N-BOX JF3のエアコンフィルター80292-TTA-941

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エアコンの風が弱くなってきた、送風口からにおいが出る、冬の朝に窓が曇って引かない。JF3/JF4 型の N-BOX でこの3つが揃ってきたら、まず疑うのはエアコンフィルターの目詰まりだ。部品を差し替えるだけの作業だが、注文の前に品番を確定させておかないと、先代用や後継世代用をつかむ。この世代の純正品番は 80292-TTA-941 の1つで、そこから社外品まで一本の線でたどれる。

目次

JF3/JF4 の純正品番と世代別の早見表

エムリットフィルターが公開しているメーカー別適合カタログのホンダの表には、型式「JF3/4/5/6」・年式「2017/9-」・純正品番「80292-TTA-941」という行がある。この記事が扱う JF3/JF4(2017年9月〜2023年9月)の純正エアコンフィルターは 80292-TTA-941 で、ホンダ車では車内側のフィルターを「エアクリーンフィルター」と呼ぶ。

世代 型式 年式 純正品番
この記事の対象 JF3 / JF4 2017年9月〜2023年9月 80292-TTA-941
先代 JF1 / JF2 2011年12月以降 80291-TY0-941
後継 JF5 / JF6 2023年10月〜 同カタログでは JF3/4/5/6 が同じ行

同じカタログの「純正品価格」欄では、80292-TTA-941 が ¥3,000、先代が使う 80291-TY0-941 が ¥4,000 と記載されている。これはカタログに載っている純正品価格であって、販売店で提示される金額でも社外品の価格でもない。

車検証の型式欄で自分の車を確かめる

品番の前に、自分の車がどの世代かを書類で押さえる。ボッシュ公式の車種別適合検索でホンダ N BOX を引くと、該当する型式表記は「6BA-JF3」「DBA-JF3」「6BA-JF4」「DBA-JF4」の4つで、いずれも年式は「H29.09→」、適合品番は「H10」と表示される。

車検証の「型式」欄を見て、JF3 または JF4 が含まれていれば本記事の適合範囲。頭に付く 6BA- や DBA- は識別記号で、ここが違っても JF3・JF4 なら品番は変わらない。JF1・JF2 なら先代、JF5・JF6 なら後継世代なので、それぞれの世代の情報にあたる。通販の商品ページは「N-BOX 用」という表記だけで判断せず、対応型式か純正品番の記載まで見る。

先代 JF1/JF2、後継 JF5/JF6 との境界線

ホンダ公式の過去モデル一覧では、モデルの区切りが「2017.09〜2019.09」「2019.10〜2020.11」「2020.12〜2021.11」「2021.12〜2023.09」と並び、次の区切りは「2023.10〜」から始まる。つまり 2017年9月から2023年9月までが JF3/JF4 の期間で、2023年10月からは後継世代に切り替わる。

間違えると確実に付かないのが先代側だ。同じ適合カタログで JF1/JF2(2011/12以降)の純正品番は 80291-TY0-941 で、80292-TTA-941 とは別物になっている。N-BOX+(カスタム)JF1/2、N-BOXスラッシュ JF1/2 も同じ 80291-TY0-941 の行に並ぶ。中古で買った車や、年式を正確に覚えていない場合ほど、車検証を見てから注文したい。

後継の JF5/JF6 は同カタログでは JF3/4 と同じ行に載るが、本記事が確認した範囲は JF3/JF4 まで。該当する人はそちらの記事を見てほしい。

同じ品番を使う N シリーズと、1つだけある例外

「N シリーズは共通」という話は、範囲を区切れば正しい。同じ適合カタログのホンダの表では、純正品番 80292-TTA-941 の行に次の車種が並んでいる。

車種 型式 年式 純正品番
N-BOX JF3/4/5/6 2017/9- 80292-TTA-941
N-VAN JJ1/2 2018/7- 80292-TTA-941
N-WGN JH3/4 2019/7- 80292-TTA-941
N-ONE JG3/4 2020/11- 80292-TTA-941
N-ONE JG5/6 2023/10- 8029232R-941

外れるのは N-ONE の JG5/6 で、ここだけ 8029232R-941 という別の番号が記載されている。先代側でも N-ONE JG1/2(2012/12-)と N-WGN JH1/2(2013/11-)は 80291-TY0-941 の行にあり、N シリーズだからと一括りにする買い方は成り立たない。家族の車とまとめ買いするときは、車種ではなく型式で照合する。

