現行の2シリーズ グランクーペ(F74)に車種専用のフロアマットを敷くなら、商品名に「F74」専用と書かれた3D MAXpiderの立体フロアマットと、Lacacaの3Dフロアマットの2点を比べて選ぶのが早い。水や泥・雪が気になるなら縁に返しのある3D MAXpider、見た目と拭き掃除のしやすさを重んじるならダイヤ柄のLacacaが合う。どちらも商品名と商品説明に右ハンドル用かどうかの記載が無く、3D MAXpiderはグレード(前輪駆動の220・220dと四輪駆動のM235 xDrive)ごとの対応、Lacacaは枚数と固定の方法の記載も無いので、買う前に販売元に確かめ、届いたら純正マットを外してから敷く。
商品名にF74専用とある2点の早見表
現行の2シリーズ グランクーペの開発コードはF74で、先代のF44の直接の後継にあたる。フロアマットも「F74」と書かれた品から選ぶ。下の表は、2点の販売ページの商品説明(出品者の記載)をまとめたもの。
| 見る所 | 3D MAXpider 立体フロアマット | Lacaca 3Dフロアマット |
|---|---|---|
| 商品説明の適合の書き方 | 「BMW 2 SERIES GRAN COUPE (F74) 2025 2026」 | 「F74(4ドア・5人乗り)、2025年3月〜現行」・全グレード対応と記載 |
| 形と素材 | 縁に返しのある立体構造。表面は熱可塑性ラバー(TPR) | ダイヤ柄の縫製。素材は商品名と商品説明で記載が食い違う |
| 手入れ | 外して水洗い・ウェットタオルで拭く | 濡れたタオルで表面を拭く |
| 敷く範囲 | 商品名に前後セットと記載(枚数の記載は無い) | 枚数・敷く範囲の記載が無い |
| 固定 | 専用の固定フック付きと記載(車種により異なる場合があると但し書き) | 固定の方法の記載が無い |
| グレードごとの対応 | 記載が無い | 全グレード対応と記載 |
| 右ハンドル用か | 記載が無い | 記載が無い |
どちらを選んでも、右ハンドル用かは買う前に販売元に確かめる。 また、国土交通省も呼びかけているとおり、新しいマットは純正マットの上に重ねて敷かない(理由と手順は後の敷き替えの節)。
現行F74の基本と先代F44との違い
日本での導入時期とグレード
現行の2シリーズ グランクーペは第2世代で、日本では2025年3月に導入・販売が始まった。サッシュレスドアの4ドアクーペで、日本で売られるグレードは次の3つ。変速機は全車7速DCT。
- 220 グランクーペ M Sport(1.5Lガソリンターボ+48Vマイルドハイブリッド・前輪駆動)
- 220d グランクーペ M Sport(2.0Lディーゼルターボ+48Vマイルドハイブリッド・前輪駆動)
- M235 xDrive グランクーペ(2.0Lガソリンターボ・四輪駆動のxDrive)
日本で売られるF74は全車右ハンドル。新車カタログの主要諸元(M235 xDrive)では乗車定員5名・4ドア。ボディ寸法は全長4550mm・全幅1800mm・全高1435mm・ホイールベース2670mm。
先代F44用のマットを流用しない理由
BMWを専門に扱う海外メディアの記事や自動車ニュースサイトの発売記事によると、F74はホイールベースを先代F44から引き継ぐ一方、室内は全面的に作り直され、画面を2枚並べた操作系に変わった。シフトレバーをなくし、電制シフトの操作系をセンターコンソールに置いている。床や足元の形が先代と同じかどうかは、これらの記事には書かれていない。
「2シリーズ グランクーペ」と付くフロアマットには、先代F44用の品もある。F44とF74は別の型式で、先代F44用のマットがF74に合うかは確かめられていない。選ぶときは「F74」と書かれた品を選ぶ。先代F44の用品は別の記事で扱っている(例:
)。
F74用フロアマットを選ぶ5つの見どころ
適合の表記
商品名か商品説明に「F74」と型式が書かれ、年式が2025年以降(日本の導入は2025年3月)になっている品を選ぶ。「グランクーペ」とだけ書かれた品や、先代F44用の品はF74用と見なさない。
