プロボックス NCP50V エアコンフィルターの純正品番と交換

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仕事の足として毎日走らせているプロボックスバン(NCP50V)で、エアコンの風が弱い、吹き出し口のにおいが気になると感じたら、まずエアコンフィルターを見直したい。デンソーの適合表では、この型式の純正品番は 87139-12010 で、通販でもこの品番かデンソーの型式を手がかりに探せる。迷うのはむしろ、中古で買った車にフィルターが付いているかどうかだ。付いていない車はフィルターだけでは足りない場合があるので、品番と合わせて最初に確かめておく。

目次

NCP50V のエアコンフィルターは純正品番 87139-12010

デンソーのクリーンエアフィルターの適合品番検索では、トヨタ「プロボックスバン」の区分に次の品番が載っている。NCP50V はこの区分に入る。

項目 内容
区分 プロボックスバン/NCP50・51・52・55、NLP51(2002年7月~2014年8月)
適合グレード 全車
純正品番 87139-12010
デンソー クリーンエアフィルター 適合型式 DCC1004(適合品番 014535-0850)
デンソー クリーンエアフィルタープレミアム 適合型式 DCP1004(適合品番 014535-3350)

通販で探すなら、純正品番の 87139-12010 か、デンソーの DCC1004・DCP1004 を検索語に入れるのが早い。

ただし、同じ表にはフィルターが付いていない車では純正のフレームかトレイが別に要る場合があるという注意も載っている。中古の車に乗っている人は、下の「フィルターが付いていない車」の節も先に読んでおいてほしい。

自分のプロボックスがこの区分に入るかを確かめる

品番を決める前に、自分の車が上の表の区分に当てはまるかを見ておく。

デンソーの表の区分

デンソーの表は、型式と年式で区分を分けている。適合グレードは全車なので、グレードで品番が分かれることはない。2002年7月~2014年8月の期間の外の年式の車は、この区分に当たらない。その場合は、型式と年式で別に調べ直す。

デンソーの適合品番検索には「データベースに車がない場合は対応する製品がない」という注記もある。検索で自分の車が出てこなければ、デンソー品には対応品が無いということだ。

車検証で型式と年式を見る

フィルターを選ぶ前に、自動車検査証(車検証)で年式と型式を確かめる。PIAA のエアコンフィルターの案内でも、適用データは新車発売時の純正品に準じて調べたもので、車検証で年式・型式を確認のうえ選ぶよう求めている。車両の仕様変更などで適用が変わる場合がある、とも書かれている。

ワゴンは別の項目

デンソーの適合品番検索の車種一覧では、「プロボックスバン」と「プロボックスワゴン」が別の項目として並んでいる。この記事の品番はバンの区分の値なので、ワゴンの人は同じ品番と決めつけず、ワゴンの項目か販売店で確かめてほしい。

通販の商品名の型式表記

通販では「プロボックス」の名で、別の型式向けのフィルターも並ぶ。商品名や商品説明に、NCP50 を含む型式か、純正品番 87139-12010 への対応が書かれているかを見て選ぶ。別の型式だけが書かれた品は、この区分の車向けとは言えない。

フィルターが付いていない車はフレームかトレイが要る場合がある

デンソーの適合表には、フィルター未装着車についての注意がある。要点は次のとおりだ。

  • フィルター未装着車に取り付けるときは、純正のフレームが必要
  • 購入時にフィルターが付いていない車は、純正フィルターフレームもしくはトレイが必要になる
  • ただし、メーカーの都合で不要になる場合もある
  • 詳しくは販売店に問い合わせる

フィルターだけ買えば必ずそのまま付く、とは言えないのがこの車の注意点だ。

同じ表には、この注意書きの後に「部品純正品番 88548-52010」も載っている。ただ、それがフレームとトレイのどちらの品番なのかは表に書かれていない。この品番だけで注文せず、販売店で車台番号を伝えて、何が要るのかを確かめるのが確実だ。

