ノア90系 エアコンフィルター適合型番は87139-28020

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90系ノアのエアコンフィルターは、純正品番 87139-28020、デンソー品なら DCC1014(上位版は DCP1014)で決まりだ。ガソリン車もハイブリッド車も、グレードや駆動方式に関係なく同じ品番になる。通販の商品名には「80/90系」「ZRA90/95」のような書き方や別の番号が混じるが、照らし合わせる番号はこの2つだけ覚えておけばいい。ここでは2022年1月以降の90系を対象に、型式の確かめ方から交換手順までをまとめる。

目次

90系ノアのエアコンフィルター品番(純正・デンソー)

デンソーが公開しているクリーンエアフィルターの適合品番検索では、ノア(MZRA90・95)とノアハイブリッド(ZWR90・95)のどちらの行も、2022年1月以降・適合グレード「全車」で次の品番が載っている。

区分 型式(デンソーの表記) 純正品番 デンソー品番(適合品番)
ガソリン車 MZRA90・95 87139-28020 DCC1014(014535-3110)/DCP1014(014535-3380)
ハイブリッド車 ZWR90・95 87139-28020 DCC1014(014535-3110)/DCP1014(014535-3380)

ガソリン車とハイブリッド車、2WD・4WD・E-Four の違いで品番は変わらない。 デンソーの交換手順も両者で同じ文言だ。

DCC1014 はクリーンエアフィルター、DCP1014 はクリーンエアフィルタープレミアムという別の製品で、メーカー希望小売価格は DCC1014 が 3,630円、DCP1014 が 6,600円(いずれも税込)。これはメーカーの希望小売価格で、店頭や通販の実売価格とは別物だ。

車検証で自分のノアが90系か確かめる

トヨタが公開しているノアの主要諸元表では、90系の車両型式は次の4つだ。

車検証の型式 駆動方式 パワートレイン
6BA-MZRA90W 2WD(前輪駆動) ガソリン M20A-FKS(1.986L)
6BA-MZRA95W 4WD ガソリン M20A-FKS(1.986L)
6AA-ZWR90W 2WD(前輪駆動) ハイブリッド 2ZR-FXE(1.797L)
6AA-ZWR95W E-Four(電気式4輪駆動) ハイブリッド 2ZR-FXE(1.797L)

車検証では、この後ろにグレードなどを表す記号が続く(例:6AA-ZWR90W-APXRB)。確かめる手順は3つだけだ。

  1. 車検証の「型式」欄で、ハイフンの後ろが MZRA90W・MZRA95W・ZWR90W・ZWR95W のどれかを見る。頭の 6BA- や 6AA- は排出ガス規制などの識別記号なので気にしなくていい
  2. 同じ車検証の「初度登録年月」が2022年1月以降かを見る
  3. 型式が ZRR80・ZRR85・ZWR80 なら先代の80系、ZWR91W・ZWR96W なら台湾生産の車両なので、次の2つの節を読む

デンソーの適合表には「※車両型式末尾のアルファベットは省略しております」という注記があり、MZRA90W は「MZRA90」と書かれている。末尾の W が無くても同じ型式だ。90系の4型式に当てはまれば、純正品番は 87139-28020 の1つに決まる。

通販の商品名で迷いやすい3つの表記

「80/90系」とまとめて書かれた商品

デンソーの適合品番検索では、先代の80系ノア(ガソリン車 ZRR80・85=2014年1月~2022年1月、ハイブリッド車 ZWR80=2014年2月~2022年1月)にも、90系と同じ DCC1014/DCP1014 と純正品番 87139-28020 が載っている。「ノア・ヴォクシー 80/90系」とまとめた商品が多いのはこのためで、品番の面では90系に使える書き方だ。ただし交換手順は80系と90系で違い、寒冷地仕様の手順(フィルターケース)があるのは90系だけだ。

