ランクル300 vs ランクルプラド 違い|スペック・価格・走行性能を徹底比較【2026年版】

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ランクル300 vsプラド比較

更新日:2026年3月

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目次

ランクル300とプラドは「車格」と「排気量」で明確に分かれる

結論大排気量・豪華装備重視→300 / 取り回し・燃費・価格重視→プラド150系
車両サイズ300:全長4,985mm / プラド:全長4,825mm(160mmの差)
価格帯300:525万〜813万円 / プラド:367万〜553万円(税込・いずれも最終モデル)
後継情報プラド150系は2023年生産終了 → 後継ランドクルーザー250が2024年発売

ランクル300とプラドは同じ「ランドクルーザー」を名乗るが、車格がまったく異なる。300はトヨタ4WDの頂点に立つフラッグシップで、3.5L V6ツインターボを搭載する。プラド150系は2.7L直4エンジンをベースとした実用重視のミドルレンジで、日本の道路事情に合わせたサイズ感が持ち味だった。

本記事では両車のスペックを数値で比較し、どちらがどんな用途に向くかを整理する。プラド後継のランドクルーザー250との関係も解説する。

ボディサイズ・車両重量の違い

両車のサイズ差を一覧にまとめた。数値の違いが日常の使い勝手に直結する。

項目 ランドクルーザー300(ZX) プラド150系(TZ-G)
全長 4,985mm 4,825mm +160mm
全幅 1,980mm 1,885mm +95mm
全高 1,925mm 1,850mm +75mm
ホイールベース 2,850mm 2,790mm +60mm
車両重量 2,360〜2,530kg 2,050〜2,330kg +200〜310kg
最小回転半径 5.9m 5.8m +0.1m

全幅95mmの差は駐車環境で体感しやすい。一般的な立体駐車場の幅制限は1,850mmが多く、全幅1,980mmの300は入庫できない。プラドの全幅1,885mmも制限ギリギリだが、平面駐車場では95mmの余裕が取り回しの安心感につながる。

全長160mmの差は縦列駐車で影響が出る。300の全長4,985mmは5m級のボディで、都市部の狭い路地では気を遣う場面が増える。住宅街の狭い生活道路ですれ違う場面では、左右各47.5mmずつ外側に張り出す感覚になる。

全高は300が1,925mm、プラドが1,850mmで75mmの差がある。自宅のガレージや商業施設の高さ制限(一般的に2,000〜2,100mm)に対して、300は天井との余裕が少なくなる。ルーフキャリアやルーフラックを装着する場合は、高さ制限に抵触しないかの事前確認が欠かせない。

車両重量の差は200〜310kgに達する。この重量差はブレーキ性能やタイヤの摩耗速度に影響する。タイヤの溝が早く減る傾向にあり、交換サイクルも短くなりやすい。300のタイヤ選びや純正サイズの詳細はランクル300 タイヤサイズ 純正仕様まとめで確認できる。

エンジン・パワートレインの差は2.5倍

エンジン性能は両車の差がもっとも顕著に出る項目である。

項目 300(ガソリン) 300(ディーゼル) プラド(ガソリン) プラド(ディーゼル)
型式 V35A-FTS F33A-FTV 2TR-FE 1GD-FTV
排気量 3.5L V6 3.3L V6 2.7L 直4 2.8L 直4
最高出力 415ps 309ps 163ps 204ps
最大トルク 66.3kgf·m 71.4kgf·m 25.1kgf·m 51.0kgf·m
ミッション 10AT 10AT 6AT 6AT

ガソリン同士で比較すると、出力差は252psに達する。300の415psはプラドの163psの約2.5倍で、パワーウェイトレシオでも300が圧倒する。

ディーゼル同士ではトルク差が20.4kgf·mある。この差はトレーラー牽引や急勾配の登坂で実感しやすい。300の71.4kgf·mは1,600〜2,600rpmの低回転域で発生するため、アクセルを深く踏まなくても十分な加速力を得られる。

トランスミッションは10AT vs 6ATで4段の差がある。段数が多いほどエンジンの効率域を細かく使えるため、高速巡航時の静粛性と燃費で300に優位性がある。300のDirect Shift-10ATはトルクコンバーターの滑りを最小限に抑える設計で、加速レスポンスにも差が出る。

