i5 G60 のキーケース選びでよくある見落としは、販売ページの適合の欄に「G60」の字があるのを見て、キーの形を確かめずに買ってしまうことだ。適合の欄は出品者が書いたもので、BMW の適合表ではない。先に商品画像のキーの形と手元のキーを見比べ、そのあとで素材・付属品・色を比べる順番で選べば、選び間違いは防げる。
適合の欄に i5 G60 がある4商品の早見表
ここで比べるのは、販売ページの商品説明の適合の欄に「5シリーズ i5 G60 G61」を挙げる次の4商品だ。
| 商品 | 素材 | 色 |
|---|---|---|
| Beetech Works 本革キーケース(ブラック) | 本革 | ブラック |
| Beetech Works 本革キーケース(ブルー) | 本革 | ブルー |
| Beetech Works アルカンターラ キーケース(ブラック) | アルカンターラ(材質の欄の字) | ブラック |
| Kinotaka 本革キーケース(ブルー) | 本革 | ブルー |
販売ページの商品説明では、4商品とも適合の欄にセダンの G60 とツーリングの G61 を並べて書いていて、同じ欄には 7シリーズ i7 G70、X3 G45、iX i20、XM G09 など BMW のほかの車種も並ぶ。どれも出品者の記載で、BMW の適合表ではない。 ブランドは Beetech Works(3商品)と Kinotaka(1商品)だ。
さらに4商品とも、販売ページの商品説明で、年式などによってキーの形が違う場合があるとして、買う前に商品画像のキーの形を確かめるよう求めている。車種名で候補を絞ったら、最後は画像と手元のキーの見比べで決める。
i5 G60 の鍵とデジタル・キー・プラス
BMW の日本法人は2023年7月13日に新型5シリーズ(G60)を発表し、同日から全国の BMW 正規ディーラーで販売を始めた。電気だけで走る i5 は、量販モデルと M パフォーマンス・モデルの2つで、発表時のモデル名は i5 eDrive40 Excellence・i5 eDrive40 M Sport・i5 M60 xDrive。i5 の納車は2023年の第4四半期以降の予定とされた。
BMW の日本法人の発表資料では、新型5シリーズ(i5 を含む)は BMW デジタル・キー・プラスが標準装備で、車のキーを持たなくても、対応のスマートフォンやスマートウォッチを持っていれば車に近づくだけでロックを解除でき、ロック解除に使ったデバイスが車内にあるだけで始動もできると書いている。
スマートフォンを鍵として使う人でも、スマートフォンを持たずに出る日や、家族が車のキーで運転する日があれば、キーケースはその車のキーを包んで持つための物になる。スマートフォンを鍵として使う頻度によって、キーケースを使う場面の多さが変わる。
キーケースの選び方の基準
見る順番は、キーの形、素材、持ち方と付属品、色の4つ。形だけは好みで決められないので、必ず最初に見る。
キーの形を画像で見比べる
適合の欄の車種名だけで決めず、商品画像のキーの形と、手元の i5 の車のキーの形を見比べてから選ぶ。販売ページの商品説明では、Beetech Works の3商品は「年式等で形状が異なる場合がございますので、画像内適合キー形状を必ずご確認ください」、Kinotaka は「車型、年などによって、キーの模様が違う可能性がある」と書いている。手元のキーを横に置いて、画像の輪郭と見比べると分かりやすい。
素材で選ぶ
素材は、本革(Beetech Works のブラック・ブルー、Kinotaka のブルー)か、アルカンターラ(Beetech Works のブラック)かで分かれる。本革の Beetech Works の2商品は、キーを入れたときの革の初期の伸びで色味が少し変わる場合があると書いている。どちらにするかは見た目の好みで決めてよい。
持ち方と付属品で選ぶ
ストラップで手やかばんに下げたいか、フックで留めたいかで選ぶ。付属品の書き方は商品ごとに違うので、欲しい付属品が付くかを商品説明で確かめる。付属品の記載が無い商品は、何が付くかを販売ページで確かめてから買う。
色で選ぶ
ここで扱う4商品の色は、ブラックが2商品(Beetech Works の本革・アルカンターラ)、ブルーが2商品(Beetech Works の本革・Kinotaka の本革)。車内の色やほかの持ち物に合わせて決めればいい。
Beetech Works の本革キーケース(ブラック・ブルー)
Beetech Works の本革キーケースは、商品説明の色の欄がブラックの商品とブルーの商品があり、色ごとに別の商品になっている。販売ページの商品説明では、2商品ともハンドメイドの本革のキーケースで、車種専用設計のためぴったり合うと書いている。ただ、同じ商品説明が画像のキーの形の確認を求めているので、見比べは省かない。注意事項は、先に書いた革の初期の伸びによる色味の変化だ。
付属品は、2商品とも商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも、ストラップやリングなどの記載が無い。商品名に「キーホルダー」の字はあるが、何が付くかは書いていない。ストラップを付けたいなら、販売ページで付属品を確かめるか、手持ちのストラップを使うつもりで選ぶ。
ハンドメイドの本革を選びたいなら、この2商品が候補になる。
Beetech Works 本革キーケース(ブラック)
Beetech Works 本革キーケース(ブルー)
