M3 セダン(F80)のフロアマットは、運転席の位置と車検証の初度登録年月、それに前後1台分を替えるのか後席だけを足すのかで、選ぶ1点が変わる。運転席が右の車で社外品に替えるなら、商品名に右ハンドルの表記がある商品から見ていく。純正品で後席だけを足すなら、BMW 純正の後席用2枚が候補になる。まず自分の車がどちらに当たるかを確かめてから、下の早見表に進んでほしい。
M3 F80 のフロアマットは4つの表記を見て絞る
日本での受注開始を伝えた報道では、2014年2月に受注が始まった M3 セダンは 7速 DCT 車のため右ハンドルだった(受注開始より後に追加されたグレードのハンドル位置は、この記事の出典では確かめていない)。そこで、右ハンドルの表記・年式の表記・枚数と敷く範囲・固定具の記載の4つを見て候補を絞る。
| 商品 | 向いている使い方 | 買う前に確かめること |
|---|---|---|
| ZURGI の TPE マット(4枚) | 4枚セットを水洗いで手入れしたい | 年式の範囲の記載が無い |
| shunan のレザーマット(フルセット) | レザーの見た目で、色も選びたい | 商品名の年式表記「2009-2017年対応」・枚数の記載が無い |
| E-cowlboy のゴムマット(4点) | 泥や液体をマットの中にとどめたい | ハンドル位置の記載が無い・年式表記「2015+」 |
| BMW 純正の後席用(2枚) | 純正品で後席だけを足したい | 前席用は含まれない・素材の記載が無い |
運転席が右の車なら、商品名に右ハンドルの表記がある ZURGI(商品名に「4枚セット」)か shunan(商品名に「フルセット 1台分」)が先の候補になる。どちらも年式の書き方に確かめる所が残るので、各商品の節で中身を見てから決めてほしい。
日本の M3 セダン(F80)の発売時期・型式・ハンドル位置
発売時期と型式
日本での受注開始を伝えた報道では、5世代目にあたる M3 セダン(F80)は 2014年2月19日に受注が始まり、納車は7月ごろの予定とされた。エンジンは直列6気筒 DOHC 3.0リッターツインパワーターボ、トランスミッションは 7速 DCT(M DCT ドライブロジック)。車種カタログでは、型式は CBA-3C30 で、4ドア・乗車定員5名・後輪駆動(FR)・排気量 2979cc。
ハンドル位置
同じ報道では、受注開始時のステアリング位置は 7速 DCT 搭載車が右のみで、左右を選べたのは M4 クーペの 6速 MT 車だけだった。M3 セダンは 7速 DCT なので、日本で受注開始された M3 セダンは右ハンドルになる。受注開始より後に追加されたグレードのハンドル位置は、この記事の出典では確かめていない。
年式の幅
車種カタログの型式 CBA-3C30(4ドア)の掲載は次のとおりで、2019年と2020年の掲載は無く、次の掲載は2021年1月の別の型式になる。
- 2014年7月・2015年9月・2016年10月:M3 セダン
- 2016年9月:30ヤーレ M3
- 2017年5月・2017年8月:M3 セダン、M3 セダン コンペティション
- 2018年1月:M3 セダン、コンペティション、M ヒートエディション
- 2018年2月:M3 CS
一方、車買取サービスの車種ページは発売を「2014年〜2019年」と書いていて、出典によって年式の幅の表記が違う。自分の車の年式は、車検証の初度登録年月で確かめるのが確実だ。
M3 F80 用フロアマットを選ぶ5つの基準
ハンドル位置の表記
最初に見る。受注開始時の M3 セダンは右ハンドルだったので、商品名か商品説明に「右ハンドル専用」「右ハンドル車のみ適合」のように書かれた商品を優先する。ハンドル位置の記載が無い商品は、自分の車の運転席の位置と合うかを出品者に確かめてから選ぶ。
年式の表記
商品名の年式表記を、車検証の初度登録年月と照らす。日本での受注開始は2014年2月、車種カタログのグレードの掲載は2018年2月まで。この幅と合わない表記の商品は、表記のとおりに読むと自分の車が対象外に見えることがあるので、購入前に出品者に確かめる。