「ZRA90/95」という型式の書き方

90系ガソリン車を「ZRA90/95」と書いている商品ページがある(エムリットフィルター・Kotesoto・Jiooy の出品者の記載)。トヨタの主要諸元表では MZRA90W・MZRA95W、デンソーの適合表では MZRA90・95 で、頭に M が付く。型式の文字だけで判断せず、87139-28020 か DCC1014 の対応表記と、2022年1月以降・90系という記載で照らし合わせる。

87139-28020 以外の番号が並んでいるとき

87139-58010 は、デンソーの適合表では80系ノア(ZRR80・85)の行に「87139-28020(標準)、87139-58010(DOP)」として載っている番号で、DOP は販売店オプション側を指す。90系の行に載っている純正品番は 87139-28020 だけなので、87139-58010 を90系の純正品番として扱わない。

エムリットフィルターの商品ページには 87139-76020・87139-48050 も並ぶが、デンソーの適合表の90系ノアの行には無く、この記事の出典では90系の純正品番かどうか確認できていない。

ZWR91W・ZWR96W(車名「国瑞」)は適合表で確かめられない

トヨタの最新の主要諸元表(ハイブリッド車のみの版)には、ZWR90W・ZWR95W に加えて 6AA-ZWR91W(2WD)と 6AA-ZWR96W(E-Four)が載っている。注記によると、この2型式は KUOZUI MOTORS,LTD. の生産車両で、車検証上の車名は「国瑞」になる。「同一仕様でも生産工場により型式が異なる場合」があるとも書かれている。

一方、デンソーの適合品番検索のノアハイブリッドの行は ZWR90・95 と ZWR80 だけで、ZWR91・96 の行は無い。車検証の型式が ZWR91W・ZWR96W なら、ZWR90W・ZWR95W 用の品番が合うと決めつけず、購入前に販売店で純正品番を確かめてほしい。

社外品を選ぶ基準と4つの候補

選ぶ基準は4つ

90系ノアは品番が1つに決まるので、社外品で見るところは次の4つに絞れる。

  1. 商品ページに純正品番 87139-28020 か、デンソー DCC1014(014535-3110)の対応表記があるか
  2. 型式の表記に自分の型式(MZRA90W・MZRA95W・ZWR90W・ZWR95W)が入っているか。「ZRA90/95」のような書き方なら1の品番と年式で照らし合わせる
  3. 臭いが気になるなら、活性炭(脱臭)層が入っているか
  4. 出品者が示す捕集率はフィルター素材の試験値で、試験条件も商品ごとにそろっていない。数字の大小だけで性能の上下を決めない

迷ったら、デンソーの適合表で適合を確かめられる DCC1014/DCP1014 を基準に考えるといい。デンソーは DCC について、帯電不織布ろ材の2層の除塵フィルターでチリ・ホコリやスギ・ヒノキなどの花粉を捕らえ、脱臭・抗菌・防カビ・抗ウイルス(SEK マーク認証の加工)をうたう。ただし「このフィルターでは0.3μm 未満の微粒子物質については除去の確認が出来ていません」「抗ウイルス加工は、病気の治療や予防を目的とするものではありません」とデンソー自身が但し書きを付けている。

以下の社外品の適合は各出品者の記載で、この記事で現車に取り付けて確かめたものではない。購入前に、車検証の型式と初度登録年月を商品ページの 87139-28020・DCC1014 の表記と照らし合わせる。 出品者自身も、購入前に車種・型式・年式・純正品番を確認するよう求めている。

商品 Amazon価格(2026年10月2日確認時点) 品番の対応表記 90系の型式表記
HooMoo ¥1,398 87139-28020・DCC1014 MZRA90W・MZRA95W・ZWR90W・ZWR95W
エムリットフィルター D-020_80NOAH ¥1,618 87139-28020 ほか・DCC1014 ZRA90/95、ZWR90/95
Kotesoto ¥2,110 87139-28020・014535-3110・DCC1014 ZRA90/95、ZWR90/95
Jiooy ¥1,890 87139-28020・DCC1014 ZRA90/95、ZWR90/95

