ルーミー M900A キーケース4選 TPUと本革を比較

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通販でルーミー用のキーケースを探すと、適合の書き方が商品ごとにばらばらだと気づく。型式だけを示す商品、ルーミーだけ2020年9月からと年式で区切る商品、他メーカーの車種まで並べる商品が混在していて、車種名と型式が合っているのに形が違った、という買い方が起こる。キーケースの適合を決めているのはキー本体の外形とボタン配置であり、そこさえ押さえれば、あとは素材を選ぶだけの話になる。

目次

キーケースの適合は型式ではなくキーの形で決まる

トヨタが公開しているルーミーの主要諸元表によると、M900A は2WD、M910A は4WD を指す型式記号で、両者の違いは駆動方式である。つまり型式が M900A だからこのケースが合う、という判断は成立しない。見るべきは手元のキーの外形とボタンの並びで、商品ページの写真と突き合わせて初めて合うかどうかが決まる。

素材は TPU(熱可塑性ポリウレタン)と本革の2択で、性格がはっきり分かれる。TPU はキーに直接かぶせるタイプが中心で軽く、色数の展開が広い。本革はふたを開けて中に収めるタイプで、質感や経年変化を楽しむ方向の製品になる。

この記事で比較するのは次の4点。価格はいずれも本記事の確認時点のもので、変動する。

製品 素材 装着方式 適合表記の書き方 価格
FRACTAL CREATION TPU製 全ボタン対応(シルバー) TPU かぶせる 3メーカー19車種を型式つきで列挙 898円
FRACTAL CREATION TPU キーカバー Bタイプ(ホワイト) TPU かぶせる 商品名に代表4車種と型式 798円
OFFCURVE ダイハツ・トヨタ キーケース TPU かぶせる ルーミーだけ2020年9月〜と年式指定 888円
LEXLEY 本革スマートキーケース(ブラック) 本革 ふたを開けて収納 ルーミー M900A/M910A 専用 2,678円

ルーミーのスマートキーは公式資料では「電子カードキー」

トヨタが公開しているルーミーの主要装備一覧表では、キーまわりの装備が「ドア・キー」欄に、キーフリーシステムとして、イモビライザー機能・リクエストスイッチ(運転席/助手席/バックドア)・アンサーバック機能付・電子カードキー2本という内容で記載されている。普段スマートキーと呼んでいるものが、公式資料上は電子カードキーという名前で、新車時に2本付属する。ケースを買うときに2本分いるのか1本でいいのかは、この前提で決めればいい。

電池はトヨタ公式のよくあるご質問に回答があり、電子カードキーの電池型式は CR2032 とされている。購入先としてトヨタ販売店のほか時計店やカメラ店が案内され、交換方法は取扱書の該当ページを見るよう書かれている。

なお主要装備一覧表の注記には、キーフリーシステムがダイハツ工業株式会社の登録商標であること、主要諸元表には製造事業者がダイハツ工業株式会社であることが記されている。社外品のキーケースがダイハツ車と同じ商品ページで案内されているのは、この成り立ちが背景にある。

型式・年式・グレードのうち、適合に効くのはどれか

型式は駆動方式の違いでしかない

主要諸元表の車両型式は、2WD が 4BA-M900A-GBVJ、5BA-M900A-GBVE、4BA-M900A-GBGJ、5BA-M900A-GBGE、5BA-M900A-GBME、4WD が 5BA-M910A-GBVE、5BA-M910A-GBGE、5BA-M910A-GBME と並ぶ。M900A と M910A の分かれ目は駆動方式であって、キーの形状を区別する記号ではない。商品ページに「M900A/M910A」と両方が併記されているのは、駆動方式を問わないという意味に読める。

2020年9月の区切りをどう読むか

トヨタの発売時のニュースリリースによると、ルーミーは2016年11月9日にタンクとともに発売された。その後、トヨタのマイナーチェンジのニュースリリースによると、2020年9月15日に予防安全機能の全車標準装備、内外装のデザイン変更、ウェルカムパワースライドドアの標準装備などの変更を受けている。ただしこのリリースにキーの形状変更に関する記載は無い

一方で、商品ページの出品情報によると、OFFCURVE の TPU 製キーカバーは適応車種をルーミー(2020年9月〜)と年式で区切ったうえで、同車種でも年式によりスマートキーの形状が異なる場合があるとして、手元のキーの形状を写真で確認するよう促している。メーカーが形状変更を公表していない以上、これは出品側の案内として受け取るのが正確で、年式で区切られている製品は、その範囲外では形が合わない可能性を出品側が示していると読むのが安全側になる。

