クロスビー ドアバイザー 純正18,480円と社外3選

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雨の日に窓を細く開けたまま走りたい、駐車中に窓の隙間から熱気を逃がしたい。クロスビーにドアバイザーを後付けする動機は、だいたいこのあたりに集まる。純正はカタログ上1品番で18,480円、社外の車種専用品は確認時点で7,790円から11,450円という価格帯だが、選択が分かれる本当の地点は価格ではない。自分のクロスビーがMN71SなのかMND1Sなのか、この型式の違いが先に来る。

目次

純正1品番と社外3製品を価格順に並べる

まず全体像を1枚にしておく。純正はスズキのアクセサリーカタログに載る1品番のみ、社外は車種専用をうたう3製品が候補になる。

選択肢 価格 内容
純正 99120-76R01 18,480円+参考取付費3,300円 アクリル・スモークグレー・1台分4枚
D.Iプランニング 11,450円 専用金具・専用クリーナー・説明書付
MOTOR POWER 10,700円 両面テープ施工済み・説明書付
ファインパーツジャパン 7,790円 取付金具付き・受注生産

純正の金額はスズキのクロスビー用アクセサリーカタログに載る税込のカタログ価格、社外3製品の金額はAmazonの実売価格を確認した時点の値で、実売のほうは時期で動く。販売店に取り付けまで頼む前提の純正が合計21,780円、自分で貼る前提の社外品が7,790円から11,450円という開きになる。

自分のクロスビーがMN71SかMND1Sかを確かめる

クロスビーには型式の異なる2つの世代がある。ここを取り違えると、以降の適合の話がすべてずれる。

MN71S世代(2017年12月〜)

クロスビーは2017年12月25日に発売された。新プラットフォームのHEARTECTを採用し、スズキ車として初めて1.0L直噴ターボとマイルドハイブリッドを組み合わせ、6速オートマチックトランスミッションと合わせている。この世代の型式がMN71Sで、2025年10月の大幅改良まで続いた。

MND1S(2025年10月〜)

2025年10月2日に大幅改良モデルが発売され、型式は5AA-MND1Sに変わった。エンジンはZ12E型の1.2L DOHC吸排気VVT、トランスミッションはCVT。グレードはHYBRID MXとHYBRID MZの2本で、価格は2WDのHYBRID MXが2,157,100円、4WDのHYBRID MZが2,500,300円。

車検証のどこを見るか

車検証の「型式」欄を見れば済む。末尾がMN71Sなら前の世代、5AA-MND1Sなら現行型だ。買う前にこの1行を控えておくと、商品情報の適合表示との突き合わせが確実になる。同じ型式の確認は、タイヤなど他の部品選びでもそのまま使える。

純正ドアバイザーの品番と仕様

スズキのクロスビー用アクセサリーカタログによると、純正のドアバイザーは1品番だけで、品番は99120-76R01(カタログ内の略号はABBR)。材質はアクリル、色はスモークグレーで、1台分4枚のセットになる。XBEEロゴが入るのはフロントの2枚のみ。掲載元はアクセサリーカタログ2025-6版だ。

価格は18,480円、参考取付費は3,300円。カタログ表紙に消費税10%込みの注記があるので、どちらも税込表示になる。同じ面にはマッドフラップセットが20,020円・取付費5,500円、ドアエッジモールが10,010円と並ぶ。適用グレードはHYBRID MX・MV・MZの3本すべてに付いていて、グレードによる設定の違いはない

2025年10月以降のクロスビーで適合をどう確かめるか

ここが現行型オーナーにとっての要点になる。カタログでドアバイザーに付いている適用グレードにはHYBRID MVが含まれるが、MVはMN71S世代のグレードで、現行型のグレードはMXとMZの2本しかない。つまり現在公開されているカタログはMN71S世代を対象とした内容で、MND1S用の純正ドアバイザーの品番と価格はここからは読み取れない。現行型で純正を検討しているなら、車検証の型式を伝えて販売店に確認するのが確実だ。

