S660に車高調を入れるなら使用環境から考えるのがオススメ!

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S660 車高調ガイド 使用環境から選ぶ

更新日:2026年2月

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目次

結論:S660の車高調は使用環境で選ぶ

結論街乗り→TEIN FLEX Z/ワインディング→HKS HIPERMAX MAX IV GT/サーキット→SPIRIT SPEC-X
価格帯60,000〜200,000円(税込)
適合S660 JW5(H27.4〜R4.3・全グレード共通)
取り付け難易度中級〜上級(専門工具、2〜4時間、ショップ推奨)
車検最低地上高9cm以上・ヘッドライト下縁500mm以上で問題なし

S660はホンダが誇るミッドシップスポーツカーで、足回りは走行性能の生命線です。車高調選びを間違えると、せっかくのMR特性を活かせません。

街乗りメインなのにサーキット向けの硬すぎる車高調を選ぶと乗り心地が悪化し、逆にサーキット走行を楽しみたいのに柔らかい車高調では本来の性能を引き出せません。

この記事では、使用環境別に最適な車高調8製品を厳選し、選び方から取り付け、車検対応まで詳しく解説します。

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S660に車高調を入れるメリット・デメリット

車高調(車高調整式サスペンション)は、ローダウンと走行性能向上を両立できるカスタムパーツです。導入前にメリットとデメリットを理解しておきましょう。

メリット

見た目がスポーティになる

車高を下げることでフェンダーとタイヤの隙間が埋まり、S660の低重心スタイルがより際立ちます。純正車高では物足りない方にとって、視覚的な満足度が大きく向上します。

ステアリング応答性が向上する

車高調は直巻スプリングを採用しており、純正のプログレッシブスプリング(巻き数が不均等なバネ)に比べて剛性が高くなります。その結果、ハンドル操作に対する車の反応が素早くなり、意のままに操る感覚が得られます。

コーナリング性能が改善する

車高を下げると重心が低くなり、コーナリング時のロール(車体の傾き)が減少します。ワインディングやサーキットでの安定性が向上し、限界走行時のコントロール性が増します。

減衰力調整で走行シーンに対応

減衰力調整機能付きの車高調なら、ダイヤルを回すだけで硬さを変更できます。街乗り時は柔らかめ、峠道では硬めといった使い分けが可能で、一台で複数の用途に対応できます。

デメリット

乗り心地が固くなる傾向

直巻スプリングとスポーツ指向のダンパーにより、路面からの突き上げが純正より強く伝わります。特に低速での段差通過時や荒れた路面では、快適性が犠牲になります。

調整を誤ると車検不適合

過度にローダウンすると最低地上高9cm未満となり車検に通りません。また、ヘッドライト下縁が地上500mm未満になる場合も不適合です。調整範囲を把握し、適切な車高設定が必要です。

純正比で高価

車高調キットは6万円〜20万円の価格帯で、取り付け工賃も含めると10万円以上の出費になります。純正サスペンションに不満がない場合、費用対効果を慎重に検討すべきです。

取り付けに専門知識と工具が必要

スプリングコンプレッサーやトルクレンチなど専門工具が必須で、取り付け後はアライメント調整も必要です。初心者がDIYで行うとトラブルのリスクが高く、専門ショップへの依頼が推奨されます。

車高調で足回りが決まったら、合わせて検討したいのがS660 マフラーです。排気系のカスタムで走りの音と雰囲気がさらに変わります。S660のドレスアップ全体を見渡したい方はS660 カスタムパーツ一覧も参考にしてください。

S660車高調の選び方|3つのポイント

車高調選びで失敗しないために、押さえるべき3つのポイントを解説します。

3-1. 使用環境で選ぶ

S660の使い方によって最適な車高調の特性が変わります。

街乗りメイン

通勤や買い物など日常使いが中心なら、柔らかめのスプリングと減衰力調整機能を備えたモデルを選びましょう。バネレート(スプリングの硬さ)は前後3〜4kgf/mm程度が目安です。減衰力を柔らかめに設定すれば、純正に近い乗り心地を維持できます。

