとも同じ内容で、次の適合を挙げている。
- 参考対応メーカー ホンダ・参考対応車種名 プレリュード
- 型式 6AA-BF1・年式 令和7年9月~
- 燃料 ハイブリッド・排気量 2000cc・エンジン型式 LFC-H4
- 使用数 1個
型番の末尾(B・S)や EB の違いが何を指すのか、活性炭や抗菌などの機能、製造元は、商品名にも箇条書きにも書かれていない。3つの間で性能の差を読み取る材料は無いので、選ぶときは適合の記載を自分の車と照らすところまでにとどめる。
エアコンフィルター PC-514B(プレリュード 6AA-BF1 対応と記載の互換品)
エアコンフィルター PC-514S(プレリュード 6AA-BF1 対応と記載の互換品)
エアコンフィルター EB-514(プレリュード 6AA-BF1 対応と記載の互換品)
BF1 のエアコンフィルターの交換手順
デンソーの適合品番検索では、BF1 のエアコンフィルターはグローブボックス内に取り付けられていて、交換難易度は「A : 簡単」とされている。グローブボックスを外し、奥のフィルターカバーを開けて入れ替える流れだ。
作業の前に、ランプやオーディオの電源が入ったままになっていないかを見ておく。ドアの開け閉めなどで電源が入ったままだと、作業中にバッテリーが上がるおそれがある。
グローブボックスを外す
- グローブボックスを開き、ダンパーステーをロック部から外す。
- 左右2か所のストッパーピンをストッパーから外す。グローブボックスの両側を押しながら手前に倒すと外しやすい。
- グローブボックスの左右2か所のフックを外し、グローブボックスを取り外す。
フィルターカバーを外して入れ替える
- フィルターカバーのツメ(2か所)を外し、カバーを手前に引き抜く。
- 古いフィルターを引き出す。抜く前に、付いている向きと矢印を見ておくと向きを間違えにくい。
- 新しいフィルターを差し込む。
AIR FLOW の矢印の向き
新しいフィルターは、「AIR FLOW」マークの矢印が下を向くように差し込み、前後左右に傾いていないことを確かめる。 抜いた古いフィルターの汚れ具合は、次の交換時期を考える目安になるので、捨てる前に一度見ておくとよい。
交換の時期と交換のサイン
Honda の純正部品の案内では、純正エアクリーンフィルターの交換の目安を、PM2.5対応高集塵タイプとアレルフリー高脱臭タイプで1年または15,000km、ロングライフタイプで2年または24,000km としている。交換時期はタイプや環境、使用状況で変わり、粉じんが多い地域などでは早めの交換が必要とも書いている。BF1 の純正品のタイプは分かっていないため、この年数・距離はタイプごとの目安として読む。
Honda が交換のサインとして挙げるのは次の3つだ。
- エアコンがきかない
- ガラスがすぐ曇る
- 嫌な臭いがする
デンソーの交換の目安の案内では、エアコンフィルターはチリ・ホコリなどで目詰まりを起こして通風性能が低下していき、目詰まりは運転距離に比例して進む、と説明して定期的な点検を勧めている。年数や距離を待たず、サインが出たらグローブボックスを外して汚れを見るのが早い。
よくある質問
BF1 の純正品番は?
デンソーの適合品番検索に載る純正品番は 80292-TZA-J01 だ。Honda の3タイプのどれに当たるかは販売店で確かめる。
フィルターは何個使う?
使用数は、デンソーの適合品番検索の BF1 のページには書かれていない。BF1 対応とする互換品(PC-514B・PC-514S・EB-514)の商品説明では使用数1個とされ、INEX の商品名にも1個とある。どちらも出品者の記載だ。
交換に工具は要る?
デンソーの交換方法の案内は、道具を使わずに交換できる趣旨で書かれている。ただし一部車種では道具が必要となる、という注記も付いているので、工具が一切要らないとまでは言い切れない。BF1 の手順は、ダンパーステー・ストッパーピン・フックと、カバーのツメを外す内容だ。
スタンダードとプレミアムはどちらを選ぶ?
車内の脱臭と花粉・PM2.5 対策が目的ならスタンダードで足りる。プレミアムを選ぶ理由になるのは、たんぱく質を減らす機能・抗ウイルス加工・ビタミンCの3つが欲しいときだ。
BF1 対応と書かれた互換品で大丈夫?
互換品の適合は出品者の記載なので、商品名と商品説明に書かれた型式・年式を自分の車と照らして選ぶ。メーカーの適合表で確かめた品を使いたいなら、適合表に載るデンソーの DCC3008・DCP3008 か純正品にする。
まとめ:買う前の確認リスト
- 車検証の型式欄に「BF1」の字が入っているか
- デンソー品なら DCC3008(014535-2220)か DCP3008(014535-4040)、純正品なら 80292-TZA-J01 になっているか
- 除塵・脱臭・抗菌・防カビで足りるか、プレミアムで加わる3つの機能が要るか
- 互換品を選ぶなら、適合が出品者の記載だと承知のうえで型式・年式を照らしたか
- 交換するときは「AIR FLOW」の矢印を下向きにする
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