シビック ルーフキャリアおすすめ|型式別の取付キット

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「シビック用」と書かれたルーフキャリアを車名と商品写真だけで選ぶと、先代向けのセットが届く。通販の一覧には現行 FL 系向けと先代 FK 系向けが同じ商品名の書き出しで並んでいて、違うのはタイトル途中の型式表記と取付キットの数字だけだからだ。現行シビック(FL1・FL4・FL5)で選ぶなら、THULE は取付キット 5316、INNO は取付フック K863 が対応する品番になる。まず車検証の型式欄を見るところから始めたい。

目次

現行シビックで合わせる品番は 5316 と K863

ルーフキャリアは1つの商品を買えば付くものではなく、屋根に固定する足、荷物を載せる横棒、車種を決める部品の3点で1組になる。このうち車種を決めているのは3点目だけで、そこの品番さえ型式と一致していればいい。

THULE の日本正規輸入代理店である阿部商会の車種別適応表と、カーメイトの公式オンラインストアに載る K863 の適合情報から、現行型の組み合わせは次のようになる。

ブランド 車種別部品 組み合わせる残り2点
THULE 取付キット 5316 フット 7105 または 7205 + バー(スクエアバー7123/ウイングバーEVO7113/ウイングバーエッジ7214/スライドバー892)
INNO 取付フック K863 ステー INSUT・XS201・XS250 のいずれか + バー

車種別部品はそれぞれ自社のフット・ステーとの組み合わせでしか適合が示されていないので、THULE のフットに INNO のフックといった混ぜ方はしない。片方のブランドで3点をそろえる。

ベースキャリアが3点で1組になる理由

阿部商会のベースキャリア製品案内では「フットとキットを選びます」と説明され、INNO の公式サイトの購入のてびきでは「ステー」「フック」「バー」の3つが構成として並ぶ。呼び方は違うが、屋根に固定する足・横棒・車種別部品という3層は共通だ。

カーメイトの公式オンラインストアの XS201 のページには「取付けには車種別取付フック(別売)が必要です」「車種により取付けに必要な品番が異なります」と書かれている。ステー単体では車に固定できない、というのがメーカー側の説明になる。

もう1つ、現行シビックの屋根にはルーフレールが無い。適応表の現行型の行に載るフットは 7105 と 7205 の2つで、どちらもノーマルルーフ車に対応するタイプだ。通販で見かける「ルーフレール付き車用」「雨どい有専用」の汎用キャリアは、現行シビックでは選択肢に入らない。

世代で変わるのは取付キットの品番だけ

阿部商会の適応表にはシビックの行が3つ並ぶ。フットは3行とも 7105 が共通で、最大積載重量も 75kg で同じ。違うのは取付キットの品番とバー取付幅だ。

世代 適応表の表記 取付キット バー取付幅
現行 ハッチバック/R3/9~/FL# 5316 607mm
先代 5ドア/タイプR/H29/9~/FK#型 5043 680mm
先々代 4ドアセダン/H27/9~/FC#型 5066 750mm

フットとバーが同じでも、取付キットを間違えると車体に固定できない。なお「ガラスルーフ不可」の注記が付いているのは FC# と FK# の2行で、現行型の行には無い。ただし注記が無いことを「現行型ならどの屋根でも付く」と読み替えることはできない。屋根にガラスが入っている車は、世代を問わず購入前に確認しておきたい。型式で仕様が分かれる話は他の部品でも同じで、

も型式欄を見るところから始まる。

通販の一覧では商品名の3か所を読む

検索結果には現行 FL 系向けのセット(キット 5316)と先代 FK 系向けのセット(キット 5043)が混ざって表示される。価格帯も構成も近いので、見るべきなのは商品名の中の型式表記、キット品番、そしてセット内容の3か所だ。「シビック用」とだけ書かれていて型式もキット品番も出てこない商品は、その場で候補から外していい。

手持ちのフットとバーがあって車種別部品だけを替える場合は、キット単体で買える。Amazon 実売価格は確認時点で ¥10,285 だった(価格は変動する)。

THULE 取付キット THKIT5316(FL系シビック ハッチバック用・キット単体)

