2026年4月に出た新型インサイト(RM7)が手元に来て、ドアバイザーやフロアマットから手を入れようと通販でインサイト用の用品を探すと、旧型向けの物が多く混ざって出てくる。どれを選ぶかは、まず RM7 に合うと書かれているかで分かれる。RM7 は型式も車体も旧型と違う電気自動車なので、選ぶ先は、ホンダアクセスの新型インサイト用の純正アクセサリーと、商品名や適合表に RM7(ZAA-RM7)か2026年4月以降の新型インサイトと書かれた社外品が中心になる。
RM7 のカスタムパーツはどこから選ぶか
ホンダは2026年4月16日付のニュースリリースで、4代目となる新型インサイトの発売を伝えた。新型はクロスオーバーSUVとして紹介されている電気自動車で、型式は ZAA-RM7、5ドア・FF・乗車定員5名だ。
旧型インサイト(型式 6AA-ZE4 など)向けとして売られている用品は、型式も車体も違う RM7 に合う前提で選ばない。社外品は、商品名や適合表に RM7(ZAA-RM7)か、2026年4月以降の新型インサイトの記載があるかを確かめ、無ければ販売元に適合を問い合わせる。
純正では、ホンダアクセスが新型インサイト用の純正アクセサリーを2026年4月17日に発売した。品目は充電・給電、スタイリング、インテリア、ETC、ドッグアイテム、定番などの区分に分けて案内されている。RM7 は電気自動車なので、マフラーや吸気系などエンジン車向けの定番カスタムは当てはまらない。手を入れやすいのは次の部位だ。
| 部位 | ホンダアクセスの主な純正アクセサリー |
|---|---|
| 外装・ホイールまわり | ドアバイザー、アルミホイールセンターキャップ、ホイールロックナット、ライセンスフレーム |
| 内装・荷室 | フロアカーペットマット、ラゲッジトレー、キーカバー |
| 傷防止・カーケア | ドアハンドル・ドアエッジのプロテクションフィルム、ボディーコーティング |
| 充電・給電 | 普通充電器、充電ケーブル、AC 外部給電器、ポートリッドカバー |
カスタムの前に押さえる RM7 の基本
旧型インサイト(ZE4)との違い
新型インサイトは2026年4月16日に発表され、4月17日から販売が始まった。国内は3,000台限定で販売すると発表されている。中国の合弁会社 東風ホンダの電気自動車 e:NS2 をベースに現地で生産した車を輸入して売るもので、日系の完成車メーカーとして初めて中国で生産した EV を輸入販売する例とされる。
先代のインサイトは型式 6AA-ZE4 で、排気量 1496cc のエンジンを積む4ドア車だった(2018年12月から2020年5月にかけて発売・改良)。新型の ZAA-RM7 は5ドアの電気自動車で、型式・ドアの数・動力が違う別の車体になっている。
寸法とタイヤサイズ
自動車カタログ媒体の掲載値では、寸法とタイヤサイズは次のとおり。ホンダの諸元表で確かめた値ではないので、サイズが関わる用品は販売会社や取扱説明書でも確かめる。
| 項目 | 掲載値 |
|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 4785mm×1840mm×1570mm |
| ホイールベース | 2735mm |
| 車両重量 | 1770kg |
| 最小回転半径 | 5.9m |
| タイヤサイズ(前後) | 225/50R18 |
先行公開を伝えた報道の撮影車のタイヤも 225/50R18 だった。ホンダの公式ページの注記では、応急パンク修理キットを装備し、スペアタイヤは装備しない。
もともと備える装備
先行公開や発売を伝えた報道で紹介された装備は、12.8インチのディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ、BOSE のプレミアムサウンドシステム(12スピーカー)、アンビエントライト、ワイヤレス充電器、シートヒーター、電動で動く前席(リクライニングと前後スライド)、ホンダセンシング(標準装備)など。先行公開を伝えた報道では、開けられるガラスルーフ(サンルーフ)とシェードを備えるとも紹介されている。
グレードは1つで、ほかに Honda ON 専用のホワイト内装仕様が数量限定で用意された。カタログ媒体のグレードの欄も「ベースグレード」と「ホンダ オン リミテッドエディション」の2つになっている。ボディカラーは全5色だ。
RM7 のカスタムパーツを選ぶ4つの基準
RM7 は大きなディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ、BOSE のサウンドシステム、ワイヤレス充電器をもともと備える。ナビの後付けやスピーカーの交換、スマホの充電器の追加から考えるより、汚れや傷を防ぐ物、外装の小物、荷室の使い勝手を上げる物から考えると選びやすい。そのうえで次の4つで絞る。
1. 適合の表記
