フィットのバルブ型番一覧|GD/GE/GK/GR系の適合早見表

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球が切れたフィットのランプを自分で替えようとして、いざ部品を探す段階で手が止まる人は少なくありません。フィットは2001年の初代から4世代あり、同じ世代でもガソリン車とハイブリッド車、ハロゲン車とLEDヘッドライト車でバルブの規格が変わります。とくにバックランプは世代とグレードでT16とT20が入れ替わっており、見た目が似ているせいで買い直しになる例が目立ちます。ここではホンダ公式の取扱説明書と、ホンダ車の純正ランプを供給している小糸製作所の車種別電球適合表をもとに、世代・型式ごとの型番をまとめました。

目次

フィットのバルブ型番 早見表(世代・型式別)

まず自分の型式に当たる表を見てください。「純正LED」と書いた部位はバルブ交換の設定がなく、ホンダ公式は点検・交換をホンダ販売店に依頼するよう案内しています。

4代目 GR1〜GR8(2020年2月〜)

現行フィットは純正LEDの範囲が広く、ユーザーが交換できる部位が限られます。ホンダの取扱説明書に載る規格は次のとおりです。

部位 型番・規格 備考
ヘッドライト(Hi/Lo) H4(12V60/55W) BASICなどのハロゲン車。LEDヘッドライト車は純正LED
フォグライト 純正LED 交換設定なし
車幅灯/デイタイムランニングライト T10(12V5W) LEDヘッドライト車は純正LED
前面方向指示器(フロントウインカー) T20(12V21W・橙色) LEDヘッドライト車は純正LED
リアウインカー T20
制動灯/尾灯(ブレーキ・テール) 純正LED 交換設定なし
後退灯(バックランプ) T16(12V16W)

GR系で自分で交換できるのは、実質バックランプのT16と、ハロゲン車のヘッドライト・車幅灯・ウインカーだけと考えておくと外しません。

3代目 GK3/GK4/GK5/GK6・GP5/GP6(2013年9月〜2020年1月)

3代目は前期(2013年9月〜2017年5月)と後期(2017年6月〜2020年1月)で中身が変わります。まず前期です。

部位 型番・規格
ロービーム H4(12V60/55W)※ハロゲン車/LEDヘッドライト車は純正LED
ハイビーム HB3=9005(12V65W)※LEDヘッドライト車
フォグランプ H8(12V35W)
車幅灯(ポジション) T10(12V5W)またはLED
フロント/リアウインカー T20 ピンチ部違い(12V21W)
サイドウインカー T10(12V5W)または灯体ASSY
制動灯/尾灯 純正LED
後退灯(バックランプ) T16(12V16W)
ルームランプ T10(12V8W)

後期(2017年6月〜)はフォグランプが純正LEDになり、ナンバー灯もLED化されます。そして後退灯がガソリン車とハイブリッド車で割れます。

部位 GK3/GK4(ガソリン) GK5/GK6・GP5/GP6(ハイブリッド)
ヘッドライト H4 または純正LED H4 または純正LED
フォグランプ 純正LED 純正LED
車幅灯 T10(12V5W)またはLED T10(12V5W)またはLED
ウインカー(前後) T20 ピンチ部違い T20 ピンチ部違い
制動灯/尾灯 純正LED 純正LED
後退灯 T16(12V16W) T20(12V21W)
ルームランプ T10(12V8W) T10(12V8W)

2代目 GE6〜GE9・GP1(2007年10月〜2013年8月)

2代目はHIDグレードが存在し、ヘッドライトが2系統に分かれます。

部位 型番・規格
ヘッドライト H4(12V60/55W)/HID装着車は D2R(85V35W)
フォグランプ H11(12V55W)※装着車
車幅灯(ポジション) T10(12V5W)
フロント/リアウインカー T20 ピンチ部違い(12V21W)
制動灯/尾灯 T20(12V21/5W)※後期のブレーキはLED
後退灯 前期・中期はT20(12V21W)/後期(2012年5月〜)はT16(12V16W)
ナンバー灯 T10(12V5W)
ルームランプ T10×31(12V8W)/リアはT10(12V5W)

初代 GD1〜GD4(2001年6月〜2007年9月)

初代は電球が主体で、自分で替えられる部位が最も多い世代です。

部位 型番・規格
ヘッドライト H4(12V60/55W)/HID装着車は D2R(85V35W)
フォグランプ H11(12V55W)
車幅灯(ポジション) T10(12V5W)
フロント/リアウインカー T20(12V21W)
制動灯/尾灯 T20(12V21/5W)
後退灯 T20(12V21W)
ナンバー灯 T10(12V5W)
ルームランプ T10/T10×31(12V8W・5W)

