納車したてのスペーシアや、乗り換えたばかりのスペーシアカスタムで、純正キーのプラスチックに擦り傷が付き始めると気になり出します。キーケースは数百円から用意できますが、スペーシアはMK系のなかでも世代とグレードでスマートキーの形とボタン数が変わり、形が合わないケースを買うとボタンが押せなかったり本体が収まらなかったりします。ここでは型式ごとの見分け方と、素材別の選び方を、在庫が確認できた商品でまとめました。
スペーシアMK系キーケースの比較一覧
在庫を確認できた社外キーケースを、素材・参考価格・対応ボタン数・適合の目安で並べました。参考価格はAmazonの表示をもとにした目安で、時期により前後します。
| 商品 | 素材 | 参考価格 | 対応ボタン | 適合の目安 | 在庫 |
|---|---|---|---|---|---|
| FRACTAL CREATION | TPU | 約798円 | 2〜4ボタン | スペーシアMK系を明記/ワゴンR・アルト等と共用 | あり |
| Unhoke | TPU | 約675円 | 4ボタン | 新型スペーシアカスタム・フレアワゴン・ソリオ系 | あり |
| PIMOHI | TPU | 約842円 | 4ボタン | MK53S世代・64系・ソリオ系 | 残りわずか |
| smasol | 本革 | 約2,023円 | 4ボタン | スペーシアカスタム・64系スズキ車 | あり |
表の見方と選ぶ順番
選ぶ順番はシンプルで、最初にスマートキーのボタン数を数え、次に素材と価格で候補を絞ります。TPUは衝撃に強く水洗いもしやすい低価格帯、本革は手触りと見た目を重視する人向けの価格帯です。表の適合欄は各商品が挙げている対応車種の要約なので、購入前に自分の型式とボタン数が含まれているかを商品ページで見比べます。
スペーシアの型式とスマートキーの形状
スペーシアはMK系という共通のくくりでも、世代によってスマートキーの形そのものが変わります。ここを外すとケースに本体が収まらないため、まず自分の型式がどの世代かを押さえます。型式は車検証の「型式」欄に「5AA-MK53S」のように記載されており、スマートキー単体では世代を見分けにくいので、迷ったら車検証を先に確認すると早いです。
初代(MK32S・MK42S)は楕円型スマートキー
初代スペーシアとスペーシアカスタムは、2013年3月〜2015年4月のMK32Sと、2015年5月〜2017年12月のMK42Sに分かれます。この世代のスマートキーは先端が丸い楕円型(砲弾型)で、2代目以降の角ばった形とは別物です。初代に乗っている場合は、商品説明にMK32SやMK42Sの記載がある楕円型対応のケースを選びます。Amazonで多く並ぶ「新型スペーシア」向けのケースは角型を前提にしていることが多く、初代の楕円型キーには入りません。中古で初代を手に入れたばかりの人ほど、形状の見落としに気をつけたいところです。
2代目以降(MK53S・MK94S・MK54S)は角型スマートキー
2代目は2017年12月〜2023年11月のMK53Sで、2018年に加わったスペーシアギアも同じMK53Sです。2023年11月からの3代目は、NAのMK94SとターボのMK54Sに分かれ、いずれも長方形の角型スマートキーになりました。角型は初代の楕円型と互換がないため、MK53S以降なら角型対応と書かれた商品を選びます。いまAmazonで在庫が多いのも、この角型(新型スペーシア・カスタム)向けのケースです。
ボタン数はスライドドアの装備で変わる
同じ型式でも、スマートキーのボタン数はグレードの電動スライドドアで変わります。電動スライドがないグレードは2ボタン、片側だけなら3ボタン、両側電動なら丸いスライドドア開閉ボタンが左右に付いた4ボタンです。スペーシアカスタムは両側電動の4ボタンが多く、標準車は2〜3ボタンも混在します。数え方は、施錠と解錠のボタンに加えて、丸い形のスライドドア開閉ボタンがいくつ並んでいるかを見るだけです。左右に2つ並んでいれば4ボタン、片側だけなら3ボタンと判断できます。ケースはこのボタン穴の位置で作り分けられているため、同じ角型でも3ボタン用に4ボタンのキーは収まりません。購入前に手元のキーのボタン数を数えるのが、失敗を防ぐいちばんの近道です。
