ランクル300 FJA300W エアロ|グレード別適合と価格

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ランドクルーザー300のディーゼル車、型式FJA300Wのエアロ選びは、カタログを眺める前に自分のグレードを確認するところから始まる。FJA300Wに設定されるのはZXとGRスポーツの2つだけで、この2グレードでは装着できるエアロがまったく別物になるからだ。トヨタ純正用品であるモデリスタのエアロパーツセットはZX専用で、GRスポーツには装着できない。ここではFJA300Wという型式を軸に、グレードごとに実際へ取り付けられるエアロと、その価格の目安をまとめた。

目次

FJA300Wのエアロは、ZXかGRスポーツかで選択肢が分かれる

ランドクルーザー300には3.3L V6ツインターボディーゼルを積むFJA300Wと、3.5L V6ツインターボガソリンを積むVJA300Wがある。エアロの適合は「ランクル300用」というくくりではなく、フロントバンパーの形状差、つまりグレードによって決まる。FJA300Wのオーナーがまず押さえるべきなのは、自分の車がZXなのかGRスポーツなのかという一点になる。

FJA300Wはディーゼル専用の型式

FJA300Wは2021年8月に登場した300系ランドクルーザーのディーゼルモデルで、搭載エンジンはF33A-FTV型の3,345cc V6ツインターボディーゼルである。最高出力は309PS、最大トルクは700N・mに達し、型式指定は3DA-FJA300Wとなる。ガソリンのVJA300Wとはエンジンもマフラー出口の形状も異なるため、排気まわりに関わるパーツは型式単位での確認が要る。

項目 FJA300W(ディーゼル) VJA300W(ガソリン)
エンジン F33A-FTV型 3.3L V6ツインターボディーゼル 3.5L V6ツインターボガソリン
設定グレード ZX と GRスポーツ の2グレード GX / AX / VX / GRスポーツ / ZX
エアロの分岐点 グレードで完全に二分される グレードで完全に二分される

ガソリン車はGXからZXまで5グレードが並ぶのに対し、ディーゼルのFJA300Wは上級のZXとGRスポーツに絞られている。エントリーグレードが存在しないぶん、エアロの選択肢を考えるときの分岐は2本だけと考えてよい。

グレード別 エアロ適合早見表

FJA300Wで検討できる主要なエアロを、グレード別に整理すると次のようになる。

エアロ ZX(FJA300W) GRスポーツ(FJA300W)
モデリスタ エアロパーツセットA・B 設定あり 装着不可
モデリスタ フロントスポイラー単品 設定あり 装着不可
モデリスタ リアスポイラー 設定あり 要確認
社外フルエアロ(KUHL・ELFORDなど) 選択肢あり 選択肢あり
JAOS・GMG系のバンパー保護・スキッド系 選択肢あり GRスポーツ専用設定あり
マフラーカッター ディーゼル用を選ぶ ディーゼル用を選ぶ

GRスポーツは専用デザインのフロントバンパーを与えられており、モデリスタのフロントスポイラーは形状が合わない。純正用品でドレスアップを完結させたいならZX、社外パーツで組み上げる前提ならGRスポーツ、という住み分けになる。

モデリスタ エアロパーツセット(ZX専用)の構成と価格

ZXに乗るFJA300Wオーナーにとって、いちばん確実な選択がモデリスタのエアロパーツセットになる。トヨタの純正用品ブランドが車両側の設計を前提に開発しており、ディーラーで車両と同時に発注できるためだ。

セットAとセットBの中身

モデリスタ公式が公開しているエアロパーツのラインアップでは、セットの構成が明確に分かれている。

  • セットA:フロントスポイラー、リアスタイリングキット(リアスカート+マフラーカッター)、フェンダーガーニッシュの3点構成
  • セットB:フロントスポイラー、リアスタイリングキットの2点構成
  • どちらのセットも、構成パーツを単品で買い足す形にも対応する

セットAとセットBの差はフェンダーガーニッシュの有無にある。前後フェンダーへメタル調のガーニッシュを回すかどうかで、車体側面の見え方が大きく変わる。予算を抑えつつ前後の押し出しだけを強めたいなら、セットBに絞ってフェンダーガーニッシュを後から検討する組み方が無駄になりにくい。

価格の目安

モデリスタ公式の価格&スペック表に記載されている税込価格は次のとおりで、素地仕様か塗装済か、ボディカラーが何かによって金額は上振れする。

パーツ 内容 価格の目安(税込)
エアロパーツセットA フロントスポイラー+リアスタイリングキット+フェンダーガーニッシュ 401,500円〜
エアロパーツセットB フロントスポイラー+リアスタイリングキット 236,500円〜
フロントスポイラー(単品) フロントバンパー下部 102,300円〜
リアスタイリングキット(単品) リアスカート+マフラーカッター 134,200円〜
フェンダーガーニッシュ(単品) 前後フェンダーまわり 165,000円〜
リアスポイラー バックドア上部 60,500円〜
マフラーカッター(単品) ガソリン用とディーゼル用で設定が分かれる 46,200円〜

