アリアに乗り始めてしばらく経ち、エアコンの風のにおいや花粉の季節が気になってくると、フィルターを自分で替えるか考える人が多い。通販で探すと「アリア用」と書いた商品がいくつも出てくるが、選ぶときに見るべきは商品名の車名より、純正品番と車検証の型式が合っているかどうかだ。デンソーの適合品番検索では、アリア FE0系(2022年5月~)の純正品番は AY684-NS032(標準)など 3 つで、デンソー品番は DCC2002(グレード全車)が載っている。2026年2月発売のマイナーチェンジ後のモデルは表で分けられておらず、同じ品番が合うかはこの記事の出典では確かめられていないので、2026年2月以降に登録した車は販売店で車台番号を伝えて純正品番を確かめてから選んでほしい。
アリア FE0 のエアコンフィルターの純正品番とデンソー品番
デンソーの適合品番検索では、日産 アリア FE0系(2022年5月~)のエアコンフィルターとして、次の品番が載っている。
| 品番 | 種類 | 表の付記 |
|---|---|---|
| AY684-NS032 | 純正品番 | 標準 |
| AY685-NS032 | 純正品番 | DOP |
| AY686-NS032 | 純正品番 | DOP |
| DCC2002(適合品番 014535-0930) | デンソーのクリーンエアフィルター | 適合グレード「全車」 |
つまり、デンソーの表に載っているのは、FE0系(2022年5月~)の純正品番が上の 3 つ、デンソーの交換品が DCC2002 だ。ただし、この表は 2026年2月発売のマイナーチェンジ後のモデルを分けた行を持っておらず、マイナーチェンジ後のモデルにも同じ品番が合うとは、この記事の出典では確かめられていない。2026年2月以降に登録した車は、販売店で車台番号を伝えて純正品番を確かめてから選んでほしい(詳しくは後の節)。
純正品番 3 つの見分け方と通販の商品との照らし方
標準と DOP の品番
デンソーの表では、AY684-NS032 に「標準」、AY685-NS032 と AY686-NS032 に「DOP」と付記されている。DOP は一般に、販売店で付ける用品(ディーラーオプション)を指す略として使われる表記だ。自分の車に今どの品番のフィルターが付いているかは、購入時の記録を見るか、販売店で確かめるのが確実だ。
車検証で見るところ
通販で交換品を選ぶときは、次の順で照らすと迷わない。
- 車検証で、型式が FE0系か、初度登録の年月はいつかを確かめる
- 商品名と商品説明に、純正品番 AY684-NS032(または AY685-NS032・AY686-NS032)か、アリア FE0 の記載があるかを見る
- 迷ったら、販売店に車台番号を伝えて純正品番を照会する
販売ページの年式の書き方でなく、純正品番と車検証の型式で合わせ、2026年2月以降に登録した車は販売店で照会するのがこの記事のすすめ方だ。
販売ページの年式の書き方は商品ごとに違う
販売ページの適合年式の書き方はそろっていない。たとえばエムリットフィルターの商品説明は「アリア ARIYA FE0 2021/1-」と書き、デンソーの適合表は「FE0系(2022年5月~)」と載せている。年式の書き方の違いで迷ったら、上の手順どおり純正品番と型式で照らせばよい。
なお、エムリットフィルターの商品説明が挙げる「デンソー互換品番 : DCC2002」は、デンソーの適合品番検索でアリア FE0系に載る品番 DCC2002 と同じだ。デンソー品番を手がかりに社外品を照らす方法も使える。
2026年2月以降のマイナーチェンジ後のアリアは品番を照会する
日産の発表によると、日産は2025年12月22日に、日産アリアのマイナーチェンジモデルを2026年2月20日から発売すると発表した(日産アリア NISMO のマイナーチェンジモデルは3月19日発売)。
一方、デンソーの適合表はアリアを「FE0系(2022年5月~)・グレード全車」の 1 行で載せていて、マイナーチェンジ後のモデルを分けた行は無い。マイナーチェンジ後のモデルにも同じ品番が合うとは、この記事の出典では確かめられていない。 2026年2月以降に登録した車は、販売店で車台番号を伝えて純正品番を確かめてから交換品を選んでほしい。
社外品のエアコンフィルターを選ぶ基準
純正品番か型式の記載があるか
最初に見るのは、商品名か商品説明にアリア FE0 の純正品番(AY684-NS032 など)か、アリア FE0 の型式の記載があるかどうかだ。記載の無い汎用品は、ここでは合うと判断しない。
機能の違い
次に機能を見る。ほこりや花粉を取るだけのもの、活性炭で脱臭するもの、抗菌・抗ウイルス・抗アレルゲンをうたうものがある。車内のにおい、花粉、同乗者の体質など、自分が気になる点に合わせて選べばよい。
寸法の数字では選ばない
デンソーの適合ページにもフィルターの寸法の記載は無く、社外品の販売ページでもサイズを書く商品と書かない商品がある。寸法の数字を比べるより、純正品番と車検証の型式で合わせるほうが確実だ。
