3代目ランディのサンシェード選びは、窓を何面覆うかで決まる。フロントガラス1面だけか、前方5面か、全窓10面か——この3択が決まれば、残りは価格と固定方式を見比べるだけで候補は1つか2つに絞れる。SC27・SGC27・SGNC27 はどれも同じボディなので、型式で迷う必要もない。
覆う面数で選択肢は3系統に分かれる
日中の駐車でダッシュボードとハンドルの日射を遮りたいだけなら、覆うのはフロントガラス1面でいい。前席で仮眠する、運転席まわりの視線を切りたいなら前方5面。家族で車中泊をして外から中を見えない状態にしたいなら、後席のスライドドア窓からリアゲートまで含めた全窓10面が要る。前だけ覆っても後ろの窓が空いていれば、車中泊の目隠しにはならない。
決める順番は、覆う範囲 → 固定方式 → 車種専用設計か汎用サイズ品か。逆に遮光率や生地の厚みから入ると、公表の仕方がシリーズごとにばらばらで比較にならない。
| 製品 | 覆う範囲 | 固定方式 | 価格 |
|---|---|---|---|
| 趣味職人 ワイヤーサンシェード(17s-g015-fu) | 前面1面(汎用Lサイズ) | マグネット | 2,680円 |
| 趣味職人 クラフトシェード(09s-g015-sa) | 全窓10面 | 吸盤 | 6,980円 |
| atmys シームレスライト(05s-g015-sa) | 全窓10面 | 前面は吸盤/側面と後面はクリップ | 10,800円 |
| 趣味職人 プライバシーサンシェード フロント(01s-g015-fu) | 前方5面 | 吸盤 | 15,600円 |
価格は2026年8月27日時点のAmazon実売価格。通販の価格と在庫は日々動くので、注文時に必ず現在の表示を見てほしい。
SC27 で塞ぐ窓は10面ある
車種専用サンシェードのフルセットは10枚組になる。前から順に、フロントガラス1面、前席のサイドドア窓2面、ピラー部の小窓2面、後席のスライドドア窓2面、その後ろのクォーター窓2面、リアゲートのガラス1面。販売元2ブランド・3シリーズのセット内容表記がいずれも同じ10面を指している。
呼び名はシリーズによって違う。プライバシーサンシェードは「リアサイドドア窓ガラス」「リアコーナー窓ガラス」、クラフトシェードは「スライドドアガラス」「クォーターガラス」と書くが、対象の窓は同じだ。この10面は前方5面(フロントガラス・ピラー・前席ドア)と後方5面で切れ目が入り、単品売りの区切りもここに一致する。
SC27・SGC27・SGNC27 は同じ3代目
3つの型式はいずれも同じ世代・同じボディを指す。サンシェード側もこの3つをまとめて「SC27系」と一括で表記するのが通例で、車種専用品として確認できたものはすべて3型式を併記していた。どの型式に乗っていても、見るべき商品は同じになる。
車検証の型式欄はハイフンより後ろを見る
型式欄はハイフンの前に排出ガス規制などの識別記号が付く書き方になっている。商品の適合表記と突き合わせるのはハイフンより後ろの部分でいい。前半の記号が商品ページに載っていなくても、それだけを理由に適合外と判断しなくていい。
世代が違えば流用はできない
同じランディでも世代が違えばボディが別物だ。3代目(2016年12月〜2022年8月)の前には SC25系・SC26系があり、後には2022年8月発売の MZRA90C 系がある。販売元の商品一覧にも SC25系用・SC26系用・R90C系用がそれぞれ別商品として並ぶ。判断は商品の適合表記に SC27・SGC27・SGNC27 のいずれかが載っているかどうかで行う。
ベース車は日産製。ただし他社の車名だけを頼りにしない
スズキが2016年12月13日に出した新型ランディの発表資料によると、この車は日産自動車からOEM供給を受けるモデルだと明記されている。ただし資料の中に供給元の車名は書かれていない。