価格は変動するので、購入時の表示で確かめてほしい。

HooMoo:90系の4型式をそのまま書いている

出品者の記載では、90系は MZRA90W・MZRA95W・ZWR90W・ZWR95W(2022.1~)と車検証どおりの型式で書かれ、87139-28020 と DCC1014 の両方の対応を明記している。活性炭入りの5層構造で、抗菌・抗カビ加工とされる。型式表記で迷いたくない人は、まずこれを見るといい。

HooMoo ノア・ヴォクシー 80系/90系用 エアコンフィルター(87139-28020・DCC1014 対応表記)

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エムリットフィルター:互換品番を並べている

出品者の記載では新型ノア・ヴォクシー(80/90系)用で、純正品番 87139-28020 ほか、互換品番としてデンソー DCC1014 などを挙げる。花粉対策・抗菌・抗カビ・防臭をうたい、商品名に「ガラスが汚れにくい」とある。純正品と変わらない風量を確保すると出品者は説明している。

エムリットフィルター ノア・ヴォクシー 80/90系用 エアコンフィルター D-020_80NOAH

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Kotesoto:試験条件まで書いている

出品者の記載では80/90系用の1個入りで、デンソーの適合品番 014535-3110 も対応番号に挙げている。活性炭入りの5層構造。フィルター素材の試験で 0.3μm の粒子を約89.7%、1.0μm を約97.5% 捕集したとし、試験条件(流量31.9L/min・圧力損失7.5Pa)と「素材試験値で、使用環境や粒子の種類により異なる場合がある」旨を添えている。取り付けは「↑UP」マークの矢印が上、緑色の面が上だ。

Kotesoto ノア・ヴォクシー 80/90系用 エアコンフィルター 活性炭入り(DCC1014 対応表記)

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Jiooy:素材の捕集率と基準値を併記している

出品者の記載では80/90系(2014年1月~)用で、DCC1014・87139-28020 に対応とされる。活性炭層を含む5層構造で、フィルター素材単体の試験で 0.3μm の微粒子の捕集率 87.12%、透気率 920 L/m²s としている。数字は Kotesoto と条件が違うので、並べて優劣を付ける材料にはならない。

Jiooy ノア・ヴォクシー 80/90系用 エアコンフィルター(87139-28020 対応表記)

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交換時期は15,000kmごと・12ヶ月以内が目安

トヨタのノアの取扱説明書では、エアコンフィルターの交換時期の目安を「15,000km[7,500km]ごと、ただし12ヶ月をこえないこと」としている。[ ]内の 7,500km は、大都市や寒冷地など交通量や粉じんの多い地区の場合だ。この記載はガソリン車・ハイブリッド車とも同じで、2022年の版から2026年4月以降生産車の版まで変わっていない。 毎日の通勤で渋滞路を走るなら、短いほうの目安で考えておくといい。

デンソーの製品サイトは「走行10,000kmまたは、1年に1回」、紹介した社外品の出品者も「1年または10,000km」などと書いている。こちらはフィルター製品側の推奨で、取扱説明書の目安とは出どころが違う。

距離や月数とは別に、交換のサインもある。取扱説明書は、芳香剤などを使うと脱臭寿命が著しく低下する場合があるとして、臭いが気になりだしたら交換、風量が減ったときも目詰まりが考えられるので交換、としている。なお90系ノアは主要諸元表の標準装備欄に「クリーンエアフィルター(花粉除去タイプ)」が載っていて、新車の時点でフィルターが付いている。交換は、入っているものを新品に替える作業になる。

オイルなど他の定期交換とまとめて管理するなら、こちらも合わせて見ておくといい。

フィルターの位置と交換手順

位置はグローブボックスの奥

エアコンフィルターは助手席前のグローブボックスの奥にある。デンソーの適合情報は「グローブボックス内に取り付けられています。簡単に交換できます。(一部車種では道具が必要となります)」と説明し、90系ノアの交換難易度を「A : 簡単(道具を使わないもの。道具を使うが簡単なもの)」に分類している。自分で替えて問題ない部類だ。

