シビック Type R バルブ型番|EK9〜FL5早見表

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

ヘッドライトが片側だけ暗くなった、バックランプを白くしたい、フォグの色を変えたい。そんなきっかけでシビック Type R のバルブを調べ始めると、世代ごとに話がまったく噛み合わないことに気づく。現行の FL5 と先代 FK8 はヘッドライトが純正 LED で、そもそもバルブを抜き差しするという作業が存在しない。逆に FD2 より前の世代はハロゲンや HID が入っていて、H4・H1・HB3・D2R といった規格の球を自分で交換できる。ここでは EK9 前期から FL5 まで 8 仕様分の適合表を突き合わせ、灯火ごとのバルブ規格を一枚の表にまとめ直した。

目次

世代で正反対になるシビック Type R のバルブ事情

シビック Type R は 1997 年の EK9 から数えて 6 世代あり、灯火の構成は世代の途中で大きく切り替わっている。分かれ目は 2015 年の FK2 で、ここからヘッドライトのロービームが純正 LED になった。FK2 以降の 3 世代(FK2・FK8・FL5)はロービームのバルブ交換ができず、FD2 以前の 3 世代(FD2・EP3・EK9)はヘッドライトを含めて全灯火が交換可能という、きれいな二分構造になっている。

もう一点、同じ型式でも仕様違いで規格が変わるのが EP3 だ。EP3 にはハロゲン仕様車と HID 仕様車があり、ロービームが H1 と D2S に分かれる。中古で手に入れた個体は、カタログ年式だけでは判断がつかないため現車確認が要る。

ヘッドライト・フォグランプの型式別一覧

世代 型式 年式 ロービーム ハイビーム フォグランプ
6代目 前期 EK9 1997/8〜1998/8 H4 H4に一体(単独設定なし) 設定なし
6代目 後期 EK9 1998/9〜2001/11 H4 H4に一体(単独設定なし) 設定なし
7代目 ハロゲン EP3 2001/12〜2007/2 H1 HB3(9005) 設定なし
7代目 HID EP3 2001/12〜2007/2 HID(D2S) HB3(9005) 設定なし
8代目 FD2 2007/3〜2010/8 HID(D2R) HB3(9005) 設定なし
9代目 FK2 2015/10〜2016/6 純正LED H7 H11
10代目 FK8 2017/7〜2021/6 純正LED 純正LED H11
11代目 FL5 2022/9〜 純正LED 純正LED 設定なし

ハイビームの列を見ると、FK2 だけが H7 という単独ハロゲンを持っている。ロービームが LED でハイビームがハロゲンという過渡期の構成で、シビック Type R の中では FK2 だけの特徴になる。

ポジション・ウインカー・バックランプの型式別一覧

型式 ポジション フロントウインカー リアウインカー テール&ストップ バックランプ ナンバー灯
EK9 前期 T10 S25ピン角違いアンバー T20シングル T20ダブル T20シングル T10
EK9 後期 T10 S25ピン角違いアンバー S25ピン角違いアンバー S25ダブル T20シングル T10
EP3(ハロゲン) T10 T20ピンチ部違いアンバー S25ピン角違いアンバー T20ダブル T16 T10
EP3(HID) T10 T20ピンチ部違いアンバー S25ピン角違いアンバー T20ダブル T16 T10
FD2 T10 S25ピン角違いアンバー T20ピンチ部違いアンバー S25ダブル T16 T10
FK2 純正LED S25ピン角違いアンバー T16 T20ダブル T16 T10
FK8 純正LED S25ピン角違い T16 T20ダブル T16 T10
FL5 純正LED 純正LED T20ピンチ部違いアンバー 純正LED T16 純正LED

世代をまたいで唯一ほぼ共通なのがバックランプで、EP3 以降はすべて T16 で通っている。EK9 だけが T20 シングルで、ここも前期・後期そろって例外になる。数値はいずれも LIGHT COLLECTION と fcl の公開適合表に基づくもので、特別仕様車やディーラーオプション装着車では異なる場合がある。

FL5(2022年9月〜)で交換できるバルブは実質2か所

現行 FL5 は前後の灯火がほぼ全て純正 LED で固められている。ポジション、コーナリングランプ、フロントウインカー、サイドウインカー、テール&ストップ、ハイマウントストップ、ナンバー灯、フロントとミドルのルームランプまで、すべて LED ユニットとして組み込まれている。

純正LEDのヘッドライトはバルブ単体では替えられない

FL5 のヘッドライトはロー・ハイともに LED で、適合表でも交換用バルブの設定が存在しない。フォグランプについても交換設定がなく、社外バルブで明るさを底上げするという手が使えない。FL5 のヘッドライトに手を入れる場合、バルブ交換ではなくライトユニットごとの交換になるため、費用の桁がひとつ変わると考えておきたい。

