ベルタ KSP92 のエアコンフィルターは、車検証の型式・年式と、今付いているフィルターの品番を、商品に書かれた適合の表記と照らしてから選ぶ。今回の候補は、商品名に「ベルタ KSP92」と書かれた活性炭配合の互換品だ。ただし純正品番はメーカーの資料で確かめられていないので、買う前の照らしは自分の車で行ってほしい。
ベルタ KSP92 用エアコンフィルターの候補の早見表
車種カタログ(ベルタ X)では、ベルタの型式は DBA-KSP92(90系)で、エンジンは 1KR-FE、総排気量は 1,000cc、駆動方式は 2WD、ドア数は4ドア、乗車定員は5人、発売は2005年11月とされている。まずは自分の車検証の型式が KSP92 かを見ておこう。
今回取り上げる候補の、販売ページに書かれている内容をまとめると次のとおりだ。
| 項目 | 販売ページの記載(出品者の記載) |
|---|---|
| 車種・型式 | ベルタ・KSP92 |
| 年式 | H17.11〜H24.6 |
| 機能 | 活性炭配合 |
| 区分 | 社外品(互換品) |
| 保証 | 1ヵ月 |
| 入り数 | 商品名に「2セット」。詳しい内訳の記載は無い |
商品名や商品説明に「ベルタ」「KSP92」とあっても、並んでいる純正品番は出品者の記載にとどまる。 照らし方は後の「買う前に適合を確かめる手順」で説明する。
2セット ベルタ KSP92 エアコンフィルター 活性炭 互換品
エアコンフィルターの役割と、汚れたままにしたときの影響
フィルターメーカーのデンソーの解説では、エアコンフィルターは花粉やチリ・ホコリが車室内に入るのを抑える部品とされている。フィルターメーカーのPIAAの案内では、エアコンが空気を吸い込むときに空気中のホコリや花粉、虫などのゴミを取り除き、エアコン内部を清潔に保つとともに室内の空気をきれいにする部品で、いわば車のマスクだと説明されている。
汚れたまま放っておくと困ることも出てくる。デンソーの解説では、フィルターが目詰まりすると通気が悪化してエアコンの効きが落ちる可能性があり、活性炭の働きが落ちると排ガス臭を感じさせることがあるとされている。PIAAも、フィルターが汚れたままだとエアコンの効きが悪くなったり故障の原因になったりするので、定期的な手入れや交換が大切だとしている。風量の落ちやにおいが気になってきたら、まずフィルターを疑ってみるのが早い。
ベルタ KSP92 用を選ぶ4つの基準
適合の表記と純正品番
最初に見るのは、商品名や商品説明に車種(ベルタ)・型式(KSP92)・年式の対応が書かれているかだ。純正品番が書かれていれば、今付いているフィルターの品番と照らせる。ここが合わない物は、ほかの基準で比べる意味がない。
機能のタイプ
花粉やホコリを抑えるだけでよいのか、においも気になるのかで選ぶ物が変わる。デンソーは自社のクリーンエアフィルターについて、花粉やチリ・ホコリを抑える働きに加えて、活性炭層が排ガス臭などのにおいを軽減すると説明している。においが気になるなら、活性炭入りと書かれた物を候補にするとよい。
ただしデンソーの使用上の注意では、走行時の周囲の状況によってはにおいを遮断できない場合があること、活性炭の性質上、一度吸着した臭気成分を放出するので、ごくまれに異臭を感じる場合があること、臭気成分によっては除去できないものもあることが書かれている。活性炭入りでも、においが全部なくなるとは考えないでおこう。
入り数と交換の頻度
PIAAは1年に1〜2回の交換を勧めている。まとめて買っておくか、1回分ずつ買うかは、この頻度を踏まえて決めればよい。入り数の書き方は商品によって違うので、何回分になるかは商品の記載で確かめる。
保証
社外品は、保証の有無と期間が商品説明に書かれているかを見る。合わなかったときの扱いを考えると、保証の記載がある物を選んでおくほうが迷わずに済む。
候補の商品と、販売ページに書かれていること
商品名と商品説明の記載
商品名は「2セット ベルタ KSP92 エアコンフィルター 87139-30040 87139-B1020 互換品 純正交換 活性炭」で、商品名に車種(ベルタ)・型式(KSP92)・純正品番の互換(87139-30040 と 87139-B1020)・活性炭が書かれている。販売ページの商品説明(出品者の記載)では、活性炭配合の社外品のエアコンフィルターで、保証期間は1ヵ月、車種はベルタ、型式は KSP92、年式は H17.11〜H24.6 とされている。
同じ商品説明には、純正品番として 87139-30040(-79)、87139-50060-79、87139-50100(-79)、87139-52040、87139-76010(-79)、87139-B1020、87441-26010、87139-58010、X7288-AJ000、X7288-AL000 が並んでいる。これは出品者の記載で、トヨタやフィルターメーカーの適合表では確かめていない。今付いているフィルターの品番がこの並びの中にあるかを照らす材料として使ってほしい。
書かれていないこと
一方で、この商品について書かれていないこともある。
- 商品名には「2セット」とあるが、何枚入りか、1回の交換で何枚使うかは、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも詳しい記載が無い。何回分になるかは、届いた物と今付いているフィルターを見比べて確かめる。
- 機能として書かれているのは「活性炭」「活性炭配合」で、PM2.5 対応・抗菌・防カビ・抗ウイルス・抗アレルゲンなどのほかの機能は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。
前の節で触れたデンソーの活性炭層の説明は、同社の製品についての話だ。この商品のにおいへの効き方は、商品の記載からは読み取れない。
