セレナC27のバルブ型番早見表|ハイビームH9・フォグH8

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夜間に片側だけ暗いヘッドライトに気づいたり、点検でウインカーの球切れを指摘されたりしたとき、最初に必要になるのがバルブの型番だ。セレナC27は2016年8月から2022年12月まで販売され、その間にヘッドランプのLED化が段階的に進んだため、同じC27でも年式とグレードでバルブの規格が変わる。日産が公開しているバルブ規格情報を確認すると、ハイビームは2021年10月までの全車がH9(65W)ハロゲンで、ロービームはLED仕様とハロゲンH11(55W)仕様の2つに分かれていた。ここでは灯火の位置ごとの型番を、年式・仕様別の早見表として整理する。

目次

セレナC27のバルブ型番 早見表(灯火位置別)

まず全体像から。日産のバルブ規格情報は、C27型(2016年8月〜2022年12月)とHC27型(e-POWER、2018年3月〜2022年11月)を対象に区分している。灯火位置ごとの規格は次のとおり。

灯火位置 純正(日産)表記 社外品の一般表記 W数
ヘッドライト ロービーム LED または H11 H11 55W
ヘッドライト ハイビーム H9(一部LED) H9 65W
フロントフォグランプ H8 / H11 / LED H8 / H11 35W / 55W
車幅灯(クリアランス) W5W または LED T10 5W
フロントウインカー WY21W T20 アンバー 21W
リヤウインカー WY21W T20 アンバー 21W
ストップランプ W21W または LED T20 シングル 21W
バックランプ W16W T16 16W
ライセンス(番号灯) W5W T10 5W
テールランプ LED 交換不可
ハイマウントストップ LED 交換不可

表の「純正表記」と「社外品表記」は同じ電球を指している。日産の資料はW5W・W16Wといった欧州系の記号を使い、カー用品店の棚はT10・T16という国内の通称で並ぶため、別物に見えるだけだ。この対応関係は後半で詳しく触れる。

なお、テールランプとハイマウントストップランプはC27では全期間がLEDで、電球単体の交換ができない構造になっている。点灯不良のときはランプASSY(部品本体)ごとの交換になる。

ヘッドライトはロービームとハイビームで規格が異なる

C27のヘッドライトは、ロービームとハイビームが別々のバルブで光る2灯式だ。ここを混同したまま購入すると、届いた電球が台座に入らないという結果になる。

ロービーム:LED仕様とハロゲンH11仕様がある

ロービームはグレードによって最初からLEDが組み込まれている車と、ハロゲンバルブが入っている車に分かれる。ハロゲン仕様の型番はH11(55W)。ハイウェイスター系にはLEDヘッドランプが設定され、標準ボディ系ではハロゲンの設定が残っていた。

自車がどちらかは、後述する点灯色の見分け方で判断できる。LED仕様のロービームは電球交換ができず、不点灯時はランプASSY交換になる。

ハイビーム:C27はH9が基本で、HB3ではない

C27のハイビームは、2016年8月の発売から2021年10月まで、LEDヘッドランプ装着車もハロゲンヘッドランプ装着車も一律でハロゲンH9(65W)だ。ロービームがLEDの車でも、ハイビームだけはハロゲン球が入っている。純正LEDロービームの白い光と、ハイビームの黄色っぽい光の色味が揃わないという不満が出るのはこのためで、ハイビームだけをLED化する需要につながっている。

通販サイトの商品名では、セレナ用のハイビームがHB3と記載されていることがある。日産の公開しているバルブ規格ではC27のハイビームはH9で統一されており、HB3表記の商品を見かけたら適合表で対象年式・型式を確かめたい。

変わるのは2021年11月以降で、この時期のLEDヘッドランプ装着車はハイビームもLEDになり、電球交換の対象外になった。

H9とH11は形が似ていても互換性がない

H8・H9・H11は口金の系統が近く、外観も似ている。しかし切り欠きの位置とワット数が違うため、ロービーム用のH11をハイビームに流用することはできない。ロービーム用とハイビーム用は別々に用意する。