素材と手入れ
販売ページの商品説明では、3D MAXpiderは表面が熱可塑性ラバー(TPR)の立体トレー型で、縁に返しがあり水洗いもできる。Lacacaはダイヤ柄の縫製のマットで、手入れは濡れたタオルで表面を拭く。水・泥・雪を気にするか、見た目や拭き掃除のしやすさを重んじるかで選び分ける。
ずれ止めと固定
国土交通省は、フロアマットがアクセルペダルに引っかかる不具合に注意を呼びかけている。マットがずれてペダルに引っかかるのを防ぐため、裏地の滑り止めや固定具の有無を見る。販売ページの商品説明では、3D MAXpiderは裏地の特殊生地でずれにくいとし、専用の固定フックが付く(車種により異なる場合がある)と書いている。Lacacaは滑り止めをうたうが、固定の方法は書かれていない。
敷く範囲
前席だけか、後席まで含むセットかを確かめる。3D MAXpiderは商品名に運転席・助手席・後部座席のフロントとリアのセットと書いている。Lacacaは商品名と商品説明に枚数や敷く範囲の記載が無い。
右ハンドル用か
日本で売られるF74は全車右ハンドルなので、運転席側のマットの形が右ハンドルに合うかを、買う前に販売元に確かめるとよい。この記事で取り上げる2点は、どちらも商品名と商品説明に右ハンドル用かどうかの記載が無い。
3D MAXpiderの立体フロアマット(前後セット)
販売ページの商品説明では、適合車種を「BMW 2 SERIES GRAN COUPE (F74) 2025 2026」とし、車型専用なので車に合わせて選ぶよう書いている。適合を確かめたいときは販売元(3D Mats Japan)に問い合わせるよう案内している。
作りは、レーザースキャンで作った立体構造で、縁に返しを付けて足元のほこり・泥・雨水・雪から車内を守るというもの。3層構造で、表面は水をはじく熱可塑性ラバー(TPR)、中間は振動を吸う軽い発泡素材(XPE)、裏地は滑り止めの特殊生地。-40℃〜85℃の耐温範囲で真夏の車内でも変形しにくいとし、SGS認定の素材を使っていると書く。防水で汚れに強く、車から外して水洗いするか、ウェットタオルで拭けば汚れを落とせるとしている。取り付け・取り外しは簡単とある。
固定については、裏地の特殊生地が床をとらえて走行中もずれにくいとし、専用の固定フックが付くと書くが、「車種により異なる場合があります」と但し書きがある。F74用に固定フックが付くかは、この記載からは決められない。
商品名に「運転席 後部座席 助手席」「フロント リア セット」とあり、前席と後席のセット。枚数は商品名と商品説明のどちらにも書かれていない。右ハンドル用かどうかと、グレード(前輪駆動の220・220dと四輪駆動のM235 xDrive)ごとの対応も、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。気になる場合は販売元に確かめる。
3D MAXpider 2シリーズ グランクーペ F74 専用 立体フロアマット(前後セット)
Lacacaのダイヤ柄3Dフロアマット
販売ページの商品説明では、適用車種を「BMW 新型 2シリーズ グランクーペ F74(4ドア・5人乗り)、2025年3月〜現行」とし、全グレード対応と書いている(出品者の記載)。
ダイヤ柄の縫製デザインで、色をいくつかの中から選べる。防水性・滑り止め・耐摩耗性をうたい、無臭で厚みがあるとしている。水やほこりを防ぎ、手入れは濡れたタオルで表面を拭くだけとし、使う前にマットが乾いていることを確かめるよう書いている。商品名には「取り付け簡単」とある。
素材の記載は食い違っている。商品名では「PUレザー素材」、商品説明では「無臭で厚みのある本革素材」と書かれており、どちらの素材なのかはこの記載からは決められない。素材にこだわる人は販売元に確かめる。
枚数(前席だけか後席まで含むか)、固定の方法(フックや留め具の有無)、右ハンドル用かどうかは、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。買う前に販売元に確かめる。