商品名や適合表に、RM7(ZAA-RM7)か、2026年4月以降の新型インサイトと書かれているかを最初に見る。旧型インサイト用や車種の書かれていない汎用品は、寸法や形が RM7 に合うかを自分で確かめる必要がある。新型インサイトは中国向けの e:NS2 がベースだが、e:NS2 向けとして売られている用品が日本の RM7 にそのまま合うとは確かめられていない。RM7 への適合が書かれていない物は、合う前提で選ばない。
旧型の ZE4 に乗っている人は、旧型向けの記事を見てほしい。
2. 純正か社外品か
ホンダアクセスの純正アクセサリーは新型インサイト用として用意され、仕様・適用・装着の条件を販売会社に確かめられる。ホンダアクセスのページには「アクセサリーによっては、車体への加工が必要となる場合があります」「仕様・品番・適用・装着に関する条件・注意事項等につきましては、販売会社にお問い合わせください」とあるので、純正品の取り付けの条件や時期は販売会社に確かめる。取り付けを頼む品目は、部品代のほかに取付費がかかる。社外品は、適合と取り付け方を商品ごとに確かめる。どちらが上かより、確かめる先がはっきりしているかで選べばよい。
3. 元に戻せるか
センターキャップ(標準装備の物と付け替える)、フロアマット、ラゲッジトレーのように外して戻せる物は、合わなかったときに元の状態へ戻しやすい。プロテクションフィルムのように貼る物や、車体への加工が要る場合がある物は、付ける前に場所と時期を決める。初めて手を入れるなら、戻せる物から始めるのが無難だ。
4. 付ける順番
ボディーコートの施工前に付ける物(ドアバイザー・ドアハンドルとドアエッジのプロテクションフィルム)と、ナンバーの封印の前に付ける物(リア用のライセンスフレーム)は、ほかの用品より先に決める。
外装のカスタム(ドアバイザー・ホイールまわり・ナンバーまわり)
純正のスタイリングの区分には、アルミホイールセンターキャップ(通常品とブラックHマーク)、アルミホイール用ホイールロックナット、ドアバイザー、ライセンスフレーム、ペットエンブレム、ペットセンターキャップ(肉球)が並ぶ。
ドアバイザー
純正のドアバイザーはサステナブル素材で、フロント・リア用の左右4枚セット。風切り音を極力抑えた作りで、雨の日の走行中でも窓を少し開けて換気できる。素材には、使用済みの自動車から回収・再生したリサイクルアクリル樹脂を使っている。ボディーコートの施工前に付ける品目でもある。
センターキャップとホイールロックナット
純正のアルミホイールセンターキャップ(ブラックHマーク)は4個セットで、Hマークがブラッククローム、ベース部がベルリナブラック。標準装備のセンターキャップを外して付ける。通常のアルミホイールセンターキャップやペットセンターキャップ(肉球)とは同時に付けられない。
純正のアルミホイール用ホイールロックナットは、マックガード社製のキャップタイプ4個セットで、ブラックの設定もある。標準装備のアルミホイールに装着できる。センターキャップ(通常品・ブラックHマーク・肉球)のどれかと同時に付ける場合は、取付費は必要ないとされているので、ホイールまわりはまとめて頼むと無駄が出ない。
ナットの種類そのものは次の記事にまとめている。社外のナットを選ぶときの寸法は、RM7 の取扱説明書や販売会社で確かめる。
ライセンスフレーム
純正のライセンスフレームはフロント用とリア用があり、仕上げはメッキタイプ・ダーククローム メッキタイプ・ベルリナ ブラックタイプの3つ(品番の例: メッキタイプのフロント用 08P25-PD1-001A、リア用 08P26-PD1-000E)。ナンバープレートロックボルトとのセットもある。部品代のほかに取付費が別に要る品目とされている。
純正のライセンスフレームは、字光式ナンバープレートとは同時に付けられない。リア用は、ナンバープレートを取得した後、封印の前に取り付けるものとされているので、付けるなら購入の段階で販売会社に伝えておく。
内装と荷室のカスタム(フロアマット・ラゲッジトレー)
純正のインテリアの区分には、フロアカーペットマット、ラゲッジトレー、キーカバーのほか、ペットシートなどペット向けの品目が並ぶ。吊革グリップ、アシストグリップ、ワイパーブレードなどは、便利さを扱う別の区分にある。
フロアカーペットマット
純正のフロアカーペットマット(プレミアムタイプ)は、ブラック・サステナブル素材・消臭抗菌加工で、ヒールパッドとエクステンションマットが付くフロント・リアのセット。柔らかい質感の素材で、汚れや摩耗が目立ちにくい作りを狙い、ヒールパッドは毛足を短くして耐摩耗性を高めている。リサイクルPET素材を使い、軽量化にも配慮している。
純正の注意書きでは、運転席・助手席用のマットは必ず専用ホルダーに固定して使うこととされている。社外品のマットを選ぶときも、RM7 の車体側の固定具に合わせた作りかを確かめる。
ラゲッジトレー