交換の目安と、距離に関係なく替えるべきサイン

ホンダ公式のオーナーズマニュアル(N-BOX 2021年モデル)のエアクリーンフィルターの項には「通常1年または15,000kmごとに交換してください。粉じんなどの多い場所で使用される場合は、早めの交換をおすすめします。」と記載されている。未舗装路や工事現場に出入りする使い方なら、この周期を待たずに見たほうがいい。

数字より先に出るのが体感の変化だ。ホンダ公式の交換部品ページは、フィルターが汚れて目詰まりすると「機能が低下し、車内環境に悪影響を及ぼす」として「エアコンがきかない」「ガラスがすぐ曇る」「嫌な臭いがする」を挙げている。オーナーズマニュアルにも「エアコンの風量が著しく減少したり、ガラスが曇りやすくなったときは、フィルターの目詰まりが考えられます。フィルターを交換してください。」とある。この3つが出たら走行距離に関わらず交換対象と考えていい。

純正は3タイプあり、交換サイクルも分かれる

純正といっても中身は1種類ではない。ホンダ公式の交換部品ページによると、タイプごとに目安の周期が違う。

純正タイプ 交換の目安 公式の説明
PM2.5対応高集塵 1年 または 15,000km 超微粒子(PM2.5)をHonda独自の技術で約80%集塵
アレルフリー高脱臭 1年 または 15,000km 室内のアレルゲンを約5分で半減、約15分でほぼ捕獲
ロングライフ 2年 または 24,000km 花粉がしっかりとれて、しかも長寿命

周期が伸びるのはロングライフタイプだけで、他の2つは前節の基準と同じだ。交換の手間を減らしたいならロングライフ、花粉やアレルゲンを優先するならアレルフリー高脱臭、という分け方になる。ホンダ公式が案内する HAMP のエアクリーンフィルターは「活性炭と高性能フィルターで、車外から取り入れる空気と車内を循環する空気を浄化」「独自の設計により活性炭の封入を大幅に増加」とされ、こちらは1年または走行距離15,000kmが目安。交換のサインとして「いやなニオイがする」「エアコンの風量が弱くなった」が挙げられている。

社外品の品番マップと、実際に買える3製品

純正品番が分かれば、社外品は各社の対応品番へ置き換えるだけだ。エムリットフィルターの適合カタログでは、80292-TTA-941 に対応する自社品番が「D-045」。ボッシュ公式の適合表が JF3・JF4 に示す品番は「H10」で、アエリストは末尾 H10 が共通、頭の記号でタイプが分かれる

品番が合ったうえで何を基準に選ぶかは、使い方で決まる。においが気になるなら活性炭を含むタイプ、花粉やアレルゲンを優先するなら抗アレルゲン・高集塵をうたうタイプ、費用を抑えたいなら標準的なものを短い周期で替える。なお性能表現はメーカーごとに試験条件が違うので、数値を横並びにして優劣を決める読み方はしない。価格はいずれも2026年9月1日時点の Amazon 実売価格で、変動する。

エムリットフィルター D-045(¥1,652)

エムリットの品番別ラインナップページでは、D-045 の対応メーカーを「ホンダ」、説明を「ホンダ新世代軽自動車の決定版 2017年以降に発売された軽自動車用」としている。純正品番からの対応が同社カタログで直接たどれるので、品番確認の手間が一番少ない。

エムリットフィルター D-045(N-BOX JF3/JF4 対応・日本製)

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ボッシュ アエリストプレミアム AP-H10(¥3,367)

抗ウイルス・抗アレルタイプ。花粉の時期に窓を閉め切って走る人や、小さい子どもを乗せる車ならこちら。3製品では価格が一番上になる。

ボッシュ アエリストプレミアム AP-H10(抗ウイルス・抗アレルタイプ)

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ボッシュ アエリストフレッシュ AFS-H10(¥2,658)

抗ウイルスタイプで活性炭入り。渋滞路や幹線道路を走る時間が長く、外気のにおいが入ってくるのが気になる場合の選択肢になる。

ボッシュ アエリストフレッシュ AFS-H10(活性炭・抗ウイルスタイプ)

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自分で交換するか、店に任せるか

ボッシュ公式の適合表では、JF3・JF4 の交換難易度欄が「☆」、新車装着欄はいずれも「標準装備」となっている。新車の時点でフィルターが入っている車なので、後付け用のケースやキットを用意する必要はなく、入っているものを抜いて差し替えるだけだ。設置場所はグローブボックスの奥、助手席前の物入れを外した先にある。

