BMW6シリーズGT G32 荷室収納|610〜1800L活用

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高速道路での長距離移動から週末のまとめ買いまで、5ドアの大きな荷室が持ち味のBMW6シリーズ グランツーリスモ G32。通常時610L、後席を倒せば最大1,800Lという容量も、開口部の使い方や後席の倒し方を知らないままでは数字ほど積めた実感が湧きません。電動テールゲートや足先で開くハンズフリー機能、40:20:40の分割可倒シートといったG32ならではの装備を前提に、荷室の基本スペックから積載のコツ、収納グッズの選び方までを積み込みの場面ごとにまとめます。

目次

G32グランツーリスモの荷室容量と基本スペック

はじめに荷室の全体像を、容量と装備の一覧で押さえます。数字だけでなく開口の形やシートの倒し方まで合わせて見ておくと、あとの積み方の工夫がつながって理解できます。

項目 内容
通常時のラゲッジ容量 610L(BMW公表値)
後席格納時の最大容量 1,800L
後席の分割方式 40:20:40(各部を個別に可倒)
テールゲート 電動開閉+ハンズフリー(コンフォート・アクセス標準)
ボディ形状 5ドア・ハッチバック(大開口)
ラゲッジカバー 2分割・硬質でボード下に収納可

610Lから最大1,800Lへ広がる容量

BMWの公表値では、G32グランツーリスモの荷室は通常時610L、後席を格納すると最大1,800Lまで広がります。セダンのように独立したトランクではなく、リアガラスまで一体で持ち上がるハッチバック式のため、開口が大きく背の高い荷物も入れやすいのが5ドアGTの持ち味です。610Lはこのクラスのセダンを上回り、ステーションワゴンに迫る容量で、伸びやかなルーフのぶん奥行きも深く取られています。まずは610Lと1,800Lという2つの数字を積載計画の基準に置くと、後席を倒すかどうかの見極めがしやすくなります。日常の買い物やベビーカー1台なら通常の610Lで足り、キャンプ道具や大きな家具を運ぶ日だけ後席を倒して1,800Lへ切り替える、という使い分けが5ドアGTなら手早く行えます。ワゴンほどの箱型ではないぶん、天井近くまで垂直に積むより、床の長さを活かして寝かせて並べる積み方のほうがG32の形には合います。

先代5シリーズGT(F07)からの進化

G32は、かつての5シリーズ グランツーリスモ(F07)の後継として登場した5ドアモデルです。BMWの説明では、通常時の容量は先代より110L大きく、後席格納時の最大容量も100L増えています。逆算すると先代F07は通常500L・最大1,700Lで、G32はそこからひと回り多く積めるようになりました。全長5mを超える大柄なボディを土台に、後席の足元や頭上のゆとりを保ちながら荷室も広げたのがG32の成り立ちです。セダンやツーリングにはない、後席とひと続きの大きな開口が、背の高い荷物や長い荷物を積むときの余裕に直結します。荷室重視でG32を選ぶなら、この開口の大きさと床の長さが、数字上の容量差以上に日々の積み下ろしを楽にしてくれます。

大開口ハッチと電動テールゲートを使いこなす

G32の積み下ろしのしやすさは、大きなハッチと電動の開閉機構に支えられています。まず開け方の選択肢と、開口部そのものの特徴を押さえます。

足先で開くハンズフリーのスマート・オープナー

G32のバックドアには電動開閉機構が備わり、コンフォート・アクセスが標準装備です。キーを携帯していれば、リアバンパー下に足先をかざすだけで、荷物で両手がふさがっていてもテールゲートを開閉できます。買い物袋を抱えたまま、あるいは子どもを抱いたままでも開けられるため、駐車場での積み下ろしがぐっと楽になります。足の抜き差しはゆっくり一回にすると誤作動なく反応します。閉じるときも運転席のボタンやキーから操作でき、重いハッチを手で引き下ろす動作が要りません。

低いボードシルとフラットに近い床

G32は荷室の開口下端(ボードシル)が低く抑えられ、荷室フロアとほぼ段差のない高さでつながっています。重い荷物を高く持ち上げず、開口へ載せてから奥へ滑らせる積み方ができるため、腰への負担を減らせます。床面は前後に長く、スーツケースや大きな箱を寝かせて並べても余裕があります。荷室の左右にはくぼみやサイドポケットがあり、細かい物を転がさずに置いておけます。

天井の低い駐車場での開け方

電動テールゲートは大きく跳ね上がるため、機械式駐車場や立体駐車場など天井の低い場所では、上部が天井やパイプに当たらないか先に確かめます。開いている途中でバックドアのボタンやキー、車内スイッチを押せば任意の位置で止められるので、天井が低いときはいったん低めで止めてから荷物を出し入れします。全長5mを超える大柄なボディのぶん、後方のクリアランスにも余裕を持たせて停め、開けたハッチの下に人が立てる空間を確保しておくと積み下ろしが安全です。