純正のラゲッジトレーは縁高タイプの防水トレーで、荷室を傷や汚れから守り、濡れた荷物も気にせず積める。取り外して丸洗いできる。純正の注意書きでは、車両装備のカーゴリッドをカーゴスペースの上段に置いた状態で使うこととされている。雨の日やアウトドアで荷室が汚れやすい人は、早めに考えておきたい品目だ。
新車のうちに付けたい傷防止とカーケア
純正のドアハンドルプロテクションフィルムは、クリアのフロント用左右セット。ドアを開け閉めするときの爪などによる細かな傷から塗装面を守る、目立ちにくい透明のタイプだ。ドアエッジプロテクションフィルムはクリアの2枚セットで、フロントドアとリアドアの共用になっている。
純正のドアバイザー、ドアハンドルプロテクションフィルム、ドアエッジプロテクションフィルムには、どれも「ボディーコートの施工前に装着してください」と注意書きがある。ボディーコーティングを考えているなら、これらを付けるかどうかを先に決めておく。
安全とカーケアの品目をまとめた区分には、i-Size チャイルドシート、ナンバープレートロックボルト、停止表示板、ボディーコーティング、アンダーコート、アルミホイールコート、インテリアコーティング、タッチアップペイントなどが並ぶ。コーティングの種類と比べ方は次の記事にまとめている。
EV ならではの充電・給電まわりの用品
普通充電器・充電ケーブル・AC 外部給電器
ホンダアクセスの純正アクセサリーの案内では、普通充電器 Honda EV Charger は家庭の単相 AC200V を使う充電ケーブル搭載タイプで、6kW の出力で充電時間を短くする。充電ケーブル(100V 充電用アダプターも案内)は、車に積んでおけば外出先でも充電に使える。
AC 外部給電器(Honda Power Supply Connector)は走行用バッテリーから AC100V を取り出せ、発売を伝えた報道では最大 1500W まで使えるとされる。使うときは、コンセント部や電源プラグが濡れた状態で使わない。
ポートリッドカバー
純正のポートリッドカバー(収納袋付)は、屋外で充電するときに充電ポートの中や充電コネクターを、ほこり・汚れ・雨から守り、紫外線を減らすのにも役立つ。ただし防水生地でも完全な防水は保証されない。充電コネクターの種類によっては付けられない場合があり、Honda 純正の充電ケーブルとの併用が勧められている。
窓まわり(サンシェード・カーフィルム)を選ぶときの決まり
保安基準の窓ガラスの決まりを解説した記事では、フロントガラスと運転席・助手席の窓ガラスは、フィルムを貼った状態でも可視光線透過率 70% 以上が求められるとされる(道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第195条)。リアガラスには透過率の規定が無いとされる。新品ではほぼ透明に見える UV カットフィルムも、紫外線を浴び続けて少しずつ変色し、透過率が下がることがある。
RM7 はガラスルーフ(サンルーフ)とシェードを備えると報道で紹介されている。日差しの対策は、フィルムで決める前にサンシェードも比べておくとよい。
よくある質問
旧型インサイト(ZE4)用のパーツは RM7 に使える?
旧型インサイト(型式 6AA-ZE4 など)向けとして売られている用品は、RM7 に合う前提で選ばない。商品名や適合表に RM7(ZAA-RM7)か2026年4月以降の新型インサイトの記載が無ければ、販売元に適合を問い合わせる。
純正アクセサリーはどこで頼んで付けてもらう?
ホンダアクセスのページは、仕様・品番・適用・装着に関する条件を販売会社に問い合わせるよう案内している。どの品目をいつ付けるかは販売会社と決め、取り付けを頼む品目は部品代のほかに取付費がかかる。
窓にフィルムを貼ってもよい?
フロントガラスと運転席・助手席の窓は、貼った状態で可視光線透過率 70% 以上が求められる。経年で透過率が下がることもあるので、前席の窓に貼るかどうかは施工店に確かめてから決める。
タイヤのサイズとスペアタイヤは?
自動車カタログ媒体の掲載値では、前後とも 225/50R18。スペアタイヤは装備せず、応急パンク修理キットを装備する(ホンダの公式ページの注記)。
まとめ:買う前に確かめること
ホンダアクセスは2026年4月17日に新型インサイト用の純正アクセサリーを発売し、区分ごとに案内している。買う前には次を確かめておく。
- 商品名や適合表に RM7(ZAA-RM7)か、2026年4月以降の新型インサイトと書かれているか
- 旧型 ZE4 用や e:NS2 用を、合う前提で選んでいないか
- ドアバイザー・ドアハンドルとドアエッジのプロテクションフィルムを、ボディーコートの施工前に付けるか
- リア用のライセンスフレームを、封印の前に付けるよう頼んだか
- 外して戻せる物か、貼る物や車体への加工が要る場合がある物か
車内の空気まわりの消耗品も合わせて見直すなら、エアコンフィルターの記事も参考になる。

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