グレードで変わるかは確認できていない

主要諸元表に並ぶルーミーのグレードは、カスタムG-T、カスタムG、G-T、G、X の5つ。グレード別の標準装備比較表では、カスタムG-T・カスタムG・G-T・G が両側パワースライドドアと両側ウェルカムパワースライドドア、X が助手席側パワースライドドアと分かれている。装備の差はこのとおり確認できるが、それがキー本体のボタン数や外形の差につながるかまでは資料で確認できていない。実車のキーを見て判断してほしい。

姉妹車との関係が気になるなら、車体側の装備差はこちらにまとめてある。

買う前に踏む4つの確認

順番どおりにやれば、適合の判断は難しくない。

  1. 車検証で型式(M900A か M910A か)と初度登録年月を確認する。
  2. 手元のキーを見て、ボタンの数と並び、本体の外形を把握する。ルーミーは施錠・解錠に加えてパワースライドドアの操作ボタンがあり、装備によって使うボタンが変わる。
  3. 商品ページの適合表記と製品写真を、手元のキーと見比べる。
  4. 適合表記に年式の区切りがある場合は、1で調べた初度登録年月と照らす。

この4つが揃って初めて合うと判断できる。特に3を飛ばして型式表記だけで決めるのが、いちばん多い失敗の入り口になる。

4製品を比べる物差し

素材で先に半分に絞る

TPU はかぶせるタイプが中心で軽く、耐衝撃をうたう製品が多い。本革はふたを開けて収納するタイプになる。日常の出し入れの多さ、キーホルダーとしての見え方、ポケットでのかさばりのどれを優先するかを先に決めると、候補が半分になる。

ボタンまわりの作り

ルーミーのキーは施錠・解錠だけでなくスライドドアの操作にも使うため、ボタンを押す回数が多い。商品名や出品情報に全ボタン対応と明記されているか、ボタン位置が合うと説明されているかは判断材料になる。かぶせるタイプでは、ボタン部分の厚みで押し心地が変わる。

電池交換のときの外しやすさ

CR2032 を交換するときはキー本体を開けるので、ケースは必ず一度外すことになる。かぶせるタイプは着脱を繰り返しやすい反面、伸ばし続ければ緩みが出る可能性がある。ふたを開けて収納するタイプは、キーを取り出す動作がそのまま着脱になる。数年に一度の作業とはいえ、外しやすさは軸に入れておきたい。

適合表記の細かさそのものが軸になる

今回の4点は、型式まで列挙して3メーカーをまたぐもの、商品名に代表車種と型式を並べるもの、ルーミーだけ年式で区切るもの、ルーミー専用として他車種を併記しないものに分かれる。書き方が細かいほど、自分のキーが範囲に入るかを事前に判定しやすい。

TPU タイプの3点

適合表記がもっとも細かい1本

商品ページの出品情報によると、FRACTAL CREATION の TPU 製キーカバー(全ボタン対応・シルバー)は、適合車種が3メーカーにまたがって型式つきで並ぶ。トヨタはタンク(M900A/M910A)、パッソ(M700A/M710A)、ピクシスエポック(LA350A/LA360A)、ピクシスジョイ(LA250A/LA260A)、ピクシスメガ(LA700A/LA710A)、ルーミー(M900A/M910A)。ダイハツはウェイク、キャスト、タント、トール、ブーン、ミライース、ミラトコット、ムーヴ、ムーヴキャンバス。スバルはシフォン、ジャスティ、ステラ、プレオプラス。素材は TPU で、カラーはシルバー、ブラック、レッド、ブルー、パープル、グリーン、ピンクの展開。商品名に全ボタン対応と明記されている。型式まで書き出されているぶん、自分の車が範囲に入るかを商品ページ上で照合しやすいのがこの1本の位置づけになる。

FRACTAL CREATION TPU製 キーカバー 全ボタン対応(シルバー)

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色とチェーンで選ぶ1本

同じ FRACTAL CREATION の TPU キーカバー(Bタイプ・ホワイト)は、商品名にルーミー M900A、パッソ M700A、ブーン M700S、トール M900S が並ぶ。出品情報では素材が TPU、カラーがレッド、グリーン、ホワイト、ブラック、ブルーの5色、付属品としてゴールドとシルバーのチェーンが付き、防塵・防水・耐衝撃が挙げられている。適応車種にはウェイク、キャスト、タント、トール、ブーン、ミライース、ミラトコット、ムーヴ、ムーヴキャンバスといったダイハツ車も併記されている。チェーンが最初から付く点が、キーホルダーとしてまとめたい人には効く。なお防塵・防水・耐衝撃はいずれも出品側の記載で、性能の保証ではない。

FRACTAL CREATION TPU キーカバー Bタイプ(ホワイト)

