BRZサンシェードおすすめ4選|ZC6・ZD8で選ぶ

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真夏の屋外駐車場から戻ると、寝かせたフロントガラス越しにダッシュボードが焼けている。全高の低い2ドアクーペで前傾したガラスを持つ BRZ は、量販店の棚に並ぶ汎用サイズが素直に収まらない。BRZ 用として売られているサンシェードは初代 ZC6 向けと2代目 ZD8 向けに分かれていて、選ぶ順番は年式ではなく車検証の型式欄から始まる。

目次

BRZ用サンシェード4製品の早見表

いま買える車種専用設計品を、商品ページの適合欄の表記と広げ方で並べる。上2つが2代目 ZD8 向け、下2つが初代 ZC6 向けで、この線を越える流用はどの製品も適合欄でうたっていない。

製品 適合欄の表記 広げ方 価格
LIMSTYLE(2代目向け) GR86 ZN8系/BRZ ZD8系 板状(サンバイザーで挟む) 2,278円
LANTU BRZ 2代目 ZD8型 傘型(紐引き式・中棒なし) 2,745円
LIMSTYLE(初代向け) 86 ZN6型/BRZ ZC6型 板状(サンバイザーで挟む) 1,683円
Mozan 86 ZN6型/BRZ ZC6型 傘型(中棒あり) 3,380円

価格は Amazon の実売価格を2026年8月19日に確認した時点の値で、変動する。世代さえ決まれば、残る判断は板状か傘型かの2択に絞られる。

初代ZC6と2代目ZD8の分かれ目

初代 ZC6 は2012年3月から2021年3月まで

スバル公式のWEBカタログに載っている BRZ のモデル一覧では、初代は ZC6 型で2012年3月から2021年3月までの販売とされている。スバルのニュースリリース(2012年2月3日)によると、初代は2012年2月3日に発表され、同じリリースに3月28日より発売と書かれている。積むエンジンは2.0リットルの水平対向4気筒 DOHC。途中の2019年4月に型式表記が DBA-ZC6 から 4BA-ZC6 へ変わっているが、頭に付く記号は排出ガスなどの区分で、車体の世代はどちらも同じ ZC6 になる。

2代目 ZD8 は2021年8月から

同じモデル一覧で、2代目は ZD8 型・2021年8月から生産中、型式は 3BA-ZD8。2021年3月から8月までは該当するモデルが無い空白期間になっている。スバルのニュースリリース(2021年7月29日)によると、2代目は2021年7月29日の発表で、全長×全幅×全高は4265×1775×1310ミリ、総排気量2387ccの2.4リットル水平対向4気筒を積む。

車検証の型式欄で確定させる

車検証の「型式」欄に ZC6 と読める部分があれば初代、ZD8 なら2代目で、DBA・4BA・3BA といった頭の記号は読み飛ばしてよい。中古で買った個体は初度登録が2021年でも初代の可能性が残る(初代は2021年3月まで、2代目は8月から)ので、年式の記憶では決めない。型式で部品が分かれるのはサンシェードに限らない。

86・GR86と同じ品番で売られている理由

商品名が「GR86 ZN8系/BRZ ZD8系」のように2車種並記になっているのは、2代目 BRZ とトヨタの新型 GR86 が兄弟車だからだ。スバルのニュースリリース(2021年7月29日)は、クルマのベースを共有しながらもそれぞれの個性を際立たせる異なる走りの味を持たせることに注力した、と書いている。初代も86(ZN6)と BRZ(ZC6)の組み合わせで同じ売られ方をしていた。ただし公表されているのはベースの共有までで、フロントガラスが同じ形だとまでは示されていない。共通品として売られている、というところが確認できる範囲になる。この並記は、後で触れる年式表記の食い違いの原因にもなっている。

選ぶときに見る4つの軸

適合世代で絞る

最初の絞り込みがここで、外すと残りの軸は意味を持たない。BRZ 用は初代 ZC6 向け(86 ZN6 と共用でうたわれる)と2代目 ZD8 向け(GR86 ZN8 と共用でうたわれる)の2系統に分かれる。世代をまたいで一括でうたう製品は、どちらかの形に寄せてある可能性が残ると考えておく。

固定方式で選ぶ

商品ページの表記では大きく2系統ある。板状・ワイヤー式は、吸盤なしでサッと広げて左右のサンバイザーで押さえるだけ、スプリングワイヤーを内蔵しケースから取り出すだけでパッと開く、といった説明が付く。傘型は傘を開くように広げるもので、中棒を持つ製品と、紐引き式で中棒を持たない製品がある。畳んだ薄さを取るなら板状、開閉の速さを取るなら傘型で、優劣ではなく使い方の好みで決まる軸だ。