代表例:TEIN FLEX Z、ストリートライド TYPE K2、CUSCO street

ワインディング

峠道や高速道路のコーナリングを楽しみたい方には、バランス型の全長調整式車高調が適しています。バネレート前後4〜6kgf/mm程度で、ストロークと剛性のバランスが取れたモデルを選びましょう。減衰力調整が細かくできると、路面状況に合わせた微調整もできます。

代表例:HKS HIPERMAX MAX IV GT、LARGUS SpecK、BLITZ DAMPER ZZ-R

サーキット

タイムアタックやスポーツ走行が目的なら、硬めのスプリングとピロアッパーマウント(金属製の上部マウント)を備えたサーキット向けモデルを選びます。バネレート前後6〜9kgf/mm以上で、グリップと操舵応答性を最優先したセッティングが求められます。

代表例:SPIRIT SPEC-X、AUTO CRAFT G-DAMPER、HKS HIPERMAX(サーキット仕様)

3-2. 調整機能で選ぶ

車高調には調整方式の違いがあり、使い勝手と価格に影響します。

全長調整式(推奨)

ショックアブソーバー本体の長さを変えて車高を調整する方式です。スプリングのプリロード(初期荷重)が変わらないため、アライメント変化を最小限に抑えられます。車高変更の自由度が高く、現在の主流方式です。

メリット:車高調整が容易、アライメント変化が少ない、ストローク量を維持できる

デメリット:固定式より価格が高め

減衰力調整

ダンパーの減衰力(衝撃の吸収度合い)を変更できる機能です。16段〜32段調整が一般的で、数値が大きいほど細かい調整に対応しています。街乗り時は柔らかめ、峠道では硬めといった使い分けができます。

調整段数の目安:16〜20段(十分)、24〜32段(より細かい調整可能)

固定式

車高と減衰力が固定されたシンプルな構造です。調整機能がない分、価格が安くメンテナンス性も高くなります。使用環境が固定されている方や、メーカーのセッティングを信頼できる場合は選択肢になります。

メリット:価格が安い、シンプルで故障が少ない

デメリット:調整の自由度がない、用途変更に対応できない

3-3. 車検対応を確認

車高調導入後も車検に通すためには、以下の基準を守る必要があります。

最低地上高9cm以上

車両中央部の最も低い部分(エキゾーストパイプ、デフケース、フロアパネルなど)が地上9cm以上必要です。S660は純正でも車高が低いため、ローダウンしすぎると容易に基準を下回ります。

測定方法:車を水平な場所に置き、車両中央の最も低い箇所を測定

ヘッドライト下縁が地上500mm以上

最低地上高が9cm以上あっても、ヘッドライト下縁が500mm未満になると車検不適合です。S660のような車高の低い車では、この基準が盲点になりやすいため注意が必要です。

実例:BLITZ DAMPER ZZ-Rで最低地上高は確保できたが、ヘッドライト高さが不足して車検NGとなった事例があります。

指定部品の確認

国土交通省が定める「指定部品」に認定された車高調なら、構造変更検査なしで車検に通せます。未認定品でも基準を満たせば車検は通りますが、構造変更が必要になる場合があります。

指定部品認定の有無は製品ページや取扱説明書で確認できます。HKS MAX Sのように車検対応のための4mmスペーサーが付属するモデルもあり、車検を重視する方に選んで間違いありません。

車高調と合わせて足回り全体を強化するなら、S660 ブレーキパッドの見直しも効果的です。スポーツ走行での制動力確保は安全面でも重要なポイントです。

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【街乗り向け】おすすめ車高調3選

通勤や買い物など日常使いメインの方におすすめの車高調を紹介します。

4-1. TEIN FLEX Z(テイン フレックスゼット)

TEIN FLEX Zは、全長調整式と減衰力16段調整を備えたフルスペックモデルでありながら、リーズナブルな価格設定で人気の車高調です。

主な特徴

全長調整式:ショックアブソーバー本体の長さを変えて車高を調整するため、スプリングのプリロードが変わらず、アライメント変化を最小限に抑えられます。

減衰力16段調整:フロントとリアで独立して減衰力を調整できます。街乗り時は1〜8段の柔らかめ設定、峠道では9〜16段の硬め設定といった使い分けができます。

街乗り快適性重視:TEINは街乗りでの快適性を重視したセッティングを施しており、スポーツ性と日常使いを両立したい方に向いています。

適合情報

  • 車種:ホンダ S660 JW5(H27.4〜R4.3・全グレード)
  • 品番:VSHG8-C1SS4
  • 価格帯:約105,000〜113,000円(税込)
  • バネレート:フロント4kg、リア4kg(推定)