中古で買った車なら、フィルターを注文する前に、次の節の手順でグローブボックスを外し、奥にフィルターが入っているかを見ておく。付いていないと後から分かると、部品の手配をやり直すことになる。

NCP50V のエアコンフィルターの交換手順

デンソーの表では、この区分の交換難易度は「B:普通(道具を使うもの。やや取り外しに時間がかかるもの)」とされている。スクリューを外す工具を手元に用意してから始めたい。

作業の前に

デンソーの使用上の注意では、交換作業はエアコンを内気循環に切り替えた後に、キースイッチまたはスタータースイッチを OFF にし、エンジンが停止した状態で行うよう案内している。この順番は守る。

グローブボックスを外してフィルターを出す

デンソーの表に載る交換方法は次の4つの STEP だ。

  1. スクリュー(5本)と、クリップ(左右2個)を外す
  2. ツメ(3箇所)のかん合を外し、グローブボックスを取り外す
  3. フィルターケースを引き出す
  4. フィルターを取り出す

デンソーの適合品番検索には、一部の車両には取付要領書が無い場合があり、そのときは車の取扱説明書を見るよう注記がある。手順で迷ったら取扱説明書に当たる。

フィルターの向き

デンソーの使用上の注意では、クリーンエアフィルターの表裏を間違えて取り付けると、エアコンの風量が落ちることがあるとしている。外した古いフィルターの向きを覚えておくと、取り違えを防ぎやすい。

また、車種のグレードで車両部品の形が違うときに無理に取り付けると、車両部品を壊すことがある、とも書かれている。入りにくいときは押し込まず、品番と向きを見直す。

交換時期の目安

トヨタのアフターサービスのページでは、エアコン用フィルターの目安をフィルターの種類ごとに示している。これは車種別ではない一般の目安で、プロボックス NCP50V 専用の指定値ではない。

フィルターの種類 地区 清掃 交換
脱臭タイプ 標準地区 不可 15,000km
脱臭タイプ 粉じんの多い地区 不可 10,000km
花粉除去タイプ 標準地区 15,000km 30,000km
花粉除去タイプ 粉じんの多い地区 7,500km 15,000km

粉じんの多い地区とは、大都市・寒冷地など交通量や粉じんの多い地区のことだ。トヨタはあくまで目安として早めの交換をすすめ、詳しくは取扱説明書を見るよう案内している。汚れたまま使い続けると十分な空気が通らなくなり、エアコンの効きが落ちる可能性がある、とも書いている。

季節で考えるなら、PIAA のエアコンフィルターの案内が参考になる。花粉の時期、黄砂の飛ぶ時期、高温多湿でカビが増える時期、年末の大掃除などの前の交換が効果的として、1年に1~2回の交換をすすめている。交通量や粉じんの多い地域、ヒーターやエアコンの吹き出し量が極端に減ったとき、ガラスが曇りやすくなったときは早めに替えるよう案内している。

仕事で距離を走るバンなら、距離の目安と季節のどちらか早い方で替えると考えておけば外れにくい。

純正品番から社外品を選ぶときの見方

トヨタのアフターサービスのページでは、クリーンエアフィルター(エアコン用フィルター)は外気・内気の花粉・排気ガス・ほこりなどを取り除く部品だと説明している。社外品を選ぶときは、次の4つを順に見ればいい。

  1. 純正品番 87139-12010 への対応か、NCP50 を含む型式が商品名・商品説明に書かれているか
  2. 活性炭入り・抗ウイルスなど、においや花粉への機能の記載があるか
  3. 使い捨てか、清掃して使える物か
  4. フィルターが付いていない車なら、別にフレームかトレイが要る場合があること

一番大事なのは 1 の適合の記載で、機能の比較はその後でいい。

デンソーの通常品とプレミアム

デンソー品には、この区分に通常品の DCC1004 とプレミアムの DCP1004 の2つの型式がある。デンソーの製品情報では、プレミアムについて次のように説明している。

