新型ジムニーJB64にタフなフロントリーディングアーム(トラクションリンク)を!

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更新日:2026年2月

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目次

結論:リフト量に合った強化リーディングアームを選べば走りが変わる

結論リフト量に合わせて強化リーディングアームを選択。0〜1インチ→工藤自動車/2インチ→ショウワガレージ・メタルワークスナカミチ/3インチ以上→MASTERPIECE
参考価格50,000〜132,000円(税込・左右セット)
関連情報キャスター角補正・ジャダー対策・直進安定性向上に直結するパーツ。車検対応品を選べば構造変更不要

ジムニーJB64をリフトアップすると、純正リーディングアーム(トラクションリンク)ではキャスター角がずれて直進安定性が低下しやすくなります。強化リーディングアームに交換すれば、キャスター角の補正だけでなく、純正の鋳鉄製アームより高い剛性を得られるため、オフロード走行時の安心感が格段に向上します。

この記事では、ジムニーJB64オーナーに向けて、トラクションリンク(強化リーディングアーム)の役割・選び方・おすすめメーカー・取り付けのポイント・車検への影響までを一通り解説します。リフト量や使い方に応じた製品選びの参考にしてください。

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トラクションリンクとリーディングアームの違いとは?

まず用語を整理しておきましょう。「トラクションリンク」と「リーディングアーム」は、基本的に同じパーツを指します。メーカーによって呼び名が異なるだけで、どちらもフロントアクスルとフレームを前後方向に繋ぐアームのことです。MASTERPIECEなどは「トラクションリンク」、ショウワガレージやアピオなどは「リーディングアーム」や「強化アーム」と呼んでいます。

ジムニーJB64のフロントサスペンションは、リジッドアクスル(車軸懸架)方式を採用しています。フロントアクスルは主に以下の3つのパーツでフレームに固定されています。

  • リーディングアーム(トラクションリンク): アクスルの前後方向の位置を決めるアーム。左右1本ずつ
  • ラテラルロッド(パンハードロッド): アクスルの左右方向を固定するロッド
  • コイルスプリング: 車重を支え、路面からの衝撃を吸収

リーディングアームの取り付け角度は「キャスター角」に直結します。キャスター角とは、ステアリング軸(キングピン軸)が垂直方向からどれだけ後方に傾いているかを示す角度です。この角度が適正であれば、ハンドルが自然にセンターに戻ろうとする復元力が働き、直進安定性が保たれます。リフトアップでアクスルとフレームの距離が変わると、このキャスター角がずれてしまうのです。

純正リーディングアームの弱点と強化が必要な3つの理由

リフトアップによるキャスター角のずれ

リフトアップ量が大きいほど、キャスター角のずれも大きくなります。目安としては、1インチアップで約2.3度、2インチアップで約5.2度、3インチアップで約7.9度のずれが生じるとされています。キャスター角が浅くなるとハンドルの復元力が弱まり、高速走行時にふらつきを感じやすくなります。

純正リーディングアームにはキャスター角の調整機構がないため、リフトアップ量に応じた補正角度を持つ強化品への交換が有効な対策となります。偏芯ブッシュへの打ち替えで対応する方法もありますが、補正量に限界があるため、2インチ以上のリフトアップではアームごとの交換が推奨されています。

純正は鋳鉄製で強度に不安がある

JB64の純正リーディングアームは鋳鉄製です。街乗り中心であれば問題ありませんが、林道やクロスカントリーコースでの走行では、岩へのヒットや大きなジャンプの着地で変形するリスクがあります。強化品はSTKM13A(機械構造用炭素鋼鋼管)やクロモリ鋼管、ステンレスなど、鋳鉄よりはるかに高い靱性を持つ素材で作られているため、同じ衝撃を受けても変形しにくいのが特長です。

ジャダー(ステアリングシミー)の原因になりうる

ジャダーとは、走行中にステアリングが激しく左右に振れる現象です。原因は複合的ですが、リーディングアームのブッシュ劣化やキャスター角のずれが大きな要因になるケースが多いとされています。強化リーディングアームの中には、JB64/JB74用にピン径を太くしたジャダー低減設計のブッシュを採用している製品もあり、交換することでジャダー対策にもつながります。

