CX-80 のコンソールボックスに入れるトレイは、どの席のコンソールに入れたいかで選び方が分かれる。前席のアームレスト付大型コンソールボックスのほかに、グレードによっては2列目にもアームレスト付のコンソールがあるからだ。この記事で比べる3商品は、販売ページの商品説明で前席用か2列目用かを明記していないので、まず自分の CX-80 のコンソールの種類を確かめ、そのうえで素材やケーブル穴などの違いで1つに絞る。
CX-80 専用をうたうトレイ3商品の早見表
CX-80 専用をうたうトレイは ZUNDUO・Fucaten・SXCY の3商品。下の表は、いずれも販売ページの商品説明に書かれていることだけをまとめた。
| 比べる軸 | ZUNDUO | Fucaten | SXCY |
|---|---|---|---|
| 素材 | ABS | TPE | ABS 樹脂 |
| 充電ケーブルの穴 | あり | 記載なし | 記載なし |
| 滑り止め | 防水・滑り止めのラバーマット付き | 記載なし | 商品名に「滑り止め設計」(マットの有無は記載なし) |
| 対応の書き方 | KL系の全グレード・型式3つ | KL系の全グレード | KL型(グレードの記載なし) |
| 保証 | 記載なし | 記載なし | 1年間の品質保証 |
| 手入れ | 水洗いできる | 取り出して水洗いできる | 洗浄できる設計 |
| 取り付け | 置くだけ・工具不要 | 置くだけ・加工不要 | 差し込むだけ・工具不要 |
選び方の答えを先に書くと、充電しながらしまいたいならケーブル穴の記載がある ZUNDUO、保証の記載を重視するなら SXCY、ABS 以外の素材がよければ Fucaten になる。ただし3商品とも、前席と2列目のどちらのコンソール用かは書いていない。買う前の確かめ方は後の節で説明する。
CX-80 のコンソールまわりの純正装備
マツダの発表では、CX-80 は2024年10月10日に全国のマツダ販売店で販売が始まった。パワートレインは e-SKYACTIV PHEV(2.5L直列4気筒ガソリン+モーター)、e-SKYACTIV D 3.3(3.3L直列6気筒ディーゼルエンジン+モーター)、SKYACTIV-D 3.3(3.3L直列6気筒ディーゼルエンジン)の3種類だ。
アームレスト付大型コンソールボックス
マツダ公式サイトの装備の案内では、前席の間に「アームレスト付大型コンソールボックス」があり、その後部に空調コントロールを置いている。設定温度・吹き出し口・風量をここで設定できる。
同じ公式サイトの「主な収納スペース&便利アイテム」では、フロントカップホルダー×2(リッド付)、ワイヤレス充電(Qi)、外部接続ハブ・USB端子(Type-C:フロント×2/リア×2)、12V電源ソケット(フロントコンソール/ラゲッジルーム)、シートバックポケット(運転席側/助手席側)を全車標準装備としている。ただし、これらがコンソールボックスの中にあるかどうかは、この案内からは分からない。
2列目のコンソールはグレードで違う
CX-80 の2列目シートは3種類ある。座席の間にコンソールがあるセパレートのキャプテンシート、コンソールが無くウォークスルーができるキャプテンシート、3人掛けのベンチシートだ。
マツダ公式サイトでは、「リアシート・アームレスト付コンソール(カップホルダー×2/ストレージボックス)」を、XD(Premium Sports)、XD-HYBRID(Premium Sports、Premium Modern)、PHEV(全車)に標準装備としている。6人乗りのキャプテンシートも同じグレードに標準装備で、ほかに6人乗り(センターウォークスルー)がある。このグレードに乗っている人は、前席と2列目の2か所にアームレスト付のコンソールがあると考えておく。
CX-60 との装備の違いを知りたい人は、次の記事も参考にしてほしい。
買う前に確かめること
確かめる順番は、自車の2列目の仕様とグレード、トレイを入れたい席、商品画像と自車の形の見比べ、年式と型式の4つだ。