40:20:40分割シートで積載を最大化する

610Lをさらに伸ばす鍵が、後席背もたれの分割可倒です。G32は40:20:40の3分割で、必要な部分だけを個別に倒せます。

3分割の使い分けと4人乗車+長尺物

40:20:40は、左右席の背もたれ(40と40)と中央(20)を別々に前へ倒せる構造です。中央の20だけを倒せば、左右の座面に大人が座ったまま、中央を通してスキー板やカーテンレール、釣り竿のような長尺物を車内へ差し込めます。4人乗車と長い荷物を同時に運べるのが3分割の強みで、家族旅行やレジャーで荷物が増える場面で効いてきます。左右どちらかの40だけを倒せば、3人乗車で片側に長い荷物というレイアウトも組めます。

ラゲッジからの電動リモート格納の手順

G32は後席の背もたれを、室内側からだけでなくラゲッジルーム側の電動リモート・ロック解除でも倒せます。荷室に立ったまま片側ずつ倒して床を広げられるため、大きな荷物を前にして車内へ回り込む手間がありません。手順はおおむね次の通りです。

  1. 荷室左右のトリムにあるリモート解除スイッチで、倒したい側のロックを解除する
  2. 倒す前に後席の座面へ荷物やチャイルドシートが残っていないか、シートベルトが挟み込まれていないかを確かめる
  3. 背もたれがゆっくり前へ倒れて床がつながったら、荷物を奥へ滑らせる
  4. 戻すときは背もたれを起こし、ロックの手応えとシートベルトの位置を確かめる

ロックが甘いと走行中に背もたれが動くため、戻したあとは軽く押してはまり具合を確かめます。

長尺物を通すときの養生と注意

長い荷物を中央から通すときは、先端を助手席側の足元へ向け、乗員の頭部から離して積むと安全です。角のとがった板やパイプは内装や後席の背面をこすりやすいため、先端を布や緩衝材で包んでから通します。濡れたスキー板やアウトドア用品は、そのまま内装に触れさせると染みの原因になるので、袋やシートで覆ってから載せます。倒した背もたれの上に重い物を長く載せ続けると、戻したときにロックがかみにくくなる場合があるため、重量物は床側へ寄せます。

スルーローディングとスキーバッグの活用

スルーローディング機能(スキーバッグ)を備えた個体なら、中央のハッチを開いて専用バッグを引き出し、雪で濡れたスキー板やスノーボードを内装に触れさせずに車内へ収められます。板は数枚をバンドでまとめ、先端を助手席側の足元へ向けて差し込むと、乗員の頭部から離して安全に運べます。専用バッグを備えない車でも、中央の20だけを倒したスルーホールへ、布で先端を包んだ長尺物を通せば、4人乗車のまま長い荷物を積めます。スキーやカーテンレールのように細長い物は、この中央スルーが最も扱いやすく、左右席の乗員を降ろさずに済むのがG32の使い勝手です。

610Lを効率よく積む積載のコツ

容量そのものは変えられませんが、置き方と固定でデッドスペースを減らせば、610Lは体感でずっと使いやすくなります。

重い荷物は低く・後車軸寄りに

水のケースや工具箱のような重量物は、荷室の奥(後車軸寄り)で低い位置に置くと、走行中の安定と乗り心地の面で有利です。開口の手前に重い物を高く積むと、ブレーキのたびに前へ滑り出し、荷崩れやガタつきの原因になります。重い物ほど下・奥に置き、ネットやラゲッジベルトで動きを止めるのが積載の基本です。左右で重さが偏ると轍でふらつきやすくなるため、重量物は中央寄りに集めてバランスを取ります。荷室の床や側面に備わる固定用フックにベルトを掛ければ、急ブレーキや急ハンドルでも荷物が奥や横へ滑りません。段ボールやコンテナは大きさをそろえて隙間なく並べると、走行中に箱同士がぶつかって崩れるのを防げます。

ボード下スペースとラゲッジカバーの収まり

G32のラゲッジフロアの下には浅い収納があり、工具やパンク応急修理キット、洗車用品など使用頻度の低い物をしまえます。荷室を仕切る2分割式のラゲッジカバー(トノカバー)は硬質で、使わないときはボード下のスペースへ寝かせて収められます。カバーを外して背の高い荷物を積むときも、車内やガレージに置き場所を探さずに済むため、大物と普段使いを切り替えやすい設計です。ボード下に何を常備するかを決めておくと、荷室の上段を日常の荷物専用に保てます。

転がりを止める仕切りとマット

広い床は、買い物袋やペットボトルが走行中に奥へ転がりやすい面もあります。底に敷くトランクトレーや、自立する折りたたみコンテナで区画を作ると、荷物の移動を抑えられます。濡れ物や汚れ物を積むなら、縁が立ち上がった防水ラゲッジマットが内張りを守ります。マットの選び方は車種をまたいで共通する部分が多く、BMW5シリーズ ツーリング F11 防水ラゲッジマット3選のような比較が、G32のマット選びでも考え方の下敷きになります。専用設計なら床の隅まで隙間なく覆え、汎用品でも縁を折り返して合わせれば役目を果たします。

