ヴィッツKSP130のタイヤサイズ|純正165/70R14

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同じ3代目ヴィッツ(130系)でも、純正タイヤサイズは型式で分かれる。1.0LのKSP130は165/70R14だが、1.3LのNSP130は年式によって175/70R14になり、Uグレードはどの型式でも175/65R15だ。車検証の型式欄がKSP130かどうかで、見るべき数字がまるごと変わる。

目次

純正タイヤサイズは前後とも165/70R14 81S

KSP130の標準装着タイヤは前後とも165/70R14 81Sで、組み合わされる純正ホイールは14×5J。前後でサイズを変えた設定はない。この値はトヨタのヴィッツ取扱書の仕様一覧と、トヨタ運営のカタログ諸元の両方で一致している。ホイールはスチールで、KSP130にアルミホイールの設定はない。

165/70R14 81Sの記号が示すもの

タイヤメーカーによるサイズ表記の解説にあてはめると、この並びはそのまま交換タイヤを選ぶときの下限になる。

165・70・R・14が示すもの

165はタイヤの断面幅(サイドの文字や飾りを除いたタイヤ幅、mm)、70は偏平率(断面幅に対する高さの比率、%)、Rはラジアルタイヤであることを示す記号、14はリム径(ホイールのタイヤを組み込む部分、インチ)を指す。

ロードインデックス81は1本462kg

81はロードインデックスで、規定の条件下でそのタイヤが支えられる最大負荷能力を示す指数。対応表では81=462kgにあたる。

速度記号Sは180km/hまで

Sは速度記号で、規定の条件下で走行できる最高速度を示し、S=180km/hになる。参考までにH=210km/h、V=240km/h、W=270km/h。この負荷能力と最高速度はタイヤ側に規定された条件下の値なので、実車の空気圧は車両側の指定に従う。交換品を選ぶときは、81とSを下回らないものを選べば純正と同じ土俵に乗る。

グレードや年式でサイズは変わらない

KSP130なら、どのグレードでも、いつの年式でも165/70R14でいい。トヨタ運営のカタログ諸元で130系ヴィッツ(2010年12月〜2020年3月)の全186グレードを確認すると、型式がDBA-KSP130のものは44件あり、その44件すべてでタイヤサイズが前後とも165/70R14で一致していた。グレード名はF、F Mパッケージ、F スマートストップパッケージ、ジュエラ、ジュエラ スマートストップパッケージ、F アミー、F シエル、F スマイルエディション、1.0F スマートスタイル、1.0F LEDエディション、F セーフティーエディション、F セーフティーエディションⅢと幅があるが、サイズは動かない。

エンジン型式1KR-FE・996cc、駆動方式FF、最小回転半径4.5mも44件すべて同一。車両重量はF セーフティーエディションⅢ(2019年1月以降の2区分)のみ980kgで、残り42件は970kgだった。1.0Lに4WDの設定はないので、KSP130は前輪駆動のみになる。

指定空気圧は前250kPa・後240kPa

165/70R14 81Sの指定空気圧は、タイヤが冷えているときで前輪250kPa(2.5kg/cm2)・後輪240kPa(2.4kg/cm2)。前後で10kPa違う。取扱書ではタイヤの項と仕様一覧の両方に同じ値が載っている。

点検はタイヤが冷えているときに行い、1ヶ月に1回程度は空気圧ゲージで確認する。適正でなければ指定空気圧に調整する。取扱書は、自車の指定空気圧を運転席側のタイヤ空気圧ラベルで確認できると案内している。

130系の中でタイヤサイズは混在している

この記事でいちばん取り違えが起きやすいのがここだ。車名だけで適合表を読むと、別の型式用のサイズを買うことになる。

1.3L(NSP130)は年式で14インチのサイズが変わる

1.3L・2WDのDBA-NSP130は、エンジンが1NR-FEの時期(2010年12月〜2014年4月)は165/70R14だが、2014年4月以降の1NR-FKE搭載車では175/70R14に変わる。同じ14インチでも幅が10mm違う。

