デリカD:2 MB37S のフロント用サンシェードは、乗っているのが標準車かデリカD:2 カスタムかで、選ぶ出品が変わる。そのうえで、吸着パッドで留める傘式と、サンバイザーで挟む折り畳み式のどちらが手に合うかで1つに絞れる。まず自分の車の型式と、カスタムかどうかを確かめてから読み進めてほしい。
MB37S のサンシェードは対応車種の表記と留め方で選ぶ
紹介する3点は、どれも MB37S/MBD7S の車種専用をうたうフロントガラス用だ。標準車なら、傘式の SKTU か折り畳み式の KOKATO を留め方の好みで選べばいい。デリカD:2 カスタムなら、カスタムを対応車種に挙げている SKTU の出品を選ぶ。
| 商品 | 形式 | 留め方 | 対応車種の表記 | 収納 |
|---|---|---|---|---|
| SKTU(デリカD:2 の表記) | 傘式 | 吸着パッドを押し当てる | MB37S/MBD7S型・カスタムの記載なし | 専用収納袋 |
| SKTU(カスタム併記) | 傘式 | 吸着パッドを押し当てる | MB37S/MBD7S型・デリカD:2 カスタムも記載 | 専用収納袋 |
| KOKATO | 折り畳み式 | サンバイザーで挟む | MB37S MBD7S・カスタムの記載なし | 収納ポーチ |
表の中身は、どれも販売ページの商品説明(出品者の記載)による。3点ともフロントガラスを覆う物で、商品名にも説明にも、横や後ろの窓の分を含むという記載は無い。
まず型式を確かめる(前の世代・MBD7S・ソリオとの関係)
2020年12月に出たモデルが MB37S
三菱自動車の発表では、2020年12月24日にデリカD:2 をフルモデルチェンジし、標準車のほかにデリカD:2 カスタムを用意した。全長は従来より80mm(カスタムは70mm)延びている。三菱のよくあるお問い合わせは、このモデルを型式 MB37S の項目で案内している。
同じデリカD:2 の名前でも、前の世代とは別の車だ。室内寸法の案内でも、2018年8月のマイナーチェンジモデル(室内長2515mm)と2020年12月のフルモデルチェンジモデル(室内長2500mm)を分けて載せている。MB37S に乗っているなら、対応車種に MB37S と書かれた物を選ぶ。
2025年2月以降は MBD7S
2025年2月のマイナーチェンジの後のデリカD:2 は、三菱のよくあるお問い合わせで MBD7S の型式として案内されている。エンジンと CVT を刷新し、衝突被害軽減ブレーキはミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせたデュアルセンサーブレーキサポートII を全車標準装備にした。ステレオカメラタイプの MB37S とは、前を見る仕組みが違う。
今回の3点は、どれも対応車種に MB37S と MBD7S を並べて書いている。ただしこれは出品者の記載で、2つの型式のフロントガラスの形が同じかどうかは、三菱の資料では確かめられていない。
ソリオの OEM 車だが、商品は対応車種の表記で選ぶ
自動車情報サイトの記事では、デリカD:2/デリカD:2 カスタムは、2020年12月4日にフルモデルチェンジしたスズキのソリオ/ソリオバンディットの OEM 車とされている。三菱のよくあるお問い合わせでも、MB37S の生産工場はスズキ株式会社 相良工場(静岡県牧之原市)と案内されている。
形式や選び方は、姉妹車の記事が参考になる。ただ、OEM 車であることと、社外品のサンシェードの型が共通であることは別の話だ。ソリオ用として売られている商品は、対応車種にデリカD:2 MB37S と書かれていない限り、合うかどうか確かめられない。
中古で買った車などで型式が分からないときは、車検証の型式の欄で、MB37S か MBD7S か、2020年12月より前の世代かを確かめてから選ぶ。
ルームミラーの前のカメラと、ダッシュボード上の表示部
三菱のよくあるお問い合わせによると、MB37S の衝突被害軽減ブレーキ(ステレオカメラタイプ)は、ルームミラー前部に設置されたステレオカメラで、前方の車両や障害物、歩行者を検知する。つまり MB37S は、ルームミラーのフロントガラス側にカメラがある車だ。