素材と手入れ
水で流せる素材か、拭いて手入れする素材かで選ぶ。泥や雨の日に乗る機会が多いなら水洗いできる TPE やゴム、内装の見た目を合わせたいならレザー、と分けて考えればよい。商品ごとの記載は下の比較表にまとめた。
枚数と敷く範囲
前後を一度に替えるのか、後席だけを足すのかで候補が分かれる。商品名の「4枚セット」「フルセット」「リアマット2枚セット」のような表記で、どこまで含まれるかを見る。
固定具の記載
販売ページの記載を見ると、4商品とも、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも、フックや留め具など車側の固定具に合わせる仕組みの記載が無い。滑り止めの記載は、ZURGI(商品名の「滑り止」)、E-cowlboy(商品説明の「滑り止め裏地デザイン」)、shunan(商品名の「滑り防止」と商品説明の「滑り止め」)にあり、BMW 純正の後席用には無い。どの商品も、敷いたあとに運転席側のマットが前にずれないか、ペダルに当たらないかを自分で確かめる。
ZURGI の TPE マット(商品名に「右ハンドル専用」・4枚)
商品名には「M3 F80 対応」「TPE材質」「右ハンドル専用」「専用設計」「防水」「滑り止」「簡単取付」「4枚セット」「3D」とあり、色は黒。販売ページの商品説明では、3D 立体デザインで足元を覆う、TPE 素材で防水性と汚れにくさがあり摩擦に強い、柔らかい素材で折りたたんで収納でき長く折りたたんでも変形しない、取り外しが簡単で水洗いで手入れできる、としている。
注意する点は2つある。対応表記は「M3 F80」だけで、対応する年式の範囲は商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。また右ハンドル専用なので、左ハンドルの車には使えない。
運転席が右の車で、水洗いできる素材の4枚セットを選びたい人に向く。年式が気になるなら、初度登録年月を伝えて出品者に確かめておく。
ZURGI M3 F80 対応 TPE フロアマット 右ハンドル専用 4枚セット(黒)
shunan のレザーマット(商品名に「右ハンドル車 専用」・フルセット)
商品名には「M3 F80」「右ハンドル車 専用」「レザーマット」「防水」「汚れ防止」「滑り防止」「3D 立体設計」「フルセット 1台分」とあり、色はベージュ。販売ページの商品説明では、右ハンドル車にのみ適合する、色は複数から選べる、ダイヤモンド柄のデザインと縫製、厚い素材で防水・滑り止め・耐摩耗、としている。手入れは濡れたタオルで表面を拭き、使う前にマットが乾いていることを確かめる、という書き方だ。
確かめる所は年式と枚数。商品名の年式表記は「2009-2017年対応」で、M3 セダン(F80)の日本での受注開始(2014年2月)より前の年を含み、車種カタログで2018年に掲載されたグレードの年を含まない。2018年に掲載されたグレードの車は、表記のとおりに読むと対象外に見えるので、商品説明が求めるとおり、購入前にメーカー・モデル・年式を出品者に確かめる。「フルセット 1台分」の枚数も、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。
運転席が右の車で、レザーの見た目と色の選択を重視する人に向く。
shunan M3 F80 用 レザーフロアマット 右ハンドル車専用 フルセット(ベージュ)
E-cowlboy のゴムマット(F30系・F80 M3 向け・前後4点)
商品名には「BMW 3/4シリーズ F30 F31 F32 F33 F36」「2015+ F80 M3」「高耐久ゴム製フロント+リア」「全天候型」「カスタムフィット」「防水」「無臭」「ブラック」「4点セット」とある。販売ページの商品説明では、無臭のゴム素材で、深いトレッドパターンがほこり・泥・液体をマットの中にとどめる、裏面は滑り止めの設計、トリムは必要なく車の中に入れるだけ、水ホースや湿った布で洗い流して手入れできる、30日以内の返品と返金・12か月の保証に対応する、としている。
