ヴェルファイアのスピーカーおすすめ|30系・40系別

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ヴェルファイアのスピーカー選びでつまずきやすいのが、30系用と40系用の取り違えだ。車種専用をうたう製品は世代ごとに別品番で設定されていて、名前が似ていても互いに流用する前提では作られていない。商品名を探す前に、自分の型式と純正オーディオの仕様を先に確定させる。この2つが決まれば、候補は数点まで絞れる。

目次

世代と純正オーディオ仕様で候補は絞れる

選定の出発点は「車検証に書かれた型式」と「純正オーディオがどの仕様か」の2点だ。この2点が決まらないうちは、適合表を読んでも自分に当てはまるかを判断できない。型式は車検証で確認でき、オーディオ仕様はディスプレイの表示や車内のスピーカーグリルの数で見当を付けたうえで、メーカーの公表資料や販売店で確かめる。

世代別の中心候補は次のとおり。価格は各メーカーが公表している標準小売価格(税込)で、序列を掴むための目安として見てほしい。

世代・用途 型式 中心になる候補 標準小売価格
40系(2023年6月〜)フロント TAHA40W/TAHA45W/AAHH40W/AAHH45W 専用リフトアップ3ウェイ X3-710S-LUP-AV-40 141,900円
30系(2015年1月〜2023年6月)フロント GGH30W/GGH35W/AGH30W/AGH35W/AYH30W 専用セパレート3ウェイ X3-710S-AV 98,230円
30系フロント(リフトアップ機構付き) 同上 X3-710S-LUP-AV 127,050円
30系・40系のリア 各世代の型式 リアセパレート2ウェイ X-180SR-AV 51,040円

40系はさらに、純正が標準の10スピーカーか、JBLプレミアムサウンドシステムの15スピーカーかで打ち手が変わる。JBL装着車を適合対象から外している製品が実在するからだ。この分岐は後の節で扱う。

40系の純正スピーカーはメーカー公表値でこうなっている

トヨタ自動車の公式サイトが公開している、ヴェルファイアの工場装着スピーカーに関するQ&Aによると、40系の工場装着オーディオは2種類ある。14インチディスプレイオーディオPlusの場合は10スピーカー、これにJBLプレミアムサウンドシステムが加わる場合は15スピーカーだ。40系はどちらの仕様でも純正の時点で10個以上を積んでいるので、社外品に替える目的は「数を増やす」ことではなく、前席で聴く音の質を変えることになる。

なお同じQ&Aには、数値は参考値であり測定方法などで異なる、という注記が付いている。以下の値も目安として読み、最終確認は自分の車と製品側の適合情報で行ってほしい。

標準の10スピーカー仕様

搭載位置 種類・口径 個数
左右インストルメントパネル コアキシャル(ミッドレンジ/ツィーター)9cm 4
左右フロントドア フルレンジ 18cm 2
左右スライドドア ツィーター 2.5cm 2
左右スライドドア フルレンジ 16cm 2

実務上の要点は、フロントドアが18cm、スライドドアが16cmと口径が違うところだ。前後をまとめて同じサイズで考えると読み違える。

JBLの15スピーカー仕様

同じQ&Aによれば、JBL仕様はインストルメントパネル中央と左右に9cmミッドレンジが3個、左右フロントピラーに2.5cmホーンツィーターが2個、左右フロントドアに8×9インチのウーハーが2個、左右スライドドアにホーンツィーターとウーハーが各2個、左右バックドアに9cmミッドレンジが2個、右バックドアに22.4cmサブウーハーが1個、ルーフに9cmミッドレンジが1個という構成になる。フロントピラーやルーフは社外品の受け皿が用意されていない位置で、標準仕様とは口径も配置も別物だ。

選ぶときに見る4つの観点

車種専用設計か汎用か

車種専用設計の製品は、そのドア形状やダッシュボード形状に合わせた取付キットとバッフルボードが同梱される。追加で買う部材が少なく、取付時の加工も抑えられる。汎用スピーカーは本体価格が下がる代わりに、口径に合った取付部材を自分で選び、適合の判断も自分で行うことになる。この差は総額と手間の両方に効くので、本体価格だけを横に並べて比べない

フロントを先に替える

予算に限りがあるなら、まずフロント側から手を付ける。運転席と助手席は音源に対する位置関係が安定していて、前方に定位を作る役割を担う。ここが変わると聞こえ方の変化が分かりやすい。

後席をどう扱うか

ヴェルファイアは後席で過ごす時間が長い使われ方をする。その場合、フロントだけを替えても後席の聞こえ方は変わらない。後席を重視するなら、リア用として設定された製品を検討対象に入れる。

予算帯の目安

この車種の専用設計品は、標準小売価格で5万円台から14万円台まで幅がある。フロント用の3ウェイが約10万〜14万円、リア用の2ウェイが約5万円という位置づけだ。汎用スピーカーと取付部材を組み合わせれば本体価格は下げられるが、部材代と適合確認の手間が加わる。

