VB 系の WRX S4 のセンターコンソールに入れるトレイは、販売店で頼むスバル純正のトレーにするか、Amazon で買える社外トレイにするかで、見るべき点が変わる。分かれ目は、車検証の型式が 5BA-VBH か、純正の CD/DVD デッキが付いているか、スマートフォンを充電しながら入れておきたいかの3つだ。先に自分の車がどれに当てはまるかを押さえてから、比べ方に進んでほしい。
純正トレーか、VB系専用と書かれた社外トレイかで選ぶ
スバル公式サイトのアクセサリーのページによると、VB 系の WRX S4 のセンターコンソールにはリッド(フタ)があり、中は純正のトレーや CD/DVD デッキを入れられる空間になっている。その中を上下に分けるトレイは、スバル純正の「SAA センターコンソールトレー」と、Amazon で売られている社外品の両方がある。
Amazon で WRX S4 のコンソールボックスを探すと、上位に出る5商品のうち4つが、純正のセンターコンソールの中に入れて使うトレイ型で、どれも商品名に「VB系」と書いている。残る1つは折り畳み式の収納ボックスで、コンソールの中に入れる品か商品名から読み取れないので、ここでは外した。コンソールボックスの本体を替えたり足したりする商品は上位に無かった。
答えは単純だ。保証と充電ケーブルの切り込みを重く見るなら純正、ネットで手軽に選ぶなら商品名の適合の書き方と素材の表記を見て社外トレイ4つから選ぶ。どちらにしても、車検証の型式が 5BA-VBH であることを先に確かめる。
純正トレーと社外トレイ4つの早見表
社外トレイは商品名の表記、純正トレーは公式ページの記述で並べた。価格は 2026年10月11日時点の Amazon 実売価格で、変わることがある。
| 品名 | 商品名の適合の書き方 | 素材・滑り止めの表記 | 色の表記 | ケーブルの切り込み | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| スバル純正 SAA センターコンソールトレー | センターコンソールに収まる専用設計(公式ページ) | ゴムマット付き | — | 切り込み加工入り(公式ページ) | — |
| Auovo | WRX S4 VB系/レヴォーグ VN5 VNH 専用・2021-2025年 | 記載なし | ブラック | 記載なし | ¥1,699 |
| MARCHFA | レヴォーグ VN5&WRX S4 2代目 VB系 専用 | 滑り止め ラバーマット付き | 記載なし | 記載なし | ¥1,699 |
| ECOZEN | WRX S4 2代目 VB系 専用・wrx s4 vbh | ABS素材・仕切り・滑り止め | 記載なし | 記載なし | ¥1,880 |
| GeTor | WRX S4 2代目 VB系・STI Sport R EX/GT-H EX(2021.11~現行) | ABS素材・仕切り・滑り止め | 記載なし | 記載なし | ¥2,080 |
社外トレイ4つは、どれもケーブルの切り込みを商品名に書いていない。迷ったら、適合の書き方が細かい ECOZEN と GeTor から見ていくと、自分の車と照らし合わせやすい。
VB系 WRX S4 のセンターコンソールの作り
リッド付きのセンターコンソール
2代目 WRX S4(VB 系)は、スバルが 2021年11月25日に発表した4ドアセダンだ。新開発の水平対向4気筒 2.4L 直噴ターボに、スバルパフォーマンストランスミッション(CVT)と 4WD を組み合わせ、発表時のグレードは GT-H・GT-H EX・STI Sport R・STI Sport R EX の4つ。内装には 11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイが入る。
公式のアクセサリーのページでは、純正のインテリアパッケージでコンソールリッドを仕立てる品や、コンソールの中に収めるトレー・デッキが紹介されている。中の内寸や深さは公式ページに載っていないので、トレイを選ぶときも寸法では比べられない。
前席の USB 電源