こんな方におすすめ

  • 街乗りメインだが峠道も楽しみたい
  • 減衰力調整で用途に合わせて設定を変えたい
  • コストパフォーマンスを重視したい

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4-2. ストリートライド TYPE K2

ストリートライド TYPE K2は、フルタップ全長調整式でありながら6〜7万円台で購入できるコスパ最優秀の車高調です。

主な特徴

フルタップ全長調整式:ネジ式の全長調整機構により、車高の微調整が容易です。プリロード変化を抑えながら理想の車高に設定できます。

乗り心地良好:純正に近い柔らかめのセッティングで、街乗りでの快適性を損ないません。純正足回りのS660オーナーが初めて車高調を導入する際の第一歩として最適です。

コスパ優秀:楽天市場で6〜7万円台で購入でき、全長調整式としては破格の価格設定です。予算を抑えたい方にとって魅力的な選択肢です。

適合情報

  • 車種:ホンダ S660 JW5
  • 価格帯:約60,000〜70,000円(税込)
  • 調整機能:全長調整式

こんな方におすすめ

  • 初めて車高調を導入する
  • 予算を6〜7万円以内に抑えたい
  • 純正に近い乗り心地を維持したい

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コスパ重視ならこのモデル。

4-3. CUSCO street(クスコ ストリート)

CUSCO streetは、S660専用セッティングを施した減衰力固定タイプの車高調で、スポーティさとしなやかさを両立したエントリーモデルです。

主な特徴

S660専用セッティング:CUSCOがS660のMR特性を活かすために専用チューニングを施しており、最適な乗り心地とハンドリングを実現しています。

減衰力固定でシンプル:調整機能がないため、メーカーのセッティングをそのまま信頼できます。調整の手間がなく、装着後すぐに最適な状態で走行できます。

全長固定ネジ式ショックアブソーバー:全長固定式ですが、ネジ式の車高調整機構を備えています。調整範囲は推奨でフロント-25〜-5mm、リア-30〜-10mm、最大でフロント-45〜-5mm、リア-45〜-10mmです。

適合情報

  • 車種:ホンダ S660 JW5(MR駆動)
  • 品番:3A8-62K-CB
  • 価格:148,500円(税込)
  • バネレート:フロント3kgf/mm(オプション3.5、4kgf/mm)、リア3.5kgf/mm(オプション4、5kgf/mm)
  • 推奨車高調整範囲:フロント-25〜-5mm、リア-30〜-10mm

こんな方におすすめ

  • メーカーの専用セッティングを信頼できる
  • 調整の手間を省きたい
  • スポーティさと快適性の両立を求める

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S660専用セッティングの魅力を確認。

街乗りの足回りを整えたら、S660 ホイールのインチアップも検討してみましょう。車高調でローダウンした後にホイールを換えると、リアビューの印象が大きく変わります。

