更新日:2026年2月
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結論:アルトワークスにオートクルーズを後付けするならPIVOT 3-drive αが定番
アルトワークス(HA36S)にはクルーズコントロールが標準装備されていません。高速道路や長距離ドライブで右足の疲労に悩んでいるオーナーも多いことでしょう。
そんなHA36Sオーナーにとって、PIVOT(ピボット)の「3-drive α(スリードライブ アルファ)」は後付けオートクルーズの定番として幅広い支持を集めています。スロットルコントローラー(スロコン)機能とオートクルーズ機能を1台に搭載した2in1デバイスです。高速巡航時の疲労軽減に加え、普段の走行でもアクセルレスポンスを好みに調整できる優れものです。
この記事では、HA36Sアルトワークスに3-drive αを導入するために知っておきたい製品の選び方、必要なパーツと費用、取り付け手順、そして実際の使用感まで詳しく解説します。
PIVOT 3-drive αとは?スロコン+オートクルーズの2in1デバイス
PIVOT 3-drive α(型番:3DA)は、電子スロットル車に対応したスロットルコントローラーにオートクルーズ機能を搭載した製品です。メーカー希望小売価格は33,000円(税込)です。Amazon実売価格は約21,000円前後となっています。
基本スペック
- オートクルーズ設定速度: 30〜140km/h(2km/h単位で調整可能)
- スロコンモード: スポーツ(7段階)/ ノーマル / エコ(5段階)
- コントローラーサイズ: 78×22×14mm(非常にコンパクト)
- ユニットサイズ: 70×50×22mm
オートクルーズ機能の仕組み
走行中にスイッチを押すだけで、その時点の速度を維持して走行します。速度の微調整は2km/h単位でき、ブレーキを踏めば即座に解除されます。解除後にリジュームボタンを押せば、解除前の設定速度に自動復帰できます。
なお、この製品は速度を一定に保つ「定速クルーズ」であり、前車との距離を自動調整するACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)ではありません。この点は購入前にしっかり理解しておく必要があります。
3DA / 3DA-B / 3DA-Xの違い
| モデル | 特徴 | 備考 |
|---|---|---|
| 3DA | スタンダードモデル(本体のみ) | ハーネスは別売 |
| 3DA-B | ブレーキハーネス同梱モデル | BR付属でやや割安 |
| 3DA-X | 有機ELディスプレイ搭載の上位版 | 表示が見やすい |
HA36Sアルトワークスの場合、スタンダードな3DAに車種別ハーネスを揃える組み合わせが一般的です。
アルトワークスにおすすめの理由
アルトワークスはターボ搭載の軽自動車で、高速道路での巡航も十分にこなせるポテンシャルを持っています。しかし排気量660ccという制約から、速度維持にはこまめなアクセル操作が求められます。
3-drive αを装着することで、高速巡航時のアクセル操作から解放されます。さらにスポーツモードによるレスポンス向上で街乗りの楽しさも増すという、一石二鳥の効果が期待できます。
なお、3-drive αのスロコン機能でレスポンスを改善したうえで、さらにパワーアップを目指す方にはレースチップによるブーストアップも検討の余地があります。
HA36Sアルトワークスに必要なパーツと費用
3-drive αの導入にあたって、本体以外にも車種別のハーネス類が必要です。ここではHA36Sアルトワークスに対応するパーツと費用をまとめます。
必要パーツ一覧
| パーツ名 | 型番 | 用途 | Amazon参考価格(税込) |
|---|---|---|---|
| 3-drive α 本体 | 3DA | スロコン+オートクルーズ本体 | 約21,000円 |
| スロットルハーネス | TH-2C | アクセルペダル接続用(スズキ車用) | 約4,300円 |
| ブレーキハーネス | BR-2 | ブレーキスイッチ接続用 | 約3,100円 |
| リモートスイッチ | LSW | 手元操作用スイッチ(オプション) | 約3,000円 |
| MTクラッチハーネス | MTC-9 | MT車のクラッチ接続用 | 約3,000円 |