層数の表記は比べる軸にしない

商品ページには4層構造・6層構造といった層数や、高密度アルミ遮熱シート・ポリウレタン断熱素材といった素材名が並ぶ。ただしある製品は特徴欄で超耐久6層構造と書きながら、別の欄では4層構造として①アルミメッキ遮光シート②ナノ反射特化層③吸熱・耐燃特化層④ポリウレタン断熱シートと説明していて、同じページの中で数が食い違う。数え方の定義が出品者ごとに違うので、層数の多さで順位は付けられない。

畳んだときの収まり

BRZ は2ドアで置き場所が限られるぶん、畳んだ形は効いてくる。板状には8の字に折りたたんでドアポケットやグローブボックスに収納できるという説明があり、傘型には収納ポーチや弾力ストラップで束ねる説明がある。収納袋が駐車中のハンドルカバーを兼ねると書く製品も複数ある。

世代別に見る4製品

2代目 ZD8 向け・挟むだけの板状

LIMSTYLE のマルチサンシェードは、適合欄がトヨタ GR86 ZN8系/スバル BRZ ZD8系で、年式は2021年10月〜現行と書かれている。1層目・3層目に高密度アルミ遮熱シート、2層目・4層目にポリウレタン断熱素材を使う4層構造で、表面は全面銀面ではなくドット柄仕様。取り付けは工具不要でサンバイザーを下げて挟むだけ、収納袋はハンドルに被せて使えるとしている。この年式表記の2021年10月は兄弟車の GR86 側の時期なので、照合は ZD8 という記号の側で行う。

LIMSTYLE GR86 ZN8系/BRZ ZD8系 マルチサンシェード(フロントガラス用・4層構造・ドット柄)

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2代目 ZD8 向け・紐引き式の傘型

LANTU の傘型は、適合欄がスバル BRZ 2代目 ZD8型・年式2021年〜現行と、2代目だけを挙げている。中棒を持たず、柔軟シリコン製の棒なしプルリングで開閉し、耐熱シリコン吸盤で中央を支える構造。傘骨末端のバネ構造がフロントガラスの形状にフィットするとし、骨は高強度のグラスファイバー。中棒がダッシュボードに当たらない形なので、内装に棒を触れさせたくないならこちらになる。

LANTU スバル BRZ 2代目 ZD8型 専用 傘型サンシェード(フロントガラス用・紐引き式)

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初代 ZC6 向け・挟むだけの板状

同じ LIMSTYLE の初代向けは、適合欄がトヨタ 86 ZN6型・スバル BRZ ZC6型で、年式の記載が無い。構造・素材・取り付け方は2代目向けと同じ説明で、4層構造、ドット柄仕様、サンバイザーを下げて挟むだけ、収納袋はハンドルに被せられる、というところまで揃う。4製品の中では価格がいちばん低いので、初代で板状を試すならここから入る形になる。

LIMSTYLE トヨタ86 ZN6/スバル BRZ ZC6 マルチサンシェード(フロントガラス用・初代向け)

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初代 ZC6 向け・中棒のある傘型

Mozan の傘型は、適合欄がトヨタ 86・スバル BRZ ZN6型 ZC6型、年式2012年-2021年。中棒があり、傘柄は曲げられて必要に応じて360°調整できるとし、従来品のステンレス鋼の傘ハンドルよりダッシュボードなどの内装を傷から守ると説明する。骨は10本のガラス繊維で防食加工をうたう。取り付けは傘をささげるだけ、収納は傘をしまって収納ポーチへ。

Mozan 86 ZN6/BRZ ZC6 傘型フロントサンシェード(初代向け・曲がる傘柄)

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どの製品も紫外線カット率や遮光率をうたうが、99.5%・99.9%・UPF50+ と数値は製品ごとに違い、試験方法も測定機関も比較対象も示されていない。エアコンの効率が向上する、車内の暑さが和らぐといった表現も含め、出品者の言い分として読む。

サンシェードに期待できる範囲

JAF のユーザーテスト「真夏の車内温度」では、2012年8月22日・23日に埼玉県戸田市の彩湖・道満グリーンパーク駐車場で、ミニバン5台を使い、晴れ・気温35度の環境で正午から4時間測っている。公表されている条件別の値は次のとおり。

条件 車内最高 車内平均 ダッシュボード最高
対策なし(黒) 57℃ 51℃ 79℃
対策なし(白) 52℃ 47℃ 74℃
サンシェード装着 50℃ 45℃ 52℃
窓開け3cm 45℃ 42℃ 75℃
エアコン作動 27℃ 26℃ 61℃

直射日光が当たるダッシュボードの値と、車内の空気の値とで出方が違うのが読み取れる。JAF 自身は同じテストで、サンシェード対策や窓開け対策をしていても温度抑制効果は低く、人や動物が耐えられない温度となり、車内温度の上昇を防ぐことはできない、と結論している。サンシェードは内装への直射日光を避ける道具で、車内を涼しく保つ道具ではない。テスト車はミニバン5台で BRZ で測った値でもないので、数字をそのまま自分の車に当てはめることもできない。乗り込む前の換気とエアコンの必要性は、シェードを使っても変わらない。日焼けを避けたい対象がシートにも及ぶなら