【ワインディング向け】おすすめ車高調3選

峠道や高速道路のコーナリングを積極的に楽しみたい方におすすめの車高調を紹介します。

5-1. HKS HIPERMAX MAX IV GT

HKS HIPERMAX MAX IV GTは、快適性とスポーツ性のバランスを追求した全長調整式車高調で、ストリート〜ワインディングまで幅広く対応します。

主な特徴

全長調整式(リア):リア側は全長調整式を採用し、車高調整の自由度が高くなっています。

単筒倒立式:単筒式ダンパーは放熱性に優れ、激しい走行でもダンパー性能の低下を抑えます。倒立式はバネ下重量の軽減にも貢献します。

減衰力前後30段調整:フロントとリアで独立して30段階の減衰力調整が可能です。街乗り時は柔らかめ、ワインディングでは硬めといった細かい調整ができます。

ストローク量確保の特殊設計マウント:HKS独自のマウント設計により、ローダウンしてもストローク量を確保でき、乗り心地と操縦安定性を両立します。

適合情報

  • 車種:ホンダ S660 JW5
  • バネレート:フロント6kg、リア9kg(推定)
  • 調整機能:全長調整式(リア)、減衰力30段調整

こんな方におすすめ

  • ワインディングでのグリップと操舵応答性を重視
  • 街乗りでの快適性も維持したい
  • 細かい減衰力調整で最適なセッティングを追求したい

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30段調整の自由度を体感。

5-2. LARGUS SpecK(ラルグス スペックケー)

LARGUS SpecKは、32段減衰力調整と全長調整式を備えた高コスパモデルで、ストリート〜サーキットまで対応する幅広さが魅力です。

主な特徴

32段減衰力調整:32段階の細かい調整により、快適な街乗りからハードなサーキット走行まで、用途に応じた最適セッティングに対応しています。

全長調整式:スプリングのプリロードを変えずに車高を調整でき、アライメント変化を最小限に抑えます。

中価格帯でコスパ良好:ハイエンドモデルと比べて手頃な価格でありながら、充実した機能を備えています。

適合情報

  • 車種:ホンダ S660 JW5
  • 調整機能:全長調整式、減衰力32段調整
  • 対応用途:ストリート〜サーキット

こんな方におすすめ

  • ワインディングメインだが、たまにサーキットも走る
  • 32段階の細かい調整で自分好みのセッティングを探したい
  • 価格と機能のバランスを重視

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32段調整の幅広さを確認。

5-3. BLITZ DAMPER ZZ-R(ブリッツ ダンパー ゼットゼットアール)

BLITZ DAMPER ZZ-Rは、全長調整式と減衰力32段調整を備えたバランス型車高調で、豊富な装着実績と信頼性が魅力です。

主な特徴

全長調整式:車高調整が容易で、ストローク量を維持したまま理想の車高に設定できます。

減衰力32段調整:フロントとリアで独立して32段階の調整が可能で、路面状況や走行シーンに合わせた細かいセッティングができます。

フルタップ設計:ローダウンしてもストロークを維持できるフルタップ設計により、走行性能と乗り心地のバランスを保ちます。

豊富な実績:多くのS660オーナーに選ばれており、口コミやレビューが豊富で情報収集がしやすい点も安心材料です。

適合情報

  • 車種:ホンダ S660 JW5
  • 品番:92349
  • 価格帯:約120,000〜140,000円(税込)
  • 調整機能:全長調整式、減衰力32段調整

注意点

BLITZ DAMPER ZZ-Rは最低地上高を確保できても、ヘッドライト下縁が500mm未満になり車検不適合となった事例があります。調整時はヘッドライト高さも忘れずに確認しましょう。

こんな方におすすめ

  • 装着実績の多い定番モデルを選びたい
  • 全長調整と32段減衰力調整の両方が欲しい
  • バランス型のセッティングを求める

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定番モデルの実績を確認。

【サーキット向け】おすすめ車高調2選

タイムアタックやスポーツ走行を本格的に楽しみたい方におすすめの車高調を紹介します。

6-1. SPIRIT SPEC-X(スピリット スペックエックス)

SPIRIT SPEC-Xは、サーキット走行に特化したフルカスタム車高調で、グリップと操舵応答性を最優先したモデルです。

主な特徴

サーキット特化フルカスタム:サーキットでのタイムアタックやスポーツ走行を目的に開発されており、街乗りの快適性は度外視したセッティングです。

20段減衰力調整:20段階の調整により、サーキットのコース特性やタイヤに合わせた最適なダンパー設定ができます。

調整式ピロアッパーマウント:フロントとリアに調整式ピロアッパーマウントを装備し、キャンバー角の調整幅が広がります。これによりタイヤの接地性を最適化し、コーナリング性能を向上させます。

適合情報

  • 車種:ホンダ S660 JW5
  • 調整機能:減衰力20段調整、調整式ピロアッパーマウント
  • 対応用途:サーキット特化

こんな方におすすめ

  • サーキットでのタイムアタックが目的
  • 街乗りの快適性は不要
  • グリップと操舵応答性を最優先したい

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6-2. AUTO CRAFT G-DAMPER S660

