更新日:2026年2月
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結論:S660のおすすめエンジンオイル5選
S660のエンジンオイル選びで悩んでいる方へ。乗り方に合わせて最適なオイルを選べば、エンジン保護と性能を両立できます。
S660はS07A型直列3気筒ターボエンジンを搭載しており、高回転まで気持ちよく回るのが魅力です。しかし、ターボエンジンは高温・高負荷になりやすく、オイルの粘度選択が重要になります。Honda公式では5W-30を推奨していますが、実際の納車時には0W-20が入っている場合もあり、「どの粘度が最適なのか」と悩むオーナーが多いのが現状です。
この記事では、街乗りメイン・週末ドライブ・サーキット走行など、乗り方別に最適なオイルを厳選して紹介します。また、粘度表記の読み方や、失敗しやすいポイントについても詳しく解説しますので、自分に合ったオイル選びの参考にしてください。
なぜ「硬め?柔らかめ?」と悩むのか
S660のオイル選びで「硬め(高粘度)か柔らかめ(低粘度)か」と悩むオーナーが多い理由は、主に4つあります。
まず、S660はターボエンジンを搭載しているため、高回転・高負荷時に油膜切れのリスクがあります。ターボチャージャーは排気ガスでタービンを高速回転させる仕組みで、エンジン本体も高温になりやすいため、オイルには高い保護性能が求められます。このため、「硬めのオイルの方が安全では?」と考える方が多いのです。
次に、乗り方の多様性が挙げられます。S660は街乗り・通勤に使う方もいれば、週末に峠を攻める方、サーキット走行を楽しむ方もいます。街乗りメインなら燃費を重視して柔らかめのオイルでも良いですが、高回転を多用するなら硬めのオイルが推奨されます。このように、乗り方によって最適な粘度が異なるため、判断に迷うのです。
また、純正指定の曖昧さも混乱の一因です。Hondaの公式マニュアルでは5W-30が推奨されていますが、実際の納車時には0W-20が入っている場合もあります。ディーラーによって異なるため、「どちらが正しいのか」と疑問を持つオーナーが多いのです。
最後に、S660はコンパクトスポーツカーとして、エンジンを回して楽しむ性格の車です。高回転域まで気持ちよく吹け上がるエンジン特性を考えると、「保護性能を重視して硬めにすべきでは?」という意識が働きます。しかし、街乗りメインで硬すぎるオイルを選ぶと、始動性や燃費が悪化するリスクもあります。
このような理由から、S660のオイル粘度選びは慎重に行う必要があります。次のセクションでは、純正仕様とオイル選びの基礎知識を詳しく解説します。
オイル粘度と同様に、フィルター選びもエンジン保護に直結します。S660のオイルフィルター交換方法とおすすめ製品では、適合品の選び方と交換手順を詳しく解説しています。
S660の純正仕様とオイル選びの基礎知識
S660のエンジンオイルを選ぶ前に、まずは純正仕様と粘度表記の基礎知識を押さえておきましょう。
S660の純正エンジンオイル仕様
S660に搭載されているエンジンは、S07A型直列3気筒ターボエンジンです。Honda公式マニュアルによる推奨仕様は以下の通りです。
- エンジン型式: S07A 直列3気筒ターボ
- 推奨グレード: API SM級以上(現在はSP級が最新)
- 推奨粘度: 5W-30
- オイル容量: 2.4L(オイルのみ交換時)/ 2.6L(フィルター同時交換時)
- 交換サイクル: 5,000km または 6ヶ月
オイル容量は比較的少なく、4L缶を1本購入すれば、フィルター同時交換でも十分に足ります。交換サイクルは5,000kmまたは6ヶ月が基準ですが、サーキット走行やスポーツ走行を頻繁に行う場合は、3,000km目安で早期交換を検討してください。
粘度表記の読み方と性能の関係
