タンク M900A タイヤ交換|ジャッキポイントは前・後ろ・横

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タンク(M900A)の夏タイヤとスタッドレスを自宅の駐車場で履き替えるとき、ジャッキをどこにかけるかは、ガレージジャッキで前後を上げるのか、車載ジャッキで1輪ずつ上げるのかで分かれる。整備解説ブログとタイヤ取付の専門店の情報では、ガレージジャッキは前がフロントのサスペンションメンバー中央の丸いプレート、FF(2WD)車の後ろがトランク下の出っ張りで、車載ジャッキは車体の横のジャッキアップポイントにかける。ナットは対角の順に締め、最後はトルクレンチで規定のトルクに合わせる。

目次

タンク M900A のジャッキポイントと締め付けトルクの要点

まず全体を表にまとめる。位置は整備解説ブログとタイヤ取付の専門店、トルクとソケットのサイズは整備解説サイトの情報だ。

使うジャッキ かける場所
ガレージジャッキ(前) フロントのサスペンションメンバー中央の丸いプレート
ガレージジャッキ(後ろ・FF〈2WD〉車) トランク下の出っ張り
車載ジャッキ(1輪ずつ) 車体の横の車載ジャッキ用のジャッキアップポイント

ホイールナットの締め付けトルクは、整備解説サイトの値で 103N・m(1050kgf・cm)、ナットに合うソケットは 21mm だ。

ただし、この表の位置とトルクの値は、タイヤの専門店や整備解説の情報をもとにしたもので、取扱説明書の本文そのものではない。ジャッキをかける位置の図・締め付けトルク・車載工具の有無は、作業の前に、自分の車の生産年月に合った版の取扱説明書で確かめてほしい。

タンク M900A の型式・グレード別のタイヤサイズとホイール

トヨタの公式サイトのカタログでは、タンクの FF 車の型式は DBA-M900A。モデルは 2016年11月〜2018年11月、2018年11月〜2019年9月、2019年10月〜2020年9月 の3つに分かれ、販売は2020年9月までだった。

グレード別の純正タイヤサイズ

自動車カタログサイトと中古車カタログの諸元では、純正のタイヤサイズは前後同じで、カスタムG-T が 175/55R15、X・G・G-T・カスタムG が 165/65R14 だ。確かめたのは 2016年11月〜2018年11月のモデルと2019年10月〜のモデルで、2016年11月〜のモデルの G は未確認になっている。

アルミホイールの設定はトヨタの公式サイトのカタログの記載で、タイヤサイズと並べると次のとおり。

グレード 純正タイヤサイズ(前後同じ) アルミホイール(2019年10月〜のモデル)
X 165/65R14 オプション設定なし
G 165/65R14(2016年11月〜のモデルは未確認) オプション設定
G-T 165/65R14 オプション設定
カスタムG 165/65R14 14インチが標準
カスタムG-T 175/55R15 15インチが標準(2016年11月〜のモデルも同じ)

ホイールの解説サイトでは、取り付け寸法は PCD 100mm・4穴・ハブ径 54mm、ナットはテーパー座の M12×P1.5、純正のリム幅は14インチ・15インチとも 5.0J、インセットは14インチが 35mm、15インチが 40mm としている。

車両重量は、トヨタの公式サイトのカタログで、2019年10月〜のモデル(FF)の X と G が 1070kg、カスタムG が 1080kg、G-T とカスタムG-T が 1100kg。ガレージジャッキを選ぶときの目安にしておくとよい。

取扱説明書は生産年月で2つの版

トヨタの取扱説明書の掲載ページでは、タンクの取扱説明書(ガソリン車)は、車の生産年月で 2016年11月〜2018年10月 と 2018年11月〜2020年09月 の2つの版に分かれている。ジャッキの位置の図を見るときは、自分の車に合った版を開く。

ルーミー・トール・ジャスティと同じ作りの車

タイヤ取付の専門店のブログでは、ルーミーはダイハツ・トールの OEM 車で、同じ車にタンクとスバル・ジャスティがあるとしている。整備解説ブログも、ジャッキアップポイントの内容をタンク・ルーミー・トール・ジャスティの4車で共通として扱っている。ルーミーのオーナーの記録も参考にできるのは、このためだ。

ジャッキポイントの位置と、かけてはいけない場所

前側(ガレージジャッキ)

前側は、フロントのサスペンションメンバー(メンバー)の中央にある丸いプレート(円柱のような突起)にかける。整備解説ブログは、ここがメーカー推奨の位置で、取扱説明書に載っているガレージジャッキ用の位置はここだけとしている。タイヤ取付の専門店も、前はメンバーの丸い突起で上げている。

後ろ側(ガレージジャッキ)

