ランドクルーザー FJA300W タイヤサイズ|純正2種

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ランクル300のタイヤサイズを調べると、グレードが5つ並んだ一覧表に行き当たる。だがディーゼルのFJA300Wに当てはまるのはそのうち2行だけで、残りはガソリン型式VJA300W側の設定だ。乗車定員7人の行を自分の車のものとして読むと、存在しないグレードのサイズを見ていることになる。FJA300Wの純正は265/55R20と265/65R18の2つ、グレードさえ分かればそこで決まる。

目次

純正サイズはZXとGR SPORTの2つだけ

タイヤメーカーの車種別適合データで型式FJA300Wとして掲載されているグレードは、ZXとGR SPORTの2つしかない。中古車販売店が公開している型式別カタログのグレード一覧も同じ構成で、特別仕様のラリーレイドを除けばこの2つだ。FJA300Wの純正タイヤサイズは265/55R20か265/65R18の二択になる。

グレード 純正タイヤサイズ 純正ホイール インセット
ZX 265/55R20 109V 20インチ×8J +60
GR SPORT 265/65R18 114V 18インチ×7.5J +60

どちらも前後で同じサイズだ。適合データベースには前輪・後輪とも同一サイズが記載されていて、前後で径や幅を変える設定は持たない。4本そろえて組む。

109Vと114Vが指している荷重と速度

ブリヂストンが公開しているロードインデックスの早見表では、109はタイヤ1本あたりの負荷能力1,030kg、114は1,180kgに対応する(JATMA規格・空気圧280kPa時)。末尾のVは240km/hまでの走行に対応する速度記号だ。ZXの265/55R20 109Vは1本1,030kg、GR SPORTの265/65R18 114Vは1本1,180kgの荷重を前提に指定されている。この2つの数字は、サイズを変えるときの下限としてあとで効いてくる。

FJA300Wという型式の中身

FJA300Wは3.3L V6ディーゼルを積む型式で、登録上は3DA-FJA300Wとなる。排気量3,345cc、駆動方式はフルタイム4WD、変速機は10AT。乗車定員はグレードを問わず5名で統一されていて、7人乗りの設定は無い。 車体寸法は全長4,965〜4,985mm、全幅1,980〜1,990mm、全高1,925mm、燃費はWLTCモードで9.7km/L。タイヤに効く条件がグレード間でそろっているから、サイズが二択で済む。

型式で絞ると答えが決まるのはタイヤだけではない。年式で世代が分かれる装備もある。

ガソリンのVJA300Wと混ざると何がずれるか

ガソリン仕様の型式VJA300W(3BA-VJA300W・3.5L V6)はGX・AX・VX・ZX・GR SPORTの5グレード構成で、GXが5人乗り、AX・VX・ZX・GR SPORTが7人乗りになる。ネット上のランクル300のサイズ一覧はこのVJA300Wの行を含むので、FJA300Wには無いグレードが混ざって見える。

ただし身構えるほどの話ではない。タイヤサイズ自体はZX同士なら265/55R20、GR SPORT同士なら265/65R18で一致するので、グレード名さえ合っていれば結論は変わらない。ずれるのは乗車定員のほうだ。5人乗りと7人乗りでは満載時の荷重条件が違うから、積載を前提に考えるときは型式まで合わせて読む。

自分の車に付いているサイズを現物で確かめる

表で当たりを付けたら、実車で裏を取る。中古で買った個体や前オーナーがサイズを変えている場合、カタログ値と現物は一致しない。最終的な判断は車両側の表示と現物が優先だ。

運転席側ドアの開口部を見る

ドアを開けてセンターピラー側を見ると、車両指定のタイヤサイズと空気圧を書いたラベルが貼ってある。ここが自分の車にとっての正解だ。空気圧はグレードや装着サイズ、積載条件で変わるので、よそで見た数値を当てはめず、このラベルの表示に従う。

タイヤ側面の刻印を読む

いま履いているタイヤのサイドウォールには、サイズ・ロードインデックス・速度記号が並んで打刻されている。265/55R20 109Vのような並びをそのまま読み取れる。ラベルの指定と刻印が食い違っていれば、過去にサイズを変えられた個体だと分かる。

車検証で型式を確認する

型式欄がFJA300Wかどうかをここで確定させる。VJA300Wならこの記事の二択ではなく、5グレード側の表を見ることになる。

20インチと18インチは外径をそろえて設計されている

インチが違えば足まわりの土台も違う、と考えなくていい。適合データベースの算定では、純正265/55R20を基準にしたとき265/65R18のメーター誤差は0.2%。実用上ほぼ同一外径で、最低地上高やメーターの指示が大きく変わることはない。

差が出るのはタイヤの厚み側だ。265/65R18は側面が厚く、段差や荒れた路面での当たりが穏やかになりやすい。265/55R20は側面が薄く、外観の締まりとステアリング操作への反応の明確さに寄る。どちらが上という関係ではなく、用途と好みで決める軸だと考えればいい。加えて18インチは複数のスタッドレスモデルでサイズ設定があり、冬タイヤの候補を探しやすいサイズでもある。