エンジンオイルの粘度は、「5W-30」のようにSAE規格で表記されます。この数字の意味を理解することが、適切なオイル選びの第一歩です。
- 「5W」: 低温流動性を示す数値。数字が小さいほど寒冷地での始動性が良い(0W、5W、10Wなど)
- 「30」: 高温時(100℃)の粘度を示す数値。数字が大きいほど油膜が厚く、保護性能が高い(20、30、40、50など)
粘度と性能の関係を表にまとめると、以下のようになります。
| 粘度 | 燃費 | エンジン保護 | 始動性 | 適合用途 |
|---|---|---|---|---|
| 0W-20 | ◎ | △ | ◎ | 街乗り・通勤メイン |
| 5W-30 | ○ | ○ | ○ | バランス型(Honda推奨) |
| 5W-40 | △ | ◎ | ○ | スポーツ走行・サーキット |
| 10W-40 | △ | ◎ | △ | 高負荷・夏季専用 |
0W-20は燃費を重視する方に適していますが、高回転を多用するとエンジン保護性能がやや不足します。5W-30はHonda公式推奨の万能型で、街乗りからスポーツ走行まで幅広く対応できます。5W-40以上は、サーキット走行などの高負荷走行向けです。
API規格とタイミングチェーン保護性能
エンジンオイルのグレードは、API(米国石油協会)規格で表されます。S660の場合、API SM級以上が必須ですが、現在はSP級が最新規格となっています。
API SP級は2020年に策定された最新規格で、以下の特徴があります。
- タイミングチェーン保護性能が強化されている
- 低速早期着火(LSPI)を防止する性能が向上
- ターボチャージャーの保護性能が高い
S660はタイミングチェーン方式を採用しているため、SP級のオイルを選ぶことでチェーンの摩耗を抑え、長期的な耐久性を向上させることができます。
また、ターボエンジンには化学合成油が推奨されます。化学合成油は鉱物油に比べて高温安定性に優れ、油膜切れを起こしにくいためです。Mobil 1やCastrol EDGEなどの化学合成油は、ターボエンジンの保護に定評があります。
ターボエンジンは、排気ガスでタービンを回転させることで過給圧を発生させる仕組みです。タービンは毎分10万回転以上の超高速で回転するため、潤滑不良が発生するとベアリングの焼き付きやタービンブレードの破損につながります。化学合成油は、このような過酷な環境でも油膜を維持し、ターボチャージャーを保護します。
S660のような軽量スポーツカーは、ターボの恩恵を最大限に活かすため、エンジンを高回転まで回す楽しみ方が一般的です。このため、オイル選びは単なる消耗品の交換ではなく、車の性能を引き出すための重要なメンテナンスと言えます。適切なオイルを選ぶことで、ドライビングの楽しさが大きく変わります。
ターボエンジンのメンテナンスはオイルだけではありません。S660のエアフィルター交換と選び方では、吸気効率を高める交換手順と製品比較をまとめています。
おすすめエンジンオイル5選(詳細レビュー)
ここでは、S660におすすめのエンジンオイルを5製品厳選して紹介します。それぞれの特徴と適合用途を詳しく解説しますので、自分の乗り方に合ったオイルを選んでください。
Mobil 1 5W-30 SP(街乗り〜スポーツ走行の万能型)
Mobil 1 5W-30 SPは、API SP最新規格に対応した化学合成オイルです。Honda公式推奨の5W-30粘度で、街乗りからスポーツ走行まで幅広く対応できる万能型オイルです。
- Amazon ASIN: B08C2JHNSM
- 粘度: 5W-30
- 規格: API SP / ILSAC GF-6A
- 価格帯: 4L 約4,500円(税込)
特徴:
- API SP最新規格に対応し、タイミングチェーン保護性能が強化されている
- 化学合成油で高温安定性に優れ、ターボエンジンの保護性能が高い