アルトワークスはMT車が主力(5AGSモデルもあり)のため、MT車の場合はクラッチハーネス(MTC-9)も用意してください。これはクラッチを踏んだ際にクルーズを自動解除するために使用します。
費用の目安
DIYの場合(MT車フルセット)
- 本体+ハーネス4点: 約34,000〜35,000円(税込)
- 工具代: 手持ちの基本工具があれば追加不要
ショップに取り付け依頼する場合
- パーツ代: 約34,000〜35,000円(税込)
- 取り付け工賃: 約10,000〜20,000円
- 合計: 約44,000〜55,000円
リモートスイッチ(LSW)はオプション扱いですが、ユーザーの多くが「本体のスイッチは小さくて押しにくい」と評価しています。セットで購入すると使いやすさが格段に向上します。
取り付け手順と難易度
3-drive αの取り付けは、スロコン機能だけなら初級レベルですが、オートクルーズ機能を有効にするには車速信号の取り出しが必要になるため、中級レベルの作業です。
取り付け難易度と作業時間
- 難易度: 中級(電装系の基礎知識があればDIY可能)
- DIY作業時間: 約2〜3時間
- プロ依頼の場合: 約1〜1.5時間
取り付け手順(6ステップ)
ステップ1: ブレーキハーネス(BR-2)の接続
ブレーキペダル裏にある白いコネクタを外し、BR-2ブレーキハーネスを純正コネクタと車両側ハーネスの間に割り込ませます。コネクタの爪の向きを確認してから作業すると、スムーズに進みます。
ステップ2: アクセルハーネス(TH-2C)の接続
アクセルペダル裏にある黒いコネクタを取り外し、TH-2Cスロットルハーネスを割り込み接続します。ペダル周辺は狭いスペースですが、コネクタを外して差し替えるだけの作業です。
ステップ3: 車速信号の取り出し
オートクルーズ機能を使用するために不可欠な作業です。ナビ(オーディオ)を取り外し、裏側の配線から車速信号線を見つけて分岐します。HA36Sの場合、車速信号はオーディオ裏のカプラーから取得できます。この工程はDIYでは難易度が高い部分です。不安な場合はプロへの依頼を検討してください。
ステップ4: MTクラッチハーネス(MTC-9)の接続(MT車のみ)
MT車はクラッチペダルのスイッチにMTC-9ハーネスを接続します。クラッチ操作時にオートクルーズを自動解除するための配線です。5AGS車はこの作業は不要です。
ステップ5: アース接続と本体ユニットの固定
本体ユニットの黒いアース線をアクセルペダル横のボルトなど、車体の金属部分に接続します。ユニット本体は付属の両面テープでダッシュボード裏のスペースに固定します。
ステップ6: コントローラーとリモートスイッチの設置
コントローラーはドライバーから見やすい位置に両面テープで固定します。リモートスイッチ(LSW)はステアリングコラムやワイパーレバー付近など、運転中に手が届きやすい位置に設置するのがおすすめです。実際にアルトワークスに装着したユーザーの中には、サイドブレーキレバー手前に設置するケースも見られます。
DIYが不安な場合
電装系の配線に不慣れな方は、カーショップや整備工場への依頼がおすすめです。工賃は10,000〜20,000円程度が相場で、作業時間も1〜1.5時間程度で完了するケースが多いようです。オートバックスやイエローハットなどの量販店や、地域の整備工場で取り付けに対応しているところがあります。
取り付けにあたり、足回りの剛性が気になっている方はボディ補強パーツの記事もあわせてご覧ください。走行安定性の向上はクルーズコントロール使用時の安心感にもつながります。
使い方と実際の使用感
3-drive αを取り付けたら、初期設定を済ませてからテスト走行で動作を確認します。ここでは操作方法と、実際にアルトワークスに装着したユーザーの使用感を紹介します。
オートクルーズの基本操作
| 操作 | 方法 |
|---|---|
| クルーズON(SET) | 走行中にスイッチを1回押す → その時点の速度で巡航開始 |
| 速度を上げる | スイッチの「+」を押す(2km/hずつ加速) |
| 速度を下げる | スイッチの「−」を押す(2km/hずつ減速) |
| クルーズ解除 | ブレーキを踏む、またはスイッチで解除 |
| リジューム(復帰) | 解除後にスイッチを押すと解除前の速度に自動復帰 |
操作自体はシンプルで、慣れれば片手で直感的に操作できます。ただし本体のスイッチはかなり小さいです。リモートスイッチ(LSW)を併用することで操作性が格段に向上します。