標準仕様の交換手順

取扱説明書の手順に、デンソーの注意を合わせると次の流れになる。

  1. エアコンを内気循環に切り替え、スイッチを OFF にする(ハイブリッド車はパワースイッチ、ガソリン車はエンジンスイッチ)
  2. グローブボックスを開き、ダンパーステーのピンを外す
  3. グローブボックスの側面を内側に押して上部のツメを片側ずつ外し、支えながらゆっくり全開にする
  4. いっぱいまで開いた状態から少しだけ持ち上げた位置で手前に引き、下部の結合部を外す。軽く引いても外れなければ、持ち上げる量を微調整しながら引く
  5. フィルターカバーのロックを外し、カバーを取り外す(デンソーの説明では、ツメ1箇所を外し、ガイド2箇所を差し込み口から引き抜く)
  6. 古いフィルターを取り外し、新しいフィルターをマークの矢印が上を向くように取り付ける

交換後はエアコンを作動させ、異常がないことを確かめる。

寒冷地仕様車はフィルターケースごと引き出す

寒冷地仕様車は、フィルターがフィルターケースに入っている。デンソーの手順では、フィルターケースを手前に引き抜いて取り外し、ケースから古いフィルターを外して新しいものを「UP」マーク矢印が上方向になるように入れ、ケースを戻す。品番は寒冷地仕様でも変わらず、違うのは手順だけだ。

グローブボックス周り以外の消耗品も自分で手を入れるなら、こちらも参考になる。

取り付けで失敗しやすい点

  • 矢印の向きは「上」。 取扱説明書は「マークの矢印が上を向くように取り付けます」、デンソーは「『UP』マーク矢印が上方向を向くようにしてください」としている。紹介した社外品の出品者も「UP↑」表示を上向きにするよう書いている
  • 入れたら、フィルターが前後左右に傾いていないかを見る(デンソーの手順)。表裏を間違えるとエアコンの風量が落ちることがある
  • グローブボックスは指定の手順で外す。正しい方法で外さないと、下部の結合部が破損するおそれがある。フィルターカバーのツメやガイドにも無理な力をかけない
  • フィルターを外したままエアコンを使わない。取扱説明書は、装着せずに使うと故障の原因になることがあるとしている

よくある質問

80系用と書かれたフィルターは90系ノアに使える?

デンソーの適合表では80系と90系は同じ DCC1014・87139-28020 なので、品番の面では共通だ。商品ページに90系の型式か 87139-28020・DCC1014 の表記があるかで判断すればいい。

ガソリン車とハイブリッド車でエアコンフィルターは違う?

違わない。MZRA90・95 も ZWR90・95 も同じ品番で、交換時期の目安も同じだ。台湾生産の ZWR91W・ZWR96W だけは適合表に載っていないので、販売店で確かめる。

寒冷地仕様車は別の品番になる?

ならない。デンソーの適合表は寒冷地仕様を別品番にしておらず、フィルターケースを引き出す手順が加わるだけだ。

エアコンフィルターは洗って再利用できる?

できない。取扱説明書は「フィルターは交換するタイプです。水洗いやエアブローによる清掃はしないでください」、デンソーも「クリーンエアフィルターは使い捨てです」としている。

商品ページの交換目安が取扱説明書と違うのはなぜ?

10,000km・1年はフィルター製品側の推奨で、15,000km・12ヶ月以内は車両側の基準だからだ。どちらに合わせるかは走る環境で決めればいい。

まとめ:買う前の確認リスト

  • 車検証の型式が MZRA90W・MZRA95W・ZWR90W・ZWR95W のどれかで、初度登録が2022年1月以降か
  • 商品ページに 87139-28020 か DCC1014(デンソー品なら DCC1014/DCP1014)の表記があるか
  • ZWR91W・ZWR96W の車なら、販売店で純正品番を確かめたか
  • 交換は15,000km(粉じんの多い地区は7,500km)ごと、12ヶ月をこえない範囲で
  • 新しいフィルターはマークの矢印を上に向けて入れる

同じ90系ノアの消耗品の型番は、次の記事にまとめている。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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