2セット ベルタ KSP92 エアコンフィルター 活性炭 互換品
買う前に適合を確かめる手順
フィルターメーカーのPIAAの案内では、車検証で年式・型式を確かめてから選ぶよう勧めていて、適用のデータは車両の仕様変更などで変わる場合があるとしている。デンソーの使用上の注意も、必ず車両に適合したもの(車種・年式など)を使うよう求めている。ベルタ KSP92 なら、次の順で照らす。
- 車検証で型式(KSP92)と年式を確かめる。
- 今付いているフィルターに書かれた品番を見る。見られないときは、販売店に車検証の情報を伝えて純正品番を確かめる。
- その品番が、販売ページに並ぶ純正品番の中にあるかを照らす。
純正品番をここで示せないのには理由がある。今回の調べでは、ベルタ KSP92 の純正エアコンフィルターの品番を、トヨタやフィルターメーカーの適合表で確かめられなかった(フィルターメーカーの適合検索は車種を選ぶ形式で、中身を読み取れなかった)。販売ページの品番は出品者の記載なので、手元のフィルターの品番か販売店での確認を最後の決め手にしてほしい。
もう1つ、今フィルターが入っているかも見ておく。デンソーの使用上の注意では、販売店オプションのフィルターを付けていない車両は、別売りの車両メーカー別の専用カバー・フィルターケース・補強材が必要になる(メーカーの都合で要らない場合もあり、詳しくは販売店に問い合わせる)とされている。ベルタ KSP92 に新車時からフィルターが付いていたかは今回確かめていないので、買う前に今の状態を見ておこう。
交換時期の目安と、早めに替えたいサイン
フィルターメーカーのPIAAの案内では、エアコンフィルターは1年に1〜2回の交換が勧められている。花粉の季節、黄砂の飛散、高温多湿によるカビの繁殖、年末の大掃除などのタイミングの前に替えるのが効果的としている。また、交通量や粉じんの多い地域、ヒーターやエアコンの吹き出し量が極端に減ったとき、ガラスが曇りやすくなったときは早めの交換を勧めている。
デンソーの解説でも、フィルターは運転距離に比例してチリ・ホコリで目詰まりし、通風性能が下がっていくとされ、カーディーラーやカーショップでの定期的な点検が勧められている。同社の使用上の注意では、エアコンの風量が著しく落ちたときは目詰まりが考えられるので早めの点検・交換を勧め、粉じんの多い地域(寒冷地など)や交通量の多い地域では早めの交換が効果的としている。
中古で買って前回の交換時期が分からないなら、まず1回替えて、そこから年1〜2回の目安で回すと管理しやすい。
交換の流れと、作業のときの注意
デンソーの解説では、エアコンフィルターの位置は車種によって異なるが、国産車ではほとんどがグローブボックス奥のエアコンに付いていて、多くの車種はグローブボックスを取り外すだけで交換できるとされている。PIAAも、主にグローブボックスの裏側付近に付いていて、車種によって位置は異なると案内している。ベルタ KSP92 の具体的な外し方は今回確かめていないので、手順は車両の取扱説明書で確かめてほしい。
作業の前の準備
デンソーの使用上の注意に沿って、平らで安全な場所に車を止め、車が動かないようにパーキングブレーキをかける。エアコンを内気循環に切り替えてから、キースイッチをOFFにして、エンジンが止まった状態で作業する。
取り付けと交換後の確かめ
新しいフィルターは開封したら速やかに取り付ける。デンソーの使用上の注意では、フィルターの表裏を間違えて取り付けるとエアコンの風量が落ちることがあるとされているので、表裏の向きに気をつけて付ける。同じ注意では、車種のグレードによって車両部品の形状が異なる場合があり、無理に取り付けると車両部品を壊すことがあるともされている。入らない・合わないと感じたら押し込まず、品番を確かめ直そう。
交換した後はエアコンを動かして異常がないことを確かめる。交換方法で分からない点は車両の取扱説明書を見て、それでも分からなければ販売店に相談しよう。
よくある質問
エアコンフィルターは洗って使い回せる?
デンソーの使用上の注意では、同社のクリーンエアフィルターは使い捨てで、水洗いやエアブローなどで再使用することはできないとされている。汚れたら掃除して使い回すのではなく、新しいものに替える前提の部品として扱うのが基本だ。
どのくらいで交換すればよい?
PIAAの案内では1年に1〜2回が目安だ。風量が極端に減った、ガラスが曇りやすくなったと感じたら、時期を待たずに替えてよい。
2セットは何回分?
商品名には「2セット」とあるが、何枚入りか、1回の交換で何枚使うかは、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも詳しい記載が無い。届いた物と今付いているフィルターを見比べて判断してほしい。
ベルタ KSP92 の純正品番は?
今回の調べでは、トヨタやフィルターメーカーの適合表で確かめられなかった。販売ページに並ぶ品番は出品者の記載にとどまるので、今付いているフィルターの品番を見るか、販売店に車検証の情報を伝えて確かめよう。
まとめ:候補を1つに絞ってから、手元の品番で照らす
ベルタ KSP92 のエアコンフィルターは、まず候補を1つに絞り、そのあとで車検証の型式・年式と今付いているフィルターの品番、または販売店で確かめた純正品番に照らして最終確認する順で選ぶ。今回の候補は、商品名に「ベルタ KSP92」とあり、販売ページの商品説明(出品者の記載)で年式 H17.11〜H24.6 とされている活性炭配合の互換品だ。純正品番は出品者の記載にとどまるので、照らしを済ませてから買ってほしい。 交換はPIAAの案内の1年に1〜2回を目安にするとよい。
2セット ベルタ KSP92 エアコンフィルター 活性炭 互換品
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