Beetech Works のアルカンターラのキーケース(ブラック)
販売ページの商品説明では、色の欄がブラック、材質の欄がアルカンターラ。付属品は、キーケース本体×1、キーリングストラップ×1、ロープストラップ×1 と書いている。注意事項は、見る画面の環境などで実物と色の見え方が違う場合がある、という趣旨だ。
この商品は、商品名に「スウェード調」「レザー 革」の字が並ぶ一方、商品説明の材質の欄は「アルカンターラ」で、商品名と商品説明で素材の書き方が違う。素材は材質の欄の字のとおりアルカンターラとして扱い、本革の商品とは分けて考える。ハンドメイド・車種専用設計の字は、この商品の商品名と商品説明のどちらにも無い。
ストラップが2種類付くと書いてあるので、届いてすぐ手やかばんに下げて持ちたい人に向く。
Beetech Works アルカンターラ キーケース(ブラック)
Kinotaka の本革キーケース(ブルー)
Kinotaka の本革キーケースは、商品名の色がブルー。販売ページの商品説明では、純正スマートキー専用設計のためケースのサイズがスマートキー本体とぴったり合う、レザーの縫い目は頑丈な糸で縫い合わせていて耐久性に優れる、フック付きで持ち運びに便利、と書いている。どれも出品者の記載で、同じ商品説明は車型や年などでキーの模様が違う可能性にも触れている。
商品説明が書く付け方は次のとおり。
- キーケースに鍵の本体を入れる
- ベルトを通す
- 金属のフックにベルトを取り付ける
本革で、フックで留める持ち方をしたいならこの商品を選ぶ。
Kinotaka 本革キーケース(ブルー)
4商品の違いを比べる
素材と色は早見表のとおり。ここでは商品名の字と、作り・付属品の書き方を並べる。
| 商品 | 商品名の字 | ハンドメイド | 専用設計 | 付属品の書き方 |
|---|---|---|---|---|
| Beetech Works 本革(ブラック) | BMW適合品 | 書いている | 車種専用設計 | 記載が無い |
| Beetech Works 本革(ブルー) | BMW適合品 | 書いている | 車種専用設計 | 記載が無い |
| Beetech Works アルカンターラ(ブラック) | BMW互換品 | 字が無い | 字が無い | 本体・キーリングストラップ・ロープストラップが各1 |
| Kinotaka 本革(ブルー) | BMW適用 | 書いていない | 純正スマートキー専用設計 | フック付き(ベルトをフックに取り付ける形) |
ハンドメイドと書いているのは Beetech Works の本革の2商品だけで、縫い糸と耐久性に触れているのは Kinotaka だけ。付属品を数量つきで書き出しているのはアルカンターラの商品だけだ。
形を見比べて手元のキーに合うと判断できたら、ハンドメイドの本革なら Beetech Works の本革、付属のストラップで下げたいならアルカンターラ、フックで留めたいなら Kinotaka と選び分ければいい。
買う前と付けた後に確かめること
買う前は車種名でなく形で決める
4商品の適合の欄は「5シリーズ i5 G60 G61」と、セダン(G60)とツーリング(G61)を分けずに書いている。セダンの G60 でも車種名の欄だけで決めず、注文の前にもう一度、商品画像のキーの形と手元のキーを見比べる。
付けた後はボタンと解錠・始動を確かめる
キーをケースに入れた後は、キーのボタンが押しやすいか、ドアの解錠と始動がふだんどおりできるかを、一度車のそばで確かめる。合わないと感じたら使うのをやめ、販売元の案内に従う。
よくある質問
デジタル・キー・プラスがあってもキーケースは要る?
車のキーを持ち歩く日がどれだけあるかで決めればいい。スマートフォンだけで出かける日がほとんどなら急いで買う物ではないし、車のキーを持つ日が多いなら選ぶ意味がある。
i5 ツーリング(G61)でも使える?
使えるとは言い切れない。4商品の適合の欄は G60 と G61 を分けずに書いていて、G60 と G61 のそれぞれでの適合を確かめた記載は、販売ページの商品説明には無い。ツーリングでも、商品画像のキーの形と手元のキーを見比べて決める。
本革とアルカンターラはどう違う?
違いとして確かめられているのは販売ページの書き方までだ。アルカンターラの商品は、商品名に「スウェード調」「レザー 革」の字があっても材質の欄はアルカンターラなので、本革とは分けて考える。手ざわりや傷み方の違いは確かめられていないので、見た目の好みと付属品の違いで決めればいい。
キーをなくしたり壊したりしたら?
BMW の日本法人の発表資料では、3年間の主要なメインテナンスの無償提供や、タイヤ・キーの破損や紛失のときの費用のサポートなどが含まれる「BMW サービス・インクルーシブ・プラス」が全車に付くと書いている。ただし、キーの費用のサポートの対象・期間・条件は、発表資料には書かれていない。自分の車の契約の中身は、BMW の正規ディーラーで確かめる。
まとめ
まず、車検証で型式と初度登録年月を確認する。そのうえで、適合の欄に i5 G60 を挙げる4商品の中から、商品画像のキーの形を手元のキーと見比べ、合うと判断できたものを素材・持ち方・色で選ぶ。適合の欄は出品者の記載なので、最後に決めるのは自分の目で見た形だ。
付けた後は、車のそばでボタンと解錠・始動を一度確かめてから使い始める。
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