駆動系はともにフルタイム4WDだが、制御の精度に世代差がある。300にはマルチテレインセレクトが搭載されており、MUD・SAND・ROCK・AUTO・DIRTなどのモードを路面状況に応じて切り替えられる。プラド150系にもマルチテレインセレクトは設定されるが、選択可能なモード数と制御の細かさで300が上回る。

プラットフォームも異なる。300はTNGA-F世代の新設計ラダーフレームを採用し、先代200系から約200kgの軽量化を実現した。プラド150系は旧世代のラダーフレームで、設計の新しさで差がつく。先進安全装備(Toyota Safety Sense)のバージョンも300が最新版になる。

カスタムパーツの選び方や費用感についてはランクル300 カスタムパーツ完全ガイドで詳しく解説している。

燃費・維持費は年間3〜5万円の差

購入後のランニングコストは車両価格以上に長期の家計に影響する。年間10,000km走行を前提に主要項目を比較した。

項目 300(ガソリン) 300(ディーゼル) プラド(ガソリン) プラド(ディーゼル)
WLTC燃費 7.9km/L 9.7km/L 8.3km/L 11.2km/L
燃料タイプ ハイオク 軽油 レギュラー 軽油
年間燃料費(税込概算) 約234,000円 約155,000円 約205,000円 約134,000円
自動車税(年額) 57,000円 51,000円 45,000円 45,000円

※燃料単価はハイオク185円/L、レギュラー170円/L、軽油150円/Lで試算(2026年3月時点の概算)。

ガソリン同士で比較すると、年間燃料費の差は約29,000円である。300はハイオク指定のため、レギュラー仕様のプラドとはリッター単価で15円の差が上乗せされる。

ディーゼル同士では300が約155,000円、プラドが約134,000円で、年間約21,000円の差になる。

自動車税は排気量区分の違いで年間6,000〜12,000円の差がある。燃料費と合算すると、年間維持費は300がプラドより約3万〜5万円高い計算である。5年間では15万〜25万円のコスト差になる。

車両保険も車両価格に連動するため、300は保険料が高くなる傾向がある。300のZXグレード(743万円)とプラドTX(367万円)では、車両保険料の年額で数万円の差が出るケースがある。

重量税にも差がつく。300は車検時の重量税が2年分で49,200〜61,500円、プラドは41,000〜49,200円で、差は最大で約20,000円になる。

タイヤ交換費用も見落とせない。300のZXグレードは265/65R18が純正サイズで、4本交換で10万〜15万円が相場になる。プラドのTX Lパッケージは265/55R19が純正で、価格帯はやや低めだが大きな差はない。ただし300は車両重量が大きいぶんタイヤの消耗が早く、交換頻度が高くなる傾向がある。

価格・グレード構成(300は525万〜813万円)

300は2025年3月の一部改良で価格改定が行われた。プラド150系は2023年に生産終了しており、新車では購入できない。

ランクル300(2025年3月改良モデル・税込)

グレード エンジン 価格
GX ガソリン3.5L 5,252,500円
AX ガソリン3.5L 5,630,900円
VX ガソリン3.5L 6,436,100円
ZX ガソリン3.5L 7,436,000円
ZX ディーゼル3.3L 7,736,300円
GR SPORT ガソリン3.5L 7,836,400円
GR SPORT ディーゼル3.3L 8,136,700円

プラド150系(最終モデル・税込・参考価格)

グレード エンジン 価格
TX ガソリン2.7L 約3,670,000円
TX Lパッケージ ガソリン2.7L 約4,210,000円
TX Lパッケージ ディーゼル2.8L 約4,970,000円
TZ-G ディーゼル2.8L 約5,530,000円

エントリーグレード同士(GX vs TX)で約158万円の価格差がある。装備充実グレード同士(ZXディーゼル vs TZ-G)では約220万円の差に広がる。

300のGXは5人乗りのガソリンモデルのみで、装備は最低限に絞られている。AX以上は7人乗りとなり、3列目シートが標準装備される。最上位のGR SPORTはオフロード走行に特化した専用サスペンションとタイヤを装備する。