スバル公式サイトの室内空間装備のページによると、WRX S4 には前席 USB 電源(2個)と後席 USB 電源(2個)があり、出力は Type-A と Type-C が1個ずつ。ポート部は白色の照明付きだ。ただし、前席の USB 電源がセンターコンソールの中にあるか外にあるかは、このページには書かれていない。ケーブルをコンソールの中まで引き込みたいなら、自分の車で電源の位置を見ておく。
純正 CD/DVD デッキが入る場所でもある
スバル純正の CD/DVD デッキは、センターコンソールの中に収まる作りだ。公式サイトは、このデッキと純正トレーを「共着不可」(同時に付けられない)と書いている。デッキ付きの車では、コンソールの中の空間をデッキが使っている。 社外トレイ4つの商品名にはデッキについての記載が無いので、デッキ付きの車では入らないことがあると見て、買う前にコンソールの中を見て、販売ページの説明や質問欄で確かめる。
買う前に自分の WRX S4 の型式と年式を確かめる
型式 5BA-VBH を車検証で確かめる
2代目 WRX S4 の型式は 5BA-VBH。車検証の「型式」欄が 5BA-VBH かを最初に見る。年式は初度登録の年月が目安になり、迷ったら販売店に車台番号を伝えて確かめるのが確実だ。
スバル公式サイトの WRX S4 のページは、2026年10月時点で「現行モデルについては、生産終了に伴い販売店での在庫対応のみとなります」と案内している。載っているグレードは GT-H EX・STI Sport R EX・STI Sport R-Black Limited・STI Sport R-Black Limited Ⅱ だ。在庫車や中古で VB 系を手に入れた人も、型式の見方は変わらない。
先代 VA 系(DBA-VAG)には使わない
先代の WRX S4 は VA 系で、型式は DBA-VAG。車のカタログサイトによると、ボディの大きさは VAG が全長 4,595mm・全幅 1,795mm・全高 1,475mm、VBH が全長 4,670mm・全幅 1,825mm・全高 1,465mm で、別の世代の車だ。紹介する社外トレイ4つの商品名はどれも「VB系」と書き、VA 系に合うとは書いていない。同じ WRX S4 の名前でも、VA 系の車に使える品として選ばない。
6MT の WRX STI Sport♯ について
ベストカーWeb の記事(2026年4月)によると、スバルは 2026年4月9日に、600台限定の STI コンプリートカー「WRX STI Sport♯」を発表した。日本仕様で初めて6速マニュアルトランスミッションを採用し、専用のインパネを持つ。紹介する社外トレイの商品名に STI Sport♯ の記載は無く、センターコンソールが同じかも確かめていない。乗っている人は、販売店や販売ページで確かめてから選んでほしい。
WRX S4 のコンソールトレイの選び方4つ
1. 純正トレーか社外トレイか
純正の SAA センターコンソールトレーは販売店で頼む品で、ゴムマットと充電ケーブルの切り込み、SAA の保証が付く。社外トレイ4つは Amazon で買えるが、ケーブルの切り込みや保証は商品名に書かれていない。作りの確かさと保証を取るなら純正、ネットで手軽に選びたいなら社外品という分け方でよい。
2. 商品名の適合の書き方を見る
4商品とも「VB系」とは書いているが、書き方の細かさが違う。年式は Auovo が「2021-2025年」、GeTor が「2021.11~現行」と書き、MARCHFA と ECOZEN は年式を書いていない。グレードを書いているのは GeTor だけ(STI Sport R EX/GT-H EX)、型式の VBH を書いているのは ECOZEN だけだ。Auovo と MARCHFA はレヴォーグ VN5 との兼用と書いている。初度登録の年や GT-H・STI Sport R などのグレードが商品名に無いときは、販売ページの適合欄や質問欄で確かめる。
3. 素材と滑り止めの表記
