KG-SK54V の前輪のブレーキパッドは、商品名に SK54V とある品がいくつも並ぶが、どれを選ぶかは自分の車の初度登録年月で分かれる。MK KASHIYAMA の D3099-02 は商品名の年式の範囲で販売ページが2つに分かれ、東海マテリアル製の MN-321 は商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも年式の範囲の記載が無い。先に車検証で型式と初度登録年月を見て、自分がどちらの範囲に入るかを押さえてから読み進めてほしい。
商品名に SK54V とある前輪用パッド3点の早見表
ここで比べるのは、東海マテリアル製の MN-321(Pa sports の販売ページ)と、MK KASHIYAMA の D3099-02 の2つの販売ページ、合わせて3点だ。3点とも商品名に「SK54V」があり、どれも商品名に前輪用であることが書かれている(東海マテリアル製は「フロントブレーキパッド」、MK KASHIYAMA の2点は「ブレーキパッド左右【フロント側】」)。後輪用の部品は含まない。
| 商品 | 品番 | 商品名の年式の範囲 | 入数の記載 | 製造元・生産国の記載 |
|---|---|---|---|---|
| Pa sports(東海マテリアル製) | MN-321 | 記載が無い | 記載が無い | 東海マテリアル製・生産国 日本 |
| MK KASHIYAMA(1つ目のページ) | D3099-02 | 1999年06月〜2004年03月 | 4枚セット(左右) | ブランド名 MK KASHIYAMA・生産国の記載が無い |
| MK KASHIYAMA(2つ目のページ) | D3099-02 | 2004年03月〜2007年08月 | 4枚セット(左右) | ブランド名 MK KASHIYAMA・生産国の記載が無い |
決め手は、品番と商品名の年式の範囲を、車検証の情報で照らすことだ。パッドの効きや減り方を比べた出典は無いので、ここでは適合を外さない選び方に絞る。また SK54V の期間は出典によって書き方が違う(「買う前に適合を確かめる手順」の節で並べる)ので、最後は販売店に確かめてから買う。
KG-SK54V はどんな車か
車種カタログの掲載では、KG-SK54V はボンゴブローニイバンの型式で、中身は次のとおりだ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 排気量・燃料 | 2,499cc・ディーゼル |
| 駆動方式 | FR |
| ミッション | 5段マニュアル(フロアシフト)か4段オートマチック(コラムシフト) |
| グレード | DX と CD の低床 |
| 乗車定員 | 3名か6名 |
| 発売時期の表示 | 1999年6月モデル |
電池メーカーの適合表では、ボンゴブローニィバンの KG-SK54V を、燃料ディーゼル・排気量 2500cc・生産期間1999年6月〜2005年11月としている。同じ適合表には、同じ生産期間・同じディーゼル 2500cc の KG-SK56V も並ぶ。並べる3商品はどれも商品名に SK54V と SK56V の両方を挙げているが、SK54V と SK56V の違い(駆動方式など)は、ここで使った出典では確かめていない。車検証の型式欄に KG-SK54V とあれば、この先の比較の対象の車だ。
SK54V のブレーキパッドの選び方
品番で照らす
商品名の品番は、東海マテリアル製が MN-321、MK KASHIYAMA が D3099-02 だ。商品名に SK54V とあることだけで決めず、品番と車検証の型式・初度登録年月・車台番号を販売店に伝えて照らす。 MN-321 と D3099-02 を互いに置き換えられるかは、ここで使った出典では確かめていないので、品番ごとに確かめる。伝える順は後の「買う前に適合を確かめる手順」の節にまとめた。
年式の範囲で見る
自分の車の初度登録年月が、商品名の年式の範囲に入るかを見る。MK KASHIYAMA の2点は範囲(1999年06月〜2004年03月 と 2004年03月〜2007年08月)で分かれ、Pa sports の商品(東海マテリアル製)は範囲の記載が無い。
入数と製造元の記載を見る
入数を書いているのは MK KASHIYAMA の2点(4枚セット〈左右〉)だ。Pa sports の商品(東海マテリアル製)は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも入数の記載が無いので、左右1台分がそろうかは買う前に販売店に確かめる。