4WD(NSP135)とUグレードの扱い

1.3L・4WDのDBA-NSP135(1NR-FE)は165/70R14。Uグレードだけはどの型式でも175/65R15で、15インチになる。1.5LハイブリッドのDAA-NHP130は175/70R14が中心で185/60R15や195/50R16の設定もあり、1.5LガソリンのDBA-NCP131(RS/GR SPORT系)は195/50R16と205/45R17が中心だ。

取扱書に並ぶ6サイズは130系全体の一覧

ヴィッツ取扱書の仕様一覧には165/70R14 81S、175/70R14 84S、175/65R15 84H、185/60R15 84H、195/50R16 84V、205/45R17 84Wの6行が並ぶ。この取扱書は130系全体を1冊で扱っているため、6行は130系のどこかに設定があるサイズの一覧であって、KSP130に6種類の選択肢があるという意味ではない。空気圧の値も各サイズが純正装着される車両の指定値なので、KSP130に別サイズを履いたときの適正値としては使えない。

適合表は型式で選び直す

通販サイトやタイヤ店の適合表では「ヴィッツ 130系」「KSP130/NSP130/NSP135」と1つの枠にまとめられていることがあり、その枠には1.3L後期用の175/70R14やUグレード用の175/65R15が同居する。車名や年式の見当で選ばず、車検証の型式欄がKSP130であることを確認してからサイズを指定する。

15インチ以上はKSP130の純正設定にない

KSP130のアルミホイール欄は、確認した44件すべてで「オプション設定無」だった。トヨタの主要諸元表を見ても、185/60R15タイヤと5 1/2Jアルミホイールを装着した場合の車両重量+10kg・最小回転半径4.7m・トレッド変更を示す脚注は、1.3L(NSP130)のU・Jewelaと1.5Lハイブリッド(NHP130)の欄にだけ付いていて、1.0Lの欄には付かない。取扱書に載っているサイズが自分の車の純正設定とは限らない、という読み分けがここでも要る。

サイズを変えるなら確認すること

いちばん確実なのは純正と同じ165/70R14を選ぶことだ。適合の判断そのものが要らず、前後同一サイズなので4本まとめ買いの単価で比較できる。それでもサイズを変えたい場合は、次の2つを先に確認する。

外径を純正から大きく離さない

タイヤ外径はサイズ表記から計算できる。計算式は「リム径(インチ)×25.4+断面幅(mm)×偏平率(%)÷100×2」で、純正165/70R14は約586.6mmになる。同じ式で並べると175/70R14が約600.6mm(純正比+2.4%)、175/65R15が約608.5mm(+3.7%)、165/65R15が約595.5mm(+1.5%)、175/60R15が約591.0mm(+0.8%)、185/55R15が約584.5mm(−0.4%)、185/60R15が約603.0mm(+2.8%)、195/50R16が約601.4mm(+2.5%)。いずれも表記からの計算値で、実際の外径は銘柄によって数mm前後する。

外径が変わると1回転で進む距離が変わるため、速度計の表示や走行距離計の進み方がずれ、車速信号を使うABSやVSCなどの制御にも影響しうる。候補を絞るなら約586.6mmから離れない組み合わせから見ていく。

純正ホイールのまま幅だけ変えられるか

純正ホイールはリム幅5Jの14インチ。そこに別の断面幅のタイヤを組めるかどうかはタイヤ側に規定された適用リム幅で決まり、ヴィッツの取扱書やカタログ諸元からは判断できない。純正ホイールのPCD・インセット・ハブ径も今回の出典では確認できていない。そもそも取扱書には「メーカー指定サイズ以外のタイヤやホイールを使用しない」という警告があり、タイヤ・ホイール・ナットを交換するときは販売店に相談するよう案内されている。装着できるかどうかの最終判断は、タイヤメーカーの適用リム幅とトヨタ販売店・タイヤ専門店の確認に預けるのが筋になる。

なお4本は同一メーカー・同一銘柄・同一トレッドパターンで摩耗差のないものに揃える。サマータイヤ・オールシーズンタイヤ・冬用タイヤの混在使用、ラジアルタイヤとバイアス系タイヤの混在使用も取扱書が禁じている。