商品名で素材を書いているのは ECOZEN と GeTor で、どちらも「ABS素材」。この2つは「仕切り」「汚れ防止」「滑り止め」とも書いている。MARCHFA は「滑り止め ラバーマット付き」で、Auovo は素材も滑り止めも商品名に書いていない。純正トレーは、公式ページで「ゴムマットでズレや雑音も防止します」と紹介されている。滑り止めや汚れ防止の効き方は、どれも販売者の記載として受け取っておく。
4. 充電ケーブルと CD/DVD デッキ
純正トレーは「充電ケーブルが引き回せる切り込み加工入り」で、充電中のスマートフォンも収納できると公式ページにある。社外トレイ4つの商品名には切り込みの記載が無いので、充電しながらスマートフォンを入れておきたい人は、販売ページの写真でケーブルを通す切り欠きがあるかを見る。デッキ付きの車は、前に書いたとおりコンソールの中を見てから選ぶ。
スバル純正の SAA センターコンソールトレー
スバル公式サイトのアクセサリーのページ(2025年10月現在の掲載)によると、SAA センターコンソールトレーは「センターコンソールにピッタリ収まる専用設計」で、「着脱可能なトレーで上下に分割し、整理整頓や充電中のスマートフォンも収納可能です」と紹介されている。注記には「CD/DVDデッキと共着不可」とあり、SUBARU 純正保証の対象外で、SAA の3年6万km 保証が付く。
品番はページに載っていない。車には生産終了の案内が出ているので、今も注文できるかは販売店で確かめる。充電しながらスマートフォンを入れておく使い方が中心なら、社外品を探す前に、まず販売店に聞いてみる価値がある。
レヴォーグ VN5 と兼用と書かれたトレイ(Auovo・MARCHFA)
販売ページの商品名の表記では、この2つは WRX S4 の VB 系に加えてレヴォーグ VN5 にも対応すると書いている。WRX S4 の VB 系が対象に入っていると商品名にあるので、候補にしてかまわない。ただ、レヴォーグと WRX S4 のセンターコンソールが同じ作りかは、公式資料では確かめていない。
Auovo のセンターコンソールトレイ
商品名の表記は「スバル WRX S4 VB系/レヴォーグ VN5 VNH 専用」「コンソールボックス」「センターコンソールトレイ」「収納」「2021-2025年」「(ブラック)」。年式の幅は 2025年までで、2026年に初度登録した車については商品名に書かれていない。 素材・寸法・滑り止めやケーブルの切り込みの有無も、商品名には無い。
Auovo WRX S4 VB系/レヴォーグ VN5 用 センターコンソールトレイ(ブラック)
MARCHFA のセンタートレイ
商品名の表記は「スバル レヴォーグ VN5&WRX S4 2代目 VB系 専用」「コンソールボックス」「センタートレイ」「収納ボックス」「滑り止め ラバーマット付き」。年式・グレード・色・素材・寸法の記載は無い。取得した商品画像は Auovo と同じだが、同じ作りの品かは確かめていない。4つの中でラバーマットを商品名に書いているのはこの品だけなので、マット付きを前提に選ぶならこちらを見る。
MARCHFA レヴォーグ VN5&WRX S4 VB系 用 センタートレイ(ラバーマット付き)
WRX S4 VB系専用と書かれたトレイ(ECOZEN・GeTor)
ECOZEN のコンソールトレイ
商品名の表記では「スバル WRX S4 2代目 VB系 専用」「wrx s4 vbh」「コンソールトレイ」「アームレスト用 小物収納ボックス」「センターコンソール」「仕切り」「ABS素材」「汚れ防止」「滑り止め」。型式の VBH まで書いているので、車検証の型式とそのまま照らせる。 年式・グレード・色・寸法の記載は無い。
ECOZEN WRX S4 VB系 用 コンソールトレイ(ABS素材・仕切り付き)
GeTor のセンターコンソールトレイ
商品名の表記では「WRX S4 2代目 VB系」「スバル 専用」「STI Sport R EX/GT-H EX(2021.11~現行)」「センターコンソールトレイ」「小物収納ボックス」「仕切り」「ABS素材」「汚れ防止」「滑り止め」。書かれたグレードは STI Sport R EX と GT-H EX の2つで、発表時からある GT-H・STI Sport R や、STI Sport R-Black Limited は書かれていない。GT-H EX か STI Sport R EX に乗っているなら、商品名と自分の車をそのまま照らし合わせられる。 それ以外のグレードなら、適合欄で確かめてから選ぶ。色・寸法の記載は無い。
