パッソ M700A のスマートキーは、かばんの中で家の鍵や小銭とぶつかるうちに角へ傷が入り、ボタンの印字もかすれてくる。カバーを掛けるなら早いほうがいいが、パッソはキーの形が年式や装備で分かれていて、合わないケースはかぶせることすらできない。先にやるのは商品選びではなく、手元のキーの確認だ。そのうえで、M700A への適合表記と在庫を確かめられた TPU 製カバー3種から選び分けていく。
M700A対応キーケース3種の早見表
今回、パッソ M700A への適合表記があり、Amazon で在庫まで確認できたのは FRACTAL CREATION の TPU 製3種だった。革製で適合と在庫の両方を確認できた商品は見つからなかったので、比較はこの3種に絞る。価格はいずれも記事執筆時点の Amazon 表示だ。
| 商品 | 価格(執筆時点) | 色 | 適合表記の主な車種 | 向く使い方 |
|---|---|---|---|---|
| Bタイプ | 798円 | ホワイト | ルーミー M900A/パッソ M700A/ブーン M700S/トール M900S | 最安で傷防止だけ済ませたい |
| 全ボタン対応 | 898円 | シルバー | タンク M900A・M910A/ルーミー/パッソ M700A/ピクシス/シフォン | ボタン配置の違いに不安を残したくない |
| type[A] | 950円 | ピンク | ムーヴキャンバス/キャスト/ミラトコットほか+パッソ M700A・M710A | 装飾寄りの見た目にしたい・M710A 乗り |
3種とも適合表記には、ブーン M700S やルーミー M900A といったダイハツ系の車種が並ぶ。パッソのスマートキーがダイハツ系の共通形状だからで、「ルーミー用」「タンク用」の顔で売られている商品でも、M700A の記載があれば候補に入る。
買う前に手元のキーを確認する
パッソのキーは1種類ではない。鍵屋の解説でも、パッソのスマートキーは年式・型式によって互換性のない複数の種類があるとされ、社外品の適合表でも 2016年4月以降の M700A・M710A は「キーフリー装備車」とそれ以外を分けて扱っている。同じ M700A でも全車が同じキーという前提は置けない。
エンジンの始動方法で装備を見分ける
入り口はエンジンの掛け方だ。ブレーキを踏んでボタンを押すだけで始動するなら、キーフリーシステム(スマートキー)装備車で、この記事の3種がかぶせる対象はこのキーになる。鍵を挿して回して始動するタイプなら、キーの形そのものが別物なので3種は対象外だ。自分の車の装備は、取扱説明書か手元のキー本体で確かめられる。
ボタンの数と並びを商品画像と照合する
始動方法を確かめたら、次はキー表面のボタンだ。3種の商品ページはいずれも実物写真でボタン配置を載せているから、手元のキーとボタンの数・並びが写真と一致しているかを見てから買う。type[A] は商品名で2ボタンのキー向けと明記されている。ここが合っていれば形状の失敗はほぼ潰せるし、逆に1つでも合わなければ型式の記載があっても見送るのが正しい。
3種の違いと選び分け
同じブランドの TPU 製なので、素材での差は付かない。選び分けの軸は価格と色、そして適合表記の書き方の3つだ。
Bタイプ ホワイト|798円で済ませる基準の1本
3種で最も安く、ルーミー・パッソ・ブーン・トールというダイハツ系共通キーの中心車種を適合に挙げる。色はホワイトで、内装の色を選ばず馴染む。傷防止という目的だけなら、まずこれで足りる。迷ったらこれを基準にして、残り2種を選ぶ理由が自分にあるかで決めればいい。
FRACTAL CREATION TPUキーカバー Bタイプ ホワイト
全ボタン対応 シルバー|配置違いの不安を消す
商品名に「全ボタン対応」を掲げ、タンクの M900A・M910A からピクシス、シフォンまで適合の幅が3種で最も広い。ボタン配置の違いを吸収する設計をうたっているぶん、手元のキーの型がどれか自信を持ち切れない人に向く。色はシルバーで、100円高いだけなので、照合に手間を掛けたくないならこちらを選ぶ手もある。
FRACTAL CREATION TPUキーカバー 全ボタン対応 シルバー
type[A] ピンク|装飾寄り・M710Aの記載が明確
2ボタンのキー向けと明記された、クリスタル調の装飾が入るタイプだ。適合表記はムーヴキャンバスやキャストなどダイハツの軽が中心で、そこにパッソ M700A・M710A が並ぶ。3種の中で 4WD の M710A を商品名に明記しているのはこれだけなので、M710A 乗りはここから確認を始めるのが早い。見た目で選ぶ1本でもある。
TPU素材との付き合い方
着脱のしやすさと確認しきれない部分
TPU(熱可塑性ポリウレタン)はシリコーンより張りのある樹脂で、たわませてキーにかぶせる装着方式だから工具は要らない。電池交換のたびに外すことになっても負担は小さい。一方で、ボタン部分をカバーで覆うのか切り欠きで露出させるのかは、3種の商品名からは読み切れなかった。押し心地が気になるなら、商品ページの実物写真でボタン部の作りを見てから決めてほしい。
色選びと黄ばみ
白や透明系の TPU は、紫外線と皮脂で徐々に黄ばみが進む素材だ。ホワイトの Bタイプを選ぶなら、数百円の消耗品と割り切って汚れたら替える使い方が合う。黄ばみを目立たせたくないなら、シルバーかピンクの2種が候補になる。
よくある質問
ルーミー用やタンク用と書かれたケースをパッソに使ってもいいのか
商品の適合表記にパッソ M700A が含まれていれば候補にしていい。パッソのスマートキーはブーンやルーミーと同じダイハツ系の共通形状だから、商品名の先頭がルーミーやタンクでも中身は同じキーを想定している。逆に、M700A の記載がない商品は、見た目が似ていても避けるのが無難だ。
4WDのM710Aでも同じケースを使えるか
3種のうち type[A] は商品名に M700A・M710A の両方を明記している。残り2種は M700A 表記が中心なので、M710A で使うなら商品ページの適合表と、手元のキーのボタン配置照合を必ず挟んでから買ってほしい。
ケースを付けたまま電池交換はできるか
かぶせ式の TPU カバーは、電池交換のときに一度外すのが前提になる。外して付け直すだけなので作業の妨げにはならない。電池の型番は車の取扱説明書か、キーを開けたときの電池刻印で確認できる。
キーケースでリレーアタック対策になるか
ならない。TPU カバーの目的は傷と汚れの防止で、電波を遮る機能はない。リレーアタック対策をするなら、電波遮断ポーチや遮断ケースを別に用意して、保管時はそちらに入れる。
まとめ|確認してから3種で選ぶ
順番はこうだ。まずエンジンの始動方法でキーフリーシステム装備車かを見分け、次に手元のキーのボタン配置を商品画像と照合する。そこまで済めば、あとは 798円の Bタイプを基準に、配置の不安を消したいなら全ボタン対応、装飾と M710A の明記を取るなら type[A]、という選び分けで決まる。キーは毎日握るものだから、確認1回分の手間を掛ける価値はある。
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