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選ぶときの4つの軸

車種別部品の品番が型式と一致しているか

商品ページに「FL系」「FL#」「FL1 FL4 FL5」のいずれかの表記があり、THULE なら 5316、INNO なら K863 と書かれているかを見る。この1点が合っていれば適合の話は決着し、残りは好みと予算の問題になる。

セットで買うか、1点だけ買い足すか

何も持っていないなら、フット・バー・取付キットが1つにまとまったセットのほうが取り違えは起きにくい。前の車で使っていた部品が手元にあるなら車種別部品だけの買い替えで済む場合があるが、手持ちのフットが 7105 か 7205 かを先に確かめる。

バーは4種類から選べる

現行型の行では4種類のバーが選べて、合計金額もバーによって変わる。適応表の合計金額はスクエアバー7123 の組み合わせが最も低い。阿部商会の製品案内では、ウイングバーEVO7113 に気流を分散するウインドディフューザー技術とトレイルエッジ・デザイン、ウイングバーエッジ7214 にウインドノイズを抑える説明が付き、スライドバー892 は左右各60cmの双方向スライドとされている。いずれも技術の説明で、シビックに付けたときの騒音や燃費の数値は示されていない。長い荷物を1人で載せる機会が多いならスライドバー、金額を抑えたいならスクエアバー、という分け方で考えたい。

載せたいものが幅と重さに収まるか

現行型の行のバー取付幅は 607mm、有効幅は 991mm。ルーフボックスやサイクルキャリアには取付幅の指定があり、複数を並べて付けるなら合計幅が収まるかを先に計算する。

掲載する3点と、それぞれが向く人

一から組むなら3点セットが早い。THULE のフット 7105・スクエアバー7123・キット 5316 がまとまった構成で、Amazon 実売価格は確認時点で ¥49,555 だった。

THULE FL系シビック ハッチバック用 ルーフキャリア取付3点セット(フット7105+スクエアバー7123+キット5316)

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INNO で組むなら車種別部品は K863 になる。カーメイトの適合情報では 5ドア・R3.9〜・FL1・FL4・FL5系と型式が明示されていて、商品説明には「INSUT,XS201,250用」とある。この3つのステー以外とは組み合わせられないので、ステーを持っていない人はステーとバーも合わせて用意する。確認時点の Amazon 実売価格は ¥4,404、4セット入りだ。

INNO 車種別取付フック K863(シビック5ドア FL1・FL4・FL5系用/4セット入り)

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先ほどのキット単体は、THULE のフットとバーを持っていて車種別部品だけを現行型用に替える人向けになる。屋根まわり以外も含めて手を入れる順番を考えているなら、

で全体像から見ておくといい。

積める重さは2つの数字の小さいほうで決まる

阿部商会のベースキャリア製品仕様ページには「最大積載重量は各ベースキャリアの最大許容積載重量です。車に付属のオーナーズマニュアル等に記載の車両最大積載重量を必ずお守りください。」という注記がある。適応表の 75kg はキャリア側が受けられる上限であって、屋根に載せてよい重さそのものではない。車の取扱説明書に書かれた車両側の値と比べて、小さいほうが実際の上限になる。

INNO の購入のてびきにも最大積載重量の記載があるが、そこに出てくる 60kg・ルーフボックス使用時 70kg はエクストレイルの構成例として示された数字で、シビックの値ではない。屋根に上げるほどではない荷物は室内で片づけたほうが早いので、

も合わせて考えたい。

シビックで付かないもの、確認が要るもの

カーメイトが公式サイトで公開しているシビックの取付調査には、FL1 の専用フックが K863 であることと並んで「ウィンターキャリア(スキー・スノーボード専用キャリア)は取り付けできません。」と明記されている。冬の道具を屋根に積む前提なら、選択肢はベースキャリアとルーフボックスの組み合わせに絞られる。

タイプR(FL5)は、メーカーによって書き方が分かれる。カーメイトは K863 の適合に FL5 系を含めて型式を並べているが、阿部商会の適応表で現行型の行のタイプ欄は「ハッチバック」で、タイプRを名指しする表記は先代 FK# の行にしかない。FL5 に THULE を選ぶなら、適応表の表記だけで判断せず販売店か代理店に適合を確認してほしい。屋根と室内をどう使い分けるかは