GeTor WRX S4 VB系 用 センターコンソールトレイ(ABS素材・仕切り付き)
入れ方と、届いたら確かめること
4商品とも、工具や配線を使う取り付けの記載は商品名に無い。純正トレーも着脱できる作りだと公式ページにある。入れる流れは次のとおり。
- センターコンソールのリッドを開けて、中の物を出す
- 中のほこりや汚れを拭き取る
- トレイの前後の向きを販売ページの写真で確かめて、コンソールの中に置く
- リッドを開け閉めして、引っかかりやガタつきが無いかを見る
届いたら、リッドが最後まで閉まるか、トレイを外して下段を使えるか、充電ケーブルをリッドやトレイの縁で挟んでいないかを確かめる。走行中に物が動かないよう、スマートフォンなどの機器は確実に収めておく。合わなかったときに備えて、返品の条件は買う前に販売ページで見ておくとよい。
コンソールのほかに整えたい内装と、ほかのスバル車のコンソール用品
スバル公式サイトのアクセサリーのページ(2025年10月現在の掲載)には、コンソールまわりのほかの純正用品として、インパネパネル・コンソールオーナメント・コンソールリッドをウルトラスエードで仕立てる「インテリアパッケージ レッドステッチ」(GT-H EX と STI Sport R-Black Limited 用)と、フロントコンソールの助手席側に付ける助手席足もとの「クリーンボックス」が載っている。どちらも、今も注文できるかは販売店で確かめる。
内装をまとめて見直すなら、次の記事も役に立つ。
家族の車がフォレスターや BRZ なら、車種ごとのコンソールボックス用品の記事もある。
よくある質問
純正トレーと社外トレイは何が違う?
純正は販売店で頼む品で、公式ページにゴムマットと充電ケーブルの切り込み、SAA の保証が書かれている。社外トレイは Amazon で買え、商品名に VB 系専用と書いているが、切り込みや保証の記載は無い。
CD/DVD デッキを付けた車でも使える?
純正トレーはデッキと同時に付けられないと公式ページにある。社外トレイは商品名にデッキの記載が無いので、コンソールの中を見たうえで販売ページの質問欄で聞いてみてほしい。
先代の VA 系にも使える?
紹介した4商品の商品名はどれも VB 系用で、VA 系(DBA-VAG)に合うとは書いていない。VA 系の車に使う前提では選ばない。
6MT の WRX STI Sport♯ にも使える?
4商品の商品名に STI Sport♯ の記載は無く、センターコンソールが同じかも確かめられていない。販売店で確かめてから選ぶ。
レヴォーグ兼用の品は WRX S4 に合う?
Auovo と MARCHFA は商品名に WRX S4 の VB 系も入っているので、VB 系の車なら候補にしてよい。レヴォーグ用とだけ書かれた品は、WRX S4 が対象に入っているかを適合欄で確かめる。
付けるのに工具は要る?
4商品とも、工具や配線を使う取り付けの記載は商品名に無く、コンソールの中に置いて使う。純正トレーも着脱できる作りだ。
純正トレーは今も買える?
公式サイトは WRX S4 について販売店での在庫対応のみと案内していて、アクセサリーのページも 2025年10月現在の掲載だ。注文できるかは販売店に聞くのが早い。
まとめ:買う前に確かめる6つのこと
- 車検証の型式欄が 5BA-VBH か(VA 系の DBA-VAG は商品名の対象に入っていない)
- 保証とケーブルの切り込みを取るなら純正、手軽さなら社外トレイ
- 社外品は、商品名の年式・グレード・型式の書き方を自分の車と照らす
- 純正の CD/DVD デッキが付いていないか、コンソールの中を見る
- 充電しながら入れたいなら、販売ページの写真で切り欠きを探す
- STI Sport♯ なら、販売店で先に確かめる
コンソールのほかのパーツも含めて見直すなら、全体像の記事から当たるとよい。
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