純正から外すときに見る2つの物差し

メーター誤差で候補を絞る

適合データベースが示す、純正265/55R20を基準にしたときの誤差だ。ここでは誤差の絶対値が1.5%以内に収まるものを抜き出す。

インチ サイズ メーター誤差
18 285/60R18 -0%
18 245/70R18 0.1%
18 265/65R18 0.2%
18 275/60R18 -1.5%
20 265/55R20(純正) -0%
20 245/60R20 0.3%
20 285/50R20 -0.7%
20 255/55R20 -1.3%
20 275/55R20 1.3%
21 275/50R21 1.1%
21 255/50R21 -1.3%
22 305/40R22 0.5%
22 255/45R22 -1.2%

誤差が小さいものから順に見ていけば、候補はすぐ数本に絞れる。 275/65R18の2.0%、265/60R20の3.3%のように誤差が2%を超える組み合わせもデータ上は並ぶが、数字が開くほど純正の外径から離れていく。なお、この表とメーター誤差はあくまで候補を絞るための目安で、実車に組めるかどうかと車検に通るかどうかは別に確認する。

ロードインデックスは純正以上を保つ

タイヤメーカーの解説では、インチアップでタイヤの構造が変わると純正よりロードインデックスが下がる場合があるとして、純正と同等以上のものを選ぶことが大切だとされている。FJA300Wならその下限は、ZXが109以上、GR SPORTが114以上。サイズ表記が近くても末尾の数字が足りないタイヤはここで外す。

インチダウンの下限は確定していない

17インチまで落とせるかどうかは、情報源で見解が割れている。タイヤ販売店の解説は17インチまで可能とする一方、ホイールサイズ専門のサイトは18インチ止まりではないかとして調査中の扱いだ。純正の最小が18インチで、ブレーキキャリパーとのすき間について確定的な根拠が取れていない。17インチ以下は販売店で実車を見てもらう領域として扱う。

ホイールごと替えるときの取付条件

取付条件は20インチ側と18インチ側で共通だ。PCDは139.7mm、穴数は6穴、ハブ径は95mm、インセットは+60。複数の適合データベースとホイールサイズ専門の解説サイトが同じ数値を示している。分かれるのはリム幅だけで、ZXが8J、GR SPORTが7.5Jとなる。

引っかかるのはインセット+60だ。 これは深い部類に入る数値で、専門サイトでも該当する社外ホイールが見つけにくいと指摘されている。PCDと穴数とハブ径がそろっていても、インセットを外したまま組めば車体側と干渉したり、ハブでの芯出しがうまくいかなかったりする。社外ホイールを探すなら、この4つを全部満たす製品に絞って見ていく。

交換時期は溝と年数の両方で見る

残溝1.6mm以下は車検に通らない。ただしタイヤ販売店の解説では、新品時の約50%にあたる4mm程度で本来の性能の限界を迎えるとされている。車検の基準と実用上の交換目安は別物として持っておくといい。

走行距離では約5,000kmで1mm摩耗する計算になり、32,000km走れば約6.4mmが減る。年数では使用開始から5年経過した時点で専門店での点検が推奨され、製造から10年以上経過したタイヤは交換が推奨される。溝が残っていても年数が来ていれば見てもらう、という順で判断すればいい。

よくある質問

ZXとGR SPORTのタイヤは入れ替えて履けるか

外径はほぼ同じでも、リム径が20インチと18インチで違うのでタイヤだけの入れ替えはできない。ホイールごと替えるなら取付条件は共通だ。ただしGR SPORT側に20インチを組むとロードインデックスが114から109へ下がるので、その組み合わせは販売店で確認してから決める。

2025年の一部改良で純正サイズは変わったか

変わっていない。2025年3月の一部改良後もZXは265/55R20のままで、2025年式のグレード一覧でもディーゼル型式3DA-FJA300WはZXが265/55R20、GR SPORTが265/65R18。2021年8月からの設定と同一だ。

ラリーレイドにはどんなタイヤが付くのか

ラリーレイドはGR SPORTのディーゼル車をベースにした限定12台の特別架装車で、ダカールラリー仕様のオフロードタイヤと軽量化された専用18インチアルミホイールが装備されると報じられている。ただしサイズ表記は公表情報から確認できていない。カタロググレードと同じ265/65R18だと決めつけず、現車のラベルとタイヤの刻印で読み取ってほしい。

前後で違うサイズを組む必要はあるか

無い。適合データベースでも前輪・後輪とも同一サイズで、4本同じサイズで揃える。

スタッドレスも純正サイズで選べばよいか

純正サイズを起点にするのが基本だ。265/65R18は複数のスタッドレスモデルでサイズ設定があり、選択肢が確保されている。20インチのZXで候補を広げたい場合は、外径差の小さい18インチ側へ落として組む方法がある。その場合はホイールを別に用意し、取付条件を満たすことが前提になる。

まとめ

FJA300Wの純正タイヤサイズはZXが265/55R20、GR SPORTが265/65R18の2つ。グレードが分かればそこで決まるので、ガソリンのVJA300W側を含む5グレードの表と突き合わせる必要はない。

まず車検証で型式と初度登録年月を確認し、次に運転席側ドア開口部のラベルで指定サイズを読む。この2つで自分の車の答えが出る。

純正から外すなら、持ち帰る物差しは2つだ。メーター誤差の小さいサイズを選ぶことと、ロードインデックスをZXなら109以上、GR SPORTなら114以上に保つこと。この2つを外さなければ、候補は現実的な数まで絞れる。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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