車体の出どころが同じでも、サンシェードは商品ごとに型紙を起こしていて、販売元は車名ごとに別の商品コードを振っている(ランディ SC27系 は g015)。買う根拠にできるのは、適合表記に「ランディ」か SC27・SGC27・SGNC27 が載っていることだけで、他社の車名しか書かれていない商品を型式確認なしで選ぶのは避けたい。
同じ発表資料によると、3代目は3列シートの8人乗りで、室内長3,240mm・室内幅1,545mm。後席側に窓が多い構成が、全窓セットの枚数と価格にそのまま効いてくる。
前面1面だけなら汎用サイズのワイヤー式が安い
暑さ対策だけが目的なら、いちばん安く済むのがワイヤー入りの折りたたみ式だ。留め方はマグネット、対象はフロントガラスのみ。2,680円(2026年8月27日時点のAmazon実売価格)で、他の3つとは価格帯がひとつ違う。
商品名に型式が並んでいても専用設計とは限らない
この商品(17s-g015-fu)は商品名に車種名と3つの型式まで入っている。ところが同じ商品コードで出ている販売元の別ショップの商品ページには、車種画像を使用しているが専用品ではない、という但し書きが明記されている。車種名は掲載画像の車を指しているだけで、SC27 のガラス形状に型を起こした専用設計品ではなく、Lサイズという寸法区分で選ぶ汎用品にあたる。
汎用品が悪いわけではない。汎用と分かったうえで買えば、この価格で前面を塞げる。ただし販売元ページには本体とマグネットバンドが別商品だという記載もあるので、留める側のバンドが同梱かどうかは注文前に確かめておきたい。
注文前にフロントガラスを3か所測る
専用設計ではない汎用サイズ品を選ぶときは、車内側から見た上辺の幅、下辺(ダッシュボードとの境目)の幅、上下の高さを実際に測る。この3つを商品のサイズ表記と突き合わせ、足りないより少し大きい方を選ぶ。余った分は端を折って収められるが、寸法が足りないと隅から光が漏れて目的を果たさない。
趣味職人 ランディ SC27系 対応 フロント ワイヤーサンシェード 単品 Lサイズ
全窓10面をいちばん安く塞ぐならクラフトシェード
車中泊で外からの視線を切るには10面すべてが要る。その条件で最も安いのがクラフトシェード(09s-g015-sa)で、6,980円(2026年8月27日時点のAmazon実売価格)。商品ページには日本製・国産と明記され、取り付けは吸盤式、フロント分はサンバイザーで固定する使い方も案内されている。出品には予備の吸盤を1個から9個まで足した構成違いも並ぶ。
生地の表裏が何でできているか、何層構造かを示す記載は商品ページ上で確認できなかった。同じ10面を覆いながら上位シリーズと価格が大きく違う理由も、商品説明からは特定できない。ここは推測で埋めずに空欄のまま残しておく。
趣味職人 クラフトシェード ランディ SC27系 専用 全窓10枚フルセット
試験値を公表している全窓セットはシームレスライト
同じ10面を覆う設計で、第三者機関の試験値を商品ページに掲示しているのがシームレスライト(05s-g015-sa)。10,800円(2026年8月27日時点のAmazon実売価格)。販売元がシームレスライトの商品ページに公表している値によると、2022年8月26日に第三者機関で実施したテストとして遮光率99.9%(試験法:JIS L 1925)、遮熱率99.99%(試験法:JIS L 1055 A 法)が示され、あわせて紫外線を99.9%カットと表示されている。
これらは生地そのものを試験した値で、車内の温度がその割合だけ下がるという意味ではない。実際の効きは窓との間にできる隙間、その日の日射と外気温、駐車の向き、ガラスに元から入っているフィルムの有無で変わる。
固定方式は他と違い、フロントガラスが吸盤、サイドとリアの窓はクリップ。後方の窓ではガラス面に吸盤の跡が残らない。
atmys シームレスライト ランディ SC27系 専用 全窓10枚フルセット
前方5面だけを上位シリーズで固める
前席で仮眠する、運転席まわりだけ隠したいという使い方には、プライバシーサンシェードのフロント単品(01s-g015-fu)がある。セット内容はフロントガラス1枚・ピラーガラス2枚・サイドドア窓ガラス2枚の5枚組で、吸盤式、カーテンレール不要、日本製と案内されている。覆うのは前方5面までで、後席のスライドドアより後ろは含まない。