ジムニーJB64用 強化リーディングアームのおすすめメーカー比較

ここでは、JB64に対応する主要メーカーの強化リーディングアームを紹介します。リフト量や予算に合わせて検討してみてください。

ショウワガレージ|60,500円(税込)

素材にSTKM13Aを使用し、肉厚5mmで製作された強化リーディングアーム。1インチ(2.3度)・2インチ(5.2度)・3インチ(7.9度)の3段階から補正角度を選べます。カラーバリエーションが豊富で、車体のカスタムに合わせた色選びができるのもポイントです。価格と性能のバランスが良く、幅広いリフト量に対応できるため、迷ったときの候補に入れやすい製品です。

メタルワークスナカミチ|約50,000円(税込・実売)

純正の約3倍の曲げ強度を持ちながら、純正より約1kg軽量化されている点が大きな特長です。刷毛による厚い塗膜で防錆処理が施されており、降雪地域での使用にも適しています。JB64/JB74用にはピン径が太いジャダー低減ブッシュが採用されています。コストパフォーマンスを重視する方に向いています。

MASTERPIECE|132,000円(税込)

ステンレス製6mm厚・42.7φパイプに、8mm厚の補強リブを溶接した最高級グレードの製品です。70mmアップ分のキャスター角補正が施された状態で出荷されます。純正ブッシュでもキャスター補正が効く設計で、ピボット側にはステアリングシミー対策ブッシュが装着済み。強度検討書が付属するため、車検時にも安心です。3インチ以上のリフトアップで本格的なオフロード走行をする方に適しています。

工藤自動車|63,800円(税込)

0〜1インチアップに特化したリーディングアームで、低リフトやノーマル車高でのジャダー対策にも使えます。ピボットボルト部分にSTKM13Aを使用し、ガンメタとレッドの2色から選択可能。大きなリフトアップはしないが純正より安心感のあるアームが欲しいという方に向いています。

アピオ H.Dフロントアーム|80,300円(税込)

ジムニー専門メーカーとして定評のあるアピオの製品です。クロモリ鋼管を使用し、軽量ながら高い剛性を実現しています。ガンメタ塗装で仕上げられ、防錆性能にも配慮されています。アピオ製サスペンションキットとの相性が良いため、アピオ製品で足回りを統一したい方に適した選択肢です。アピオはジムニー向けのリフトアップキットやラテラルロッドなど足回り全般のラインナップが充実しており、トータルコーディネートがしやすい点も魅力です。

リフト量別のおすすめ

リフト量おすすめ製品理由
0〜1インチ工藤自動車低リフト特化設計でコスパ良好
2インチショウワガレージ / メタルワークスナカミチ補正角度と価格のバランスが良い
3インチ以上MASTERPIECEステンレス高強度・強度検討書付き

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取り付け作業の流れと注意点

強化リーディングアームの取り付けは、以下のような手順で行います。取り付け難易度は中級で、所要時間は約2時間が目安です。

作業手順

  1. 輪止め・ジャッキアップ: リアタイヤに輪止めを設置し、フロントをジャッキアップしてジャッキスタンドで支えます
  2. フロントショック下側を外す: ショックアブソーバーの下側取り付けボルトを外し、サスペンションの自由度を確保します
  3. 純正アームの取り外し: フレーム側1箇所、アクスル側2箇所の計3箇所のボルトを外して純正アームを取り外します
  4. 強化アームの取り付け: 新しいアームを取り付けます。このとき、ホーシングの角度調整が重要です。ボルトは仮締めの状態で車両を着地させ、1G状態(車両の自重がかかった状態)で本締めするのがポイントです
  5. ショック再装着・トルク確認: ショックアブソーバーを再装着し、全ボルトを規定トルクで締め付けます

必要な工具

  • メガネレンチまたはソケットレンチ(17mm・19mm)
  • トルクレンチ
  • フロアジャッキ・ジャッキスタンド(2基以上)
  • 輪止め
  • 浸透潤滑剤(CRC等)

注意点

リーディングアームは道路運送車両法上の「重要保安部品」にあたります。取り付け不良は走行中の重大事故につながるリスクがあるため、作業に不安がある場合はジムニー専門ショップや認証工場への依頼を強くおすすめします。工賃の目安は15,000〜25,000円程度です。