交換対象になるのはバックランプとリアウインカー

FL5 でバルブ交換の余地が残っているのは、バックランプの T16 とリアウインカーの T20 ピンチ部違いアンバーの 2 か所だ。加えて、リアのルームランプだけが T10×31 という長さ違いの室内灯になっており、ここも交換できる。バックランプの T16 を白色 LED にすると後退時の視認性が上がるため、FL5 オーナーが最初に触る定番の箇所になっている。

FK8(2017年7月〜2021年6月)はフォグのH11が主戦場

FK8 は FL5 ほど LED 化が徹底しておらず、手を入れられる灯火が何か所か残っている。

ヘッドライトはロー・ハイともLED

FK8 のヘッドライトはロービーム・ハイビームとも純正 LED で、適合表に交換バルブの設定はない。この点は FL5 と同じで、ヘッドライト本体の明るさを変えたいならユニット交換の領域になる。

フォグH11・バックT16・ウインカーはS25とT16

FK8 で交換できる灯火は次のとおりで、FL5 より選択肢が広い。

  • フォグランプ:H11(LED バルブ・HID キットいずれも設定あり)
  • フロントウインカー:S25 ピン角違い
  • リアウインカー:T16
  • テール&ストップ:T20 ダブル
  • バックランプ:T16
  • ナンバー灯:T10
  • ルームランプ(3 か所):T10

FK8 で見た目と実用の両方に効くのはフォグの H11 で、ヘッドライトが LED の白色なのに対し純正フォグは電球色のため、色温度の差が目立ちやすい。ここを LED 化して色を揃えるのが定番の流れになる。

FK2はハイビームだけハロゲンが残る唯一の世代

FK2 は 2015 年 10 月から 2016 年 6 月までの短期間だけ販売された英国生産モデルで、灯火の構成も独特だ。ロービームは純正 LED で交換設定がないのに、ハイビームは H7 のハロゲンが入っている。フォグは FK8 と同じ H11 で、リアウインカーとバックランプはどちらも T16 になる。

シビック Type R の中で H7 を使うのは FK2 だけなので、ハイビームのバルブを探すときに他世代の情報をあてにすると規格違いを買うことになる。生産台数の少なさから適合品の在庫も限られやすく、規格を確定させてから探したい。

FD2・EP3・EK9はヘッドライトのバルブ交換ができる

ここから先は、ヘッドライトのバルブを自分で交換できる世代の話になる。

FD2はロービームD2R+ハイビームHB3

FD2 は HID 仕様車で、ロービームに D2R という HID バーナーが入る。ハイビームは HB3(9005)のハロゲンで、こちらは社外の LED バルブや HID キットの選択肢が多い。ポジションは T10、フロントウインカーは S25 ピン角違いアンバー、リアウインカーは T20 ピンチ部違いアンバー、テール&ストップは S25 ダブル、バックランプは T16 という構成になる。

D2R と D2S を取り違えるのが FD2 で一番多い失敗で、D2R はリフレクター式、D2S はプロジェクター式に対応する別物のため、形状が似ていても互換性はない。FD2 は D2R 側になる。

EP3はハロゲン仕様H1/HID仕様D2Sの2本立て

EP3 は同じ型式でハロゲン仕様車と HID 仕様車が併売されていた。ハロゲン仕様のロービームは H1、HID 仕様のロービームは D2S で、ハイビームはどちらも HB3(9005)で共通する。購入した EP3 がどちらの仕様かは年式では判別できないため、ヘッドライトユニットを覗いてバーナーの形状を見るのが早い

小物の灯火はハロゲン仕様・HID 仕様で差がなく、ポジション T10、フロントウインカー T20 ピンチ部違いアンバー、リアウインカー S25 ピン角違いアンバー、テール&ストップ T20 ダブル、バックランプ T16、ナンバー灯 T10 で揃っている。フロントが T20、リアが S25 と前後で規格が入れ替わっている点は、FD2 とちょうど逆の関係になる。

EK9はH4のハイ・ロー一体式

EK9 は前期・後期ともヘッドライトが H4 で、ハイビームとロービームが 1 本のバルブに同居している。適合表でハイビームが「設定なし」と表記されるのはこのためで、H4 を 1 本替えればハイ・ロー両方が入れ替わる。

前期と後期で違うのはリア周りだ。前期はリアウインカーが T20 シングル、テール&ストップが T20 ダブル。後期はリアウインカーが S25 ピン角違いアンバー、テール&ストップが S25 ダブルへ変わる。バックランプは前期・後期とも T20 シングルで、EP3 以降の T16 とは別物になる点も押さえておきたい。

バルブ規格の読み方(T16・T20・S25・H11・D2R)

適合表に並ぶ記号の意味が分かると、買い間違いがかなり減る。

T◯◯系はウェッジ球

T のあとの数字はガラス部の直径をミリで表す。T10 は小型のポジション球やナンバー灯、T16 はやや太いバックランプ用、T20 はさらに太いウインカーやストップランプ用になる。差し込むだけの構造で、口金にピンがない。