価格は15,600円(2026年8月27日時点のAmazon実売価格)。前方5面のこれが、全窓10面のクラフトシェードより高い。覆う面数が多いほど高いという直感は、ここでは通用しない。価格差がどこから来ているのかは商品説明から特定できないので、安く済ませたいのなら面数ではなくシリーズの位置づけと覆う範囲を分けて見ることになる。
趣味職人 プライバシーサンシェード ランディ SC27系 フロント 前方5枚組
同じ商品が2つのブランド名で並んでいる
趣味職人と atmys は、商品名の頭が違うだけで中身が同じに見える出品がある。ランディ SC27系 では 01s-g015-fu(フロント5枚)、01s-g015-re(リア)、09s-g015-sa(クラフトシェード)の3つで両ブランドの出品が並び、いずれも表示価格が同額だった。ブランド名で悩む必要はなく、そのときの価格と在庫の見え方で決めていい。ただし製造元が同じだと明かした資料までは確認できていない。
商品コードは「01s-g015-fu」の3つ組で、先頭2桁がシリーズ、真ん中の g015 がランディ SC27系 という車種の枠、末尾が覆う範囲(fu=フロント、re=リア、sa=1台分)を表す。01s と 02s がプライバシーサンシェード、05s がシームレスライト、09s がクラフトシェード、14s がフロント用のエアシェード、17s がフロント用のワイヤー式。商品名が長くて紛らわしいときは、このコードを見れば判別できる。
固定方式は出し入れの頻度で選ぶ
確認できた固定方式は3通り。吸盤でガラス面に貼る方式(プライバシーサンシェード、クラフトシェード)、フロントは吸盤で側面と後面はクリップの方式(シームレスライト)、マグネットで留める方式(ワイヤー式のフロント用)だ。
吸盤はガラスが汚れていると付きが悪くなるので、貼る前に窓を拭く手間が前提になる。クリップやマグネット、サンバイザーに挟む使い方はガラス面に何も貼らないぶんその手間が要らない代わりに、留められる場所が限られる。優劣ではなく、毎回出し入れするのか付けっぱなしに近いのかで決まる。
よくある質問
SC27 と SGC27・SGNC27 で買う商品は変わりますか
変わらない。3つとも同じ世代のボディで、商品側も3型式をまとめて表記している。適合欄にこの3つが並んでいれば、自分がどれでも対象に入る。
セレナ用と書かれたサンシェードは使えますか
そのまま使えるという確認は取れていない。OEM供給の事実だけでは寸法や型紙が共通だと言えず、販売元も車名ごとに別コードを振っている。他社の車名しか載っていない商品は候補から外しておく方が確実だ。
前面ガラスだけでも効果はありますか
目的による。駐車中のダッシュボードとハンドルの日射を遮るのが目的なら1面で足りる。車中泊の目隠しには後ろの窓が空いたままなので足りない。
趣味職人と atmys はどちらを選べばいいですか
どちらでもいい。同じ商品コードで同額の出品が並んでいるので、注文時に在庫と価格が見やすい方を選べば済む。
先代のランディや現行ランディ用は流用できますか
できない。SC25系・SC26系・MZRA90C 系はそれぞれ別商品として売られている。
まとめ
注文ボタンを押す前に、次の4つだけ確かめてほしい。
- 目的から覆う面数を決めたか(暑さ対策=1面/前席の目隠し=5面/車中泊=10面)
- 商品の適合表記に SC27・SGC27・SGNC27 のいずれかが載っているか
- 吸盤・クリップ・マグネットのどれで留めるか、置き場所と出し入れの頻度に合っているか
- 汎用サイズ品を選ぶなら、フロントガラスの上辺・下辺・高さを測ったか
面数さえ決まれば、あとは適合表記の突き合わせで終わる。世代違いのランディ用が混ざっている点にだけ注意すれば、選び間違えることはない。
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