N-ONE(JG3)タイヤ交換 ジャッキポイントとモデル別の工具

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N-ONE(JG3)のタイヤ交換は、ジャッキポイントを探す前に、自分の車にジャッキが積まれているかを確かめるところから始まる。同じ JG3 でも、ジャッキと工具が価格に含まれるモデルと、装備していないモデルがあるからだ。ジャッキポイントの位置は、その後で自分の車の取扱説明書の図で確かめればいい。

目次

JG3でタイヤを替える前に知っておく3つのこと

  • JG3 はどのモデルもスペアタイヤを装備していない。代わりに積まれているのは応急パンク修理キットだ(Honda 公式の Q&A。対処は後の「出先でパンクしたとき」)。
  • ジャッキと工具は、モデルで付く・付かないが違う。Honda 公式サイトの注記では、2020年11月発表のモデル(2022年7月終了)は価格にジャッキと標準工具が含まれ、2022年8月発表のモデル(2025年10月終了)と、2025年11月の一部改良の後の現行のモデル(ガソリン車)は、ジャッキ・ジャッキハンドルバー・ホイールナットレンチを装備していない。
  • ジャッキポイントの位置は、自分の車の取扱説明書の図か Honda の販売店で確かめる(理由は後の節)。

N-ONE(JG3)のほかの作業やパーツは、

にまとめてある。

モデルごとに違う、積まれている道具

車のカタログサイトの型式 6BA-JG3 のページには、2020年11月・2022年8月・2023年7月・2024年7月のモデルが載っている。グレードはオリジナル、オリジナル スタイルプラス アーバン(2020年11月のモデルには無い)、プレミアム、プレミアム ツアラー、RS(CVT とマニュアルの2つの仕様)だ。Honda 公式サイトの N-ONE(ガソリン車)のページには、2025年11月20日付で「N-ONE を一部改良し発売」の知らせがある。電気自動車の N-ONE e: は、同じページで別のモデルとして並んでいる。

モデル Honda 公式の注記にある道具
2020年11月発表(2022年7月終了) 価格に応急パンク修理キット・標準工具・ジャッキが含まれる
2022年8月発表(2025年10月終了) 価格に含まれるのは応急パンク修理キット。工具(ジャッキ/ジャッキハンドルバー/ホイールナットレンチ〈兼ジャッキハンドル〉)は装備していない(2025年10月現在の情報)
2025年11月の一部改良の後(現行・ガソリン車) 価格に含まれるのは応急パンク修理キット。工具(ジャッキ/ジャッキハンドルバー/ホイールナットレンチ〈兼ジャッキハンドル〉)は装備していない

2020年11月発表のモデル

Honda 公式サイトの過去モデルのページでは、2020年11月発表・2022年7月終了の N-ONE(JG3 で最初のモデル)の価格に、応急パンク修理キット・標準工具・ジャッキが含まれる。応急パンク修理キットを装備しているので、スペアタイヤは装備していない。中古で手に入れた車は、新車のときの装備が今も積まれているとは限らないので、実物を見ておきたい。

2022年8月発表のモデルと現行のモデル

Honda 公式サイトの過去モデルのページでは、2022年8月発表・2025年10月終了のモデルの価格に含まれるのは応急パンク修理キットで、工具は装備していない(2025年10月現在の情報)。Honda 公式サイトの N-ONE のページでは、2025年11月の一部改良の後の現行のモデル(ガソリン車)も、タイプ一覧の注記で同じく工具を装備していないとしている。どちらもスペアタイヤは装備していない。これらのモデルで自分でタイヤを替えるなら、ジャッキとレンチを別に用意する必要がある。

自分の車の道具を確かめる

公式の注記はモデルの発表と終了の時期で分けて書かれていて、車検証の登録の年月での境は書かれていない。自分の車は、取扱説明書で工具の収納場所を確かめ、実物が積まれているかを見て確かめる。荷室の寸法と床下の使い方は

で扱っている。

作業の前に用意するものと場所

ジャッキが付いていないモデルの用意

同じ Honda の軽自動車 N-WGN の取扱説明書は、その車にジャッキが標準で積まれていないことを書いたうえで、ジャッキアップにはその車専用のジャッキを使い、詳しくは Honda 販売店に相談するよう案内している。ほかのジャッキでは、支えられる重量(呼荷重)が足りなかったり、形が合わなかったりすることがある、という理由だ。ジャッキの付いていない JG3 でジャッキを用意するときも、車に合うかを Honda の販売店に相談してから選ぶ。