  • 黄色の層に抗ウイルス加工を施し、フィルター上に付着した特定のウイルスの数を減らす
  • 帯電不織布ろ材で高い除じん性能を持つ
  • 添着剤付活性炭で脱臭する

同じページは、粒子の大きさや種類でろ過効率は異なり、0.3μm 未満の微粒子物質は除去の確認ができていない、とも記している。通常品の DCC1004 のろ材の中身は、ここで参照したプレミアムの製品情報には載っていない。においまで気にするならプレミアムを基準にし、通常品と比べたいときはデンソーの通常品の説明で中身を確かめてから決めるのがいい。

使い捨てか清掃できるか

デンソーの使用上の注意では、デンソーのクリーンエアフィルターは使い捨てで、水洗い・エアブローなどによる再使用はできない。一方、トヨタのアフターサービスのページの目安表では、花粉除去タイプに清掃の目安があり、脱臭タイプは清掃不可とされている。洗えるかどうかは製品ごとに違うので、使う製品の説明に従う。

NCP50V 用と書かれた HANAFUSA EB-102

通販で NCP50V 用と書かれて売られているフィルターのひとつが、HANAFUSA の EB-102 だ。販売ページの商品説明に書かれていることと、書かれていないことを分けて見ておく。

書かれていること(出品者の記載) 書かれていないこと
商品名に「トヨタ用 プロボックス NCP50V用」「EB-102」「EBタイプ」 純正品番 87139-12010 との対応
商品名に「PM2.5」「チリ」「ホコリ」「カビ」「花粉」「活性炭」「脱臭」「除菌」の語 フィルターが付いていない車でフレームかトレイが要るかどうか
商品説明で生産国は日本 ―

NCP50V に合うというのは出品者の記載で、フィルターのメーカーの適合表では確かめていない。商品名に並ぶ機能の語も出品者の記載で、性能の程度までは確かめていない。

フィルターが付いている車で、型式の記載を手がかりに活性炭入りの物を選びたい人には候補になる。純正品番との対応がはっきりしないのが気になる人は、デンソーの DCC1004・DCP1004 のように適合表で品番が確かめられる物を選ぶといい。価格は変わるので、リンク先で確かめてほしい。

HANAFUSA エアコンフィルター プロボックス NCP50V用 EB-102

Amazonで見る

よくある質問

プロボックスワゴンも同じ品番ですか

この記事の品番はバンの区分の値だ。デンソーの車種一覧ではワゴンは別の項目なので、ワゴンの項目で調べ直すか販売店に聞いてほしい。

フィルターが付いていない車はどうしますか

フィルターとは別に、純正のフレームかトレイが要る場合がある。不要な場合もあるので、販売店に車台番号を伝えて、要るかどうかを確かめてから注文する。

フィルターは洗って使えますか

製品による。デンソー品は使い捨てで再使用はできないので、汚れたら新品に替える。

交換は何kmが目安ですか

NCP50V 専用の距離は、参照した資料には無い。トヨタの一般の目安はフィルターの種類と地区で変わるので、上の「交換時期の目安」の表と、車の取扱説明書で見る。

まとめ:購入前に確かめること

  • 車検証の型式と年式が、NCP50 を含むプロボックスバンの区分に入っているか
  • 探す基準を純正品番 87139-12010、またはデンソーの DCC1004(通常品)・DCP1004(プレミアム)にしたか
  • グローブボックスの奥にフィルターが付いているか。無ければフレームかトレイの要否を販売店で聞いたか
  • 社外品なら、商品名か商品説明に型式か純正品番への対応が書かれているか
  • 作業は内気循環にしてエンジンを止めてから行い、フィルターの表裏を確かめて入れるか

同じプロボックスの用品や、ほかのトヨタ車のエアコンフィルターの記事もあわせて見ておくと、品番の調べ方の違いが分かる。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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