ウィッシュZGE20Gの車高調おすすめ3機種と適合確認

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2代目ウィッシュの型式ZGE20Gに向けて売られている車高調は、いま手に入る範囲で3機種ある。減衰力が固定のものが1つ、32段調整が1つ、36段調整が1つで、性格は最初から分かれている。ただし製品を決める前に片づける作業があって、ウィッシュの車高調は型式が1文字違うだけで品番が変わり、同じ型式でもグレードでさらに分かれる。車検証を開いて型式・初度登録年月・グレードを押さえ、そこから適合表を引く順序で進めたい。

目次

ZGE20Gで買える3機種

製品 減衰力 車高調整 Amazon実売価格(確認時点)
BLITZ DAMPER ZZ-R 92442(1.8X・1.8Aグレード用) 32段調整 全長調整式 ¥121,622
RS★R Basic☆i BAIT867M 固定 全長調整式 ¥144,427
RS★R Best☆i BIT867M 36段調整 全長調整式 ¥169,964

3機種とも全長調整式を採る。差が出るのは減衰力を触れるかどうか、下げ幅の設計、そして保証の3点になる。価格は上の確認時点のもので、生産終了車向けの製品だけに流通の状況とあわせて動く。

BLITZ DAMPER ZZ-R 車高調 ウィッシュ ZGE20G・ZGE20W 1.8X/1.8Aグレード用 4本セット

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RS-R Basic☆i 車高調 トヨタ ウィッシュ用 推奨仕様 BAIT867M

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型式とグレードで品番が割れる

2代目ウィッシュは2009年4月から2017年10月まで販売され、型式はZGE20G・ZGE20W・ZGE22W・ZGE25G・ZGE25Wの5つ。排気量は1797ccまたは1986cc、駆動方式はFFかフルタイム4WD、乗車定員は6名または7名という構成で、いずれも自動無段変速機のSuper CVT-iと組み合わされる。

型式で分かれるところ

ZGE20GはFFで、1.8Xを含むノーマルボディ系の型式にあたる。対するZGE20Wは同じFFでもエアロボディで、大径ホイールを履いて3ナンバーワイドになる。ボディ形状も足まわりの前提も違うので、商品名に「ウィッシュ」と入っているだけでは自分の車に合うとは決まらない。適合表ではエンジン型式も識別条件に使われ、ZGE20Gは2ZR-FAE型だ。

グレードで分かれるところ

グレードは1.8X・1.8G・1.8A・1.8S・2.0Zなど。2012年4月のマイナーチェンジでは、それまで2.0Gだったグレードのエンジンが1.8Lへ変わり、1.8Aと1.8Gが加わった。同じ2代目でも、この前と後でグレード構成が違う。車高調の側も同じところで割れていて、たとえばDAMPER ZZ-Rは1.8X・1.8A用と1.8S用が別品番になっている。

注文前に車検証で確認する3項目

  1. 型式——ZGE20GかZGE20Wか、あるいはZGE22W・ZGE25G・ZGE25Wか。
  2. 初度登録年月——2012年4月の前か後かで適合表の行が変わる。
  3. 駆動方式とグレード——FFか4WDか、1.8X・1.8A・1.8Sのどれか。

適合表はこの組み合わせで引くようになっているので、1つでも欠けると品番を確定できない。そのうえでメーカー公式の適合表や商品検索で品番を照合してから注文する。RS★Rは型式・年式・駆動方式から品番を引ける商品検索を公式サイトに用意していて、ブリッツはメーカー別の適合表を公開している。

3機種を比べる4つの軸

軸1は減衰力調整の有無と段数。固定式は買ったままのセッティングで使う前提で、装着後に触る場所が少ない。調整式は乗り心地と踏ん張りのバランスを自分で振れる代わりに、段数を決める手間がかかる。ZGE20G向けの3機種は固定・32段・36段にきれいに分かれていて、この軸だけで性格が読める。

軸2は全長調整式かどうか。ネジ式はスプリングの座面を動かして車高を変えるが、全長調整式はショックケース側の長さで決めるため、下げてもストロークを確保しやすい。

軸3は下げ幅の設計。適合表の調整範囲は製品ごとに違い、リア側に「最低でもこれだけ下がる」量が設定されているものがある。リアが-55〜-15mmであれば、ノーマル車高には戻せず必ず15mm以上は下がるという意味になる。純正の見た目を残したいなら、この最小下げ量から見る。

軸4は保証とアフター。RS★Rは1年間または1万kmの製品保証を設け、取り扱い説明書の注意事項を守って使用した上で起きたオイル漏れ・ネジ固着の不具合に対応するとしている。加えて装着から3カ月経過後に使用者へ意見を聞くアフターフォローを行うと明記している。長く乗る前提なら、ここも選択材料になる。