製造元と生産国は、Pa sports の商品が東海マテリアル製・生産国 日本と書いている。MK KASHIYAMA の2点は商品名にブランド名 MK KASHIYAMA を出しているが、生産国は商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。生産国まで気にする人なら、この記載の差を選ぶ材料にしてよい。
東海マテリアル製 MN-321(Pa sports)
販売ページの商品名と商品説明では、東海マテリアル製のボンゴブローニイバン用フロントブレーキパッドで、品番は MN-321、生産国は日本としている。商品名には「ボンゴブローニイバン SK54V SK56V」とあり、対応の型式として書かれているのは商品名の SK54V と SK56V だけだ。
商品名の「純正同等」は出品者の記載だ。販売ページでは純正同等としているが、純正部品と同等であることを、メーカーの資料で確かめたものではない。
この商品は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも、年式の範囲と入数(枚数)の記載が無い。 自分の年式に合うかは、品番 MN-321 と車検証の情報を販売店に伝えて確かめる。製造元と生産国まで書いてある品を選びたい人には、この商品が候補になる。
Pa sports 東海マテリアル製 フロントブレーキパッド MN-321(SK54V・SK56V)
MK KASHIYAMA D3099-02 の2つの販売ページ
MK KASHIYAMA の2点は、商品名の品番がどちらも D3099-02 で、販売ページの商品説明では入数もどちらも4枚セット(左右)としている。商品名で違うのは、年式の範囲と、並ぶ型式の一部(SK5HM と SK5HU など)だ。どちらのページを選ぶかは、自分の車の初度登録年月がどちらの範囲に入るかで見る。
1999年06月〜2004年03月の掲載
販売ページの商品名には「ブレーキパッド左右【フロント側】D3099-02」「ボンゴブローニィバン【SK54V/K56M/SK56V/SK5HM/SK5HV】1999年06月~2004年03月」とあり、商品説明では自動車用ブレーキパッドで、入数を4枚セット(左右)としている。
この商品名には「マツダスあ用」「K56M」のような字の乱れがある(もう1つの商品名では同じ所が「マツダ車用」「SK56M」)。商品名の字だけで適合を決めず、品番 D3099-02 と車検証の情報を販売店に伝えて確かめる。初度登録年月が商品名の範囲の1999年06月〜2004年03月に入る車なら、このページが候補になる。
MK KASHIYAMA フロントブレーキパッド D3099-02(1999年06月〜2004年03月の掲載)
2004年03月〜2007年08月の掲載
販売ページの商品名には「ブレーキパッド左右【フロント側】D3099-02【マツダ車用】」「ボンゴブローニィバン【SK54V/SK56M/SK56V/SK5HU/SK5HV】2004年03月~2007年08月」とあり、商品説明では自動車用ブレーキパッドで、入数を4枚セット(左右)としている。初度登録年月が商品名の範囲の2004年03月〜2007年08月に入る車なら、こちらのページが候補になる。
MK KASHIYAMA フロントブレーキパッド D3099-02(2004年03月〜2007年08月の掲載)
買う前に適合を確かめる手順
出典ごとに違う SK54V の期間
SK54V の期間は、出典によって書き方が違う。
| 出典 | SK54V の期間の書き方 |
|---|---|
| 電池メーカーの適合表(生産期間) | 1999年6月〜2005年11月 |
| MK KASHIYAMA の1つ目の販売ページの商品名 | 1999年06月〜2004年03月 |
| MK KASHIYAMA の2つ目の販売ページの商品名 | 2004年03月〜2007年08月 |
| 別の通販の販売ページ(DRIVEJOY の前輪パッド) | 99.06〜03.12 |