トルクレンチ

JAF は、トルクレンチ(締め付けの力を決めて締められる工具)を積んでおくと万一のときに便利だとしている。ナットを規定の力で締めるための道具で、無いときの扱いは手順の節で触れる。

作業する場所

JAF のタイヤ交換の手順では、作業は砂利道などを避けて、なるべく平らな場所で行う。傾いた所や柔らかい地面しか無いなら、自分で作業しない判断も持っておく。

ジャッキポイントの確かめ方とジャッキのかけ方

位置は取扱説明書の図で確かめる

JG3 のジャッキポイントの位置の図は、Web で読める Honda 公式の資料では確かめられなかった。N-ONE の取扱説明書は冊子と PDF で、Honda 公式の Q&A はパンクの対処について、取扱説明書の「万一の場合には」の章を案内している。ジャッキポイントの位置は、自分の車の取扱説明書の図か、Honda の販売店で確かめる。ネットの写真やほかの車の位置を当てはめない。

N-WGN の取扱説明書にあるジャッキのかけ方

N-ONE の取扱説明書の手順ではなく、同じ Honda の軽自動車 N-WGN の取扱説明書の順を参考に挙げる。

  1. 地面が固く、滑らない、水平な所に止める
  2. パーキングブレーキをかけ、セレクトレバーを P に入れ、パワーモードを OFF にする
  3. 交換するタイヤの対角線上にあるタイヤの前後に、石などで輪止めをする
  4. 交換するタイヤにもっとも近いジャッキポイントの下にジャッキを置く
  5. ジャッキの上部がジャッキポイントに当たるまで回し、ジャッキポイントがジャッキの溝にはまったことを確かめる
  6. ジャッキハンドルとジャッキハンドルバーで、タイヤが地面から離れるまで車体を持ち上げる

RS のマニュアル車のシフトの位置は、自分の車の取扱説明書で確かめる。

ジャッキで上げている間の警告

同じく N-WGN の取扱説明書は、次の警告と注意を挙げている。

  • ジャッキだけで車を支えているときは、車の下に入らない(車が落ちると重大な傷害を負うおそれがある)
  • エンジンをかけたままにしない
  • 地面が固い平らな所以外では使わない
  • ジャッキポイント以外にはかけない
  • 人や荷物を乗せたままにしない
  • ジャッキを使っている間は車内に入らない
  • ジャッキの上や下に物を入れない

タイヤ交換の手順

JAF のタイヤ交換の手順に沿って、順に書く。ジャッキのかけ方は上の節のとおり。

ジャッキをかける前にナットを少し緩める

交換するタイヤの対角線上にあるタイヤに輪止めをかけたら、ホイールキャップがあれば外し、ジャッキをかける前にホイールナットを少しだけ緩めておく。タイヤが地面に着いているうちに緩めるのが順序だ。

持ち上げてタイヤを替える

交換するタイヤの近くのジャッキアップポイントを確かめてジャッキをかけ、タイヤが地面から少し離れるまで車体を持ち上げる。ホイールナットを外して、タイヤを替える。

仮締めしてから、下ろして本締め

ホイールナットを付けたら、JAF の手順の図が示す番号順に、タイヤががたつかなくなるまで2〜3回に分けて仮締めする。車体を下ろしてジャッキを外してから、仮締めと同じように2〜3回に分けて本締めする。無理に締めるとボルトが壊れることがあるので、車の取扱説明書に書かれた規定のトルクで締める。

JG3 のホイールナットの締め付けトルクの値は、Web で読める Honda 公式の N-ONE の資料(2026年版の取扱説明書の仕様のページ、タイヤ・ホイールの Q&A)には載っていなかった。値は自分の車の取扱説明書か Honda の販売店で確かめ、その値で締める。トルクレンチが無いときは、本締めの後できるだけ早く、ガソリンスタンドや修理工場で規定のトルクで締めてもらう(JAF の案内)。

純正のタイヤサイズと指定空気圧

タイプごとの純正タイヤ・ホイール

Honda 公式の Q&A の表では、N-ONE の純正タイヤ・ホイールは次のとおり。表に載っているタイプは Original・Premium・Premium Tourer・RS だ。

タイプ ホイール タイヤサイズ インセット ホイールの重さ
Original 14インチ・スチール 155/65R14 75S 40mm 6.1kg
Premium 14インチ・アルミ 155/65R14 75S 40mm 6.2kg
Premium Tourer 15インチ・アルミ 165/55R15 75V 45mm 6.6kg
RS 15インチ・アルミ 165/55R15 75V 45mm 6.6kg