同じ商品に並ぶ日産のほかの車
KURVE の商品説明では、アリア(型式 FE0・SNFE0)と並んで、エクストレイル(T33・SNT33)、オーラ(FE13・FSNE13)、キックス(P15・RP15・SNP15)、ノート(E13系)、リーフ(ZE2)が適合車種に挙がっている(出品者の記載)。家族で日産のほかの車にも乗っているなら、それぞれの車の記事で品番を確かめておくとよい。
アリア FE0 の表記がある社外品 4 つの違い
この節の適合の表記は、各販売ページの商品説明に出品者が書いたもので、メーカーの適合表で確かめたものではない。購入前には上の手順で純正品番と型式を照らしてほしい。
| 商品 | 適合の表記(出品者の記載) | 機能の記載 | サイズの記載 | 付属品の記載 |
|---|---|---|---|---|
| KURVE Cプラス(C037) | アリア 型式 FE0・SNFE0/純正品番 AY684・AY685・AY686-NS032 | 活性炭で脱臭、花粉・PM2.5 の除去 | 縦215mm・横200mm・高さ36mm | 交換手順書 |
| KURVE Znプレミアム(Z037) | アリア 型式 FE0・SNFE0/純正品番 AY684・AY685・AY686-NS032 | 亜鉛イオンとポリフェノールで抗菌・抗ウイルス | 縦215mm・横200mm・高さ36mm | 交換手順書 |
| エムリットフィルター D-150_ARIYA | アリア ARIYA FE0 2021/1-/純正品番 3 つ/DCC2002・AP-N02 | ガラスが汚れにくい、花粉対策・抗菌・抗カビ・防臭 | 記載が無い(商品名・箇条書き) | 交換時期確認シール |
| ノーブランドの互換品(並行輸入品) | アリア FE0 互換品/対応品番 AY684・AY685・AY686-NS032/型式 ZAA-SNFE0 ZAA-FE0 | 活性炭入り | 記載が無い(商品名・箇条書き) | 交換手順書の有無は記載が無い |
選び方の目安を言えば、においを抑えたいなら KURVE Cプラス、花粉やアレルゲン、ウイルスまで気にするなら KURVE Znプレミアムが第一候補になる。KURVE の 2 つは、型式と純正品番の両方を書き、交換手順書の付属もうたっているので、初めて自分で替える人に向く。
KURVE Cプラス(活性炭)
販売ページの商品説明では、適合車種に「アリア 型式 FE0・SNFE0」が挙がり、純正品番は AY684-NS032/AY685-NS032/AY686-NS032 と書かれている。商品説明自体も、型式など車検証に書かれた適合条件を確かめてから購入するよう注意している。
機能は活性炭のフィルターで、タバコ・ペット・排ガスのにおいの脱臭と、チリ・ホコリ・花粉・PM2.5の微粒子の除去をうたう。サイズは縦215mm・横200mm・高さ36mm、交換時間は約10分で、交換手順書が付属すると書かれている。
KURVE エアコンフィルター Cプラス C037(活性炭・アリア FE0 / SNFE0 表記)
KURVE Znプレミアム(抗ウイルス)
販売ページの商品説明では、適合車種に「アリア 型式 FE0・SNFE0」が挙がり、純正品番は AY684-NS032/AY685-NS032/AY686-NS032 と書かれている。こちらの商品説明も、型式など車検証に書かれた適合条件を確かめてから購入するよう注意している。
機能は亜鉛(Zn)イオンとポリフェノールを配合した抗菌・抗ウイルスのフィルターで、ウイルス・菌・カビ・アレルゲン・ダニ・ニオイ・有害ガス・花粉・PM2.5・チリ・ホコリへの対応をうたう。サイズは縦215mm・横200mm・高さ36mm、交換時間は約10分で、交換手順書が付属すると書かれている。
KURVE エアコンフィルター Znプレミアム Z037(抗菌・抗ウイルス・アリア FE0 / SNFE0 表記)
エムリットフィルター D-150_ARIYA
販売ページの商品説明では、適合車種を「アリア ARIYA FE0 2021/1-」、純正品番を AY684-NS032・AY685-NS032・AY686-NS032 と書き、デンソー互換品番 DCC2002・ボッシュ互換品番 AP-N02 も挙げている。適合車種は、購入前にエムリットフィルターのホームページで必ず確かめるよう求めている。
商品名で「ガラスが汚れにくい」とうたい、花粉対策・抗菌・抗カビ・防臭を挙げる。商品説明では交換時期確認シールが付属し、説明書にみんカラの製品登録用の QR コードがあると書かれている。サイズは商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。
エムリットフィルター D-150_ARIYA(日産 アリア用)
ノーブランドの互換品(並行輸入品)
商品名で「アリア FE0 互換品」「対応品番:AY684-NS032 / AY685-NS032 / AY686-NS032」と書き、商品説明では適合車種に「アリア 型式 : ZAA-SNFE0 ZAA-FE0」を挙げている(出品者の記載)。ブランド名の無い並行輸入品である。