- ILSAC GF-6A規格に適合しており、燃費性能と保護性能を両立
- 低温流動性に優れ、寒冷地でも始動性が良い
おすすめ用途: 街乗りメインの方から、週末に峠ドライブを楽しむ方まで幅広く対応できます。Honda公式推奨の5W-30粘度なので、迷ったらこのオイルを選んでおくと安心です。
実ユーザーの評価: みんカラやAmazonレビューでは、「S660に使って3年、トラブルなし」「燃費も悪化せず、エンジンも静か」といった高評価が目立ちます。化学合成油の中では価格も手頃で、コスパに優れる点も好評です。
Castrol EDGE 5W-30(コスパ重視)
Castrol EDGE 5W-30は、チタンFST技術を採用した高性能オイルです。省燃費とエンジン保護を両立しており、コスパを重視する方にぴったりです。
- Amazon ASIN: B003U3O2TE
- 粘度: 5W-30
- 規格: API SP / ACEA A3/B4
- 価格帯: 4L 約3,800円(税込)
特徴:
- チタンFST(Fluid Strength Technology)技術で油膜を強化し、金属接触を60%削減
- 省燃費性能に優れ、ターボ車・ガソリン車・ディーゼル車に幅広く対応
- 全合成油で高温安定性が高く、エンジン保護性能が優れている
- 価格が手頃で、定期的なオイル交換のコストを抑えられる
おすすめ用途: 街乗りメインで、コスパを重視する方に向いています。Mobil 1よりも価格が安く、性能も十分なので、「高性能オイルを試してみたいけど予算が限られている」という方におすすめできます。
実ユーザーの評価: 「コスパ最高」「街乗りメインならこれで十分」といったレビューが多く、価格と性能のバランスが高く評価されています。特に、定期的なオイル交換を習慣化している方から支持されています。
Mobil 1 5W-40(サーキット走行・ハードドライブ向け)
Mobil 1 5W-40は、高温時の油膜維持に優れたスポーツ走行向けオイルです。サーキット走行やハードドライブを楽しむ方に推奨します。
- 粘度: 5W-40
- 規格: API SP
- 価格帯: 4L 約5,000円(税込)
特徴:
- 高温時(100℃以上)でも油膜を維持し、エンジン保護性能が高い
- 高回転・高負荷走行でも油膜切れを起こしにくい
- レース実績があり、モータースポーツの現場でも使用されている
- 化学合成油で酸化安定性に優れ、長時間の高負荷走行にも対応
おすすめ用途: サーキット走行やハードドライブを頻繁に楽しむ方にうってつけです。高回転を多用する走り方をする場合、5W-30よりも油膜が厚い5W-40を選ぶことで、エンジン保護性能を高めることができます。
実ユーザーの評価: 「サーキット走行後もオイル劣化が少ない」「高回転多用でも安心」といったレビューが目立ちます。ただし、街乗りメインで使用すると燃費がやや悪化する場合があるため、用途を見極めて選ぶことが重要です。
NUTEC NC-51 0W-30(S660専用設計・高性能)
NUTEC NC-51 0W-30は、S660専門店44Gが推奨するS660専用設計のエステル系高性能オイルです。サーキットから街乗りまでフルカバーする性能を持ちます。
- 販売: S660専門店44G、Amazonでも取扱あり
- 粘度: 0W-30
- タイプ: エステル系化学合成油
- 価格帯: 約8,000円〜(専門店価格)
特徴:
- S660に最適化された専用設計で、エンジン特性に合わせた配合
- エステル系ベースオイルを採用し、高温・高負荷でも油膜を維持
- サーキット走行から街乗りまで、あらゆる用途に対応できる万能性
- S660専門店が推奨しており、実績と信頼性が高い
おすすめ用途: 全用途に対応できる高性能オイルを求める方に好相性です。価格は高めですが、S660専用に最適化されているため、エンジンのポテンシャルを最大限に引き出すことができます。