商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも、右ハンドル用か左ハンドル用かの記載が無い。受注開始時の M3 セダンは右ハンドルだったので、運転席側のマットの形が自分の車に合うかを購入前に出品者に確かめる。年式表記は「2015+ F80 M3」で、日本で2014年に登録された車が対象に含まれるかは記載からは分からない。
泥や液体をマットの中にとどめたい人、保証の記載まで見て選びたい人に向く。ただし、ハンドル位置と年式の確認が済んでから選ぶ1点だ。
E-cowlboy F30系・F80 M3 向け ゴム製フロアマット 前後4点セット
BMW 純正 ベーシックライン 全天候フロアマット(後席用2枚)
商品名には「BMW 51472219802」「ベーシックライン」「全天候フロアマット」「F30 F31 3シリーズ F80 M3 F36 4シリーズ用」「リアマット2枚セット」とあり、販売ページの商品説明では純正 OEM で、原産国はドイツとしている。
後席用の2枚だけで、前席用は含まれない。前席側も替えるなら、前席用を別に用意する必要がある。商品説明の箇条書きは「ダイレクトフィット」と「フィットタイプ:ユニバーサルフィット」の両方を書いていて食い違うため、どちらの作りかはこの記載からは決められない。素材とハンドル位置の記載も、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも無い。
後席だけを純正品で足したい人に向く。
BMW 純正 ベーシックライン 全天候フロアマット 後席用2枚(51472219802)
4商品の比較表(ハンドル位置・年式・枚数・素材)
記載の比較
販売ページの商品名と商品説明の記載を、同じ基準で並べた。
| 商品 | ハンドル位置の記載 | 年式の表記 | 枚数と範囲 | 素材と手入れ | 滑り止めの記載 |
|---|---|---|---|---|---|
| ZURGI | 商品名に「右ハンドル専用」 | 「M3 F80」・年式の範囲の記載が無い | 「4枚セット」 | TPE・水洗い | 商品名に「滑り止」 |
| shunan | 商品名に「右ハンドル車 専用」・商品説明に「右ハンドル車にのみ適合」 | 商品名に「2009-2017年対応」 | 「フルセット 1台分」(枚数の記載が無い) | レザー・濡れたタオルで拭く | 商品名に「滑り防止」・商品説明に「滑り止め」 |
| E-cowlboy | 記載が無い | 商品名と商品説明に「2015+ F80 M3」 | 「フロント+リア」「4点セット」 | ゴム・水ホースや湿った布で洗い流す | 商品説明に「滑り止め裏地デザイン」 |
| BMW 純正 後席用 | 記載が無い | 「F80 M3」・年式の範囲の記載が無い | 「リアマット2枚セット」(前席用は含まれない) | 商品名に「全天候」・素材と手入れの方法は記載が無い | 記載が無い |
使い方別の選び分け
車側の固定具に合わせる仕組みの記載は、上の基準の節のとおり4商品とも無い。そのうえで選び分けると、次のようになる。
- 運転席が右の車で、水洗いの素材の4枚セットを選ぶなら ZURGI(年式の範囲の記載が無い)
- 運転席が右の車で、レザーの見た目と色を選びたいなら shunan(商品名の「2009-2017年対応」は購入前に出品者に確かめる)
- ゴムで泥や液体をとどめたいなら E-cowlboy(ハンドル位置の記載が無いので、運転席側の形を出品者に確かめる。年式表記は「2015+ F80 M3」で、日本で2014年に登録された車が対象に含まれるかは記載からは分からない)
- 後席だけを純正品で足すなら BMW 純正の後席用(前席用は含まれない。ハンドル位置と年式の範囲の記載が無い)
