最近はあまり見なくなってきましたが、昔からよくあるターボ車のカスタムとして「ブローオフバルブ」があります。
S660もそうですが、ターボ車はアクセルを抜いた時にスロットルバルブが閉じ、タービンで過給された空気が逃げ場を失い、逆流しようとします。
この逆流した空気によるタービン破損や、アクセルレスポンスの悪化を防ぐのが「ブローオフバルブ」の役目です。
また、逆流した空気を大気に開放する事で、ブローオフバルブ特有の「ブシューン」という大きな開放音が出るという特徴があります
近年のターボ車では、純正で「リサキュレーションバルブ(ブローオフと同じ働きの物)」が装着されており、逆流しようとする空気をホースを通してエアフロセンサー直後に戻す場合があります。
このように純正採用されていることからも、ブローオフバルブの機能は必要とされていることがわかります。
しかし、純正品では「バルブ径が小さい」、「容量が少ない」、「スプリングがやわらかく、硬さが調整できない」といったほか、バルブが開いてからの戻りの遅さや、過給圧を上げた車両では圧力が逃げてしまうなどの問題点もあります。
そこで、純正の「リサキュレーションバルブ」を、耐圧性能の高い大容量の「ブローオフバルブ」に交換することで、レスポンスよく圧力を逃がすことが可能になります。
この記事では、S660に装着できるブローオフバルブを紹介していきます!
通常、大気開放をしてしまうと車検非対応となってしまいますが、簡単に車検対応に変更できるキットがあったりしますよ♪
Blitz(ブリッツ)
SUPER SOUND BLOW OFF VALVE(リリースタイプ)
「リリースタイプ」は、アクセルオフ時に逆流した過給圧を、大気へと開放するタイプです。
フルリニューアルした「ベンチュリファンネル」の採用により、シリーズを通じて定評のある大迫力の開放サウンドが、走行シーンをより一層レーシーに演出します。
別途「リターンパーツキット」をお買い求めいただき、ネジ式のベンチュリファンネルとリターンパイプを交換することで「リターンタイプ」への変更も可能で、純正リサキュレーションバルブ同様にサクション側へ戻すことが可能になります。
SUPER SOUND BLOW OFF VALVE(リターンタイプ)
「リターンタイプ」は、アクセルオフ時に逆流した過給圧を、ホースを通じて純正同様にサクション側へリターンさせるタイプです。
純正リサキュレーションバルブ同様にサクションへ過給後の空気をリターンさせますので、車検時なども問題はありません。
純正リサキュレーションバルブでは難しい、高過給圧への対応、スプリングの硬さの変更、ハイレスポンスなバルブ開閉などを可能にします。
また、迫力のボディ形状により、エンジンルーム内をレーシーに演出します。
付属のネジ式「ベンチュリファンネル」へと交換するだけで、簡単に大気開放の「リリースタイプ」へ変更も可能です。
HKS SUPER SQV Ⅳ
SuperSQV4装着によりSuperSQV4特有の高周波でキレの良い作動音がよく聞こえ、その存在を大いにアピールします。フィンを付属のSF100に付け替えることで、通常のフィンとは違った音質(低周波)を楽しむことが可能です。SF100を使用した場合、通常のフィンより音量が下がります。また、エンジンルームにおける存在感は十分で、ドレスアップ効果も抜群です。リターンキットも付属しています。
TAKE OFF PUSSHUN R SS / プッシュンR SS
ブローオフバルブは、アクセルを戻した時に発生するターボ残圧を大気に開放し、残圧の逆流によるターボのトラブルを防止するものですが、ターボ残圧にはブローバイが含まれており、大気に開放する事は法的に禁じられております。このプッシュンR SSは、付属の車検対応キャップを装着する事で残圧をインテークに戻す事となり、公道走行や車検時も一切問題はありません。キャップ装着時はタービンインペラを正回転させる事になり、ターボラグを抑え大幅なレスポンスアップを可能と致します
TRUST GReddy ブローオフバルブ FV
GReddy BLOW OFF VALVE FVはフローティングバルブ構造の採用により、サージタンクの負圧ではバルブが引き上げられない構造を採用。強い初期加重が不要となり、低過給時や細かな アクセルワークでのバルブ作動レスポンスの向上と、高過給時のリリーフ防止を両立させた新世代ブローオフバルブです。 取り付けフランジや開放口の位置をGReddyブローオフバルブTYPE-RS、RZと同形状とし、従来モデルからの付け替えが可能です。 車種別専用キットは、ノーマルのクルマにGReddyブローオフバルブを取付けるためのパーツを付属したキットです。
まとめ
ブローオフバルブはドライブフィーリングを向上させ、音も楽しむことができるチューニングパーツです。
S660ならリアウインドーを開けて音を楽しみたくなるのではないでしょうか?
ぜひご検討してみてくださいね♪
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