単品価格を足し上げるとセット価格とほぼ一致するため、セットで買うか単品を積み上げるかで総額が大きく変わることはない。効いてくるのは塗装の扱いのほうで、素地を選んで自分で塗装手配をすると工賃が別途かかる。車両と同時発注して塗装済を選ぶのが、結果として手間と総額のバランスが取りやすい。

マフラーカッターはディーゼル用を選ぶ

見落としやすいのがマフラーカッターの設定差である。モデリスタのマフラーカッターはガソリン用とディーゼル用が別品番で用意されており、FJA300Wはディーゼル用を選ぶことになる。リアスタイリングキットにはこのマフラーカッターが含まれるため、セットで発注する場合も注文書のエンジン種別が正しいかを確認する必要がある。ガソリンのVJA300Wと共通の商品名で流通している場面があり、ここを取り違えると排気口の位置が合わない。

GRスポーツに乗るなら社外エアロから選ぶ

GRスポーツはハニカムグリルと専用バンパーで前顔が別物に仕立てられており、モデリスタのエアロパーツセットは装着不可と明示されている。純正用品の枠から出て、社外ブランドの中からGRスポーツ対応を探すのが現実的な道筋になる。

JAOSとGMG/DOUBLE EIGHT

JAOSはランドクルーザー300系のGRスポーツ向けに専用の商品ページを設けており、バンパーガードやスキッドプレート、マッドガードといった保護系のパーツをGRスポーツの形状に合わせて展開している。GMG/DOUBLE EIGHTもGRスポーツ用のリアバンパースキッドやオーバーフェンダーを持つ。悪路走行やアウトドア用途で使うFJA300Wなら、見た目の変化と車体保護を同時に取れるこの系統が相性がよい。

KUHLやELFORDのフルエアロ

見た目を大きく変えたいなら、KUHLやELFORDが手がけるフルエアロが候補になる。KUHLはランドクルーザー300用としてフロント・サイド・ウイングの3点エアロを開発し、デモカーまで仕上げている。この手のフルエアロはバンパー形状ごとの設定が細かく分かれるため、注文前にGRスポーツ適合かどうかをメーカーへ直接確認したい。

「モデリスタ専用」表記の製品は装着できない

社外ブランドの商品ページには、ROJAMやDOUBLE EIGHTのように「モデリスタ装着車専用」と書かれたエアロが混じっている。これはモデリスタのエアロが付いた車体へ重ねて装着する追加パーツであり、ノーマルバンパーの車にもGRスポーツにも付かない。ZXのモデリスタ装着車だけが対象になる、という読み替えが要る。商品名にモデリスタと入っている社外エアロは、対象がZX+モデリスタ装着車に限られると考えて間違いない。

エアロを決める前に確認する3点

パーツを選び終えてから引き返すことになりやすいのが、次の3点である。

最低地上高225mmの余裕がどこまで削られるか

ランドクルーザー300はZXもGRスポーツも最低地上高が225mmある。全長はZXが4,985mm、GRスポーツが4,965mm、全高は1,925mmで共通だ。もともと余裕のある車高だが、フロントスポイラーを付ければ車体前端の下部はその分だけ下がる。純正用品であるモデリスタは車両側の設計を前提に開発されているが、社外のフルエアロは製品ごとに下端の落ち方が違う。日常的に使う駐車場の輪止めやスロープの角度を思い浮かべながら、下端がどこまで来るかを事前に見ておきたい。

素地と塗装済のどちらを選ぶか

エアロは素地(未塗装)と塗装済で価格が変わる。素地は安いぶん、ボディカラーに合わせる塗装工程を別に手配することになり、板金塗装工場の工賃が上乗せされる。塗装済はボディカラーごとに設定があり、パールやメタリック系は金額が上がりやすい。トータルの支払額で比べないと、素地を選んだつもりが高くつく。

取り付けを誰に頼むか

モデリスタのエアロは車両購入と同時にディーラーで発注すれば、納車時点で装着済みの状態を受け取れる。納車後の後付けもディーラーで対応できるが、車両を預ける日数が別途必要になる。社外のフルエアロはカスタムショップでの取り付けが基本で、フィッティングの調整に工数がかかることを見込んでおく。ランクル300全体の費用感はランクル300のカスタム費用の相場を先に眺めておくと、予算配分の見通しが立てやすい。