社外品のほうも、商品情報によると適合表示の書き方は製品ごとに違う。3製品のうち型式欄にMN71SとMND1Sの両方を挙げ、令和7年10月以降の車両にも適合する旨を書いているのはMOTOR POWERの製品だけだ。ただしこれは販売者側の適合表示であって、自動車メーカーが出した適合情報ではない。現行型で社外品を買うなら、この差を理解したうえで注文前に販売者へ確認しておきたい。

社外ドアバイザーを選ぶときの4つの見どころ

価格だけで並べても決まらない。次の4点を順に見ていく。

適合表示の読み方

最初に見るのは適合表示だ。商品名か商品仕様に、自分の型式と年式が書かれているかを確認する。車種名の記載がない汎用品は、窓枠の形に合う裏づけが取れないので候補から外していい。ドアバイザーは窓枠の曲線に沿わせて貼る部品で、車種専用設計かどうかが仕上がりを決める。

金具付きかテープのみか

取り付け方式には、両面テープだけで保持するものと、テープに加えて専用金具が付くものがある。3製品では、D.Iプランニングが専用金具付きでテープ施工済み、ファインパーツジャパンが取付金具付き、MOTOR POWERが両面テープ施工済みという書き方だ。純正も含めて接着で留める部品である点は共通で、金具の有無はテープだけで保持する構造かどうかの違いとして比べる。

材質と色の記載

純正はアクリル製・スモークグレーとカタログに明記がある。社外品は材質が書かれていないことが多く、透明感があるスモークといった色の表現だけが手がかりになる場合もある。記載のない製品を純正と同じアクリルだと決めつけないほうがいい。

在庫品か受注生産か

納期も比較の軸だ。在庫を持っていてすぐ出るものと、受注生産で到着まで日数がかかるものがある。取り付けの予定日が決まっているなら、価格より先に納期の記載を見る。在庫と納期は時期で変わるので、注文時点の表示は自分で確かめてほしい。

車種専用ドアバイザー3製品を比べる

商品情報に書かれている範囲で3製品を並べる。価格差がどこから来ているかは、付属品と納期の欄を見ると読み取れる。

付属品が揃うD.Iプランニング

ドアバイザー4枚組に専用金具が付く構成で、付属品は専用金具・専用クリーナー・取付説明書。両面テープはバイザー裏面に施工済みで、テープと金具で固定するタイプだ。適合車種はクロスビーのMN71S、適合年式は2017年(平成29年)12月から現行車両という書き方になっている。3製品の中では付属品がいちばん揃っていて、初めて自分で貼る人向き

D.Iプランニング クロスビー MN71S 専用サイドバイザー 4枚組(専用金具・クリーナー・説明書付)

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価格が低く受注生産のファインパーツジャパン

車種別専用設計で取付金具付き、色は透明感があるスモークと商品情報にある。フロント/リアのセットで、対象はクロスビーのMN71・2017年12月から。受注生産品のため商品到着まで日数がかかる旨が明記されている(具体的な日数の記載はない)。確認した時点では3製品の中でいちばん価格が低かった。取り付け日に余裕があるなら、この製品が費用面で有利になる。

ファインパーツジャパン クロスビー MN71 2017/12〜 サイドバイザー 前後セット(取付金具付・受注生産)

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MND1Sの記載があるMOTOR POWER

クロスビー専用で、両面テープ施工済み・取付説明書付き。スズキ純正タイプの社外品という位置づけだ。前述のとおり型式欄にMN71SとMND1Sの両方を挙げているのはこの製品だけなので、現行型に乗っているなら第一候補として見ることになる。

MOTOR POWER クロスビー MN71S・MND1S サイドバイザー 両面テープ施工済み・取付説明書付

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取り付けの手順とつまずきやすい所

流れはこうだ。窓枠まわりの汚れを落として脱脂する、仮当てして位置と向きを確かめる、金具がある製品は金具を先に掛ける、両面テープの剥離紙をはがして端から順に押さえる、最後に全体を手のひらで圧着する。左右と前後で形が違うので、袋から出した時点でどれがどの位置に付くのかを並べて確認しておくと迷わない。

