BMW X5 E70のワイパーサイズ適合|600/500mm

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2代目のX5(E70)のワイパーは、2011年9月までに生産された車か、2011年10月以降に生産された車かで、選ぶ品が分かれる。フロントの長さは、ワイパーメーカーのMファクトリーの適合で確かめた4.8i・xDrive35i・X5 Mの区分ではいずれも600mmと500mmの2本組だが、部品販売店の情報では取り付け部と純正の部品番号がこの生産時期を境に変わる。長さの答えを押さえたら、国内の型式・年式の一覧で自分の車がどちらの側かを確かめ、その区分に合う品を選ぶ順で進めよう。

目次

BMW X5 E70のフロントとリアのワイパーサイズ

フロント(運転席側・助手席側)

フロントは長さの違う2本を組み合わせる。ワイパーメーカーのMファクトリーが公開している車種別の適合では、4.8i(ABA-FE48・2006年11月〜2008年9月)、xDrive35i(ABA-ZV30系・2010年4月〜2011年9月)、X5 M(ABA-GY44・2011年10月〜2013年6月)の各適合で、いずれも600mmと500mm(24インチ相当と20インチ相当)のフロント左右セットが載っている。確かめた区分の間で長さは変わらない。

気をつけたいのは左右の割り当てだ。海外のワイパーサイズ一覧は運転席(Driver)を600mm、助手席(Passenger)を475〜500mmとしているが、左ハンドル車を前提にした一覧の可能性があり、確かめた出典では右ハンドルの国内仕様でどちらが運転席側に付くかは言い切れない。外した2本のうち長い方がどちら側に付いていたかを、現車で確かめてから買うのが確実だ。

リア

リアは、海外のワイパーサイズ一覧などで380mm(15インチ)とする掲載が多い。ただし一次の出典では確かめられておらず、出典と交換品は後のリアワイパーの節で示す。

国内のE70の型式と年式の区分

生産期間とマイナーチェンジ

E70は5ドアのSUVで、2代目のX5にあたる。生産期間は2006年7月7日〜2013年7月28日で、2010年にLCI(ライフサイクルインパルス)と呼ばれるマイナーチェンジを受けた。

国内の型式・年式の一覧

販売店が掲載しているボッシュ品番の適合表(正規輸入車が対象)では、国内のE70は次の区分で載っている。アームタイプの欄も同じ表の記載だ。

グレード 型式 年式の区分 アームタイプ
3.0si ABA-FE30 2006年11月〜2008年9月 B
4.8i ABA-FE48 2006年11月〜2008年9月 B
xDrive30i ABA-FE30 2008年10月〜2010年3月 B
xDrive48i ABA-FE48 2008年10月〜2010年3月 B
xDrive35i ABA-ZV30・ABA-ZV30S・DBA-ZV30・DBA-ZV30S 2010年4月〜2011年9月 B
xDrive35i ABA-ZV30・ABA-ZV30S・DBA-ZV30・DBA-ZV30S 2011年10月〜2013年6月 C
xDrive50i ABA-ZV44・ABA-ZV44S 2010年4月〜2011年9月 B
xDrive50i ABA-ZV44・ABA-ZV44S 2011年10月〜2013年6月 C
X5 M ABA-GY44 2009年9月〜2011年9月 B
X5 M ABA-GY44 2011年10月〜2013年6月 C
xDrive35d LDA-ZW30・LDA-ZW30S 2012年1月〜2013年6月 C

長さを確かめた区分

この表の区分のうち、Mファクトリーの適合で長さを確かめたのは4.8i(2006年11月〜2008年9月)、xDrive35i(2010年4月〜2011年9月)、X5 M(2011年10月〜2013年6月)で、いずれも600mm/500mmだった。表で見るべきは長さではなく、アームタイプの欄がBからCに切り替わる2011年10月の区切りだ。

2011年秋の生産を境にした取り付け部の違い

2011年9月生産まで

米国のBMW部品販売店の商品情報では、BMWの純正ワイパーブレードセットの部品番号はE70で2つに分かれ、2011年9月生産までの車は61610034739とされている。この番号は2011年10月以降の生産車には使えないと明記されている。販売店が掲載しているボッシュ品番の適合表でも、2011年9月までの区分はアームタイプBで、エアロツインの付属アダプターは1番を使う区分になっている。

2011年10月生産以降

同じ商品情報では、2011年10月生産以降の車は61610038893で、こちらは2011年10月より前の生産車には使えないとされている。ボッシュ品番の適合表では、2011年10月以降の区分(xDrive35i・xDrive50i・X5 M)と2012年1月〜2013年6月のxDrive35dがアームタイプCで、付属アダプターは2番を使う。同表はアームタイプが異なると装着できないと注意している。