運転席が右の車で迷ったら、商品名に右ハンドル専用と「4枚セット」の表記がある ZURGI から確かめ始めるのが手堅い(年式の範囲の記載が無い点は出品者に確かめる)。
敷き替えるときの注意(固定・重ね敷き・ペダル)
国の注意喚起と調査結果
国土交通省の注意喚起では、フロアマットを固定せずに重ね敷きするなど不適切に使うと、アクセルペダルがフロアマットに引っかかり、車の急加速につながる不具合が起きることがあるとしている。そのうえで、フロアマットは固定して使う、重ね敷きはしない、運転前にフロアマットが正しく固定されているかを確かめるの3点を求めている。
国民生活センターが2010年3月に公表した調査(26車種で純正マットと市販マットを試験)を伝えた報道では、吊り下げ式のアクセルペダルの車で、固定していない純正マットや市販マットがずれた場合に、アクセルペダルがマットに干渉することがあった。助言として、純正マットは固定フックが外れていないか確かめること、市販マットは車種に合うものを選び、ペダルに干渉しないことを確かめることを挙げている。
買う前と敷いたあとの確かめ方
- 購入前に、車検証で初度登録年月を、運転席の位置でハンドル位置を確かめ、商品名と商品説明の対応表記(車種・年式・ハンドル位置)と照らす。表記が合わないときや記載が無いときは出品者に問い合わせる。
- 純正マットが敷かれている車に社外マットを使うときは、純正マットを外してから敷き替える。純正マットの上に重ねて敷かない。
- 届いたら敷いて、運転席側のマットが前にずれないか、アクセルペダルとブレーキペダルを踏み込んだときにマットに当たらないかを確かめてから走る。
- 運転前にも、マットの固定の状態を確かめる習慣をつける。
よくある質問
純正マットの上に社外マットを重ねて敷いてもよい?
重ねて敷かない。国土交通省は重ね敷きをしないよう求めているので、純正マットを外してから社外マットに敷き替える。
ハンドル位置の記載が無いマットは使える?
記載だけでは判断できない。2014年2月の受注開始時の報道では、日本で受注開始された M3 セダンは右ハンドルだった(その後に追加されたグレードのハンドル位置は、この記事の出典では確かめていない)。今回の4商品では E-cowlboy と BMW 純正の後席用にハンドル位置の記載が無いので、自分の車の運転席の位置と合うかを出品者に確かめてから選ぶ。
商品名の年式表記が自分の車と合わないときは?
車検証の初度登録年月と照らし、合わないときは購入前に出品者に確かめる。shunan の「2009-2017年対応」は2018年を含まず、E-cowlboy の「2015+」は2014年に登録された車を含むかが記載からは分からない。
走行中にアクセルペダルが戻らなくなったら?
国民生活センターの調査結果を伝えた報道では、強くブレーキを踏み、止まらなければシフトをニュートラルにしてブレーキを踏む、という助言を紹介している。また国土交通省の注意喚起では、マットとアクセルペダルが干渉して加速したときにブレーキ操作を繰り返すと、ブレーキ倍力装置の機能が大きく下がり、ブレーキを強く踏む力が必要になるとしている。
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まとめ:注文前の確認リスト
- 運転席の位置:受注開始時の M3 セダンは右ハンドル。右ハンドルの記載は ZURGI と shunan にあり、E-cowlboy と BMW 純正の後席用には記載が無い
- 年式:車検証の初度登録年月を、商品名の年式表記(shunan は「2009-2017年対応」、E-cowlboy は「2015+」)と照らす
- 範囲:前後をそろえるか、後席だけか(BMW 純正の後席用に前席用は含まれない)
- 届いたら:純正マットが敷かれている車に社外マットを使うときは純正マットを外してから敷き、運転席側のマットのずれとペダルへの当たりを確かめてから走る
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