実ユーザーの評価: 「S660専門店推奨だけあって相性抜群」「価格は高いが性能は折り紙付き」といったレビューが多く、性能に対する満足度が高いオイルです。特に、サーキット走行とストリート走行の両方を楽しむ方から支持されています。
WAKO’S 4CT-S 5W-40(国産ブランド・高負荷対応)
WAKO’S 4CT-Sは、国産ブランドワコーズの4輪スポーツカー専用オイルです。高温高せん断粘度維持に優れ、高負荷走行に適しています。
- Amazon ASIN: B00ALP1DUA
- 粘度: 5W-40
- タイプ: 化学合成油
- 価格帯: 4L 約6,500円(税込)
特徴:
- 4輪スポーツカー専用に開発されたプレミアムオイル
- 高温高せん断粘度(HTHS)維持性能に優れ、高負荷走行でも油膜が保たれる
- 国産ブランドで品質管理が厳格、安心感が高い
- カーメーカー認証を取得しており、性能と信頼性が保証されている
おすすめ用途: スポーツ走行からサーキット走行まで、高負荷走行を楽しむ方に相性がよい製品です。国産ブランドの安心感と、スポーツカー専用設計の性能を両立したい方におすすめできます。
実ユーザーの評価: 「国産ブランドで安心」「高負荷走行でも油膜が保たれる」といったレビューが多く、性能と信頼性の高さが評価されています。価格はやや高めですが、性能に見合った価値があるとの声が目立ちます。
純正オイルと社外オイルの違い
S660のオイル交換時に、「純正オイル(Honda Ultra)を使うべきか、社外の高性能オイルを選ぶべきか」と悩む方も多いでしょう。ここでは、それぞれのメリット・デメリットを整理します。
純正オイル(Honda Ultra)のメリット・デメリット
メリット:
- メーカー保証対応: ディーラーで交換すれば、保証期間中のトラブルにも対応してもらえます
- ディーラーで入手容易: 定期点検時に同時交換でき、手間がかかりません
- 安心感: Hondaが推奨するオイルなので、迷わず選べる安心感があります
デメリット:
- 価格がやや高い: ディーラーでの交換費用(工賃込み)は、社外オイルをDIYで交換するよりも高くなります
- 性能は標準的: 純正オイルは幅広い車種に対応するため、性能は標準的なレベルに留まります
- サーキット走行には不向き: 高負荷走行を前提とした高性能オイルではないため、サーキット走行には向きません
ディーラーでの定期点検時に交換するなら、純正オイルが便利です。特に保証期間中は、純正オイルを使用することでトラブル時の対応がスムーズになります。
社外高性能オイルのメリット・デメリット
メリット:
- 性能が純正より高い: Mobil 1やCastrol EDGEなどの化学合成油は、純正オイルよりもエンジン保護性能が高いです
- コスパが良い製品もある: DIYで交換すれば、ディーラーでの純正オイル交換よりもコストを抑えられます
- 用途別に選択可能: 街乗り用・スポーツ走行用・サーキット用など、乗り方に合わせて最適なオイルを選べます
デメリット:
- 粘度選択を間違うとリスク: 適切な粘度を選ばないと、エンジン保護性能が低下したり、燃費が悪化したりします
- ディーラーで入手不可: 社外オイルはディーラーで取り扱っていないため、自分で購入・交換する必要があります
- 自己責任: 社外オイルを使用したことが原因でトラブルが発生した場合、保証対象外になる可能性があります
乗り方に合わせて選べば、純正より高いパフォーマンスを引き出せます。特に、サーキット走行やスポーツ走行を楽しむ方は、高性能な社外オイルを選ぶことでエンジンの保護性能を高めることができます。
乗り方別:最適なオイル粘度の選び方
ここでは、乗り方別に最適なオイル粘度を具体的に解説します。自分の使用状況に合わせて選んでください。
街乗り・通勤メイン(〜60km/h中心)