濡れ物・汚れ物を内装に残さない

濡れた傘やアウトドア用品、園芸の土などをそのまま積むと、荷室の内張りやカーペットに染みや匂いが残ります。防水の袋やボックスへ入れてから積み、こぼれやすい液体は容器のふたを閉じてから載せます。使ったあとは荷室をしばらく開けて湿気を逃がすと、匂いがこもりにくくなります。縁の立ち上がった防水マットと組み合わせれば、こぼれた水や泥をせき止め、内張りへ回さずに運べます。汚れやすい荷物は同じ位置にまとめて積む場所を決めておくと、荷室全体を汚さずに済み、掃除も一か所で終わります。

大物運搬・車中泊でフラット床を活かす

後席を倒して現れる長い床は、大物の運搬や車中泊でも活きます。積める物の目安と、床の作り方を押さえます。

ゴルフバッグ・スーツケースの積載目安

通常時610Lの荷室には、9型前後のキャディバッグを横向きに寝かせて2つほど積めます。床が長いぶん、大型のスーツケースも寝かせて並べやすいのがG32の強みで、後席を使わなければ複数個を重ねずに置けます。後席の片側を倒せば、ゴルフバッグを立て気味にして人数分の乗車と両立させる積み方も選べます。角のある荷物は、開口の縁に当てないよう先に奥へ入れてから手前を詰めると、内張りを傷めにくくなります。

フラット床の作り方と段差の埋め方

40:20:40を全部倒すと、荷室から後席までつながる長い床が現れます。ただし背もたれを倒した面は水平から少し前傾し、荷室フロアとの間に段差やすき間が残る個体もあります。車中泊やマットレスを敷く用途では、この傾きと段差をクッションや畳んだ毛布、専用のフラットボードで埋めると、寝転がったときの体の落ち込みを抑えられます。段差を埋めてから防水マットや厚手のシートを敷けば、荷室の内張りを汚さずに広い床を使えます。就寝スペースは頭を荷室の奥、足を後席側へ向けると、傾きの緩い方向へ体を伸ばせます。荷室に電源ソケットを備えた個体なら、小型の照明やファンをつなぎ、窓には目隠しのシェードを合わせると休みやすくなります。長い荷物を運ぶ日は、フラットにした床へ先に毛布やマットを敷いておくと、板や家具の角で内装をこすらずに積み下ろしできます。

よくある質問

G32の荷室と収納でつまずきやすい点を、質問形式でまとめます。

6シリーズGT G32の荷室容量はどれくらいですか

BMWの公表値では、通常時610L、後席を格納すると最大1,800Lです。先代の5シリーズ グランツーリスモ(F07)と比べて通常時で110L、最大時で100L広がっています。リアガラスまで一体で開くハッチバック式のため、同容量のセダンより背の高い荷物を入れやすいのが特徴です。

後席は電動で倒せますか

G32の後席背もたれは40:20:40の3分割で、荷室側の電動リモート・ロック解除で倒せます。荷室に立ったまま片側ずつ倒して床を広げられるため、大きな荷物を持ったまま操作しやすい構造です。中央の20だけを倒せば、大人4人が乗ったままでも長尺物を車内へ通せます。

テールゲートは足で開けられますか

G32はコンフォート・アクセスが標準で、キーを携帯していればリアバンパー下に足先をかざすだけでテールゲートを電動で開閉できます。両手が荷物でふさがっているときに役立ちます。天井の低い駐車場では、開いている途中で止めてから荷物を出し入れすると安全です。

ゴルフバッグは横に積めますか

通常時610Lの荷室は床が長いため、9型前後のキャディバッグを横に寝かせて積めます。2つ以上を同時に積むときや、人数分の乗車と両立させたいときは、後席の片側を倒すと余裕が生まれます。濡れたバッグや汚れたシューズケースは、防水マットやトレーの上へ置くと内張りを汚しません。

まとめ

BMW6シリーズ グランツーリスモ G32の荷室は、BMW公表値で通常時610L・後席格納時に最大1,800Lと、5ドアハッチの大開口を活かせる広さです。足先で開くスマート・オープナーと低いボードシルで積み下ろしが軽く、40:20:40の分割可倒は荷室側の電動リモートで片側ずつ倒せます。中央だけを倒せば4人乗車のまま長尺物も運べ、重い荷物を低く後車軸寄りに固定し、トレーやマットで区画と保護を足せば、610Lは体感でさらに使いやすくなります。ボード下収納とラゲッジカバーの置き場所を決めておくと、大物と普段使いを手早く切り替えられます。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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