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年式を区切って案内している1本

OFFCURVE のダイハツ・トヨタ キーケースも TPU 素材で、出品情報では軽量で光沢のある柔軟な TPU 素材、摩擦に強く割れにくいこと、落としたときにキーを保護し着地の緩衝になることが説明されている。電波については、電波遮断しない中空の設計を採用しており信号を邪魔しない、ボタンの位置は正確でサイズは自動車メーカーのキーと合う、と記載がある。適応車種はダイハツ ロッキー、トヨタ ライズ、タフト、ルーミー(2020年9月〜)、タント カスタム(LA650S/LA660S)で、ルーミーにだけ年式が添えられている。2020年9月以降の個体なら、出品側の想定範囲にまっすぐ収まる1本になる。

OFFCURVE ダイハツ・トヨタ車用 TPU キーカバー

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本革はルーミー専用設計の1点

LEXLEY の本革スマートキーケース(ブラック)は、出品情報の対応車種がトヨタ ルーミー M900A/M910A と明記され、他車種の併記がない。各ボタンにフィットするよう設計された専用ケースで、ふたを開けるタイプ、スマートキーをケースに収納するだけ、と説明されている。素材は本革で、表面に ROOMY のロゴが入る。

TPU 製のかぶせるタイプとは装着方式が違い、キーを出し入れする動作そのものが変わる。日常の携帯で見た目と手触りを優先するならこちら、価格と軽さを優先するなら TPU、という分かれ方になる。いずれも社外品で、トヨタ純正アクセサリーではない。

LEXLEY 本革スマートキーケース ROOMYロゴ付(ブラック)

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状況別にどれを選ぶか

前期か後期かで迷っている、あるいは中古で買って年式の判断に自信がないなら、型式まで列挙してある FRACTAL CREATION の全ボタン対応タイプが検討しやすい。適合表記が細かいぶん、手元のキーとの照合で判断を付けやすいからだ。

2020年9月以降の個体で、電波まわりの説明まで読んだうえで決めたいなら OFFCURVE。家族の車がダイハツ車で色違いをまとめて買いたいといった使い方なら、5色展開でチェーンが付く FRACTAL CREATION の Bタイプが扱いやすい。質感を第一に置くなら、ルーミー専用として他車種を併記しない LEXLEY の本革を選ぶ。

キーケースに期待できるのは、出品情報の記載に沿えばキズや摩耗の防止と、落としたときの緩衝までである。水没や強い衝撃からキーを守り切るものとして考えず、日常の擦れ傷対策と見た目の変更が目的だと捉えておくと、選び方を誤らない。

装着したあとに確かめること

かぶせるタイプは、装着直後にボタンの押し心地を確かめておきたい。ルーミーはスライドドアの操作でボタンを押す機会が多く、厚みで指の当たりが変わると日常で気になってくる。

電波についても一度試しておく。装着後、いつもの距離でリクエストスイッチとリモコン操作が効くかを確認する。電波遮断しない設計という説明はあくまで特定の商品の記載であって、すべてのケースに当てはめられるものではない。金属を全面に使うようなケースは、車種専用をうたっていても影響が読めないため慎重に扱う。

電池交換のときはケースを外す必要がある。取り外しに力がいる製品だと、その一手間が増えることは覚えておきたい。

ルーミーの他の電装まわりに手を入れるなら、こちらも参考になる。

よくある質問

キーの電池はどの型式?

トヨタ公式のよくあるご質問では、電子カードキーの電池型式は CR2032 と回答されている。交換方法は取扱書の該当ページを参考にするよう案内されているので、作業の前に手元の取扱書を開いてほしい。

前期と後期でケースは違う?

メーカーがキーの形状を変更したと公表した資料は確認できていない。ただし年式で適合を区切っている商品が実在する以上、手元のキーと商品写真の照合は年式にかかわらず行っておきたい。

トールやジャスティ用と書かれた製品は使える?

複数車種を並べた適合表記は出品者による記載であって、メーカーが部品の共通性を公表したものではない。商品ページに自分の車種と型式が含まれているかを見たうえで、キーの外形が写真と一致するかまで確認する。

グレードによってキーは変わる?

装備表で確認できるのはパワースライドドアの設定がグレードで分かれることまでで、それがキー本体の形状差になるかは資料で確認できていない。参照した装備表は2025年7月版で現行モデルの内容にあたるため、中古で購入した個体では装備の設定が異なる場合がある。迷ったら自分の車の年式に対応する資料か販売店で確認するのが早い。

まとめ

ルーミーのキーケース選びは3点に畳める。適合を決めるのは型式ではなくキー本体の外形とボタン配置であること、素材は TPU と本革で性格が分かれること、そして車検証と手元のキーと商品写真を突き合わせてから買うこと。

まずは素材で候補を1つに絞り、そのうえで商品ページの適合表記が自分の型式と初度登録年月を含んでいるかを最後に確かめる。この順番なら、届いてから形が違ったという事態は避けられる。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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