後ろ側は、トランク下の出っ張り(フレームの補強された突起部分)にかける。整備解説ブログは、FF(2WD)車のメーカー指定の位置で、リアバンパーからすぐ近くにありアクセスしやすいとしている。

横(車載ジャッキ)

車載ジャッキで1輪ずつ上げるときは、車体の横(サイド)にある車載ジャッキ用のジャッキアップポイントを使う(整備解説ブログとオーナーの整備記録)。前後のどこにあるかの正確な位置は、取扱説明書の図で確かめる。

整備解説ブログでは、ガレージジャッキで前か後ろを上げたら、この横のジャッキアップポイントにリジッドラック(ウマ)を掛けて支えるとしている。リジッドラックに直接乗せるとポイントの耳が変形するおそれがあるので、気になるならリジッドラック用のアタッチメントを使う。

後ろのアクスルにはかけない

整備解説ブログでは、後ろのアクスル(車軸)でジャッキアップするのはメーカー非推奨で、アクスル中央にも注意のステッカーがあり、曲がるおそれがあるので避けるよう勧めている。ジャッキは、この節で挙げた前・後ろ・横のジャッキアップポイント以外にかけないと決めておけば迷わない。

用意する道具と車載工具の確かめ方

作業に使う道具は次のとおり。

  • ガレージジャッキか車載ジャッキ
  • 21mm のソケット(整備解説サイトの情報)とレンチ
  • トルクレンチ
  • 輪止め
  • リジッドラック(ウマ)

整備解説サイトでは、車載ジャッキや工具が車に積まれていない仕様もあり、収納場所もグレードや装備で違うため取扱説明書で確かめるよう案内している。自分の車に積まれているかと収納場所は、取扱説明書と車の実物で確かめる。積まれていなければ、作業の日までに道具をそろえておく。

タンク M900A のタイヤ交換の手順

上げる前の準備

  1. パーキングブレーキをかけ、シフトをパーキング(P)に入れて車を停める。ジャッキで上げている間に車が動かないよう、輪止めをかける。
  2. ジャッキで上げる前に、レンチでナットを少しだけ緩めておく。

ジャッキで上げて支える

  1. ジャッキは、前の節のジャッキアップポイントにかける。ほかの場所にかけると車体を壊すおそれがある。
  2. ジャッキだけで支えたまま作業しない。ジャッキが外れて車が落ちると挟まれる危険がある。リジッドラックを使い、用意できないときは交換用のタイヤやホイールを車体の下に置く。外したタイヤも車体の下側に置く。

タイヤを付けて締める

  1. ナットを外してタイヤを付け替える。ホイールナットをはめる前に、息を吹きかけるなどして、ねじに異物をかみ込ませないようにする。
  2. 乗りものニュースの解説では、ナットは地面に近い位置から対角線の順に締めるとしている。
  3. リジッドラックやタイヤを取り除いてジャッキをゆっくり下ろし、最後にトルクレンチで規定のトルクに締めて完了とする(同じ解説)。

締め付けトルクと交換後の増し締め

整備解説サイトはタンク(DBA-M900A)とルーミー(M900A)の両方で 103N・m(1050kgf・cm) を案内し、締め付けトルクの解説サイトもルーミー(DBA-M900A)で 103N・m としている。ただ、取扱説明書の値を確かめたものではないので、トルクレンチを合わせる前に、自分の車の版の取扱説明書の値と照らしておく。

締める順番について、タイヤメーカーのコンチネンタルは、ナットが4本のホイールは十字に対角線の順で締めるとしている。整備士はまず規定トルクの半分の値で各ナットを締め、その後で規定トルクまで締める、とも説明している。自分でやるときも、この2段の締め方にならうとよい。

コンチネンタルは、新しいタイヤに交換したら、50〜100km を目安に走ってからホイールナットを増し締めするよう勧めている。締め付けトルクが適切でなかったり初期の走行の影響で、まれにナットが緩むことがあり、緩むと最悪の場合は走行中にホイールが外れることがあるからだ。

整備解説サイトは、タイヤを交換したときに空気圧も確かめるよう案内している。

ガレージジャッキが前に入らない・後ろで届かないとき

整備解説ブログでは、前側のポイントは奥まった位置にあるため、少し大きめの油圧ジャッキでないと作業が大変かもしれないとしている。ジャッキを選ぶときは、車の下に入る低さと、上がる高さの両方を見ておく。

エアロ付きの車は前にジャッキが入りにくい

整備解説ブログでは、純正エアロを付けた車は、スロープなどで車体を少し浮かせないと、前側のポイントにジャッキが入らない可能性があるとしている。

ルーミーカスタムのオーナーの整備記録では、手持ちのガレージジャッキはアンダーカバーが低くて前側のポイントの奥まで入らなかった。タイヤを板でかさ上げして奥まで届かせても、ジャッキのレバーを上下できずに諦め、片側ずつ車載ジャッキをかける位置で上げて交換している。