40系向け:専用リフトアップ3ウェイ

アルパインの製品情報によると、40系専用のリフトアップ3ウェイスピーカー(品番 X3-710S-LUP-AV-40)は、1.6cmエクステンドツィーター、2.5cmグラファイトツィーター、7×10インチ(18×25cm)ウーファーの3ウェイ構成。車種専用取付けキットと専用アルミバッフルボード(KTX-Y710XB)が付属し、標準小売価格は141,900円(税込)だ。

この製品が持つ固有の性格は、ダッシュボード上のパネルにある。専用設計のパネルがエンジンスイッチに連動し、グラファイトツィーターとアクティブトップカバーがリフトアップする。取付は内装の見え方まで変える工事になるので、仕上がりを重視するなら店舗に任せる前提で考えたい。

アルパインが公開している40系ヴェルファイア向けの適合情報では、対象はガソリンの TAHA40W・TAHA45W と、ヴェルファイア ハイブリッドZ Premier の AAHH40W・AAHH45W(いずれも2023年6月〜現在)。末尾が40Wか45Wかは駆動方式の違いに対応する。

アルパイン アルファード/ヴェルファイア(40系)専用 リフトアップ3ウェイスピーカー X3-710S-LUP-AV-40

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Amazonでの実売価格は113,681円(2026年8月31日時点の確認値)。通販価格は時期で動くので、標準小売価格との差はそのつど見てほしい。

30系向け:専用セパレート3ウェイ

アルパインの製品情報によると、30系専用のセパレート3ウェイスピーカー(品番 X3-710S-AV)は、1.6cmエクステンドツィーター、2.5cmグラファイトツィーター、7×10インチ(18×25cm)ウーファーの構成。車種専用取付けキット、専用アルミバッフルボード(KTX-Y710XB)に加え、車種専用のチューニングデータを収めたSDカードが付属する。標準小売価格は98,230円(税込)だ。

アルパインが公開している30系ヴェルファイア向けの適合情報では、H27/1〜R1/12 の GGH30W/GGH35W/AGH30W/AGH35W とハイブリッドの AYH30W、R1/12〜R5/6 の同5型式が対象として並ぶ。30系は前期と後期で掲載が分かれているので、年式まで見て自分の行を探す。

アルパイン アルファード/ヴェルファイア(30系)専用 セパレート3ウェイスピーカー X3-710S-AV

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Amazonでの実売価格は78,522円(2026年8月31日時点の確認値)。

30系にはリフトアップ機構付きの X3-710S-LUP-AV も設定されている。同じ3ウェイ構成に専用取付けキットと専用アルミバッフルボードが付き、標準小売価格は127,050円(税込)。イグニッションキーオンでアクティブトップカバーが内蔵ツィーターとともに上がり、完了とともにブルーLEDが点灯する。内装の見た目まで変えたいなら、こちらが選択肢に入る。

後席の聞こえ方を足すならリアを追加する

アルパインの製品情報によると、アルファード/ヴェルファイア専用のリアセパレート2ウェイスピーカー(品番 X-180SR-AV)は、2.5cmグラファイトツィーターを備えた後席向けの製品だ。専用バッフルボードと音質向上キットが付属し、標準小売価格は51,040円(税込)。メーカーの車種別適合情報では30系・40系いずれのページにも車種専用スピーカーとして載っているので、世代を問わず後席強化の候補になる。

フロントを替えたうえで後席の使用頻度が高いなら、次の一手はここだ。逆に運転が中心なら、リアを後回しにしても不都合は出にくい。

アルパイン アルファード/ヴェルファイア専用 リアセパレート2ウェイスピーカー X-180SR-AV

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Amazonでの実売価格は41,509円(2026年8月31日時点の確認値)。

汎用スピーカーを選ぶなら取付部材が要る

インナーバッフルは、社外スピーカーを純正の取付位置に固定するための中間部材だ。ネジ位置や取付面の形状は車種ごとに違う。専用設計品には最初から専用キットやバッフルボードが同梱されるが、汎用スピーカーを選ぶ場合は別に用意することになる。ツィーターを別位置に付けるセパレート型なら、ツィーター側の部材も必要になる。

アルパインが公開している30系ヴェルファイア向けの適合情報では、汎用スピーカーを選ぶ場合の取付キット品番が口径ごとに併記されている。16cmと17cmのモデルには KTX-Y175B または KTX-Y171HB(セパレート型にはあわせて KTX-Y30AV)、7×10インチのモデルには KTX-Y30AV と KTX-Y710XB という対応だ。

カロッツェリアが公開しているインナーバッフルの車種別適合一覧では、ヴェルファイア(ハイブリッド含む・H23/11〜現在)の取付位置として「フロントドア」が挙げられ、17cmクラスと16cmクラスの品番に○が付いている。ただし同じ行に「8スピーカー付車の場合に可。」という条件の注記があり、リアドアの記載はない。17cmなら無条件で付く、という読み方はできない表だ