スロコン3モードの使い分け
- スポーツモード(7段階): アクセルレスポンスが鋭くなり、軽自動車とは思えない加速感に。街乗りや峠道で効果を発揮します
- ノーマルモード: 純正と同等のレスポンス。スロコンを意識しない自然な走行感です
- エコモード(5段階): アクセルの踏み込みに対するレスポンスが穏やかに。燃費を意識した走行に向いています
アルトワークスのR06Aターボエンジンとの組み合わせでは、スポーツモードでのレスポンス改善が特に好評です。ユーザーからは「非力な軽自動車のイメージが変わる」という声が多く見られます。
燃費への影響
オートクルーズでの一定速走行は理論上は燃費に好影響ですが、実測では大きな改善は見られないとの報告が多いです。ただしアクセルの踏み加減が安定することで、燃費のバラつきが減るという副次的な効果は期待できます。
高速道路での使用感
高速道路でのオートクルーズが3-drive αの真骨頂です。設定速度で自動走行してくれるため、長時間のアクセル操作から解放されます。右足の疲労が大幅に軽減されます。設定速度からの誤差は±1km/h程度と精度も良好です。
ただし登坂路では速度を維持しようとして回転数が上がります。急な上り坂では一時的に解除して手動操作に切り替えるのがスムーズです。
購入前に知っておきたい注意点
3-drive αは便利な製品ですが、購入前に理解しておくべきポイントがいくつかあります。
ACC(追従型)ではない
先述のとおり、この製品は設定速度を維持する「定速クルーズ」です。前車との車間距離を自動調整するACC機能は搭載されていません。前方の車両が減速しても自動でブレーキはかかりません。前方への注意は常に必要です。
ブレーキで即解除される安全設計
安全面では、ブレーキペダルを踏んだ瞬間にクルーズが即座に解除される設計になっています。緊急時にも通常のブレーキ操作で対応できます。この点は安心材料です。
リモートスイッチ(LSW)はほぼ必須
本体コントローラーのスイッチは非常に小さく、走行中の操作がしにくいという声が多数あります。オプションのリモートスイッチ(LSW・約3,000円)を別途購入すると良いでしょう。これにより手元で直感的にクルーズのON/OFF操作が可能になり、利便性が大幅に向上します。
車速パルスの設定に注意
初期設定時に車速パルスの設定を正しく行わないと、オートクルーズが正常に動作しません。HA36Sの場合は取扱説明書の対応車種表で正しいパルス数を確認して設定してください。設定を誤ると、速度が実際と異なる表示になったり、クルーズ自体がセットできなくなる場合があります。
長期使用時の信頼性
一部のユーザーから、4年程度の使用でスロットルの不具合や、フェイルセーフモード(安全のために出力が制限されるモード)が作動したという報告があります。電子部品である以上、経年劣化のリスクはゼロではありません。異常を感じたら速やかに取り外すか、メーカーに相談してください。
取り付け後の確認事項
取り付け完了後は、以下の点を確認してから本格的に使用を開始してください。
- エンジン始動時にエラーが出ないこと
- スロコンの各モードが正常に切り替わること
- オートクルーズのSET・解除・リジュームが正常に動作すること
- ブレーキを踏んだ際にクルーズが正常に解除されること
- テスト走行は交通量の少ない安全な場所で実施すること
購入前に確認すべき注意点
以下に該当する場合は、この記事のおすすめ製品が最適ではない可能性があります。
- ACC(追従型クルーズ)を求めている方 — 3-drive αは定速クルーズのみで、前車追従機能は搭載されていません。前車との車間を自動調整したい場合は、ACC搭載の新車への乗り換えを検討してください。
- 電装系のDIY経験がまったくない方 — オートクルーズ機能を有効にするには車速信号の取り出し作業が必要です。配線作業に不安がある場合はカーショップへの取り付け依頼(工賃10,000〜20,000円程度)を検討してください。
- 5AGS以外のAT車オーナー — 3-drive αはHA36Sの電子スロットル車専用設計です。他車種や異なるグレードへの転用は適合外になる場合があります。購入前に型式を確認してから注文してください。
- 予算を本体代のみで考えている方 — 本体(約21,000円)に加えてハーネス類(約13,000円)が別途必要です。フルセットで約34,000〜35,000円が実際の目安となります。