キーケースの素材ごとの違い
適合の次に効いてくるのが素材です。スペーシア向けに多いのはTPU、シリコン、本革の3タイプで、価格も手触りも変わります。
TPU・シリコンは衝撃吸収とコスパ重視
TPUはやわらかい樹脂で、落としたときの衝撃を吸収しつつ数百円台で買えるのが持ち味です。透明タイプならキーのデザインを隠さず、ボタンの反応も損ないにくい作りになっています。今回そろえた在庫品でもTPUが中心で、FRACTAL CREATIONやUnhoke、PIMOHIがこのタイプです。汚れたら水洗いできる手軽さもあり、初めての1個として選びやすい価格帯です。
本革は質感と手なじみ重視
本革のケースは、握ったときの質感と、使い込むほど馴染む経年変化が持ち味です。今回のsmasolは2千円台と価格は上がりますが、4ボタンのスペーシアカスタムなどに合わせた本革カバーで、ステッチ入りの落ち着いた見た目に仕上がります。傷が付きにくく長く使いたい人や、車内の雰囲気に合わせたい人に向く選択肢です。色は黒やブルーなど内装に合わせやすい系統が中心で、キーホルダー金具やストラップが付く商品を選べば、鞄やベルトループに掛けて持ち運べます。
シリコン・金属調カバーという選択肢
TPUと本革の中間として、シリコンや金属調(アルミ・カーボン柄)のカバーもあります。シリコンはTPUより柔らかくグリップが効き、滑り落としを抑えたい人に向きます。アルミやカーボン柄はドレスアップ寄りで、見た目を引き締めたいときの候補です。ただし金属を含むカバーは、電波を遮る位置に金属が重なると反応が落ちる場合があるため、装着後に施錠・解錠の効きを一度試します。スペーシア専用をうたう金属調は数がまだ少なく、まずはTPUか本革から選ぶと在庫と適合で迷いにくくなります。
失敗しない選び方のチェックポイント
素材を決めたら、仕上げに次の3点を照らし合わせます。ひとつ目は対応ボタン数、ふたつ目は世代(楕円型か角型か)、みっつ目はキーホルダーやリングの有無です。商品説明に自分の型式やボタン数が書かれているかを見て、書かれていなければ画像でキー形状を照合します。ここまで合えば、あとは色や質感の好みで決められます。
注目のキーケースを詳しく比較
在庫と適合が確認できたなかから、性格の違う2タイプを詳しく見ていきます。低価格で幅広く使えるTPUと、質感を重視した本革の組み合わせです。
コスパ重視のFRACTAL CREATIONキーケース
FRACTAL CREATIONのTPUケースは、商品名にスペーシアMK系を明記し、ワゴンR(MH35S〜MH95S)やアルト(HA37S/HA97S)、ジムニー(JB64W/JB74W)とも共用できる汎用タイプです。参考価格は約798円で、キーホルダーが付いて衝撃保護をうたう作りです。複数のスズキ車を持つ家庭や、まず1個試したいときに選びやすい価格と適合の広さがそろっています。カラー展開があるので家族で色分けして持つ使い方もでき、TPUらしく落下時のダメージを和らげてくれます。対応車種が広いぶん、購入前に自分のキーのボタン配置と画像を照らし合わせておくと安心して合わせられます。
FRACTAL CREATION TPUキーケース(スペーシアMK系対応・キーホルダー付き)
上質な手触りのsmasol本革スマートキーケース
smasolの本革カバーは、4ボタンのスペーシアカスタムをはじめ、ジムニーやフロンクス、クロスビー、ソリオといった64系スズキ車のスマートキーに合わせた本革タイプです。参考価格は約2,023円で、黒とブルーのカラーがあります。TPUより価格は上がりますが、手触りと見た目を重視する人に向く1個です。装着前に、自分のキーが4ボタンの角型かどうかを画像で見比べておくと安心です。本革は最初は硬めでも、使ううちに手の脂となじんで角が取れ、色艶が深まっていきます。ステッチのほつれや金具のゆるみだけ時々見ておけば、TPUより長い付き合いができる素材です。スペーシアカスタムの内装トーンに合わせて黒を選ぶと、キーだけ浮かずにまとまります。
smasol 本革スマートキーケース(4ボタン・スペーシアカスタム対応)
そのほかの候補(Unhoke・PIMOHI)