も合わせて考える。

2代目はガラス上部の機器まわりを避ける

2代目 BRZ(ZD 型)にはアイサイトが載る。スバルの公式サイトのよくあるご質問では、アイサイトコアテクノロジーを搭載し、2023年9月発表のCタイプ以降は MT 車にもアイサイト機能を搭載していることが書かれている。前方を見るステレオカメラはフロントガラス上部にあり、スバルはフロントガラスやダッシュボードの禁止エリアにアクセサリーを付けたり物を置いたりしないよう案内している。フロントガラス用サンシェードは走行前に外すものなので付けっぱなしのアクセサリーには当たらないが、カメラやミラーの付け根を押し上げる形で挟み込まない、使わないときにダッシュボード上へ置きっぱなしにしないという扱いにしておく。ミラー付け根を避ける切り欠きの有無は、商品ページの写真と説明で見当が付く。スバルのニュースリリース(2026年7月30日)によると改良モデルではアイサイトに広角単眼カメラが初搭載されており、ガラス上部の構成は年式で違う。実車で見て確かめるのが早い。この話は ZD 型についてのもので、初代 ZC6 には当てはまらない。

走り出す前に外して収納する

国土交通省が示している不正改造の具体例では、前面ガラス等への装飾板の装着について、対象範囲を前面ガラスや側面ガラス(運転者席より後方の部分を除く)とし、装着した状態での可視光線透過率が70%未満のものは不可としている。遮光する布や板は光をほとんど通さないので、付けたままの状態で前面ガラスがこの条件を満たす余地はない。運転者席より後方の窓はこの70%基準の対象外だが、フロントガラス用は駐車中に使い、走り出す前に外して収納する装備として扱う。

注文前に商品ページで見る3点

1つ目は、適合欄に自分の型式があるか。読むのは商品名ではなく適合欄の側だ。商品名にトヨタ 86 スバル BRZ 専用フロントサンシェード H24.03~現行と書きながら、商品説明の適合欄は対応車種がトヨタ 86 だけで、BRZ の型式が挙がっていない製品が実在する。H24.03~現行という書き方も、初代と2代目の両方をまたいでしまう。商品名に並ぶ車種名は検索対策で入っていることがあるので、そこでは決めない。

2つ目は、年式表記を根拠にしないこと。商品ページの表記では、ZN6型/ZC6型 2012年4月 – 2021年10月、2012年-2021年、2021年10月~現行、2021.7~現行、2021年~現行と基準がばらばらで、スバル公式の販売期間とも兄弟車の発売月とも一致しきらない。2021年8月から10月の間に登録された2代目のように、表記の範囲から外れて見える個体も出る。

3つ目は返品条件。届いた品が明らかに合わなかったときに備えて、注文前に条件を見ておく。ここまで済めば、あとは板状か傘型かの好みで決めていい。

よくある質問

初代用と2代目用は流用できるのか

スバルが公表しているのはベースの共有までで、フロントガラスが同じ形だとは示されていない。流用できるとも、絶対にできないとも、確認できた資料からは言えない。適合欄が自分の型式を挙げている製品を選ぶ、という進め方に落ち着く。

86・GR86 用と書かれた商品を買っても大丈夫か

2車種並記は兄弟車ゆえの普通の売られ方で、それ自体は引っかかる点ではない。見るのは、並記の中に ZC6 か ZD8 があるかどうか。86・GR86 の型式しか挙がっていない製品は、商品名に BRZ の文字があっても対象外として扱う。

実際どのくらい涼しくなるのか

JAF が公表しているのは条件ごとの温度で、サンシェードを付けた場合と他の条件との差を JAF が示しているわけではない。テスト車もミニバンで BRZ ではない。効果の見積もりは、内装への直射日光を避ける範囲にとどめておく。

車中泊にも使えるのか

駐車中の休憩や仮眠で外からの視線をさえぎる使い方はある。ただし BRZ は2ドア・定員4名のスポーツカーで、車中泊を前提にした車ではない。フロントガラス用の1枚では側面や後方は覆えない。内装の傷みを抑える装備という点では

も同じ方向の話になる。

まとめ

最初にやることは、実車のフロントガラス上部とダッシュボードを見ることだ。ミラー付け根の張り出し方、カメラの有無、ダッシュボードの奥行きが分かれば、板状と傘型のどちらが扱いやすいか見当が付く。そのうえで車検証の型式欄を開き、ZC6 か ZD8 かを決める。あとは適合欄にその型式がある製品から、畳んだ薄さを取るか開閉の速さを取るかで選べばいい。効果の見積もりは内装を守る範囲に置き、走り出す前に外す。迷ったところで、型式の合致だけは妥協しない

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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