プラドのTXは最も手頃なグレードで、ガソリン2.7Lエンジンとの組み合わせなら367万円から購入できた。ディーゼルを選ぶ場合はTX Lパッケージ以上となり、最低でも約497万円が必要だった。TZ-GはKDSS(油圧式スタビライザー制御)を標準装備する上位グレードで、オフロード性能を重視するオーナーに選ばれていた。

カスタムにかかる費用の目安はランクル300 カスタム費用の相場と内訳にまとめている。

プラド後継「ランドクルーザー250」の位置づけ

プラド150系は2023年に生産を終了し、2024年4月にランドクルーザー250が後継として登場した。250はプラドの名前を冠さず、「ランドクルーザー」ブランドに統合された。

250のボディサイズは全長4,925mm、全幅1,940〜1,980mm、全高1,925〜1,935mmで、300との全長差はわずか60mmに縮まった。全幅はほぼ同一で、ホイールベースも2,850mmで300と共通する。

一方でエンジンは直4を継続しており、2.8Lディーゼルターボ(204ps/51.0kgf·m)が主力である。V6ツインターボを搭載する300とはパワートレインの格差が残る。

価格帯は520万〜735万円(税込)で、300の525万〜813万円と大きく重なる。プラド時代のような明確な価格差はなくなった。

最小回転半径は250が6.0mで、300の5.9mよりもわずかに大きい。ボディ拡大の結果、プラドの強みだった取り回しのよさは250には引き継がれていない。

つまり、250は「300に近いサイズに、プラド世代のパワートレインを搭載した車」と位置づけられる。300との選択は、V6の動力性能を取るか購入価格の下限を取るかが判断の分かれ目になる。

Q1. ランクル300とプラドでカスタムパーツの互換性はあるか

基本的に互換性はない。プラットフォーム・ボディサイズ・ボルトパターンが異なるため、パーツは車種専用品を選ぶ必要がある。ホイールのPCDは300もプラドも150mm×5穴だが、オフセットやハブ径が異なるため流用には個別の適合確認が必要になる。300向けのカスタムパーツは年々充実しており、タイヤ・ホイール・足回り・インテリアまで幅広い選択肢がある。

Q2. プラド150系の中古は今でも購入する価値があるか

2024年4月の生産終了から日が浅く、部品供給は当面問題にならない。ディーゼルモデル(1GD-FTV)は耐久性に定評があり、走行10万km超でも状態良好な個体が流通している。2026年3月時点のディーゼルTX Lパッケージの中古相場は350万〜450万円前後で推移している。250の普及に伴いリセールバリューは緩やかに下落する見込みだが、「全幅1,885mm」というサイズは立体駐車場を使うオーナーにとって代えがたいメリットである。

Q3. ランクル300のリセールバリューはプラドより高いか

300は国内外で需要が高く、リセールバリューはSUV市場でトップクラスを維持している。新車受注停止が続いているため中古市場でもプレミアム価格がつく傾向にある。プラド150系もリセール優秀な車種として知られるが、250への世代交代により今後は徐々に落ち着く見込みである。スペック比較で見ると、300はV6エンジン搭載のフラッグシップという唯一無二のポジションがリセールを支えている。

まとめ|用途に合った1台を選ぶ判断基準

ランクル300とプラド150系は、エンジン出力で2.5倍、車両価格で150万〜220万円の差がある。サイズ・パワー・装備のすべてで300が上位だが、維持費や取り回しの面ではプラドに分がある。

用途別の判断基準は以下のとおりである。

  • 本格オフロードやトレーラー牽引、V6の余裕を求めるならランクル300
  • 立体駐車場を使う環境で、燃費と維持費を抑えたいならプラド150系の中古
  • 新車購入でプラド系統のパワートレインを選びたいならランドクルーザー250

なお、300は2026年3月時点でも新車の受注停止が続いている。新車での購入を検討する場合、納車時期の見通しを販売店に確認しておきたい。プラド150系は中古市場での流通量が豊富で、ディーゼルモデルは300万円台後半から選べる。250は納車待ちが長期化しているものの、新車で注文できる数少ないランドクルーザーである。

ランクル300のカスタムパーツは車種専用品から選ぶことになる。パーツの互換性は300と250の間でも限定的なため、購入前に車種適合の確認が欠かせない。以下の記事でパーツごとの詳細を確認できる。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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