Lacaca 2シリーズ グランクーペ F74 専用 3Dフロアマット
どんな人にどちらが合うか
水・泥・雪を気にする人は3D MAXpiderを選ぶ。縁の返しと水をはじくTPRの表面で足元の汚れを受け、外して水洗いできる。商品名に前後セットとあるので、後席まで1度にそろえたい人にも向く。ただし、右ハンドル用かどうかと、グレード(前輪駆動の220・220dと四輪駆動のM235 xDrive)ごとの対応の記載が無いので、選ぶなら販売元に確かめる。
見た目や拭き掃除のしやすさを重んじる人はLacacaを選ぶ。ダイヤ柄で色を選べ、手入れは濡れたタオルで表面を拭く。ただし枚数・固定の方法・右ハンドル用かどうかの記載が無いので、後席まで欲しい人はセットに何が入るかも含めて、先に販売元に確かめる。
四輪駆動のM235 xDriveに乗っている人は、グレードの書き方も見比べる。Lacacaは商品説明に全グレード対応と書き、3D MAXpiderはグレードごとの対応の記載が無い。
敷き替えの手順と安全の注意
国土交通省の注意喚起では、フロアマットを固定せずに重ね敷きするなど不適切に使うと、アクセルペダルがフロアマットに引っかかり、車の急加速につながる不具合が起きることがあるとしている。フロアマットは固定して使い、重ね敷きはせず、運転前に正しく固定されているかを確かめるよう求めている。
同じく国土交通省によると、フロアマットがアクセルに干渉して加速したときにブレーキを繰り返し踏むと、ブレーキの倍力装置の働きが大きく落ち、ブレーキを強く踏む力が必要になる。この注意を踏まえて、敷き替えは次の順で進める。
- 今敷いてあるマット(純正マットなど)を外す。新しいマットを古いマットの上に重ねて敷かない。
- 運転席用・助手席用・後席用を取り違えないように置き、固定具がある品はそれで留める。
- 走り出す前に、マットがずれていないか、アクセルペダルやブレーキペダルに引っかからないかを確かめる。運転前の確認はその後も続ける。
よくある質問
純正マットの上に重ねて敷いてもいい?
重ねない。国土交通省は重ね敷きをせず、フロアマットを固定して使うよう求めている。純正マットを外してから敷く。
M235 xDrive(四輪駆動)でも使える?
Lacacaは商品説明で、F74の2025年3月〜現行・全グレード対応と書いている(出品者の記載)。3D MAXpiderは、グレード(前輪駆動の220・220dと四輪駆動のM235 xDrive)ごとの対応の記載が無いので、M235 xDriveに乗っているなら買う前に販売元に確かめる。
右ハンドル用かはどう確かめる?
2点とも、商品名と商品説明に右ハンドル用かどうかの記載が無い。買う前に販売元に問い合わせ、運転席側のマットの形が右ハンドルに合うかを聞く。3D MAXpiderは、適合の確かめを販売元(3D Mats Japan)に問い合わせるよう案内している。
汚れたときの手入れは?
各商品説明によると、3D MAXpiderは車から外して水洗いするか、ウェットタオルで拭く。Lacacaは濡れたタオルで表面を拭き、使う前に乾いていることを確かめる。
先代F44用のマットは使える?
先代F44用のマットがF74に合うかは確かめられていない。 F74は室内が作り直されているので、「F74」と書かれた品を選ぶ。
まとめ
まず、水・泥・雪への備えを取るなら3D MAXpider、見た目と拭き掃除のしやすさを取るならLacaca、と2点のうち1つに絞る。3D MAXpiderはグレード(前輪駆動の220・220dと四輪駆動のM235 xDrive)ごとの対応、Lacacaは枚数と固定の方法の記載が無いので、絞った方のその点を販売元に聞く。そのうえで、次の3つを確かめてから買い、敷く。
- 商品名か商品説明に「F74」と型式があり、年式が2025年以降になっているか
- 右ハンドル用か(2点とも記載が無いので販売元に聞く)
- 純正マットを外し、重ねずに固定して使い、運転前に確かめる
BMWのほかの車種の用品選びは、次の記事にまとめている。
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