冬タイヤとチェーンの選び方

スタッドレスも純正と同じ165/70R14で選べばいい。取扱書が冬用タイヤに求めているのは、指定サイズを使う、同一メーカー・同一銘柄・同一トレッドパターンで揃える、摩耗差の著しいタイヤを混ぜない、空気圧を推奨値に調整する、冬用タイヤの最高許容速度や制限速度をこえて走らない、必ず4輪とも装着する、の6点だ。

タイヤチェーンは前2輪に取り付け、タイヤサイズに合ったものを使う。速度はチェーンに定められた制限速度と30km/hのどちらか低いほうを上限にし、取り付け後約0.5〜1.0km走ったところで締め直す。

交換作業で必要になる数値

ナットの締め付けは103N・m

ホイールを組んだら、すぐに103N・m(1050kgf・cm)でナットを締める。取扱書は図の番号順、つまり対角に2〜3度に分けて締め付けるよう指示している。使用しているホイール専用のナットを使い、テーパー部を内側にして取り付ける。ねじ部にオイルやグリースを塗ってはいけない(必要以上に締め付けられ、ボルトの破損やナットのゆるみにつながる)。ホイール接触面の汚れや異物はふき取り、亀裂や変形のあるホイールは使わない。

ローテーションは5,000kmごと

摩耗を均等にして寿命をのばすため、取扱書はタイヤ位置交換を5,000kmごとに行うよう求めている。定期点検ごとの実施もすすめられている。位置を入れ替えたあとは指定空気圧に調整し直す。

応急用タイヤはT125/70D16 96M

応急用タイヤのサイズはT125/70D16 96M、ホイールは16×4T、空気圧は420kPa(4.2kg/cm2)。仕様一覧にはグレードやオプションで装備の有無があると注記されていて、積まれていない車にはパンク応急修理キットが入る。装着中は80km/h以上で走らない。チェーンは車体に当たるため使えず、標準タイヤより車高が低くなるので段差にも注意する。正確な車両速度を検出できない場合があり、ABS・ブレーキアシスト・VSC・TRC・EPS・プリクラッシュセーフティが正常に作動しなくなるおそれがある、とも警告されている。

自分の車で確認する3か所

記事の数値を鵜呑みにせず、手元で裏を取れる場所が3つある。

  1. 車検証の型式欄。KSP130なら1.0L、NSP130/NSP135なら1.3Lで、サイズが変わる可能性がある。
  2. 運転席側ドア開口部のタイヤ空気圧ラベル。車両指定のタイヤサイズと空気圧がここに書かれている。
  3. タイヤ側面の刻印。165/70R14 81Sのように、いま実際に付いているサイズが読める。

中古で買った車は前オーナーがサイズを変えていることがある。2と3が食い違うときは、2が車両側の指定値、3が現状という読み方をする。

よくある質問

前後で違うタイヤサイズが設定されていますか

されていない。KSP130は前輪も後輪も165/70R14 81Sで、ホイールは14×5J。前後で違うのは空気圧のほうで、前250kPa・後240kPaになる。

グレードや年式で純正サイズは変わりますか

変わらない。カタログ諸元で確認できたDBA-KSP130の44件は、2010年12月の発売から2020年3月の生産終了まで、グレードを問わず165/70R14だった。

15インチにインチアップできますか

KSP130の純正設定としては用意されていない。アルミホイール欄は44件すべて「オプション設定無」で、取扱書に載る15インチ以上のサイズは1.3L・ハイブリッド・1.5L系のものだ。社外品で変える場合の装着可否は今回の出典では判断できないため、販売店やタイヤ専門店で確認してほしい。

スタッドレスも165/70R14でよいですか

よい。純正と同じサイズで、ロードインデックス81以上・速度記号S以上のものを4輪分揃えるのが基本になる。

まとめ

タイヤを注文する前に、この4つだけ確認しておけば足りる。

  • 車検証の型式欄がKSP130であること(NSP130/NSP135ならサイズが違う)
  • サイズは165/70R14、ホイールは14×5J
  • ロードインデックスは81以上、速度記号はS以上
  • 組んだあとの空気圧は前250kPa・後240kPa

数値が合っているか最後に迷ったら、運転席側のラベルを見れば車両側の指定がそのまま書いてある。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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