どれを正とするかは、これらの出典だけでは決められない。 別の通販の販売ページでは、DRIVEJOY の前輪パッド(品番 V9118-X014)が KG-SK54V・99.06〜03.12・排気量 2500 を適合として載せ、商品名に「Sタイヤ」「Wタイヤ」の書き添えがある。この書き添えが何を分けるのかは、その掲載からは読み取れない。同じ型式でも仕様の書き添えがある掲載があるので、車検証の情報に加えて現車の仕様も販売店に伝えたい。
販売店に伝える情報と順
ブレーキパッドのメーカーの Astemo は、カタログを注文時の参考資料とし、現品と適合車種を確かめるよう求めている。車両ごとに異なる製品が装着されている場合や、搭載車両が明確でない場合もあるとしている。通販で買うときは、次の順で確かめる。
- 車検証で型式(KG-SK54V)・初度登録年月・車台番号を控える
- 候補の品番(MN-321 か D3099-02)と控えた3つの情報、現車の仕様を販売店に伝えて適合を問い合わせる
- 届いたら、取り付けの前に現品が前輪用で、注文した品番かを確かめる
交換の頼み方と、荷物を積むバンでの注意
交換は認証を受けた業者に頼む
ブレーキパッドのメーカーの Astemo は、パッドの交換を認証を受けた業者に依頼するよう案内している。通販でパッドを買って業者に交換を頼むと、部品代のほかに工賃がかかる。持ち込みを受け付けるか、工賃がどうなるかは、頼む前に業者に確かめる。
同じメーカーは、パッドが落下や衝撃を受けると性能が発揮できなくなる場合があるとして、取り扱いに注意を促している。届いたパッドは、業者に渡すまで落とさないように扱う。
点検と、積み荷の多い使い方の注意
同じメーカーは、パッドを定期的に点検し、摩耗して残りの厚みが少なくなったものは速やかに交換するよう求めている(交換の目安の走行距離は示していない)。避ける使い方としては、高速からの不要な急ブレーキの繰り返し、法定速度を超える運転、最大積載量を超えた積載、長い下り坂でのフットブレーキだけの使用、水濡れ(浸水)状態での走行を挙げている。
荷物を積むことの多いバンでは、最大積載量を超えないことと、長い下り坂でフットブレーキだけに頼らないことが特に当てはまる。
ボンゴ系と商用バンの関連記事
同じボンゴ系の別の型式のワイパーと、同じ商用バンのブレーキパッドの記事もあわせて見ておくとよい。
よくある質問
MK KASHIYAMA の2つのページはどちらを選べばよい?
自分の車の初度登録年月が、商品名の年式の範囲(1999年06月〜2004年03月 と 2004年03月〜2007年08月)のどちらに入るかで選ぶ。品番はどちらも D3099-02、入数はどちらも4枚セット(左右)だ。2004年03月はどちらの商品名の範囲にも入る書き方なので、その月の車は特に販売店に確かめたい。SK54V の期間は出典で書き方が違うので、どちらに入る場合も販売店の確認を通す。
SK56V にも同じパッドが使える?
並べる3商品はどれも商品名に SK54V と SK56V の両方を挙げている。ただ、SK54V と SK56V の違い(駆動方式など)はここで使った出典では確かめていないので、SK56V の車でも品番と車検証の情報を販売店に伝えて確かめる。
自分で交換してもよい?
ブレーキパッドのメーカーの Astemo は、交換を認証を受けた業者に依頼するよう案内している。止まるための部品なので、案内どおり業者に頼むのがよい。
交換の目安は?
走行距離や年数で決めず、定期的に点検して、摩耗して残りの厚みが少なくなったら速やかに交換する。メーカーの Astemo もこの考え方で、交換の目安の走行距離は示していない。
まとめ
最初にやるのは、いまの車の前輪に付いているパッドを、交換を頼む業者に見てもらうことだ。そのうえで車検証の型式・初度登録年月・車台番号と候補の品番を販売店に伝え、適合を確かめてから注文する。
- 東海マテリアル製 MN-321(Pa sports): 商品名に前輪用・SK54V と SK56V。商品名と商品説明の箇条書きに年式の範囲と入数の記載が無い
- MK KASHIYAMA D3099-02(1つ目のページ): 商品名に前輪用・範囲は1999年06月〜2004年03月。商品説明の入数は4枚セット(左右)
- MK KASHIYAMA D3099-02(2つ目のページ): 商品名に前輪用・範囲は2004年03月〜2007年08月。商品説明の入数は4枚セット(左右)
SK54V の期間は出典ごとに書き方が違うので、商品名の範囲だけで決めず、販売店の確認を通してから買う。
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