ヘッドアップディスプレイの装着車には、運転席前方のダッシュボード上に、車速やシフト位置、警告などをカラーで表示する透過型ディスプレイがある。どのグレードに付くかは、このよくあるお問い合わせには書かれていない。
サンシェードは、この2つのすぐ近くで広げたり畳んだりする物だ。傘骨や持ち手、畳んだ本体をカメラや表示部に強く当てたり、ミラーの裏へ無理に押し込んだりしない。
ルームミラーまわりの装備の話は、姉妹車のドライブレコーダーの記事でも扱っている。
MB37S のサンシェードを選ぶ5つの基準
対応型式とカスタムの表記を見る
最初に見るのは、対応車種の表記に MB37S があるか。デリカD:2 カスタムに乗っているなら、カスタムを対応車種に挙げているかまで見る。
今回の3点で、カスタムを対応車種に挙げているのは SKTU のカスタム併記の出品だけで、商品名と対応車種の行の両方に「デリカD:2 カスタム」とある。SKTU のもう1つの出品は、商品名の末尾に「アクセサリー カスタム カー用品」という語こそあるが、対応車種の行は「三菱・デリカD:2 3代目 MB37S/MBD7S型(2020年+)」で、デリカD:2 カスタムを挙げてはいない。KOKATO は、商品名にも説明の箇条書きにもカスタムの字が無い。合わないとは書かれていないが、合うとも書かれていない。カスタムなら、カスタムを挙げた出品を選ぶか、注文の前に出品者に確かめる。
傘式か折り畳み式か
傘式は傘のように開いてガラスに当て、ボタンで畳む。折り畳み式は広げてガラスに当て、畳んで袋にしまう。
留め方は吸着パッドか、サンバイザーで挟むか
SKTU はシリコン吸着パッドをガラスに押し当てて留め、KOKATO はサンバイザーで挟んで留める。吸着パッドで留めたいか、サンバイザーで挟む方が手軽か、好みで選んでいい。
ルームミラーの前のカメラとダッシュボード上の表示部
傘式なら開く・畳むときの傘骨の向き、折り畳み式ならミラーの裏へ差し込むときの当たり方を、カメラと表示部のまわりで気にすることになる。どちらの動きが自分に合うかも判断材料に入れる。
畳んだ後のしまい場所
3点とも収納袋が付く。販売ページの商品説明では、SKTU は収納時の体積が一般的なサンシェードより約20%小さく、ドアポケットなどに収まるとうたい、KOKATO は折り畳んでコンパクトにしまえるとしている。
デリカD:2 MB37S に合うサンシェードのおすすめ3点
SKTU 傘式サンシェード(デリカD:2 の表記)
販売ページの商品説明では、対応車種を「三菱・デリカD:2 3代目 MB37S/MBD7S型(2020年+)」としている。10本の傘骨はすべてガラス繊維製で、縁にステンレスのスプリングが8本入り、金属の棒の代わりにシリコンカバー付きのストラップを使う。生地は6層構造で耐熱200℃まで、表面はシリコーンコーティング、内側は TPU の遮熱ブラック素材、傘面は耐引裂性900Dの高密度生地と書かれている。ボタンを押すと傘骨が畳まれるワンタッチ収納だ。
取り付けは、傘を開いてシリコン吸着パッドをガラスに押し当てる。ルームミラー部分の傘骨を短くしてあり、ミラーを動かさずに付けられる、と説明にある。
SKTU デリカD:2 MB37S/MBD7S型 専用 サンシェード フロントガラス用(傘式・10本骨)
SKTU 傘式サンシェード(デリカD:2 カスタム併記)
販売ページの商品説明では、対応車種を「三菱・デリカD:2 / デリカD:2 カスタム 3代目 MB37S/MBD7S型(2020年+)」としている。説明の箇条書きは上の出品と同じ5つの見出しで、傘骨・スプリング・ストラップ・生地・ワンタッチ収納・吸着パッドでの取り付けまで、中身もほぼ同じだ。目に付く違いは、対応車種の行にカスタムがあるかどうか。デリカD:2 カスタムに乗っているなら、3点のうちこれが第一候補になる。
SKTU デリカD:2 カスタム MB37S/MBD7S型 専用 サンシェード フロントガラス用(傘式)
KOKATO 折り畳み式サンシェード
販売ページの商品説明では「デリカD:2 MB37S MBD7Sに適合」としている。高密度生地に多層のチタンシルバーコーティングを施し、紫外線カット率99.9%以上をうたう。取り付けはサンバイザーで挟み込み、ルームミラーの後ろに合わせる方式で、商品名にも説明の箇条書きにも吸盤や吸着パッドの記載は無い。収納ポーチが付き、使わないときは折り畳んで袋に入れられる。