AUTO CRAFT G-DAMPER S660は、実走テストによるチューニングを施したサーキット向け車高調で、重量移動とハンドリング特性の最適化に注力しています。

主な特徴

24段減衰力調整:24段階の減衰力調整により、サーキットのコンディションやドライビングスタイルに合わせた細かいセッティングに対応しています。

フロント・リアピロアッパーマウント:ピロアッパーマウントにより、キャンバー角やキャスター角の調整幅が広がり、サーキットでのセッティングの自由度が向上します。

実走テストチューニング:AUTO CRAFTがサーキットで実走テストを重ね、S660のMR特性を活かした重量移動とハンドリング特性の最適化を実現しています。

適合情報

  • 車種:ホンダ S660 JW5
  • 調整機能:減衰力24段調整、フロント・リアピロアッパーマウント
  • 対応用途:サーキット走行

こんな方におすすめ

  • サーキットでの重量移動を重視したい
  • 実走テストデータに基づいたチューニングを信頼できる
  • ピロアッパーマウントでアライメント調整幅を広げたい

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S660車高調の取り付け方法と注意点

車高調の取り付けは専門知識と工具が必要です。DIYで行う場合の手順と注意点を解説します。

7-1. 必要な工具

基本工具

  • ジャッキ:車体を持ち上げるために必須。フロアジャッキが作業性に優れます。
  • ウマ(リジッドラック):ジャッキアップ後の車体を支える安全装置。最低2基、できれば4基用意しましょう。
  • トルクレンチ:ボルトの締め付けトルクを管理するために必須。締めすぎや締め不足を防ぎます。

専門工具

  • スプリングコンプレッサー:スプリングを圧縮して取り外すための工具。安全のため専用品を使用しましょう。
  • ソケットレンチセット:サスペンション周りのボルト・ナットを外すために必要。10mm、12mm、14mm、17mmなどが使用されます。

初心者の方や専門工具を持っていない場合は、専門ショップへの取り付け依頼を推奨します。取り付け工賃は2〜4万円程度です。

7-2. 取り付け手順(概要)

取り付けの大まかな流れは以下の通りです。

1. 車両をジャッキアップ

平坦で硬い地面に車を置き、フロアジャッキで車体を持ち上げます。ジャッキポイント(取扱説明書に記載)を確認し、適切な位置にジャッキをかけましょう。

ジャッキアップ後はウマで車体を支え、ジャッキだけに頼らないようにします。

2. 純正サスペンション取り外し

タイヤを外し、ブレーキホースやABSセンサーなどの配線を外します。次にアッパーマウントのナット、ロアアームのボルトを外し、純正サスペンションを取り外します。

スプリングを圧縮する際は、スプリングコンプレッサーを使い、十分に圧縮してから作業を進めます。スプリングの反発力は非常に強いため、圧縮が不十分だと事故につながります。

3. 車高調取り付け

車高調キットの組み立てを行い、車両に取り付けます。アッパーマウントのナット、ロアアームのボルトを仮締めし、全体のバランスを確認してから本締めします。

トルクレンチを使い、取扱説明書に記載された規定トルクで締め付けましょう。

4. 車高・減衰力調整

取り付け後、車高調整リングを回して希望の車高に設定します。初回は控えめな車高設定(純正から-10〜-20mm程度)から始め、様子を見ながら調整するのが安全です。

減衰力調整機能がある場合は、まず中間の設定(16段調整なら8段目、32段調整なら16段目)から始め、試走しながら好みの硬さを探りましょう。

5. アライメント調整

車高調取り付け後は、アライメント調整が必須です。トー角、キャンバー角、キャスター角などがズレており、そのまま走行するとタイヤの偏摩耗や直進安定性の低下を招きます。