もう少し選択肢を広げたいときは、UnhokeとPIMOHIのTPUケースも候補になります。Unhokeは約675円と今回のなかでいちばん安く、4ボタンの新型スペーシアカスタムやフレアワゴン、ソリオ系に対応します。手触りのよいTPUに銀色のフレームを合わせた軽量タイプで、価格を最優先したい人の入り口として扱いやすい1個です。PIMOHIは約842円でMK53S世代や64系を挙げており、シルバーとクリアの組み合わせでキー本体のデザインを活かせます。ただし在庫が残りわずかのため、狙うなら早めの確認が向きます。どちらも角型スマートキー向けで、初代の楕円型には合わない点に注意します。フレアワゴンやソリオと共用できる商品が多いので、スズキ車を乗り継ぐ予定があるなら対応の広いものを選んでおくと後で使い回せます。
取り付け時と日常使いの注意点
適合が合っていても、届いてからの確認をひとつ挟むと失敗を減らせます。開封直後の数分でできることばかりです。
届いたら最初にボタンと収まりを確認する
開封したら、まず本体がぴったり収まるか、スライドドアの開閉ボタンを含めて全部のボタンが押せるかを確かめます。TPUは少し伸びるので多少の誤差は吸収しますが、本革やハードタイプは形が合わないと浮きが出ます。ボタンの穴位置がずれる場合は、無理に押し込まず型式違いを疑います。装着したまま施錠・解錠と、スライドドアの開閉が問題なく動くところまで確認できれば、その日から安心して使えます。合わない場合は無理に使い続けず、返品や交換の対応期限内に手を打つと余計な出費を避けられます。
スマートキーの反応と電池交換のしやすさ
厚みのあるケースは電波を弱めることがまれにあり、反応が鈍く感じたら一度外して比べます。多くのTPU・本革カバーは電波を通す設計ですが、金属パーツが電波に重なるタイプは念のため確認します。電池交換のときにケースを外す必要があるかも、選ぶ前に見ておくと後が楽です。
よくある質問
スペーシアカスタムやギアにも同じキーケースが使えますか
型式が同じなら本体形状は共通なので、MK53S世代であれば標準スペーシア・カスタム・ギアで同じ角型キーケースが使えます。ただしボタン数はグレードで変わるため、4ボタン用か3ボタン用かは合わせる必要があります。
初代スペーシアのキーケースを新型に流用できますか
できません。初代のMK32S・MK42Sは楕円型、MK53S以降は角型でスマートキーの形が違うため、ケースの互換性はありません。世代をまたぐ乗り換えのときは、新しい型式に合わせて買い直します。
キーケースを付けるとスマートキーの反応は悪くなりますか
多くのTPU・本革ケースは電波を通す前提で作られており、通常は反応に大きな影響は出ません。厚手のケースや金属装飾が重なると弱まることがあるため、気になるときは装着前後で反応距離を比べます。
純正のキーカバーと社外品はどちらがよいですか
純正アクセサリーは適合の安心感が持ち味で、社外品は価格とデザインの幅が持ち味です。数百円で試せるTPUから質感重視の本革まで選べる社外品は、型式とボタン数さえ合えば費用を抑えつつ好みで選べます。まずは低価格のTPUで使い勝手を試し、気に入ったら本革へ買い替える進め方も無駄が出にくい方法です。
「新型スペーシア対応」と書かれていれば全部合いますか
必ずしも合いません。「新型」は2代目MK53S以降の角型を指すことが多い一方、対応ボタン数は商品ごとに異なります。4ボタン用と書かれたケースに2〜3ボタンのキーを入れると、余った穴が目立ったり固定が甘くなったりします。世代(角型か楕円型か)とボタン数の両方が自分のキーと一致しているかを、商品説明と画像の両方で確かめると安心です。
まとめ|型式とボタン数を確かめてから選ぶ
スペーシアのキーケース選びは、型式による形の違いとボタン数の2点を押さえれば大きく外しません。初代のMK32S・MK42Sは楕円型、2代目のMK53S以降と現行のMK94S・MK54Sは角型で、互いに互換はありません。ボタン数は電動スライドドアの装備で2〜4ボタンに分かれ、カスタムは4ボタンが中心です。まずは手元のキーを確認し、型式による形の違いとボタン数の2点を合わせたうえで、コスパ重視ならTPU、質感重視なら本革という順で選ぶと、数百円から自分に合う1個にたどり着けます。
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