どのタイプもハブ径 56mm・4穴・リム幅 4.5J だ。

2026年版の取扱説明書の指定空気圧

2026年版の N-ONE(ガソリン車)の取扱説明書では、タイヤは 155/65R14 75S と 165/55R15 75V、リムは 14×4 1/2J と 15×4 1/2J で、指定空気圧は次のとおり。

ホイール 前輪 後輪
14インチ 240kPa(2.4kgf/cm2) 230kPa(2.3kgf/cm2)
15インチ 210kPa(2.1kgf/cm2) 210kPa(2.1kgf/cm2)

タイヤの指定サイズは、運転席横の車体に貼ってあるラベルで見るよう、同じ取扱説明書は書いている。この空気圧は2026年版の取扱説明書の値で、2020年から2025年のモデルの値は、Web で読める Honda 公式の資料では確かめていない。それらのモデルは、自分の車の取扱説明書で確かめる。

純正の14インチ(Original・Premium)と15インチ(Premium Tourer・RS)では、タイヤサイズも指定の空気圧も違う。冬用などで別の大きさのホイールに履き替えたら、空気圧は付けたホイールの大きさの値を取扱説明書で確かめて合わせる。

ホイールを履き替えるときのナットの注意

Honda アクセスの N-ONE 用ナットのページでは、「アルミホイール用ホイールナット」と「アルミホイール用ホイールロックナット」のどちらにも「スチールホイールには装着できません」と書かれている。純正の14インチのスチールホイール(Original)とアルミホイールを季節で履き替えるなら、ナットもそのホイールに合う物にする。仕様と適用は販売会社に確かめるよう、同じページは案内している。

社外のホイールに替えるときは、使うナットがそのホイールに合うかを、ホイールの販売元か販売店に確かめる。JG3 の純正ナットの寸法と座面の形は、Web で読める Honda 公式の資料では確かめていない。締め付けは、手順の節のとおり取扱説明書の値で行う。

出先でパンクしたとき

Honda 公式の Q&A は、N-ONE はどのタイプもスペアタイヤを搭載していないと答え、代わりに応急パンク修理キットを装備しているとしている。スペアタイヤが無いので、出先でパンクしたときにタイヤを替えることはできない。応急パンク修理キットを使うか、自信が無ければロードサービスに頼む。2022年8月発表のモデルと現行のモデルは、ジャッキと工具も装備していない。

同じ Q&A は、万一に備えてキットの収納場所を確かめ、キットに付属の説明書を前もって読むよう案内している。パンクの対処は、取扱説明書の「万一の場合には」の章(パンクしたとき)にある。JAF も、工具や応急用のタイヤが無いときや、整備に慣れていなくて自信が無いときは、無理をせずロードサービスに任せるよう案内している。

よくある質問

JG3 にジャッキは付いていますか

モデルで違う。Honda 公式サイトの注記では、2020年11月発表のモデル(2022年7月終了)は価格にジャッキと標準工具が含まれ、2022年8月発表のモデル(2025年10月終了)と、2025年11月の一部改良の後の現行のモデル(ガソリン車)は、ジャッキ・ジャッキハンドルバー・ホイールナットレンチを装備していない。最後は取扱説明書の収納場所で実物を見る。

ナットの締め付けトルクは何N·mですか

Web で読める Honda 公式の N-ONE の資料(2026年版の取扱説明書の仕様のページ、タイヤ・ホイールの Q&A)には、値が載っていなかった。自分の車の取扱説明書か Honda の販売店で確かめ、その値で締める。

14インチと15インチで空気圧は違いますか

違う。2026年版の N-ONE の取扱説明書では、14インチホイールの車と15インチホイールの車で、指定空気圧が分けて書かれている(値は上の表)。2020年から2025年のモデルは、自分の車の取扱説明書で確かめる。

パンクしたらスペアタイヤに替えられますか

替えられない。JG3 はどのモデルもスペアタイヤを装備していないので、応急パンク修理キットかロードサービスで対処する。

まとめ

まず車検証で型式と初度登録年月を確かめ、取扱説明書の工具の収納場所に実物があるかを見る。公式の注記は登録の年月での境を書いていないので、最後は実物で判断する。

  • ジャッキと工具は、2020年11月発表のモデル(2022年7月終了)は価格に含まれ、2022年8月発表のモデル(2025年10月終了)と2025年11月の一部改良の後の現行のモデル(ガソリン車)は装備していない
  • ジャッキポイントの位置は、自分の車の取扱説明書の図で確かめる
  • ジャッキだけで支えた車の下には入らない
  • ホイールナットは、取扱説明書に書かれた規定のトルクで締める

足回りに手を入れるなら

、季節の手入れには

もあわせて見ておきたい。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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