S660はノーマル状態でもエンジン冷却水温の上昇が激しく、少しハードな負荷をかけると水温は100℃近くになることもあります。
その対策として、こちらの記事でS660のラジエーターについてご紹介いたしました。
しかしラジエーター交換は、どちらかと言うとハードな走行をする方で”そもそもラジエーター容量が不足している”方向けの商品でした。
それに対し、あまりハードな運転はしないが水温上昇は気になるという方向けには「ローテンプサーモスタット」が有効です。
ローテンプサーモスタットは、冷却水(クーラント)の循環し始めるタイミングを変更してエンジンの冷却を助けるパーツなのです。
その他にもオーバーヒートを防ぐためにラジエーターキャップを交換するという方法もあります。
この記事では、S660のローテンプサーモスタットについてご紹介していきます。
SPOON サーモスタット
ノーマル: 開弁80℃ 全開90℃
スプーン: 開弁68℃ 全開81℃
サーモスタットはノーマルより開弁開始温度を約10℃下げ、全開温度をを約10℃下げました。
この差が熱交換量の差となり、耐ヒート性が上がるのです。
厳寒時にはシャッターが必要となるのは、いわばHondaの伝統です。
M&M HONDA サーモスタット
作動温度を下げることで、早期冷却効果を発揮してパワーロスを最小限に抑える効果があります。
純正ラジエター、アルミラジエターまで対応できます。
エンジンチューニング車には必需品のパーツです。
開弁温度は純正の80℃から68℃に引き下げます。
J’S Racing ローテンプサーモスタット
HONDA車において水温とエンジンパワーは密接な関係にあります。
水温が上昇すると、ECUが燃料増量や、点火時期の遅角といった危機回避の対策(補正MAP)により急激なパワーダウンが始まります。
本製品はノーマルのサーモスタットよりも開弁温度(メインバルブ(水門)が「開き始める」温度)を低く設定し、冷却水を早めにラジエターへ循環させる事により、常時水温を理想的な75℃~85℃周辺に設定する事が可能になります。
その結果、パワーダウン、熱ダレ、ノッキングを抑制・防止し、本来のエンジンパワーを引き出すことが可能になります。
ストリート~サーキットまでステージを問わないスポーツ走行の必需品
大容量ラジエター装着時に併用する場合の効果はもちろんのこと 一般的なライトユーザーの仕様(ノーマルラジエター+ローテンプサーモスタット+高性能クーラント)でも絶大な効果を得れます。
(上記組み合わせでストリートでは約80℃周辺で水温を安定させることが可能)
まとめ
いかがだったでしょうか?
S660の水温上昇にお困りの方は、まずはローテンプサーモスタットやラジエーターキャップから導入してみて、もしそれでも気になるようであればラジエーター交換を視野に入れてみてもいいかもしれませんね!
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