アライメント調整は専用設備が必要なため、専門ショップで行います。費用は1〜2万円程度です。

7-3. 注意点

アライメント調整は必須

車高調取り付け後、アライメントが狂った状態で走行するとタイヤが異常摩耗し、操縦安定性も悪化します。専門ショップでのアライメント調整は必須です。

トルク管理を厳守

ボルトの締め付けトルクが不足すると走行中に緩む危険があり、締めすぎるとボルトが破損します。トルクレンチを使い、規定トルクで締め付けることが重要です。

初回は控えめな車高設定から開始

いきなり最大限ローダウンすると、最低地上高やヘッドライト高さが車検基準を下回る可能性があります。まずは控えめな設定で試走し、問題がないことを確認してから徐々に下げましょう。

車検対応のための車高調整ポイント

車高調を装着しても車検に通すためのポイントを解説します。

8-1. 最低地上高の確保

最低地上高9cm以上を確保する必要があります。測定箇所は、車両中央部の最も低い部分(エキゾーストパイプ、デフケース、フロアパネルなど)です。

S660は純正でも車高が低いため、過度にローダウンすると容易に9cm未満になります。調整範囲を把握し、車検基準内に収めましょう。

測定方法

車を水平な場所に停車させ、車両中央の最も低い箇所にメジャーや専用ゲージを当てて測定します。荷物を積んでいない状態(空車状態)で測定するのが基本です。

8-2. ヘッドライト高さの確認

最低地上高が9cm以上あっても、ヘッドライト下縁が地上500mm未満になると車検不適合です。S660のような車高の低い車では、この基準が盲点になりやすいため注意が必要です。

実例

BLITZ DAMPER ZZ-Rで最低地上高は確保できたが、ヘッドライト下縁が500mm未満となり車検NGとなった事例があります。車高調整時はヘッドライト高さも忘れずに確認しましょう。

測定方法

ヘッドライトレンズの下端(最も低い箇所)から地面までの距離を測定します。500mm以上あることを確認してください。

8-3. 指定部品の確認

国土交通省が定める「指定部品」に認定された車高調なら、構造変更検査なしで車検に通せます。未認定品でも基準を満たせば車検は通りますが、構造変更が必要になる場合があります。

指定部品認定のメリット

  • 構造変更検査が不要
  • 車検証の記載変更が不要
  • 手続きが簡略化される

指定部品認定の有無は、製品ページや取扱説明書で確認できます。HKS MAX Sのように、車検対応のための4mmスペーサーが付属するモデルもあります。このスペーサーを装着すれば車高を4mm上げられ、車検基準をクリアしやすくなります。

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よくある質問(FAQ)

S660の車高調に関してよくある質問に回答します。

Q1. S660の車高調で最もコスパが良いのはどれですか?

ストリートライド TYPE K2(6〜7万円)がフルタップ全長調整式で乗り心地も良好、コスパ最優秀です。予算を抑えたい初心者の方に特におすすめします。

Q2. 街乗りメインでも車高調に交換するメリットはありますか?

ステアリング応答性の向上と見た目のスポーティさが得られます。ただし乗り心地は固くなる傾向があるため、純正に満足している場合は無理に交換する必要はありません。

Q3. 車高調を入れると車検に通らなくなりますか?

最低地上高9cm以上、ヘッドライト下縁500mm以上を守れば車検に対応できます。調整範囲内で適切に設定すれば問題なく車検に通ります。

Q4. 減衰力調整機能は必要ですか?

街乗りとワインディングを両立したい場合は減衰力調整機能があると便利です。用途が固定されている方や、メーカーのセッティングを信頼できる場合は固定式でも問題ありません。

Q5. 全長調整式と固定式の違いは何ですか?

全長調整式は車高調整が容易で、アライメント変化を最小限に抑えられます。固定式はシンプルで安価ですが、車高調整時にスプリングのプリロードが変わり、アライメントも変化しやすくなります。

Q6. S660の車高調取り付けは自分でできますか?

専門工具(スプリングコンプレッサー、トルクレンチなど)とアライメント調整設備が必要なため、初心者は専門ショップへの依頼を推奨します。取り付け工賃は2〜4万円程度です。

Q7. 車高調を入れるとどれくらい車高が下がりますか?