前席用か2列目用か
販売ページの商品説明では、3商品とも前席のコンソールボックス用か2列目のコンソール用かを明記していない。ZUNDUO は取り付け位置を「アームレストボックス」と書くだけ、Fucaten は「対応する位置に置くだけ」、SXCY は「センターコンソールトレイ」「差し込むだけ」という書き方だ。2列目にもコンソールがあるグレードでは取り違えが起きやすいので、どちらの席のコンソールに入れる物かは商品画像で確かめる。
型式と年式の書き方
中古車情報サイトの新車カタログでは、CX-80 の型式は3.3Lディーゼルの XD が 3DA-KL3P、XD-HYBRID が 3CA-KL3R3P、PHEV が 5LA-KL5S3P となっている。商品説明の「KL系」「KL型」は、この KL で始まる型式の CX-80 を指す。自分の車の型式は車検証の型式欄で確かめられる。
改良モデルの時期
同じ新車カタログでは、CX-80 のモデルが「2024年10月〜2026年3月」「2025年10月〜2026年3月」「2026年3月〜」の時期に分けて載っている。商品説明の「現行」「2024年10月〜」という書き方が、どの時期のモデルで形を確かめたものかは商品説明からは分からない。改良後のモデルに乗っているなら、画像との見比べを省かないこと。
3商品を比べる7つの軸の優先順位
早見表の7つの軸は、決め手になる物とならない物に分かれる。
まず決め手になるのは、使い方で差が出る充電ケーブルの穴と滑り止めだ。コンソールボックスの中でスマホを充電しながらしまうなら、ケーブル穴の記載があるのは ZUNDUO だけで、Fucaten と SXCY には記載が無いので、ZUNDUO が第一の候補になる。走行中に小物が動くのが気になる人も、マットの有無を見ておくとよい。
次に、書かれ方で差が出る対応グレードと保証。全グレード対応と書くのは ZUNDUO と Fucaten で、SXCY はグレードを書いていない。反対に保証の期間を書くのは SXCY だけだ。どちらの記載を重く見るかで、候補が入れ替わる。
素材は ABS(硬い樹脂)か TPE かの違いで、好みで選んでよい。手入れと取り付けは3商品とも洗える・工具なしで付けられると書かれているので、決め手にはならない。
ZUNDUO のコンソールボックス
販売ページの商品説明では、対応車種をマツダ CX-80 KL系の全グレード、年式を2024年10月〜現行(R6.10〜現行)、型式を KL3P・KL3R3P・KL5S3P とし、CX-60 にも対応と書いている。取り付け位置は「アームレストボックス」。あわせて「年式とグレードによって形状が異なる場合がございます。お車と形状をご確認の上ご購入ください」という注意がある。
素材は ABS で、中はサイズの違う複数の収納エリアに仕切られ、携帯電話・ティッシュ・カード・鍵・データケーブルなどを置ける。充電ケーブル用の穴があり、収納しながら充電できるとしている。3商品のうちケーブル穴の記載があるのはこの商品だけで、Fucaten と SXCY には記載が無い。防水・滑り止めのラバーマットが付き、走行中に小物が動く音を減らすとしている。汚れたら水洗いして繰り返し使える。
型式まで書いてあるので、車検証と照らしやすい。充電しながら使いたい人はこれを選ぶ。
ZUNDUO マツダ CX-80 専用 コンソールボックス センターコンソール
Fucaten のコンソールボックス
販売ページの商品説明では、適合車種をマツダ CX-80(2024年10月〜)KL系の全グレードと、CX-60(2022年9月〜)KH系の全グレードとしている。商品名にはコンソールボックスのほかに「ドリンクホルダーカバー」「ドアボックス」の語も並び、末尾に「(コンソールボックス)」とある。どの部位用の物かは、商品名の末尾の表記と商品画像で確かめる。
素材は TPE で、汚れと摩擦に強いとしている。全体が汚れたら取り出して水で洗い、乾かせる。車内の穴あけや加工は要らず、対応する位置に置くだけだ。出品者は、元の車のデータをもとに作った専用設計で、純正の機能の使用に影響しないと書いている。