自分のフィットの型式・年式を先に確定させる

型番を間違える人の大半は、世代は合っているのに前期・後期やグレードを取り違えています。買い物かごに入れる前に、手元の車検証を開くほうが早道です。

車検証で型式と初度登録年月を読む

車検証の「型式」欄には `DBA-GE6` `DAA-GP5` `6BA-GR1` のような表記が入っています。ハイフンより後ろ、`GE6` や `GR1` の部分がフィットの型式です。頭のアルファベットは排出ガス規制の記号なので、バルブ選びでは無視して構いません。あわせて「初度登録年月」を見れば、前期か後期かの判定ができます。

前期・後期の分かれ目

適合表が切り替わる境目は次の日付です。この境目をまたぐと、同じ型式でも後退灯やフォグの規格が変わります。

  • 初代GD:2004年6月
  • 2代目GE:2012年5月
  • 3代目GK/GP:2017年6月
  • 4代目GR:2022年10月(GS系の追加)

ヘッドライトはH4が基本、LED車のハイビームはHB3

フィットのヘッドライトは、世代をまたいでH4が基本です。ただしグレードによって例外が3つあります。

ハロゲン車はH4のHi/Lo一体型

初代GDから現行GRまで、ハロゲンヘッドライトの車は一貫してH4です。H4は1本の球にハイビームとロービームの両方のフィラメントが入った規格で、規格値は12V60/55W。ホンダの現行フィットの取扱説明書にも「12V-60/55W」と記載があります。左右で2本必要なので、購入時は本数を間違えないようにしてください。

LEDヘッドライト車のハイビームはHB3ハロゲン

3代目GK/GP系でつまずきやすいのがここです。LEDヘッドライト装着車でも、ハイビームだけはHB3(9005)のハロゲンバルブが入っています。「うちのフィットはLEDだから交換不要」と思い込んでいると、ハイビームが切れたときに部品が見つからず慌てます。小糸の適合表でもGK前期のハイビームはHB3・12V65Wとして掲載されています。

2代目GE系のHIDグレードはD2R

2代目にはディスチャージヘッドライト(HID)のグレードがあり、この場合はH4ではなくD2R(85V35W)です。HID用のバーナーはハロゲンと形状も電圧もまったく違うため、H4を買っても物理的に付きません。初代GDの後期にもHID装着車が存在します。

フォグランプはH11→H8→純正LEDと変わってきた

フォグランプはフィットの中で最も規格が動いた部位です。世代を1つ間違えるだけで入りません。

初代GD・2代目GE系はH11

初代と2代目のフォグは、装着車であればH11(12V55W)です。GD・GEはフォグがグレードやオプションで付く形だったため、そもそも装着されていない個体もあります。バンパー下の穴がカバーで塞がれている場合は未装着です。

3代目GK前期はH8

3代目の前期(2013年9月〜2017年5月)でH8(12V35W)に変わりました。H8とH11は台座の形が似ていますが互換はなく、ワット数も35Wと55Wで違います。ここは実際に買い間違いが起きやすい箇所です。

3代目GK後期・4代目GR系は純正LED

3代目の後期(2017年6月〜)以降、フォグは純正LEDになりました。現行GR系も同様で、ホンダの取扱説明書には「フォグライトはLEDを使用しています。点検、交換はHonda販売店に依頼してください」と書かれています。市販のハロゲンバルブに差し替える前提の部位ではなくなっています。

後退灯(バックランプ)はT16とT20が世代で入れ替わる

フィットのバルブ選びで最も事故が多いのがバックランプです。T16とT20は口金が似た楔形(ウェッジ)で、パッと見の区別がつきにくいのに互換がありません。

世代別の後退灯 型番

世代・型式 年式 後退灯
初代 GD1〜GD4 2001年6月〜2007年9月 T20(12V21W)
2代目 GE6〜GE9(前期・中期) 2007年10月〜2012年4月 T20(12V21W)
2代目 GE系(後期) 2012年5月〜2013年8月 T16(12V16W)
3代目 GK3〜GK6・GP5(前期) 2013年9月〜2017年5月 T16(12V16W)
3代目 GK3/GK4(後期・ガソリン) 2017年6月〜2020年1月 T16(12V16W)
3代目 GK5/GK6・GP5/GP6(後期・ハイブリッド) 2017年6月〜2020年1月 T20(12V21W)
4代目 GR1〜GR8 2020年2月〜 T16(12V16W)