フォグランプはグレードと年式でH8・H11・LEDに分かれる

フォグランプはC27のバルブの中でもっとも仕様差が大きい部分だ。ハロゲンのままの車でも、グレードによって型番が変わる。

ハイウェイスター系はH8(35W)

ハイウェイスターなどのエアロ系グレードで、ハロゲンフォグが付いている車の型番はH8(35W)。バンパー形状が専用設計になっている関係で、標準ボディとは別のバルブが使われている。

標準ボディ系はH11(55W)

ハイウェイスター以外のグレードでハロゲンフォグが付いている場合、型番はH11(55W)になる。ロービームのハロゲン球と同じH11だが、ワット数の指定が同じでも取り付け位置が違うので、購入時は本数と用途を分けて考える。

2021年11月以降のLED一体型は電球交換ができない

2021年11月以降のLEDヘッドランプ装着車では、フォグランプもLEDの一体型になった。この構造は電球を抜き差しする前提で作られておらず、光らなくなった場合はユニットごとの交換になる。DIYでのバルブ交換を考えているなら、まず自車のフォグがハロゲンかLEDかを確認するところから始めたい。

ウインカー・車幅灯・バックランプの型番

ヘッドライト周り以外は年式差が小さく、C27を通しておおむね共通だ。

ウインカーはT20アンバー(WY21W)

フロント・リヤともウインカーはT20のアンバー(橙色)シングル球で、日産の表記ではWY21W(21W)。WY21WのYはイエロー(橙色)を意味する記号で、白い球ではなく橙色に光る球を指定している。レンズがクリアなC27では、消灯時に電球のオレンジ色が透けて見えるのを嫌ってステルスバルブが選ばれることも多い。

車幅灯とライセンスランプはT10(W5W)

ヘッドライト内側の車幅灯(クリアランスランプ)と、リヤのライセンス(番号灯)はT10=W5W(5W)。ただしLEDヘッドランプ装着車では、車幅灯が最初からLEDになっている。ライセンスランプはレンズと一体の構造でバルブ単体の交換ができない年式もあるため、事前の確認が要る。

バックランプはT16(W16W)

バックランプはT16=W16W(16W)。C27はリヤゲート側ではなくコンビネーションランプ内に配置されている。純正はハロゲンの電球色なので、LED化すると後退時の視認性の変化が分かりやすい箇所だ。

ストップ・テール・ハイマウントの扱い

ストップランプはW21W(T20シングル・21W)だが、ハイウェイスターや特別仕様車ではLEDが採用されている。テールランプとハイマウントストップランプは全車LEDで、いずれも電球交換の対象外になる。

純正の「W21W」表記と社外品の「T20」表記の対応

適合表を読むときに混乱しやすいのが記号の違いだ。日産の資料が使うW◯◯Wという記号は、Wがウェッジ(差し込み式の口金)、数字がワット数を表す。カー用品店やネット通販が使うT◯◯は、ガラス管の直径をもとにした国内の通称だ。両者は次のように対応する。

純正(日産)表記 社外品の一般表記 W数 C27での使用箇所
W5W T10 5W 車幅灯・ライセンス
W16W T16 16W バックランプ
W21W T20 シングル 21W ストップランプ
WY21W T20 アンバー 21W フロント/リヤ ウインカー

W5Wと書かれていたらT10を、W16WならT16を買えばよい。記号が違うだけで別規格ではないので、対応表さえ手元にあれば売り場で迷わずに済む。

自分のセレナがどの仕様かを見分ける方法

同じC27でも、LEDヘッドランプ装着車かハロゲンヘッドランプ装着車かで買うべき電球が変わる。判別の手がかりは3つある。

年式は車検証の初度登録年月で確認する

まず車検証の初度登録年月を見る。2021年11月以降の登録でLEDヘッドランプ装着車なら、ハイビームとフォグもLEDの可能性が高く、バルブ交換の対象外だ。2021年10月までの登録なら、ハイビームはH9のハロゲンと考えてよい。ただし登録月と生産月にはずれが出ることがあるので、境界の年式では現車の確認を優先する。