車の低さの目安として、中古車カタログの諸元では、2016年11月〜2018年11月のモデルの X・G-T・カスタムG・カスタムG-T(FF)の最低地上高は 130mm だ。

後ろはジャッキの高さが足りないことがある

タイヤ取付の専門店のブログでは、後ろ側のポイントはかなり高い位置にあり、大きめのジャッキでないと上げにくいとしている。ルーミーカスタムのオーナーの整備記録では、ガレージジャッキを一番上まで上げてもタイヤが地面から離れず、ジャッキの下に板を敷くのは危険なのでやめたと書いている。

手持ちのガレージジャッキで前に入らない、後ろで届かないときは、車載ジャッキで1輪ずつ上げて交換する道に切り替えるのが手堅い。前の隙間だけが足りないなら、次の節のカースロープで前を少し浮かせる手もある。

前を少し浮かせるためのカースロープ

カースロープを紹介するのは、前側のポイントにガレージジャッキが入らないときに、前輪をスロープに載せて車体を少し浮かせ、ジャッキを差し込む隙間を作るためだ。スロープに載せたままのタイヤは外せないので、スロープだけでタイヤ交換はできない。車載ジャッキで1輪ずつ上げて交換するなら、スロープは使わない。

タンク・ルーミー対応と書かれた赤・青の2商品

候補は、タンク・ルーミー対応と書かれた赤と青の2商品だ。

商品 対応車種の表記(出品者の記載) 素材・耐荷重・高さ
カースロープ 2個セット(赤) トヨタTANK/ROOMY(平成28年-現行)型式:M900A/M910A型 HDPE・最大3トン・3種類の高さ
カースロープ 2個セット(青) トヨタTANK/ROOMY(平成28年-現行)型式:M900A/M910A型 HDPE・最大3トン・3種類の高さ

販売ページの商品説明では、赤・青の2商品とも、商品名と商品説明の箇条書きで対応車種を「トヨタTANK/ROOMY(平成28年-現行)型式:M900A/M910A型」としている。これは出品者の記載で、車のメーカーの資料では確かめていない。本体は HDPE 素材で最大3トンの耐荷重、3種類の高さに設定でき、2個セット(車の左右のタイヤにそれぞれ使う)だ。

同じく販売ページの商品説明では、2商品とも、駐車時の段差の解消からオイル交換や点検などの作業までに使え、ローダウンジャッキでの作業時にも有効、ジャッキ補助のツールとしても使えるとしている(出品者の記載)。

カースロープ 2個セット(赤)タンク・ルーミー M900A/M910A 対応表記

Amazonで見る

カースロープ 2個セット(青)タンク・ルーミー M900A/M910A 対応表記

Amazonで見る

買う前に確かめたいこと

まず、赤・青の2商品とも、スロープの高さ・長さ・幅の数値は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。また、同じ商品説明で出ている別の出品(色違いを含む)の中には、商品名の対応車種に「(SENSOR無し)」と付いたものがある。何のセンサーを指すかは、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも説明が無い。センサーの付いた車に使えるかが気になるときは、買う前に出品者に確かめる。

赤と青で商品説明の中身は同じ書き方なので、色の好みで選んでよい。

よくある質問

ルーミーやトールと同じジャッキポイント?

整備解説ブログは、ジャッキアップポイントの内容をタンク・ルーミー・トール・ジャスティの4車で共通としている。ただし、この記事の後ろ側の位置は FF(2WD)車の情報だ。

車載ジャッキはどこにある?

整備解説サイトによると、積まれていない仕様もあり、収納場所もグレードや装備で違う。取扱説明書と車の実物で確かめる。

カースロープだけでタイヤ交換できる?

できない。スロープに載せたタイヤは外せないので、使うのは前にガレージジャッキを差し込む隙間を作るときだけだ。

交換したあと、いつ増し締めする?

タイヤメーカーのコンチネンタルは、新しいタイヤに交換したら 50〜100km を目安に走ってから増し締めするよう勧めている。

まとめ

最初にやることは、車検証で型式と初度登録年月を確かめることだ。型式が DBA-M900A なら、この記事が扱う FF 車だ。

  • ガレージジャッキは、前がフロントのサスペンションメンバー中央の丸いプレート、FF(2WD)車の後ろがトランク下の出っ張り(整備解説ブログとタイヤ取付の専門店の情報)
  • 車載ジャッキは、車体の横のジャッキアップポイントにかける
  • ジャッキだけで支えたまま作業せず、リジッドラックを使う
  • 最後はトルクレンチで締め、新しいタイヤに交換したら 50〜100km を目安に走ってから増し締めする(コンチネンタル)

位置の図とトルクの値は、車の生産年月に合った版の取扱説明書で確かめてから作業に入る。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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