マイナーチェンジとは時期が違う

Wikipedia英語版の記載ではマイナーチェンジ(LCI)は2010年で、米国のBMW部品販売店の商品情報が示すワイパーの区切りの2011年10月生産とは時期が違う。「後期型だから後期用」と見た目の世代で決めず、生産時期で判断する。

長さが合っても付かないケース

フック形状とアダプター

ワイパーメーカーのMファクトリーの適合ページは、BMWなど一部の車種ではフックアダプターを取り付けできない場合があること、車両側のフック形状が合わないと取り付けできないことを注意している。実車のワイパーの長さ(左右)と買うブレードの長さが一致しているかも確かめるよう求めており、適合は参考情報で、全車両への適合を保証するものではないとしている。

車種専用品でも長さは確かめる

販売店が掲載しているボッシュ品番の適合表では、E70向けの車種専用セットの一部(A937S・A980S)に「純正サイズより短くなります」という注記が付いている。車種専用品でも、純正と同じ長さとは限らない。

475mmという掲載がある理由

海外のワイパーサイズ一覧には、E70の助手席側を「20インチ(475〜500mm)」と幅で示すものがある。ワイパーメーカーの適合で確かめられたのは600mm/500mmの組み合わせなので、短い方は500mmを基準に選ぶ。475mmの品は、それより短いブレードになる。

フロント用の替えブレード3つを比べる

販売中のフロント用の3商品を、長さと、それぞれの販売ページの商品説明が対応として挙げる車で並べた。

商品 長さ 商品説明が対応に挙げる車 主な仕様
ボッシュ エアロツイン AP24U/AP20U 600mm/500mm X5 E70 xDrive35i(ABA-ZV30・ABA-ZV30S・DBA-ZV30・DBA-ZV30S)2010年4月〜2011年9月・アームタイプB 運転席側1本と助手席側1本の組・アダプター4種類付属(掲載車種は1番)
Mファクトリー エアロワイパー 品番の表記は24/600-20/500 BMW X5 3.0si(ABA-FE30)2006年11月〜2008年9月 左右2本セット・左右ハンドル兼用
TECART BMW専用ワイパーブレード 500mmと600mm BMW X5 E70の2012〜2013年、X6 E71・E72の2012〜2013年 右ハンドル用・車種専用のカーブ形状・工具不要の3ステップで取り付け

選ぶときの3つの基準

  1. 1つ目は生産時期。2011年9月生産までの車と2011年10月生産以降の車で取り付け部が違うため、商品説明に書かれた対応の型式・年式が自分の車の区分に入っているかを見る。長さは同じでも、区分が違う品は付かないことがある。
  2. 2つ目は取り付け部の形。アダプターが付属して複数のアーム形状に対応する品か、特定の型式専用の形で作られた品かを確かめ、現車のアームの先の形と商品の画像を見比べる。
  3. 3つ目はハンドル位置の扱い。商品によって「左右ハンドル兼用」と「右ハンドル用」の書き分けがある。自分の車のハンドル位置に合う表記の品か、兼用と書かれた品を選ぶ。

2011年9月生産までの車

2010年4月〜2011年9月のxDrive35i(ABA-ZV30・ABA-ZV30S・DBA-ZV30・DBA-ZV30S)なら、ボッシュ エアロツインのセット(品番AP24U/AP20U)を選ぶ。販売ページの商品説明が対応として挙げているのはこの型式・年式で、アームタイプはB(商品画像で確認する形)。運転席側1本と助手席側1本の組で長さは600mm/500mm、取り付け用のアダプターが4種類付属し、掲載の車種では1番を使うとされている。ほかの型式・年式の車に使えるかは、この商品説明だけでは決められない。

BOSCH エアロツイン フロント左右セット AP24U/AP20U(600/500mm)

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2006年11月〜2008年9月の3.0si(ABA-FE30)なら、Mファクトリーのエアロワイパーが候補になる。販売ページの商品説明ではフロント用の左右2本セットで、品番の表記は24/600-20/500、左右ハンドル兼用。対応として挙げているのはBMW X5 3.0si(ABA-FE30)の2006年11月〜2008年9月で、車両のフックが商品写真のフック形状に当てはまらない場合は取り付けできないと注意している。

Mファクトリー エアロワイパー X5 E70 フロント左右セット(600/500mm)