30系ヴェルファイア用 インナーバッフル・ツイーターパネル 左右セット

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Amazonでの実売価格は1,980円(2026年8月31日時点の確認値)。安価な汎用品も流通しているが、商品説明上の型番表記とメーカー適合情報の照合は自分で行う必要がある。

取付をどう進めるか

自分で作業する場合

スピーカー交換はドアの内張りを外す作業を伴う。手順としては、内張りを固定しているクリップとネジを外す、内張りを浮かせてパワーウインドウなどのカプラーを外す、防水シートを剥がす、純正スピーカーを外す、取付部材を介して新しいスピーカーを固定する、配線を接続して元に戻す、という流れだ。クリップは樹脂製で割れやすいので、内張り剥がし工具を用意して力の掛け方に注意する。バッテリーのマイナス端子を外すかどうかも含め、車両側の作業手順に従う。

店舗に任せる場合

内張りを外す作業に不安があるとき、あるいはダッシュボード上のツィーターが動く機構を持つ製品を選んだときは、カー用品店や専門店に依頼する。工賃は店舗と作業範囲で変わるから、本体価格と合わせて総額の見積もりを取ってから決める。取付後の不具合対応まで含めて任せられる点が、依頼側の実質的な利点だ。

買う前に確認する3段階

第1に、車検証で自分の型式を確認する。40系なら TAHA40W/TAHA45W/AAHH40W/AAHH45W、30系なら GGH30W/GGH35W/AGH30W/AGH35W/AYH30W だ。

ここで注意したいのが姉妹車との書き分けで、アルパインの適合情報を見ると40系ヴェルファイアは上記4型式、同じアルパインの適合情報でアルファード40系側を見ると AGH40W/45W・AAHH40W/45W となっている。AGH40W はアルファード側の型式であり、40系ヴェルファイアの型式としては掲載されていない。姉妹車だからと型式を流用すると適合表を読み違える。

第2に、純正オーディオがJBLプレミアムサウンドシステム付きかどうかを確認する。カロッツェリアの車種専用スピーカーの適合表では、ヴェルファイア(R5年6月〜現在)を掲載しながら「JBLプレミアムサウンドシステム車は除く」という除外条件が明記されている。同じ車種・同じ年式でも、純正オーディオの仕様で選べる製品が変わる。

第3に、買おうとしている製品のメーカー適合情報で、自分の型式と年式が対象に入っているか、除外条件に当たらないかを照合する。この3つが揃って初めて「自分の車に付く」と判断できる。

よくある質問

純正が10スピーカーか15スピーカーかはどうやって見分ける?

車内のスピーカーグリルの数と位置で見当を付けられる。JBL仕様はフロントピラーとルーフにもスピーカーがあり、標準仕様にはこの位置がない。確実な判別は、ディスプレイの表示や購入時の仕様書を確認するか、販売店に型式を伝えて聞くのが早い。

JBLプレミアムサウンドシステムが付いていても社外スピーカーに交換できる?

製品による。JBL装着車を適合対象から明示的に外している製品が実在するので、可否は製品ごとの適合情報で確認する必要がある。一律に可とも不可とも言えない。

30系用のスピーカーを40系に付けられる?

前提にされていない。専用設計品は取付キットが車体側の形状に合わせて作られており、リフトアップ3ウェイのように名称が同じ製品でも、40系用は品番末尾に40が付く別品番として設定されている。購入時は品番の世代表記まで見る。

フロントとリア、どちらから交換するのがいい?

運転席と助手席で聴く時間が長いならフロントから。後席に人を乗せる機会が多いなら、フロントを替えたあとにリア用を足す順で考える。

スピーカーだけ替えれば音は良くなる?

スピーカー交換は聞こえ方を変える手段の1つだが、変化の度合いは純正オーディオの仕様や取付の精度でも変わる。工場装着スピーカーの公表値にもメーカー自身が参考値という注記を付けているとおり、カタログの数値だけで結果を見積もらず、自分の車の現物と製品の適合情報を見て決めるのが確実だ。

まとめ

最初にやることは、ドアを開けて自分の車のスピーカーグリルとダッシュボード周りを見ることだ。フロントピラーやルーフにグリルがあればJBL仕様、なければ標準仕様と当たりが付く。そのうえで車検証の型式を照合すれば、候補は決まる。

  • 40系(TAHA40W/TAHA45W/AAHH40W/AAHH45W)のフロント → 専用リフトアップ3ウェイ X3-710S-LUP-AV-40
  • 30系(GGH30W/GGH35W/AGH30W/AGH35W/AYH30W)のフロント → 専用セパレート3ウェイ X3-710S-AV、内装の演出も求めるなら X3-710S-LUP-AV
  • 後席を重視する場合 → リアセパレート2ウェイ X-180SR-AV
  • 汎用スピーカーを使う場合 → 口径に合った取付キットを別途用意

アルパイン アルファード/ヴェルファイア(40系)専用 リフトアップ3ウェイスピーカー X3-710S-LUP-AV-40

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アルパイン アルファード/ヴェルファイア(30系)専用 セパレート3ウェイスピーカー X3-710S-AV

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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