気温が低いとテープが密着しにくいため、暖かい時間帯か屋内で作業したい。貼った直後は接着が落ち着くまで、強い水圧をかけない・洗車機に入れないといった配慮をする。純正の参考取付費が3,300円と低めなので、自分で貼る自信がなければ販売店に頼む選択も現実的だ。同じスズキ車での純正取り付けの考え方は次の記事でも整理している。

付けると何が変わり、何と引き換えになるか

窓の上端に庇を作る部品なので、雨の日に窓を少し開けたまま走ったり駐車したりしやすくなる。喫煙する人、ペットを乗せる人、車中泊で換気したい人が付ける動機はここにある。駐車中に窓を細く開けて熱気を逃がす使い方も同じ理屈だ。

一方で、窓の上端に部品が出るぶん、走行中の風切り音、洗車機のブラシが当たる位置、窓を全開にしたときの見え方が変わることがある。変化の大きさは製品と使い方で決まるので、数値で言い切れる種類の話ではない。気になるなら装着後しばらく高速走行と洗車の様子を見て判断すればいい。

車検での扱いはどうなるか

国土交通省が指定部品を定めた通達(自技第235号・平成7年11月16日、最終改正 平成15年4月8日付け国自技第6号)の一覧には、車体まわりのその他の部品として「サン・バイザー、ルーフトップ・バイザー、その他バイザー類」が列記されている。一覧に「ドアバイザー」という語そのものは載っていない点は先に断っておく。

指定部品について自動車技術総合機構のよくある質問では、自動車使用者の嗜好により追加・変更等をする蓋然性が高く、安全の確保・公害の防止上支障がないものとされている自動車部品で、ボルトや接着剤などで装着する場合は自動車検査証の記載事項の変更手続を行わなくてもよい、と説明されている。同通達には、車体まわりの部品の装着で歩行者・自転車等に接触するおそれのある車体外側表面部位に、外側へ向けて先端が尖った又は鋭い部分があってはならないという注記も付く。手続が不要であることと、実際の検査で何も指摘されないことは別なので、破損したまま使わないという当たり前の扱いは必要になる。

よくある質問

MN71S用は2025年10月以降のクロスビーにも付きますか

商品情報の適合表示で判断が分かれる。MN71Sだけを挙げている製品については、それだけでMND1Sに付くとは言えない。MOTOR POWERの製品は型式欄に両方を挙げているが、これは販売者側の表示であってメーカーの適合情報ではないので、注文前に販売者へ確かめてほしい。

純正と社外品は何が違いますか

純正は品番99120-76R01の1品番で、材質と色がアクリル・スモークグレーとカタログに明記され、参考取付費まで示されている。社外品は材質の記載がないものがあり、付属品と納期の条件も製品ごとに違う。裏づけの細かさに差額を払うか、自分で貼って費用を抑えるかの選択になる。

自分で取り付けられますか

脱脂・仮当て・圧着という手順自体は特別な工具を必要としない。気温が低い日を避けること、貼る位置を仮当てで確定してからテープをはがすことの2点を守れば難所は少ない。

車検のときに外す必要はありますか

指定部品の通達では、バイザー類は記載事項の変更手続が不要とされる部品として整理されている。ただし前述のとおり通達の一覧に「ドアバイザー」という語そのものは無く、必ず車検に通ると言い切れる根拠にはならない。

洗車機に入れても大丈夫ですか

貼った直後は接着が落ち着くまで入れないほうがいい。その後もブラシが当たる位置が変わるので、機械の種類によっては様子を見ながら使うことになる。同じように使い方で判断が分かれる部品としては、ワイパーの選び方も参考になる。

まとめ:型式を確かめてから価格を比べる

順序を1つにまとめる。まず車検証で型式と初度登録年月を確認する。次に候補の商品情報で、その型式と年式が適合表示に書かれているかを見る。そのうえで、販売店に頼む前提の純正が合計21,780円、自分で貼る前提の社外品が確認時点で7,790円から11,450円という総額の差をどう受け取るかを決める。この順番を逆にすると、安く買えたのに付かないという結末になりやすい。型式を控えるところから始めてほしい。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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