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2012〜2013年の車

2012〜2013年のX5 E70で右ハンドルの車なら、TECARTのBMW専用ワイパーブレードを選ぶ。商品名にガラコワイパーとある右ハンドル用のフロントワイパーで、販売ページの商品説明では長さは500mmと600mm、車種専用に設計したカーブ形状で、形状記憶合金と高弾性ゴムを組み合わせ、工具不要の3ステップで取り付けるとされている。対応として挙げているのはBMW X5 E70の2012〜2013年とX6 E71・E72の2012〜2013年で、購入前に適合をよく確かめるよう注意している。2011年以前の車への適合は商品説明に書かれていない。

TECART BMW専用ワイパーブレード X5 E70 右ハンドル用(600/500mm)

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リアワイパーは380mmとする掲載が多い

海外のワイパーサイズ一覧ではE70(2006〜2013)のリアを15インチ(380mm)としており、販売店が掲載しているボッシュ品番の適合表でも、リア用はE70の各型式で380mmのA380Hが挙がっている。ただしBMWや部品メーカーの一次の出典では確かめられていないので、購入前に現車のリアブレードの長さを測っておく。

ブレードとアームをまとめて替えるなら、ACROPIXのリアワイパーブレード・アームセットがある。販売ページの商品説明では、リアワイパーブレード2個とリアワイパーアーム1個の組で、ブレードの長さは15インチ(380mm)、アームは13インチ(340mm)。アームとブレードをまとめて替えられ、予備のブレードが1本付く。商品名で「互換品」とされた純正品ではない品で、対応として挙げているのはBMW X5・X5MのE70(2006〜2013)。現車のリアを測って380mmだったときに、フロントの交換と合わせて選ぶ品と考えればよい。

ACROPIX リアワイパーブレード・アームセット X5 E70用(380mm)

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買う前に確かめる3つの手順

手順1:今のブレードの長さを左右別に測る

今付いているブレードを外すか、付けたままメジャーで端から端までの長さを左右別に測り、長い方・短い方がどちら側かを控えておく。リアも同じように測る。

手順2:アームの先の形を商品画像と見比べる

車検証の初度登録年月は生産月と一致しないことがあるため、2011年秋〜2012年初めに登録された車は、表の区分だけで決めず、アームの先の形を見て商品画像と照らす。迷うときは販売店に車台番号を伝えて確かめてもらう。

手順3:作業中はガラスにタオルを敷く

ブレードを外したアームは、ばねの力でガラスに当たると傷やひびの原因になる。作業中はガラスにタオルを敷き、アームは静かに戻す。

よくある質問

短い方のブレードは475mmと500mmのどちら?

500mmを基準に選ぶ。ワイパーメーカーの適合で確かめられたのは600mm/500mmの組み合わせで、475mmは海外のワイパーサイズ一覧が助手席側を幅で示したときの下の値にあたる。475mmの品は、それより短いブレードになる。

前期と後期でワイパーの長さは違う?

Mファクトリーの適合で確かめた4.8i(2006年11月〜2008年9月)、xDrive35i(2010年4月〜2011年9月)、X5 M(2011年10月〜2013年6月)は、いずれも600mm/500mmで、確かめた区分の間で長さは変わらない。分かれるのは2011年10月生産からの取り付け部で、2010年のマイナーチェンジとは時期が違う。

右ハンドル用と書かれた品を選ぶべき?

自分の車のハンドル位置に合う表記の品か、左右ハンドル兼用と書かれた品を選ぶ。紹介した中では、TECARTのブレードが右ハンドル用、Mファクトリーのセットが左右ハンドル兼用と商品説明にある。

リアワイパーの長さは?

海外のワイパーサイズ一覧やボッシュ品番の適合表では380mm(15インチ)とされているが、一次の出典では確かめられていない。買う前に現車のリアブレードを測る。

関連記事

E70のほかの記事と、次の世代のX5のワイパーサイズもあわせて確かめておくとよい。

まとめ:まず今付いているワイパーを見る

最初にやることは、今付いているワイパーの現物を確かめることだ。左右のブレードの長さと長い方の位置、アームの先の形、リアの長さを見て控え、そのうえで車検証の型式と初度登録年月を国内の区分の表に照らす(初度登録年月は生産月と一致しないことがある)。

  • フロントは、Mファクトリーの適合で確かめた4.8i・xDrive35i・X5 Mの区分でいずれも600mm/500mmの2本組。長い方がどちら側かは現車で確かめる。
  • 選ぶ決め手は生産時期。米国のBMW部品販売店の商品情報では、BMWの純正部品番号が2011年9月生産までと2011年10月生産以降で分かれる。
  • リアは380mmとする掲載が多いが一次の出典では確かめられていないので、現物を測ってから買う。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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