推奨粘度: 5W-30(燃費重視なら0W-20)
理由: 街乗りメインの場合、エンジンへの負荷が低く、高回転を多用しないため、燃費を重視した柔らかめのオイルでも問題ありません。5W-30はHonda公式推奨で、燃費とエンジン保護のバランスが取れています。さらに燃費を重視するなら、0W-20も選択肢に入ります。
0W-20は低粘度オイルのため、エンジン内部の摩擦抵抗が減り、燃費が向上します。実燃費で5〜10%程度の改善が期待できる場合もあります。ただし、油膜が薄いため、高回転を多用すると油膜切れのリスクがあります。通勤や買い物で、エンジン回転数を3,000rpm以下に抑える乗り方なら、0W-20でも問題ありません。
推奨製品: Castrol EDGE 5W-30
注意点: 高回転を多用しないことが前提です。たまにスポーツ走行を楽しむ場合は、5W-30を選んでおく方が安心です。また、街乗りメインの方でも、夏場の長距離ドライブ(高速道路など)では、エンジンが高温になりやすいため、5W-30を選ぶことを推奨します。
週末ドライブ・峠攻め(高回転使用あり)
推奨粘度: 5W-30
理由: 週末に峠ドライブを楽しむ程度なら、Honda公式推奨の5W-30が最適です。保護性能と燃費のバランスが良く、高回転を使っても油膜切れのリスクが低いです。
峠道では、コーナーの立ち上がりで加速する際に4,000〜6,000rpm程度まで回すことが多くなります。この回転域では、オイルの油膜維持性能が重要です。5W-30は、高温時でも適度な粘度を保ち、エンジン内部の金属接触を防ぎます。
また、峠道は登り坂が多いため、エンジンへの負荷が高くなります。このような状況でも、5W-30なら十分な保護性能を発揮します。街乗りと峠ドライブの両方を楽しむ方には、最もバランスの取れた粘度と言えるでしょう。
推奨製品: Mobil 1 5W-30 SP
注意点: 定期的なオイルチェック(5,000km目安)を習慣化してください。高回転を多用する場合は、オイル劣化が早まる可能性があります。峠ドライブ後は、オイルの色や粘度を確認し、劣化が進んでいるようなら早期交換を検討してください。
サーキット走行・スポーツ走行(高回転・高負荷)
推奨粘度: 5W-40 または 10W-40
理由: サーキット走行では、エンジンが高回転・高負荷になるため、油膜が厚い5W-40以上のオイルが推奨されます。高温時でも油膜を維持し、エンジン保護性能を高めることができます。
推奨製品: Mobil 1 5W-40、WAKO’S 4CT-S 5W-40
注意点: サーキット走行後は早期交換(3,000km目安)を推奨します。また、街乗りに戻したら5W-30に戻す選択肢もあります。5W-40は街乗りでは粘度が高すぎて燃費が悪化する場合があるためです。
全天候・全用途対応(専用設計を求める方)
推奨粘度: 0W-30(S660専用)
理由: S660専用に最適化されたNUTEC NC-51 0W-30は、サーキットから街乗りまで、あらゆる用途に対応できる万能性を持ちます。低温流動性に優れ、寒冷地でも始動性が良いのも特徴です。
推奨製品: NUTEC NC-51 0W-30
注意点: 価格は高いですが、あらゆる用途に対応できるため、「サーキットも街乗りも両方楽しみたい」という方に最適です。
オイル交換時の注意点と失敗しやすいポイント
S660のオイル交換で失敗しやすいポイントを4つ紹介します。これらを避けることで、エンジンを長持ちさせることができます。
失敗例1:粘度を上げすぎる
誤り: 「ターボだから10W-50が安全」
リスク: 街乗りメインで粘度が高すぎるオイルを選ぶと、始動性が悪化し、燃費も悪化します。特に冬場は、エンジン始動時にオイルが硬くなり、エンジンへの負担が増えます。
正解: 用途に合わせて選ぶことが重要です。街乗りメインなら5W-30、サーキット走行なら5W-40と使い分けてください。