も参考になる。

車検の扱いと走行中の積載制限

国土交通省の自動車検査登録総合ポータルサイトでは、指定部品のアクセサリー的部品の例に「ルーフ・ラック」が挙がっていて、指定する部品を溶接またはリベット以外の取り付け方法で装着した場合は構造等変更の諸手続きが不要とされている。軽微な変更の範囲は普通自動車で長さ ±3cm、幅 ±2cm、高さ ±4cm、車両重量 ±100kg(小型自動車・軽自動車は車両重量 ±50kg)。ただし実車の状態は積載物や取り付け方で変わるため、付ければ無条件に通ると考えるものではない。

走行中の側は積載物への制限がかかる。大阪府警察が公表している自動車の積載制限の案内によると、長さは自動車の長さにその10分の2を加えたもの、幅は自動車の幅にその10分の2を加えたもの、高さは3.8メートルから積載場所の高さを引いた高さまで。はみ出しは前後が車体から長さの10分の1、左右が幅の10分の1を超えてはいけない。屋根に積んだ荷物もこの制限の対象になる。

注文する前に確認する5つ

  1. 車検証の「型式」欄を見る。FL1・FL4・FL5 なら現行型、FK で始まるなら先代、FC で始まるなら先々代。
  2. ブランドを決めて、その型式に対応する車種別部品の品番を確かめる(現行型は THULE が 5316、INNO が K863)。
  3. 買おうとしている商品にフット・バー・車種別部品の3点がそろっているか、セット内容を読む。
  4. 屋根に載せたいアタッチメントの取付幅がバーの有効幅に収まるかを確かめる。
  5. 取扱説明書で車両側のルーフの最大積載重量を確認する。

付けたあとの話も先に決めておきたい。荷物はキャリア本体の取り付けとは別にベルトやロープで固定し、走り出す前と高速道路を降りたあとに手で緩みを確かめる。屋根に重いものが載れば重心は上がるので、カーブや横風での動きは普段と違う前提で走る。立体駐車場や自宅の車庫も、カタログの全高ではなく積んだ状態の高さで判断する。費用の全体像は

にまとめてある。

よくある質問

先代(FK系)で使っていたキャリアを現行シビックに付け替えられるか

取付キットは FK# 用が 5043、現行 FL# 用が 5316 で別物なので、そのままでは付かない。適応表ではフット 7105 が3世代とも共通で、バーも現行型の行に同じ4種類が並ぶ。つまり買い替えが必要なのは車種別部品で、手持ちのフットとバーは型番が一致していれば使える可能性がある。

シビック タイプR(FL5)にもベースキャリアは付くか

INNO は K863 の適合に FL5 系を明記している。THULE 側は適応表の表記だけでは可否を読み切れないため、適合するとは断定できない。FL5 で THULE を検討するなら購入前の確認を挟んでほしい。

スキー板やスノーボードを屋根に積めるか

スキー・スノーボード専用のウィンターキャリアは取り付けできない、とカーメイトの取付調査に書かれている。ベースキャリアとルーフボックスの組み合わせは案内されているので、板を積む手段としてはそちらを検討することになる。

屋根には何kgまで積めるか

適応表の 75kg はキャリア側の最大許容積載重量で、これとは別に車両側の最大積載重量が取扱説明書に書かれている。守るべきは2つのうち小さいほうの値になる。荷物を載せる位置で重心の変化も違ってくる点は、

のような足まわりの数値と同じで、カタログ値だけで判断しない。

まとめ

現行シビックのルーフキャリア選びは、車検証の型式欄を見て車種別部品の品番を合わせるところで9割が決まる。THULE なら 5316、INNO なら K863。フット・バー・車種別部品の3点で1組になり、ブランドはまたがない。

現行型は2026年6月5日にマイナーモデルチェンジして、いまも新車で買える現役のモデルだ。中古で手に入れた車なら年式の印象だけで世代を判断せず、型式で確かめたい。候補を1つに絞ったら、注文前にメーカーか販売店の適合情報で最終確認をしてから決済する。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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