ホンダ公式の手順

オーナーズマニュアル(2021年モデル)が示す流れは4段階。「グローブボックスを開けずに下部を持ち、手前に引いて取り外す。」「左右にあるツメを押しながら、エアクリーンフィルターケースのカバーを外す。」「エアクリーンフィルターを引き出す」、そして新しいフィルターを入れる。

ボッシュ公式の手順

品番 H10 向けの取付要領は7工程で、取り外しがグローブボックスの引き出し・ストッパーに引っ掛けない取り外し・カバーのツメ外し・古いフィルターの取り外し、取り付けが新品の挿入・カバーのロック・グローブボックスのガイドとツメ7箇所のはめ込みとなっている。手順の本文に工具は出てこないので、特別な道具を買い足す必要はない。ただし同資料には「作業手順は例であり、実車と異なる場合があります」「製品に同梱されている取扱説明書の『取付・使用上の注意事項』をお読みください」という但し書きが付いている。

向きの矢印は、製品ごとに意味が違う

上下逆に入れる失敗はここで起きる。ホンダ公式オーナーズマニュアルは、新しいフィルターを「『AIR FLOW』マークの矢印が、下向きになるように取り付けます。」と指示する。一方ボッシュ公式の取付要領は「ボッシュのエアコンフィルターはAir Flow(風向)を矢印で表示しています。」とし、純正・他社品では矢印が TOP(上面)を表示している場合があると注意を添えている。同資料は「AIR FLOW⇩」記載面が側面を向くよう挿入するよう指示している。

矢印が風向を指すのか上面を指すのかは製品ごとに違うので、他車での記憶や動画の見よう見まねで入れず、買った製品に同梱された説明書に従う。なお同じボッシュの資料には「使用済みのエアコンフィルターを清掃して再利用することは出来ません。」と明記されている。掃除機で吸って戻す延命は、メーカーが想定していない使い方になる。

よくある質問

JF3 と JF4 でエアコンフィルターの品番は違う?

同じだ。適合カタログでは JF3/4 が1つの行にまとまっており、ボッシュ公式の適合検索でも 6BA-JF3・DBA-JF3・6BA-JF4・DBA-JF4 の4表記すべてに同じ H10 が割り当てられている。JF3 は2WD、JF4 は4WDの区別で、フィルターの選択には影響しない。

N-VAN や N-WGN のフィルターをそのまま流用できる?

純正品番が同じ範囲なら結果的に同じものになる。N-VAN JJ1/2、N-WGN JH3/4、N-ONE JG3/4 は 80292-TTA-941 で共通だ。ただし N-ONE JG5/6 は 8029232R-941 で別なので、車種名で覚えず品番で覚えたほうが事故がない。

純正と社外品ではどちらを選べばいい?

交換周期の長さを取るなら純正のロングライフタイプ、濾材の性格を選びたいなら社外品、という分け方になる。どちらが上という比較は、各社の試験条件が違う以上できない。判断がつかないなら、いま付いているものと同じ性格のものに替えるのが無難だ。

交換は自分でできる? 工具は必要?

ボッシュ公式の難易度表示は「☆」で、公開されている手順にも工具は出てこない。グローブボックスを外して差し替える作業なので、初めてでも手順書どおりに進められる範囲にある。自信がなければ用品店やディーラーに頼めば、点検のついでで済む。

先代 JF1/JF2 用を買ってしまったらどうなる?

品番が 80291-TY0-941 で別物なので、JF3/JF4 のケースには使えない。開封前なら販売店の返品条件を確認する。注文時に型式か純正品番の記載を確認しておけば防げる間違いだ。

まとめ

まず助手席前のグローブボックスを外して、いま付いているフィルターの現物と、そこに書かれている品番を見る。次に車検証の型式欄で JF3 か JF4 かを確かめる。この2つが揃えば、あとは 80292-TTA-941 か、それに対応する社外品番(エムリットなら D-045、ボッシュなら H10 系)を指定して買うだけだ。

覚えておく点は4つ。JF3/JF4 の純正品番は 80292-TTA-941。世代の区切りは2017年9月から2023年9月まで。N シリーズ共通の範囲から N-ONE JG5/6 だけが外れる。交換の目安はホンダ公式で1年または15,000km(純正ロングライフのみ2年または24,000km)。品番で迷わないという意味では、純正品番からの対応がカタログでたどれる

エムリットフィルター D-045(N-BOX JF3/JF4 対応・日本製)

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が最初の1枚として選びやすい。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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