商品名に「活性炭入り」とある。サイズと交換手順書の有無は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。手順は次の節のデンソーの案内を見ながら進めればよい。
活性炭入りエアコンフィルター 互換品(対応品番 AY684-NS032・並行輸入品)
フィルターの取り付け位置と交換手順
デンソーの交換手順の STEP1 は「フィルターカバーおよびフィルターは助手席側の足下に取り付けてあります。」と案内している。一方、同じページの交換方法の概要の文は「グローブボックス内に取り付けられています。」という言い方で、位置の言い方が食い違っている。ここでは手順のほうの助手席側の足下のフィルターカバーを軸に説明する。グローブボックスを外す作業だと決めつけず、実車で位置を確かめてから始めてほしい。
デンソーはアリア FE0系のフィルター交換の難易度を「A : 簡単(道具を使わないもの。道具を使うが簡単なもの)」としている。
フィルターカバーの外し方
- 助手席側の足下にあるフィルターカバーのツメ(1箇所)を外し、続けてカバーのガイド(1箇所)を外してカバーを取り外す
- 古いフィルターを引き出す
新しいフィルターの向き
- 新しいフィルターの「UP」マークと「AIR FLOW」マークの向きを確かめる。「UP」マークは車両の上方向、「AIR FLOW」マークは車両の下方向に向ける(「AIR FLOW」マークは無い場合がある)
- 新しいフィルターをフィルターカバーに乗せながら差し込み、カバーのガイド(1箇所)とツメ(1箇所)を元どおり取り付ける
差し込む前に、マークの向きを必ず見ておく。また、デンソーは、長時間のドアの開け閉めなどでランプやオーディオなどの電源が入っている場合は、作業中のバッテリー上がりに注意するよう案内している。
交換時期の目安と、替えないと起きること
日産のよくあるご質問では、エアコンフィルターの点検と交換の目安を「1年または12,000km走行ごと」としている。これは日産車全般の一般的な案内で、アリア専用の案内ではない。
日産の案内では、長く使うとフィルターが目詰まりし、エアコンの風量が弱まって冷暖房の効きが悪くなる、エアコンシステムに負荷がかかり走りにも悪影響が出る、ろ過性能の悪化で車内に悪臭を循環させる、といったことが起こるとしている。
さらに、一見汚れていないように見えても微細なゴミが吸着していて、集塵性能や脱臭性能は時間とともに落ちるため、定期的な交換が必要としている。外して見た目がきれいでも、目安の時期が来たら替えるほうがよい。
よくある質問
グレードでフィルターの品番は変わる?
デンソーの適合品番検索では、アリア FE0系(2022年5月~)の DCC2002 の適合グレードは「全車」と書かれている。純正品番は標準の AY684-NS032 と、DOP の AY685-NS032・AY686-NS032 の 3 つが載っている。2026年2月発売のマイナーチェンジ後のモデルは表で分けられておらず、同じ品番が合うかはこの記事の出典では確かめられていない(前の節のとおり、販売店で照会する)。
ボッシュの AP-N02 は使える?
AP-N02 は、エムリットフィルターの商品説明にボッシュ互換品番として書かれているだけで、ここではボッシュの適合表でアリアへの適合を確かめていない。ボッシュ品を選ぶなら、ボッシュの車種別の適合検索でアリア FE0 を確かめてからにしてほしい。
マイナーチェンジ後のアリアも同じ品番?
この記事の出典では確かめられていない。2026年2月以降に登録した車は、販売店で車台番号を伝えて純正品番を照会してから選ぶのが確実だ。
交換に道具は要る?
デンソーの難易度は「A : 簡単(道具を使わないもの。道具を使うが簡単なもの)」で、この区分は道具を使わない作業と、道具を使うが簡単な作業の両方を含む。手順はツメ 1 箇所とガイド 1 箇所でカバーを外す流れなので、まずは手で外せるか試し、固ければ無理をしないことだ。
まとめ
まずは機能の好みで候補を 1 つに絞り、そのうえで適合を確かめる順番がよい。デンソーの適合品番検索では、アリア FE0系(2022年5月~)の純正品番は AY684-NS032(標準)・AY685-NS032(DOP)・AY686-NS032(DOP)の 3 つで、2026年2月発売のマイナーチェンジ後のモデルは表で分けられておらず、同じ品番が合うかはこの記事の出典では確かめられていない。絞った商品の純正品番の記載を車検証の型式と照らし、2026年2月以降に登録した車や迷う場合は販売店で車台番号から純正品番を照会してから買う。交換の目安は、日産車全般の一般的な案内で 1年または12,000km走行ごとだ。
アリアのほかの消耗品や装備の記事もあわせて見ておくと、手入れの予定を立てやすい。
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