なお、取り付け後はアライメント調整を行うのが理想的です。キャスター角が変わるとトー角にも影響が出ることがあるため、タイヤの偏摩耗を防ぐためにも、交換後の早い段階で点検しておくと安心です。

車検への影響と注意点

強化リーディングアームへの交換は、車検にどう影響するのでしょうか。結論としては、適切な製品を選べば車検に通る可能性が高いです。

コイルスプリングやショックアブソーバーと同様に、リーディングアームも道路運送車両の保安基準における「指定部品」として扱われるため、交換しても構造変更の届出は不要とされています。登録済みの車両であれば、リーディングアームの交換だけで車両寸法が変わることはないため、新たな検査を受ける手間もありません。ただし、以下の点には注意が必要です。

  • 強度検討書の有無: 検査員から提示を求められる場合があります。MASTERPIECE製品には標準で付属しますが、他メーカーの場合は事前に確認しておくと安心です
  • 直前側方視界基準: リフトアップによって運転席からの視界が変わる場合、直前側方視界の基準をクリアする必要があります。これはリーディングアーム単体ではなく、リフトアップ全体の問題です
  • 地域差: 陸運局の検査官によって判断が異なるケースもゼロではありません。心配な場合は、事前に管轄の運輸支局に確認するか、車検に精通したジムニー専門ショップに相談するのがおすすめです

よくある質問(FAQ)

Q. トラクションリンクとリーディングアームは同じものですか?

はい、基本的に同じパーツを指します。メーカーによって呼称が異なるだけです。MASTERPIECEは「トラクションリンク」、ショウワガレージやアピオなどは「リーディングアーム」や「強化アーム」と呼んでいます。購入時は対応車種と対応リフト量を確認すれば間違いありません。

Q. リフトアップしていなくても交換するメリットはありますか?

あります。純正アームの鋳鉄製に比べて強化品は剛性が高いため、オフロード走行での安心感が増します。また、走行距離が多い車両ではブッシュが劣化してジャダーの原因になることがあり、強化品への交換でジャダー低減ブッシュを導入できるメリットもあります。ただし、ノーマル車高の場合はキャスター角補正が不要なため、0〜1インチ対応の製品を選ぶのがポイントです。

Q. JB23用のリーディングアームはJB64に使えますか?

基本的に互換性はありません。JB64とJB23ではフレーム構造やアクスルの取り付け寸法が異なります。一部メーカーではJB23/JB64両対応を謳っている製品もありますが、購入前に適合車種を忘れずに確認してください。

Q. DIYで交換できますか?

工具と知識があれば可能ですが、重要保安部品のためリスクを理解した上で判断してください。作業自体はボルトの脱着が中心で、所要時間は約2時間です。ただし、1G状態での本締めや、ホーシング角度の調整は経験が必要な工程です。特にボルトの締め付けトルク管理を怠ると、走行中にアームが外れる重大事故につながるおそれがあります。初めての方や不安がある方は、プロへの依頼をおすすめします。

まとめ

ジムニーJB64の強化リーディングアーム(トラクションリンク)は、リフトアップ時のキャスター角補正、純正鋳鉄アームの強度不足解消、ジャダー対策として非常に効果的なパーツです。

選び方のポイントは、まず自分のリフト量に合った補正角度の製品を選ぶこと。そして、予算と使用環境に応じて素材やメーカーを絞り込んでいくのが無理のない進め方です。

取り付けは中級レベルの作業ですが、重要保安部品であるため、不安があれば専門ショップへの依頼が安心です。車検についても、適切な製品を選べば構造変更不要で対応できるケースがほとんどです。

足回りの安全性と走行性能の両方を高められるパーツなので、リフトアップを検討中の方やジャダーに悩んでいる方は、ぜひ強化リーディングアームの導入を検討してみてください。

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この記事を書いた人

車種別カスタムパーツの専門サイト「パーツ選び.com」の編集チーム。300本以上の車種別パーツガイドを公開中。適合確認・取付難易度・車検対応を独自に調査し、失敗しないパーツ選びをサポートしています。

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