BLITZ DAMPER ZZ-R 92442(1.8X・1.8Aグレード用)

ブリッツの製品ページによると、DAMPER ZZ-Rは32段の減衰力調整機構と単筒式構造を持つ。車高調整はロアブラケット部のロック位置を上下させる方式で、スプリングの長さは変わらない。スプリングは特殊高張力材SAE9245を使ったオリジナル品、アッパーマウントはアルミ鍛造製。想定用途はストリートからサーキットまでとされている。

適合表に載っている数値

販売店が商品ページに掲載している適合表では、品番92442の対象は型式ZGE20G・ZGE20W、エンジン型式2ZR-FAE、年式2012/04以降。車高調整範囲はフロント-75〜0mm、リア-55〜-15mmで、スプリングレートは前後とも6.0kgf/mm。フロントはID62のストレートスプリング、リアは樽型またはテーパー型の専用形状、マウントは前後とも強化ゴムになる。

年式とグレードの落とし穴

引っかかるのは年式とグレードの2点。同じ適合表で1.8Sグレード用は品番92795、そこに載る型式はZGE20Wだけで、ZGE20Gの記載はない(調整範囲もフロント-65〜0mm、リア-60〜-25mmと数値そのものが違う)。もう1つ、92442に載る年式は「2012/04-」の1行だけで、2009/04-2012/04の行が存在しない。前期型のZGE20Gに乗っているなら、この表からは可否を確認できないので、型式と初度登録年月を伝えてメーカーか販売店に問い合わせることになる。

適合表にはリアの減衰調整ダイヤルが取り外しの必要な区分と記されている点も見ておきたい。リアを変えるたびに手間がかかるので、頻繁に減衰を振りたいなら装着前に作業性を確認しておく。なお調整範囲の数値は掲載元によって食い違うことがあり、実際に何mm下がるかはタイヤ外径や積載状態、装着後のセッティングでも変わる。表の値は目安として、装着後に実測で確かめるのが確実。

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RS★R Basic☆i BAIT867M

RS★Rの製品案内によると、Basic☆iは減衰力が固定式で調整はできない。車高調整は全長調整式で、ショックケース長を変えて車高を出す。RS★Rはこの方式を採る理由として、ネジ式ではショックケースからバンプラバーまでの距離を変えてしまう点を挙げている。構造は単筒式、内径φ40(ストラット式はφ46)。大口径ホイールを履くローダウンと乗り心地の両立を想定した製品だ。

販売店の商品掲載では、ウィッシュ ZGE20G(FF)向けの適合品として品番BAIT867Mが記され、対象は平成21年4月(2009年4月)以降、エンジン型式2ZR-FAE。ただしグレードは1.8X限定で、「5ナンバー車専用」と明記されている。ZGE20Gはノーマルボディの5ナンバー系なので記載とは整合するが、2012年4月のマイナーチェンジで加わった1.8Aや1.8Gについては確認が取れていない。

商品ページのタイトルには型式も年式も書かれず「推奨仕様」とだけある。適合の裏づけは品番の側にあるので、RS★R公式サイトの商品検索で型式・年式・駆動方式から品番を引き、手元の品番と一致するか照合してから買う。今回、独立した2件の販売店掲載で品番と型式の対応は一致したが、RS★R公式サイト上でウィッシュ ZGE20Gの適合行そのものを一覧として確認できたわけではない。

装着後に足まわりを触る気がなく、決め打ちで下げてそのまま乗りたい人向けの1本になる。

RS-R Basic☆i 車高調 トヨタ ウィッシュ用 推奨仕様 BAIT867M

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RS★R Best☆i BIT867M

Best☆iは伸縮同時36段の減衰力調整を採用する(一部車種を除く)。全長調整式・単筒式で、本体は内径φ40のスチールボディ。スプリングには軽量でへたりにくいTi2000を使う。上位機種Super☆iの開発ノウハウと基本スペックを踏まえつつ、使用部品に量産品を用い、オイルもストリートユースで十分耐えうるレベルへ見直して価格を下げた位置づけで、Lサイズミニバンやセダンなど幅広い場面を想定している。

販売店の掲載に記されているBIT867Mの値は、推奨バネレートがフロント6.0kg/mm・リア7.0kg/mm、車高調整幅がフロント-25〜-65mm・リア-20〜-65mm、推奨車高がフロント-40〜-45mm。フロントは最低でも25mm下がる設定なので、ノーマル車高のまま減衰だけ変えたいという使い方には向かない。適合の条件は平成21年4月以降・2ZR-FAE・グレード1.8XでBasic☆iと同じ扱いになり、品番の照合が要る点も変わらない。