同じ T20 でも「シングル」と「ダブル」があり、シングルは 1 灯(ウインカーやバックランプ)、ダブルは 2 灯(テールとストップの兼用)で電極の数が違う。さらに「ピンチ部違い」は根元の樹脂の切り欠き位置が非対称なもので、これを間違えると差し込めない。

S25系はピン角違いに注意

S25 は口金の左右に突起(ピン)が出ている 25mm 径のバルブで、差し込んで回して固定する。S25 で最大の落とし穴が「ピン角違い」で、左右のピンが同じ高さの平行ピンと、高さがずれた段違いピンの 2 種類がある。シビック Type R のウインカーはいずれもピン角違い(段違い)で、平行ピンのバルブは物理的に入らない。

S25 にも「シングル」と「ダブル」があり、テール&ストップ兼用はダブル、ウインカー単独はシングルになる。

H◯とD◯はヘッドライト用

H1・H4・H7・H11・HB3 はいずれもハロゲンバルブの規格で、数字は形状の違いを表す。H4 だけがハイ・ロー兼用のフィラメント 2 本構成で、それ以外は単機能になる。HB3 は 9005 という別名でも流通しており、どちらの表記でも同じ品物を指す。

D2R・D2S は HID(ディスチャージ)用のバーナーで、ハロゲンとは点灯方式そのものが違う。バラストと呼ばれる安定器が別体で付いており、バルブだけの交換でもコネクタ形状と型番の一致が要る。

交換前に確認したい3つのポイント

現車のバルブ形状を目視で確認する

適合表は同じ型式・年式でも、特別仕様車やディーラーオプションで内容が変わる場合があると注記している。シビック Type R は限定車やメーカーオプションの設定がある車種のため、表の値を鵜呑みにせず、外したバルブの実物と手元の新品を並べて口金形状を見比べる手順を挟むと事故が減る

ウインカーのLED化はハイフラ対策とセットで考える

ウインカーを LED バルブに替えると消費電力が下がり、球切れ検知が働いてハイフラ(点滅速度が倍になる現象)が起きる。適合表でも、LED 化にはハイフラ防止抵抗またはハイフラ防止リレーが要ると案内されている。抵抗内蔵タイプの LED バルブを選ぶか、リレーを追加するかのどちらかで対処する形になる。

純正LEDはユニット交換になり費用が跳ね上がる

FK2 以降のロービーム、FK8 と FL5 のハイビーム、FL5 のポジションやテールは、いずれも LED が基板ごと組み込まれた構造で、バルブ 1 本の交換という発想が通用しない。光量に不満があってユニット交換に踏み込む場合は、数千円のバルブ交換とは桁が変わる出費になると見込んでおきたい。

よくある質問

FL5のヘッドライトを明るくする方法はありますか

FL5 はロー・ハイとも純正 LED で、適合表にバルブの交換設定がない。明るさを変えるには社外のヘッドライトユニットへ交換する形になるが、保安基準に適合した配光を持つ製品を選ぶ必要がある。バルブ 1 本を差し替えるような手軽な作業にはならない。

FK8のフォグをLEDにすると車検に通りませんか

フォグランプの LED 化自体が不可というわけではなく、色と配光が保安基準を満たしているかで判断される。フォグの色は白色または淡黄色に限られ、両方を同時に点灯させたり左右で色が違ったりする状態は不可になる。純正同等の配光が出る製品を選び、光軸を狂わせないことが前提となる。

バックランプのT16とT20は互換性がありますか

ガラス径が違うため互換性はない。T16 は 16mm 径、T20 は 20mm 径で、ソケットの穴に対して T20 は太すぎて入らず、T16 は細すぎて保持されない。シビック Type R では EP3 以降が T16、EK9 が T20 シングルと分かれているため、世代を確認してから購入したい。

EK9のヘッドライトをHID化しても大丈夫ですか

EK9 は H4 のハロゲン仕様で、H4 対応の HID キットや LED バルブが流通している。ただしリフレクターがハロゲンの発光位置を前提に設計されているため、光源位置がずれる製品ではグレア(対向車への眩惑)が出やすい。ハイ・ロー切り替え機構を持つ H4 専用品を選ぶ形になる。

まとめ:型式と仕様を確定させてから買う

シビック Type R のバルブ選びは、世代の把握がほぼすべてを決める。FK2・FK8・FL5 の 3 世代はロービームが純正 LED でバルブ交換ができず、手が入るのはフォグ(FK2・FK8 の H11)、バックランプ(T16)、ウインカーあたりに限られる。FD2 はロービーム D2R とハイビーム HB3、EP3 はハロゲン H1 か HID D2S にハイビーム HB3、EK9 は H4 一本という構成で、ヘッドライトから手を入れられる。

前後で規格が入れ替わるウインカー、EK9 だけ T20 になるバックランプ、FK2 だけの H7 と、例外が多い車種でもある。車検証で型式を確認し、外したバルブの実物と見比べてから発注すれば、規格違いを買う失敗は避けられる。

関連するおすすめ記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

コメント

コメントする

目次