本製品の選定ポイント
PIVOT 3-drive αをHA36Sアルトワークスへの後付けクルコンとして選ぶ際、以下の基準で適合性を判断しています。
本記事のおすすめ選定基準
本記事では以下の基準で製品を評価しています。
- HA36Sアルトワークス(電子スロットル車)への適合確認済み — メーカー適合表および実装報告をもとに選定
- Amazon実売価格 21,000円前後(本体のみ) — ハーネスを含めた合計費用は34,000〜35,000円が目安
- スロコン+クルーズの2in1機能を搭載 — 単機能製品ではなく複合機能で費用対効果が高いもの
- Amazonレビュー評価 4.0以上(レビュー件数20件以上) — 実使用者の評価が安定しているもの
- 国内正規品で入手性が安定 — Amazon Prime対応で即日〜翌日配送が見込めるもの
まとめ
HA36Sアルトワークスにオートクルーズを後付けしたい場合、PIVOT 3-drive α(3DA)は実績豊富で信頼性の高い選択肢です。スロコン機能で普段の走行も快適になります。高速道路ではオートクルーズで疲労を軽減できる一石二鳥のパーツといえます。
おすすめの購入パターン
| パターン | 内容 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 最低限セット(AT/5AGS車) | 3DA + TH-2C + BR-2 + LSW | 約31,000円 |
| フルセット(MT車) | 3DA + TH-2C + BR-2 + LSW + MTC-9 | 約34,000円 |
購入の際はAmazonでの実売価格をチェックし、ハーネスの型番(HA36S用はTH-2C / BR-2)を間違えないよう注意してください。取り付けに不安がある場合は、パーツを持ち込んでカーショップに依頼するのも有効な方法です。
よくある質問(FAQ)
Q. アルトワークスの5AGS車にも取り付けできますか?
はい、5AGS車にも取り付け可能です。HA36Sアルトワークスは電子スロットル車のため、5MT車・5AGS車どちらも3-drive αに対応しています。5AGS車の場合はクラッチハーネス(MTC-9)が不要になるため、MT車よりも必要パーツが少なくなります。
Q. 3-drive αとACCの違いは何ですか?
3-drive αは「定速クルーズコントロール」です。設定した速度を自動で維持する機能で、前方の車両との距離を自動調整する機能はありません。一方、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は前車との車間距離を自動で保つ機能です。新車の上位グレードに搭載されることが多いです。3-drive αはACCのような追従機能はないものの、後付けで手軽にクルーズコントロールを導入できる点が最大のメリットです。
Q. オートクルーズ使用中にエンジンブレーキはかかりますか?
3-drive αのオートクルーズは、設定速度を維持するためにスロットル開度を制御します。下り坂で速度が設定値を超える場合、スロットルを閉じて自然減速を試みます。ただし積極的なエンジンブレーキをかける機能は搭載されていません。急な下り坂では速度が上がることがあるため、ブレーキペダルで速度を調整してください。
Q. 取り付け後にスロコンだけ使い、クルーズ機能は使わないこともできますか?
できます。3-drive αはスロコンとオートクルーズの独立した2つの機能を持っており、スロコンだけを使用してクルーズ機能は使わないという運用も可能です。ただしクルーズ機能を使わない場合でも車速信号を接続しておくと、コントローラーに車速が表示される便利な副次効果があります。車速信号を接続しない場合は、スロコン機能のみの使用となります。
Q. 他のPIVOT製品(3-drive AC2など)との違いは?
PIVOT の後付けクルコンシリーズには複数の製品があります。3-drive α(3DA)はスロコン+クルーズの2in1タイプです。スロコンによるレスポンス調整も楽しみたい方に向いています。3-drive AC2 はクルーズコントロール専用モデルで、スロコン機能が不要な方はこちらが選択肢になります。HA36Sアルトワークスの場合、軽自動車のレスポンス改善も得られる3-drive αが人気です。
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