同じ3代目後期でもガソリンとハイブリッドで違う

表のとおり、3代目の後期はガソリン車がT16、ハイブリッド車がT20と分かれます。「GKだからT16」と型式の頭文字だけで判断すると、GK5やGP5のオーナーは合わない球を買うことになります。3代目に乗っていて後退灯を替えるなら、型式の数字(3・4なのか5・6なのか)まで見てください。

ウインカー・車幅灯・ルームランプの型番

外装の小物系は比較的安定していますが、ひとつだけ注意点があります。

ウインカー(前後)はT20 ピンチ部違い

2代目以降のフロント・リアウインカーはT20の「ピンチ部違い」という規格です。これは通常のT20とツメの位置がずれた形状で、汎用T20を無理に押し込むと固定できません。商品説明に「ピンチ部違い対応」と書かれたものを選んでください。ワット数は12V21Wです。

車幅灯・ナンバー灯はT10

車幅灯(ポジション球)とナンバー灯は全世代を通してT10(12V5W)です。ただし3代目後期以降はナンバー灯が純正LED化され、4代目のLEDヘッドライト車では車幅灯もLEDになります。

ルームランプはT10とT10×31

室内灯はT10(12V8W/5W)と、細長い両端口金のT10×31が混在します。フロントとミドルがT10×31、リアがT10という組み合わせが2代目に見られます。3代目以降のルームランプはT10(12V8W)です。

交換前に確認しておきたいこと

適合表は出発点であり、最終確認は現車で行うのが安全です。

実際に付いている球を1本抜いて見る

特別仕様車や年式途中の変更で、適合表と現車が食い違うことがあります。切れた球を抜き、口金の形と刻印(H4、T16、21Wなど)を目で確かめてから買えば、買い直しはほぼ防げます。刻印が読めないときは、抜いた球をそのまま店に持ち込むのが早いです。

車検基準に通る色と明るさか

保安基準では、ヘッドライトとフォグは白色(フォグは淡黄色も可)、ウインカーは橙色、バックランプは白色と決まっています。フロントウインカーの球が透明レンズの車なら、球自体が橙色(アンバー)のものを選ばないと車検に通りません。ホンダの取扱説明書もフィットの前面方向指示器を「12V-21W(橙色)」と明記しています。

LED化でハイフラや球切れ警告が出ないか

ウインカーをLEDに替えると消費電力が下がり、点滅が速くなるハイフラッシャー現象が起きます。抵抗内蔵タイプかICウインカーリレーで対処します。またハイブリッド車を中心に球切れ警告が点く場合があるため、キャンセラー内蔵の商品かどうかを確認してから購入してください。

よくある質問

フィットのヘッドライトの型番はH4で合っていますか

ハロゲンヘッドライトの車であれば、初代GDから現行GRまでH4(12V60/55W)です。ただしLEDヘッドライト装着車のロービームは純正LEDで交換設定がなく、3代目GK/GP系のLED車のハイビームはHB3になります。2代目GE系と初代GD後期のHID装着車はD2Rです。

バックランプのT16とT20は付け替えできますか

できません。口金の形状が違うため、T16のソケットにT20は入らず、逆も同様です。フィットは世代とグレードで両方が使われているので、前掲の後退灯の表で自分の型式・年式を確認してから買ってください。

フィットのフォグランプをLEDに替えられますか

初代GD・2代目GE(H11)と3代目GK前期(H8)は、対応するLEDフォグバルブに交換できます。3代目後期と4代目GR系は純正LEDのため、バルブ単体の交換という形にはなりません。

LEDヘッドライトの車は何も交換できないのですか

ロービーム・フォグ・テールは純正LEDで交換設定がありませんが、バックランプ(T16またはT20)とルームランプ(T10)は交換できます。3代目のLEDヘッドライト車はハイビームのHB3も交換対象です。

まとめ

フィットのバルブ型番は「世代 × 前期後期 × グレード」の3つで決まります。ヘッドライトはハロゲン車ならH4で通しですが、LED車のハイビームはHB3、HID車はD2Rという例外があります。フォグはH11(GD・GE)→H8(GK前期)→純正LED(GK後期・GR)と移り変わり、後退灯はT20とT16が世代ごとに入れ替わったうえ、3代目後期ではガソリン車のT16とハイブリッド車のT20に分かれます。

車検証で型式と初度登録年月を確かめ、可能なら現車の球を1本抜いて刻印を見る。この2手間だけで、フィットのバルブ選びで起きる失敗はほぼ避けられます。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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