KOKATO デリカD:2 MB37S MBD7S 車種専用 フロントサンシェード(折り畳み式・収納ポーチ付き)
3点の違いと選び分け
傘式の SKTU 2点は、商品説明の箇条書きが同じ5つの見出しで、中身もほぼ同じだ。目に付く違いは対応車種の行で、デリカD:2 カスタムを挙げているのはカスタム併記の出品だけになる。標準車はどちらの出品でも対応車種に入っている。傘式と KOKATO の差は留め方で、吸着パッドで押し当てるか、サンバイザーで挟むかに分かれる。
| こんな人 | 選ぶ物 |
|---|---|
| デリカD:2 カスタムに乗っている | SKTU(カスタム併記) |
| 標準車で、吸着パッドで留めたい | SKTU(どちらの出品でもよい) |
| 標準車で、サンバイザーで挟んで留めたい | KOKATO |
3点ともフロントガラス用なので、横や後ろの窓も覆いたいなら、その分は別に探すことになる。
サンシェードで防げること、防げないこと
JAF のユーザーテストでは、2012年8月22日・23日に埼玉県戸田市の駐車場で、晴れ・気温35度の日の正午から4時間、ミニバン5台の温度を比べた。開始前の室温は25℃に揃えている。
| 車の条件 | ダッシュボードの最高温度 | 車内の最高温度 |
|---|---|---|
| 対策なし(黒) | 79℃ | 57℃ |
| 対策なし(白) | 74℃ | 52℃ |
| サンシェード装着 | 52℃ | 50℃ |
ダッシュボードの温度は大きく下がっているが、車内の最高温度は50℃で、対策なしとの差は小さい。JAF は、サンシェードや窓開けをしても温度抑制効果は低く、人や動物が耐えられない温度となり、車内温度の上昇は防げないと結論づけている。使った車の車種や、サンシェードを付けた車のボディの色は書かれておらず、MB37S や今回の3点で測った値ではない。
サンシェードは駐車中にダッシュボードへ当たる日差しを和らげる物で、子どもやペットを車内に残してよくなる物ではない。
使うときの注意
- 走り出す前に必ず外し、畳んで収納袋にしまう。 フロントガラスを覆ったままでは前が見えない。
- SKTU は、傘を開いてから吸着パッドをガラスに押し当てて留める。開く・畳むときは、傘骨がカメラや表示部に向かないよう向きを気にする。
- KOKATO は、サンバイザーで挟んで留める。ルームミラーの後ろ(ガラス側)へ差し込むときは、カメラのまわりに無理に押し込まない。
よくある質問
ソリオ用のサンシェードはデリカD:2 MB37S に使えますか
対応車種にデリカD:2 MB37S と書かれていなければ、合うかどうかは確かめられない。表記のある商品を選ぶ。
デリカD:2 カスタムでも同じ商品で合いますか
3点のうち、カスタムを対応車種に挙げているのは SKTU のカスタム併記の出品だけだ。ほかの2点を使いたいなら、注文の前に出品者に確かめる。
2025年2月以降の MBD7S にも使えますか
3点とも対応車種に MBD7S を並べている。ただ、MB37S と MBD7S のフロントガラスの形が同じかは三菱の資料で確かめられておらず、あくまで出品者の記載だ。
走行中に付けたままでもいいですか
付けたまま走ってはいけない。停めている間に使う物だ。
サンシェードを付ければ車内は涼しくなりますか
ダッシュボードの温度上昇は抑えられても、車内の温度上昇は防げない。JAF のテストもそう結論づけている。
横や後ろの窓も覆えますか
今回の3点はフロントガラス用で、横や後ろの窓の分は含まれていない。
まとめ
最初にやることは、車検証で型式と初度登録年月を確認することだ。型式の欄が MB37S なら、あとは次の2つを見るだけでいい。
- 対応車種の表記に MB37S があるか。カスタムなら、カスタムを対応車種に挙げているか
- 吸着パッドで留める傘式か、サンバイザーで挟む折り畳み式か
カスタムなら SKTU のカスタム併記の出品、標準車なら留め方の好みで SKTU か KOKATO を選べばいい。
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