製品により異なりますが、一般的に前後20〜45mm程度のローダウンに対応しています。車検対応範囲内(最低地上高9cm以上、ヘッドライト下縁500mm以上)で調整しましょう。

Q8. サーキット走行しないのに硬めの車高調を選ぶメリットはありますか?

ワインディングでのコーナリング性能が向上します。ただし街乗りでの快適性は犠牲になるため、用途に合わせて選ぶことが重要です。

Q9. 車高調の減衰力調整は何段階あれば十分ですか?

16〜32段調整が一般的で、細かい調整が可能です。20段以上あれば、街乗りからワインディング、サーキットまで幅広いシーンに対応できます。

Q10. S660に車高調を入れた後のメンテナンスは必要ですか?

定期的な締め付けトルク確認と、半年〜1年ごとのアライメントチェックを推奨します。また、異音や乗り心地の変化があれば、早めに専門ショップで点検を受けましょう。

まとめ:S660の車高調は使用環境に合わせて選ぼう

S660の車高調選びは、使用環境を明確にすることが成功の鍵です。

街乗りメインの方

TEIN FLEX Z、ストリートライド TYPE K2、CUSCO streetがおすすめです。柔らかめのセッティングと減衰力調整機能により、快適性を維持しながらローダウンできます。

日常使いが中心なら、減衰力調整機能を活用して街乗りモードと峠道モードを使い分けると便利です。通勤時は柔らかめ設定で快適性を優先し、週末のドライブでは硬め設定に切り替えることで、一台二役の走りを楽しめます。

ワインディング重視の方

HKS HIPERMAX MAX IV GT、LARGUS SpecK、BLITZ DAMPER ZZ-Rが最適です。バランス型のセッティングと全長調整式により、コーナリング性能と日常使いを両立できます。

ワインディングでの操舵応答性とグリップを重視しつつ、街乗りでの最低限の快適性も確保したい方に向いています。減衰力調整が20〜32段階あるモデルなら、路面状況に合わせた細かいセッティングができます。

サーキット走行メインの方

SPIRIT SPEC-X、AUTO CRAFT G-DAMPERがおすすめです。硬めのスプリングとピロアッパーマウントにより、グリップと操舵応答性を最大化できます。

サーキットでのタイムアタックが目的なら、街乗りの快適性は度外視して性能最優先のモデルを選びましょう。ピロアッパーマウントによるアライメント調整幅の拡大が、セッティングの自由度を大きく高めます。

車検対応の注意点

最低地上高9cm以上、ヘッドライト下縁500mm以上の両方を確認しましょう。最低地上高だけクリアしても、ヘッドライト高さが不足すると車検不適合になります。

S660は純正でも車高が低いため、過度なローダウンは禁物です。調整範囲に余裕のあるモデルを選び、車検基準内で理想の車高を探りましょう。HKS MAX Sのように車検対応スペーサーが付属するモデルもあり、安心感が得られます。

取り付け後の必須作業

アライメント調整は忘れずに行いましょう。調整を怠るとタイヤの偏摩耗や操縦安定性の悪化を招きます。専門ショップでの調整費用は1〜2万円程度です。

車高調取り付けと同時に、ホイールやタイヤのカスタムを検討している方は、一緒にアライメント調整を依頼すると効率的です。また、定期的なアライメントチェック(半年〜1年ごと)も推奨します。

関連カスタムの検討

車高調と合わせて検討したいカスタムパーツとして、以下が挙げられます。

  • S660 ホイール:車高を下げたらホイールも変えたくなるもの。インチアップやデザイン変更でさらに見た目がスポーティに。
  • S660 マフラー:足回りと排気系のセットアップで、トータルバランスを最適化。
  • S660 LEDテールランプ:車高調でリアビューがシャープになったら、テールランプも交換してドレスアップ。
  • S660 ブレーキパッド:サーキット走行を視野に入れるなら、ブレーキ性能の向上も重要。
  • S660 オイル:ハードな走行が増えるなら、高性能オイルへの交換も検討。

S660のMR特性を最大限に活かすために、自分の使用環境に合った車高調を選び、適切な調整とメンテナンスを行いましょう。車高調は単なるドレスアップパーツではなく、S660の走行性能を引き出すための重要な投資です。

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