点灯色と発光の立ち上がりで判断する

ハロゲンは電源を入れた瞬間にじわりと明るくなり、色は黄色みを帯びる。LEDは瞬時に最大の明るさになり、色は青白い。夜間に壁へ照射して、ロービームとハイビームの色が明確に違えば、ロービームがLEDでハイビームがハロゲンの組み合わせだ。

迷ったら取扱説明書とディーラーで確認する

グレードや特別仕様車、メーカーオプションの有無で装備は変わる。車台番号を伝えれば、ディーラーで自車に適合するバルブの品番を確認できる。年式の境界にあたる車や、中古で購入して前オーナーの手が入っている可能性がある車では、この方法がもっとも間違いがない。

バルブ交換の前に押さえておきたい注意点

型番が合っていても、製品の選び方によっては車検で指摘される。

ウインカーは橙色、バックランプは白色

保安基準では灯火の色が定められている。ウインカーは橙色、バックランプとライセンスランプは白色だ。C27のウインカーレンズはクリアなので、白い球を入れると白く光ってしまい基準を満たさない。ウインカーをLED化するときは、発光色が橙色の製品を選ぶ

LED化するときは放熱と光軸を意識する

LEDバルブは発光部の後ろにヒートシンクやファンが付くため、純正のハロゲン球より全長が長くなる製品がある。C27のヘッドライト裏はスペースに余裕が大きいとは言えず、防水カバーが閉まらないケースがある。購入前に全長と後方クリアランスの寸法を確かめたい。交換後は光軸のずれも起こりやすいため、点検の機会に調整してもらうと安心だ。

よくある質問

セレナC27のハイビームはHB3ではないのですか?

日産が公開しているバルブ規格では、C27のハイビームはH9(65W)です。通販サイトでHB3と記載された商品が出てくることはありますが、対象車種の年式・型式が別のものを指している場合があります。購入前に適合表でC27が含まれているかを確かめてください。

ロービームのH11をハイビームに流用できますか?

できません。H9とH11は外観が似ていますが、口金の切り欠き位置とワット数が異なります。ロービーム用にH11、ハイビーム用にH9を、それぞれ別に用意する必要があります。

フォグランプがH8かH11か、見ただけで分かりますか?

グレードで見分けるのが早道です。ハイウェイスター系のハロゲンフォグはH8(35W)、標準ボディ系はH11(55W)が基本になります。判断がつかない場合は、既存のバルブを1つ外して刻印を読むのが確実な方法です。

純正LEDのヘッドライトが切れたらバルブ交換で直せますか?

直せません。C27の純正LEDは灯体と一体の構造で、電球単体の交換ができない設計です。日産の案内でも、LEDの点灯不具合はランプASSY(部品本体)の交換になると明記されています。修理費用の目安を含め、ディーラーへの相談が必要になります。

まとめ:型番は「年式×仕様」で決まる

セレナC27のバルブは、年式とヘッドランプ仕様の組み合わせで決まる。押さえるべき点は次の4つだ。

  • ハイビームは2021年10月までの全車がH9(65W)。HB3ではない
  • ロービームはLED仕様、またはハロゲンH11(55W)仕様
  • フォグはハイウェイスター=H8(35W)、標準ボディ=H11(55W)
  • ウインカーはT20アンバー、車幅灯・ライセンスはT10、バックランプはT16

2021年11月以降のLEDヘッドランプ装着車は、ハイビームとフォグもLEDになり電球交換の対象から外れる。テール・ハイマウントストップは全期間がLEDだ。まずは車検証の初度登録年月と、ロービーム・ハイビームの点灯色を確認するところから始めれば、買うべき型番は絞り込める。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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