ケーブル穴・滑り止め・保証の記載は無い。ABS 以外の素材を選びたい人の候補になる。
Fucaten CX-80・CX-60 用 コンソールボックス(コンソールトレー)
SXCY のセンターコンソールトレイ
販売ページの商品説明では、対応車種をマツダ CX-60(2022年〜現行)と CX-80 KL型(2024年10月〜現行)としている。グレードの対応は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも書かれていない。
素材は ABS 樹脂で、無臭とうたう。洗浄できる設計で、車内に収まる内蔵型のデザイン。差し込むだけで取り付けられ、工具は要らない。1年間の品質保証が付き、品質に不具合があれば無償交換や全額返金などの対応をすると書いている。商品名には「滑り止め設計」とあるが、マットが付くかどうかは書いていない。
商品説明には「サイドブレーキレバーの操作に干渉することもなく」ともあるが、CX-80 のどの部位を指すかは商品説明からは分からないので、選ぶ判断材料にはしない。保証の記載を重く見る人向けで、自分のグレードの形と商品画像を見比べてから選ぶ。
SXCY CX-80・CX-60 用 センターコンソールトレイ
取り付けと手入れの流れ
3商品とも、工具や加工なしで置くか差し込む形式だと商品説明に書かれている。流れは次のとおり。
- コンソールボックスのふたを開け、中の物を出して内側の汚れを拭く。
- トレイの向きを商品画像と合わせ、置く(または差し込む)。
- 滑り止めマットが付く商品はマットを敷く。
- ふたが閉まるか、物の出し入れがしやすいか、ケーブルを通す商品ならケーブルが挟まらないかを確かめる。
届いたら、この4番目の確認を最初に済ませておくと、形が合わなかったときにすぐ気づける。汚れたときは取り出して洗えばよい。
トレイと一緒に車内の内装用品をそろえるなら、次の記事も役に立つ。
よくある質問
CX-60 用のトレイと同じ物?
3商品とも、販売ページの商品説明で CX-80 のほかに CX-60 にも対応と書いている。ただしこれは出品者の記載で、CX-60 と CX-80 のコンソールの形が同じだとマツダが示した情報ではない。CX-60 用として売られているトレイを流用するのではなく、CX-80 を対応に挙げている商品から選ぶ。
2列目のコンソールにも使える?
3商品とも、2列目のコンソールに使えるとは書いていない。2列目のアームレスト付コンソールは、マツダ公式サイトでは XD(Premium Sports)、XD-HYBRID(Premium Sports、Premium Modern)、PHEV(全車)に標準装備とされている。これに当たる人も、商品画像のトレイの形と2列目のコンソールの中の形を見比べてから決める。
スマホを充電しながら入れられる?
充電ケーブル用の穴があると書いているのは ZUNDUO だけだ。CX-80 はワイヤレス充電(Qi)とフロントの USB Type-C 端子が全車標準装備なので、スマホの充電をどこでするかを先に決めておくと、ケーブル穴が要るかどうかがはっきりする。
コンソールボックスに入りきらない物はどこにしまう?
かさばる物や数の多い物は、荷室に回すほうが片付く。荷室の収納の工夫は次の記事にまとめている。
まとめ:注文前のチェックリスト
- 2列目がコンソール付きのキャプテンシートか、ウォークスルーか、ベンチシートかと、自分のグレード
- トレイを入れたいのは前席のコンソールボックスか、2列目のコンソールか
- 商品画像のトレイの形が、自車のコンソールボックスの中の形と合っているか
- 自車の年式と型式が、商品説明の対応の書き方に入っているか
- ケーブル穴・保証・素材(ABS か TPE か)のうち、自分が優先する軸はどれか
ほかのカスタムパーツもまとめて検討するなら、次の記事から選び方を確かめられる。
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