失敗例2:柔らかすぎるオイルで高回転
誤り: 「0W-20で7,000rpm多用」
リスク: 0W-20は燃費重視のオイルで、高回転を多用すると油膜切れを起こしやすくなります。エンジン摩耗が進み、長期的にはエンジン寿命を縮める原因になります。
正解: 高回転を多用するなら5W-30以上を選んでください。Honda公式推奨の5W-30なら、高回転でも安心です。
失敗例3:オイル量の入れすぎ/不足
正解量: 2.4L(オイルのみ)、2.6L(フィルター同時)
リスク:
- 入れすぎ: オイルが異常燃焼し、マフラーから白煙が出る場合があります
- 不足: エンジン内部の潤滑不良を起こし、焼き付きの原因になります
確認方法: オイル交換後は、レベルゲージでオイル量を確認してください。F(Full)とL(Low)の範囲内に収まっていることを確認しましょう。
失敗例4:交換サイクルを守らない
推奨: 5,000km または 6ヶ月
サーキット走行後: 早めに交換(3,000km目安)
リスク: オイルが劣化すると、エンジン保護性能が低下します。特にターボエンジンは高温になりやすいため、劣化したオイルを使い続けるとエンジン摩耗が進みます。
正解: 定期的なオイル交換を習慣化してください。サーキット走行やスポーツ走行を頻繁に行う場合は、3,000km目安で早期交換を検討しましょう。
FAQ:S660のエンジンオイルに関するよくある質問
S660のエンジンオイルに関して、よくある質問に回答します。
Q1. S660の純正オイルは0W-20と5W-30どっち?
公式マニュアルでは5W-30が推奨されていますが、納車時は0W-20が入っている場合があります。ディーラーによって異なるため、初回交換時に確認することをおすすめします。迷った場合は、Honda公式推奨の5W-30を選んでおくと安心です。納車時のオイルを確認する方法は、ディーラーに問い合わせるか、オイルキャップに記載されている粘度表示を確認してください。
Q2. 街乗りだけなら0W-20でも大丈夫?
街乗りメインで高回転を多用しないなら0W-20でも問題ありません。燃費も向上します。ただし、たまに高回転を使うなら5W-30の方が安心です。0W-20は油膜が薄いため、高回転多用時には油膜切れのリスクがあります。
Q3. サーキット走行時は5W-40に変えるべき?
サーキット走行では5W-40または10W-40への変更を推奨します。高回転・高負荷で油膜切れを防げます。走行後は街乗り用に5W-30に戻す選択肢もあります。用途に合わせて使い分けることで、エンジン保護と燃費を両立できます。
Q4. オイル交換は何kmごと?
メーカー推奨は5,000kmまたは6ヶ月です。サーキット走行やスポーツ走行が多い場合は3,000km目安で早めに交換してください。高負荷走行ではオイル劣化が早まるため、定期的なオイルチェックを習慣化することが重要です。
Q5. フィルターは毎回交換すべき?
フィルターはオイル交換2回に1回が推奨です。オイルのみ交換時は2.4L、フィルター同時交換時は2.6L必要になります。フィルターを定期的に交換することで、オイルの清浄性を保つことができます。
Q6. 化学合成油と鉱物油、どっちがいい?
S660のターボエンジンには化学合成油を推奨します。高温安定性に優れ、エンジン保護性能が高いためです。Mobil 1やCastrol EDGEなどが定番です。鉱物油はコストが安いですが、ターボエンジンには不向きです。
Q7. 純正オイルと社外オイル、どっちが安心?
純正オイル(Honda Ultra)はメーカー保証対応で安心ですが、性能は標準的です。社外の高性能オイル(Mobil 1等)はコスパと性能で優れますが、粘度選択は自己責任です。保証期間中は純正オイル、保証期間後は社外オイルを選ぶという使い分けもおすすめです。
Q8. 冬と夏でオイルを変えるべき?