3機種で唯一、下げたあとの落ち着きどころを自分で詰められる。段数を決める試走まで含めて楽しめるなら、これを選ぶ理由がある。

RS-R Best☆i 車高調 トヨタ ウィッシュ用 推奨仕様 BIT867M

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車検の最低地上高9cmをどう測るか

道路運送車両の保安基準と、その解説を出している車検事業者の説明によると、車検で求められる最低地上高は9cm以上。根拠は保安基準第3条で、細目を定める告示第163条が具体的な数値を示している。

9cmの測り方

測るのは車体の最も低い部分から地面までの垂直距離。条件は空車状態・規定タイヤ圧・舗装された平面で、1cm未満は切り捨てる。車高調を入れた車は標準(中立)の位置で測る——切り替え式ならノーマル位置、無段階に調整できるものは調整範囲の中間位置が測定時の状態になる。いちばん下げた状態で測られるわけではない。ホイールベースが長い車は計算式にあてはめて求め、たとえばホイールベース300cmの車なら10cmになる。

測定から外れる部品

サスペンションやブレーキの一部、マッドガードやエアダムスカート、エアカットフラップといったフレキシブルな樹脂製の部品は対象外。樹脂製バンパーやエアロパーツなど主要な構造物とみなされないものは、5cm以上として扱われる。

エアロと灯火類

エアロに内蔵された灯火類は例外にならない。フォグランプは保安部品として扱われるので、樹脂製エアロに埋め込まれていても9cm以上が要る。前部霧灯には、照明部の上縁の高さが地上800mm以下、下縁の高さが地上250mm以上という基準もある。ブリッツは公式サイトで、開発時に車高変更が保安基準へ与える影響(9cm/10cmの確保と灯火類の基準)を確認していると案内したうえで、個体差や仕様により基準を満たさない場合があるとして、実車で基準を満たすかの確認を求めている。メーカーが見ていても、最後は自分の車の実測で決まる。

装着後にやること

車高を下げるとサスペンションアームの角度が変わり、キャンバー角とトー角が自動的に変わる。サスペンションを付け外しするだけでも数値はずれる。車高調の装着は、アライメント調整まで含めて1つの作業と考えておく。狂ったまま走ると、キャンバー角の問題で直進時にタイヤの内側へ負担が集中し、内減りと呼ばれる偏摩耗が出やすい。

費用は一般に2万〜5万円程度が目安とされ、測定が1万円前後、調整は1カ所あたり3000円程度という料金体系もある。車高調本体の価格とは別枠で見込んでおく。測定のタイミングは装着後のほか、タイヤ交換後、足まわり部品の交換後、強い衝撃を受けた後で、少なくとも車検ごとに確認したい。キャンバー角とトー角はセットで考え、見た目やコーナリングだけで数値を決めず使用環境に合わせる。あわせて最低地上高が標準位置で9cm以上あるか、エアロやフォグランプを付けているなら灯火類の高さも見ておく。

よくある質問

ZGE20W用と書かれた車高調はZGE20Gに使えるのか

品番次第。DAMPER ZZ-Rの92442のようにZGE20GとZGE20Wが並ぶ品番もあれば、1.8S用の92795のようにZGE20Wしか載らない品番もある。型式の表記だけを見て判断せず、品番と適合表の行で確かめる。

車高調を入れると車検に通らなくなるのか

装着そのものが不可になるわけではなく、標準位置での最低地上高と灯火類の高さが基準を満たすかどうかで決まる。下げ幅を欲張るほど余裕がなくなる、という関係になっている。

減衰力は固定式と調整式のどちらを選べばよいのか

装着後に足まわりを触る気がないならBasic☆iの固定式で足りる。乗り心地と踏ん張りのバランスを自分で振りたいなら32段のDAMPER ZZ-Rか36段のBest☆i。段数が多いほど細かく詰められる一方、決めるまでの試走は増える。

本体以外にいくらかかるのか

取り付けの工賃に加えて、アライメント調整の費用が別にかかる。前期型のZGE20Gなら、適合の問い合わせにかかる時間も先に見込んでおきたい。

まとめ:買うまでの順序

最初の行動は、車検証で型式と初度登録年月を確認すること。そこへ駆動方式とグレードを足せば、適合表を引く材料はそろう。製品を選ぶのはそのあとでいい。

3機種の性格は、減衰を触らず決め打ちで使うならRS★R Basic☆i BAIT867M、下げ幅を広く取りたいならBLITZ DAMPER ZZ-R 92442、段数を細かく詰めたいならRS★R Best☆i BIT867M。どれを選ぶにしても、公式の適合表や商品検索で品番を照合してから注文し、装着後はアライメントと最低地上高を確認する。この順序を守れば、買ってから合わなかったという事態は避けられる。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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