通販サイトでエアロを検索すると出てくるワイパーの話

FJA300Wの型式を入れてエアロを通販で検索すると、検索結果の上位が外装エアロではなくワイパーで埋まる。これは車体側の話ではなく、商品名の付け方の問題である。

エアロワイパーは外装エアロとは別物

エアロワイパーとは、風圧を利用してブレードをガラスへ押し付けるフラットタイプのワイパーブレードを指す。名前に「エアロ」が入るため、外装のエアロパーツと同じ検索語に引っかかってくる。バンパースポイラーやフェンダーガーニッシュとは何の関係もないパーツだが、FJA300Wに型式指定で確実に適合し、しかも通販で即日買えるエアロ関連品としては、事実上これが中心になっている。フロントスポイラーの検討と並行して、消耗品としてのワイパーを更新しておくのは無駄にならない。

FJA300Wの適合サイズは運転席600mm・助手席550mm

FJA300W対応をうたう各社のワイパー適合表示は揃っており、運転席側600mm・助手席側550mm、取り付けはU字フックで共通している。ランドクルーザー300系は200系や100系ともフックの形式が共通のため、300系と併記された商品も流通している。型式欄にFJA300Wの記載があるかどうかを見るのが、いちばん手早い確認方法になる。

ブレードごと替えるか、替えゴムだけにするか

ブレードのフレームまで含めて新品にするなら、フラットブレードの2本セットを選ぶ。ブレード本体がまだ傷んでいないなら、拭き取り面のゴムだけを交換するほうが安く済む。

HELIOS ランドクルーザー FJA300W フラットエアロワイパー 600mm・550mm 2本セット

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グラファイト加工を施したフラットブレードの2本セットで、600mmと550mmの組み合わせがFJA300Wの適合サイズにそのまま対応する。U字フック用のため、ブレードごとの交換を工具なしで済ませられる。

日本製 エアロワイパー替えゴム 運転席600mm・助手席550mm 2本セット

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こちらはブレードを残してゴムだけを入れ替える替えゴムで、9mm幅の日本製である。年式R3.8以降のFJA300W・VJA300Wに対応する設定で、ブレードの骨格が生きているうちはこの選択が経済的になる。拭き残しやビビリが出始めたタイミングで、まず替えゴムから試すのが順当な手順といえる。

よくある質問

FJA300WのZXにモデリスタのエアロパーツセットは付きますか?

装着できる。モデリスタのエアロパーツセットA・BはZX向けに設定されており、ディーゼルのFJA300WでもグレードがZXであれば対象になる。ただしセットに含まれるマフラーカッターはエンジン種別で品番が分かれるため、ディーゼル用が選ばれているかを注文時に確認しておきたい。

GRスポーツにモデリスタのフロントスポイラーだけ付けられますか?

付けられない。モデリスタのエアロはGR SPORTグレードには装着不可と明示されている。GRスポーツは専用のフロントバンパーを持つため、単品のフロントスポイラーであっても形状が合わない。GRスポーツでフロントの印象を変えるなら、JAOSやKUHLなど社外ブランドのGRスポーツ対応品から選ぶことになる。

エアロを付けると車検に通らなくなりますか?

モデリスタのようなトヨタ純正用品は、保安基準への適合を前提に開発・販売されているため、正規の取り付けであれば車検で問題になりにくい。社外のフルエアロは製品ごとに事情が異なるので、車検対応を明記しているか、突起物規制に触れる形状でないかをメーカーの商品情報で確かめてから発注したい。

納車後にあとからエアロを追加できますか?

追加できる。モデリスタのエアロはディーラーで後付け発注が可能で、車両を数日預ける形になる。ただし塗装済を選ぶ場合はボディカラーに合わせた製作が入るため、発注から装着までに時間がかかる。車両購入と同時に発注しておくほうが、納車後の入庫が一度で済む。

まとめ|FJA300Wのエアロはグレードの確認から始まる

FJA300Wのエアロ選びは、ZXかGRスポーツかで道が二本に割れる。ZXならモデリスタのエアロパーツセットが本命で、セットBが236,500円から、フェンダーガーニッシュまで含むセットAが401,500円からという価格帯になる。GRスポーツはモデリスタが装着不可のため、JAOS・GMG・KUHLといった社外ブランドのGRスポーツ対応品を当たることになる。どちらの場合もマフラーカッターはディーゼル用を指定し、素地か塗装済かで総額が変わる点を押さえておけば、発注後の手戻りは避けられる。外装のエアロと名前が似たエアロワイパーは別カテゴリのパーツで、FJA300Wの適合は600mmと550mmのU字フックである。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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