現代のマルチグレードオイル(5W-30等)は四季対応なので、季節ごとの変更は不要です。ただし寒冷地(北海道等)では0W-30などの低温流動性が高いオイルを選ぶと安心です。寒冷地では、冬場の始動性を重視してオイルを選んでください。
オイル交換のDIY方法と注意点
S660のオイル交換は、ジャッキアップが不要で初級者でも挑戦しやすい作業です。ここでは、DIY交換の手順と注意点を解説します。
必要な工具と部品
- 17mmメガネレンチ(ドレンボルト用)
- オイルフィルターレンチ(フィルター交換時)
- 廃油受け皿
- じょうご
- ウエス(拭き取り用)
- 新品オイル 2.4L(フィルター同時なら2.6L)
- オイルフィルター(2回に1回交換)
交換手順(詳細)
- エンジンを温める: エンジンを5〜10分間アイドリングして、オイルを温めます。温かいオイルは粘度が下がり、抜けやすくなります。
- ドレンボルトを外す: 17mmメガネレンチでドレンボルトを反時計回りに回して外します。S660のドレンボルトはエンジン下部にあり、ジャッキアップ不要でアクセスできます。
- 廃油を抜く: 廃油受け皿にオイルを抜きます。約10分間待ち、オイルが完全に抜けるのを確認してください。
- フィルター交換(2回に1回): フィルター交換する場合は、フィルターレンチで外して新品と交換します。新品フィルターのゴムパッキンに少量のオイルを塗布してから取り付けてください。
- ドレンボルトを締める: ドレンボルトを時計回りに回して締め直します。締めすぎるとネジ山を潰すため、適正トルク(約30N・m)で締めてください。
- 新品オイルを注入: じょうごで新品オイルを注入します。オイルのみ交換時は2.4L、フィルター同時交換時は2.6Lです。一度に全量を入れず、2Lまで入れたら一旦レベルゲージで確認すると安全です。
- レベルゲージで確認: レベルゲージでオイル量がF(Full)とL(Low)の範囲内にあることを確認します。
- エンジンを始動: エンジンを始動し、オイル警告灯が消えることを確認します。警告灯が消えない場合は、オイル量が不足している可能性があります。
- アイドリング後の再確認: 数分間アイドリングした後、エンジンを停止し、再度レベルゲージでオイル量を確認してください。オイルフィルターにオイルが充填されるため、オイル量が減る場合があります。
DIY時の注意点
廃油処理は自治体のルールに従ってください。ガソリンスタンドや廃油回収ボックスを利用すると便利です。また、ドレンボルトの締めすぎはネジ山を潰す原因になるため、適正トルクで締めることが重要です。トルクレンチがあれば、30N・m(3.0kgf・m)で締めてください。
DIY交換に不安がある方は、最初はディーラーやカー用品店で交換してもらい、作業を見学させてもらうのもおすすめです。また、オイル交換後は、数日間オイル漏れがないか確認してください。ドレンボルトやオイルフィルターからオイルが漏れている場合は、締め直しが必要です。
DIYでのオイル交換について、さらに詳しく知りたい方は、車のメンテナンスDIYガイドもご覧ください。
まとめ:乗り方に合わせて最適なオイルを選ぼう
S660のエンジンオイル選びは、「硬め(高粘度)か柔らかめ(低粘度)か」という二者択一ではなく、乗り方に合わせて最適な粘度を選ぶことが重要です。
街乗りメインならCastrol EDGE 5W-30、バランス重視ならMobil 1 5W-30 SP、サーキット走行なら5W-40への変更を検討してください。また、S660専用設計のNUTEC NC-51 0W-30は、あらゆる用途に対応できる万能性を持ちます。
交換サイクルを守り、定期的なオイルチェックを習慣化することで、エンジンを長持ちさせることができます。サーキット走行やスポーツ走行を頻繁に行う場合は、3,000km目安で早期交換を推奨します。
DIY交換に挑戦する場合は、適切な工具を揃え、廃油処理のルールを守ることが大切です。不安な方は、最初はプロに依頼し、作業を見学させてもらうのも良い方法です。
自分の乗り方に合ったオイルを選び、S660のエンジンを最高の状態に保ちましょう。S660のメンテナンスについてさらに知りたい方は、S660のおすすめカスタムパーツやホンダ車のメンテナンスガイドもご覧ください。また、ターボ車のメンテナンス基礎やエンジンオイル選びの基本では、さらに詳しい情報を提供しています。

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